来た来た詐欺感さえあるIoT元年。
当サイトで最初にIoTを大きめに取り上げたのが2016年1月のようで、2016年から本格的に市場規模が拡大すると聞いていたけれど、それから2年以上が経過した現在も実用的な何かは一握り。
スマートホームは本当に普及するのか。
IoTに関する半年ごとのまとめ記事を紹介
中身はやや古いので暇ならどうぞ。
- IoTは2016年から市場規模拡大?利用する価値や意味
- 販売中や実用化されそうなIoT機器10選(2016年6月)
- 販売中や製品化されなかったIoT機器10選(2016年12月)
- 元年が終わらぬ今年上半期のIoT機器10選(2017年5月)
- 迷走の開始感ある下半期のIoT関連10選(2017年12月)
この調子で行くと、今年は今月か来月に似た感じのまとめ記事をやるペースであり、常時ネタ集めしているので10記事くらいは軽く紹介できるけれど、何となく乗り気になれない。
その理由が、発想や製品化されたモノが年々しょぼくなっている印象があり。
上の記事の2016年6月はまだ「なるほど、それは凄い(かも)」な発想が多く期待もしていたものの、過去記事最新の2017年12月のネタ紹介では「お、おう・・・」や「えぇ...」なモノばかりになっている感。
紹介している何かは国内に限定はしておらず、海外で発売された製品などもあるにはある、しかしそれが必要とは思えない、便利とも感じないモノばかりだと思う。
しかしそれは私が日本にいる日本人だからなのか疑惑を次で。
日本人はIoTやスマートホームに無関心?by.Engadget
これ。
日本のスマートホーム無関心へ懸念。IFA 2018は8月末開幕-Engadget
https://japanese.engadget.com/2018/04/27/ifa-2018-8/
Japanさん最下位、まさかの19%で1つ上のドイツの半分未満。
最多の中国は75%なので4人中3人がスマートホームに対して関心がある、言い換えると期待しているのだろうと思われ、日本は5人中1人レベル。
世界では50%なので2人に1人が関心を持っているに対し、日本はあまりにも無関心な人が多すぎないかという話。
但し、Engadgetでの解釈はそうなっているが、質問はこう。
スマートホームが今後、あなた自身の人生に明確な影響を与えると思うか
明確な影響を与えると思うか、そう問われても何も始まっていない気がする、今後どうなるか見えない状況でそう聞かれたなら私も「いいえ」と答える。まだ明確というには早いと感じるから。
新しいテクノロジーに対して保守的な側面が日本にあるとすれば、憂慮すべき事態です。
日本人は回答に対して慎重な人が多いだけでは。悪く言えば保守的なのかも知れないが、良く言えば責任感がありすぎて下手に軽口を叩けない感じ。
Q.人生に明確な影響を与えると思う?
- 海外の人「そうだろうねえ、思うよー、よくわからんけど」
- 日本人「まだ何ともいえない(真顔)」
実際にIoT風、スマートホームの一部分は買ってみた。
しかしleafee~は使いどころがわからないというか、私の環境では窓などの開閉を監視する必要性を感じず、Qrio~の方は基本Bluetoothなのでこれも使いどころがない。よって、いずれもパッケージに戻して押入れの肥やし状態。
BTOメーカーなマウスもスマートホームのキットを出しております。
2.5万円で5点セットは決して高いとは思わないので冗談で買ってみてもいいとしても、正直全部いらない。「壁のスイッチやリモコンのボタン押すのでそういうのはいいです」的な印象しか持てない。
極端な置き換えをすると、ゲームをコントローラーのボタンで操作するか、音声で「右・・・左、ジャンプ」とかやらないと同じ、やる必要性を感じない。ゲームならそれはそれでおもしろいかも知れないが、スマートホームに楽しさは求めていない。
こう書くと新しいモノを拒否する老害という人がいるけれど、いらないものはいらないわけで、この状態からどう進化するのか、どう変化して行くのか見当さえつかない。
というわけでここでも聞いてみましょう。Engadgetに書かれていた質問そのまんま、シンプルにイエスかノーかの2択。
結果のみ見るなら選択せず投票ボタン。※2018.06.12 締めて画像へ差し替え
(IoT)(^o^)/
>IoT
一口にIoTといっても色々ですが、恐らく目に見えて増えているのは東電のスマートメーターじゃないでしょうか?
電力メーターがどんどん黒っぽい箱に置き換わっています。
しかもこいつ割と多機能で、ブレーカー機能もあるので契約容量の変更とか未払い時の停電操作も遠隔です。
検針員もそのうち見かけなくなるでしょう。
>スマートホーム
ロボット掃除機や学習リモコンから照明のスイッチ、玄関の鍵に至るまで対応機器が出ているんですが、これらのほとんどは各メーカーが用意したネット上のサーバーを介して制御されています。
個人的にはここが問題で、自分の生活習慣が読み取られている可能性もあるわけでして、この辺の倫理観の薄そうな中国製は購入を避けてます。
当然Wifiがないと動きませんから、災害などで回線障害の時には使用できないでしょう。
なので照明とかの通常のスイッチ(壁スイッチ)等は残すべき。
地震速報と同時に一斉に照明が点灯するとか、そういう機能があれば日本でもうけそうです。
日本が最下位なのは宣伝されていないのもあるんじゃないかなぁ。
なんにせよ、まだまだこれからだと思います。
私としてはリモコンが登場したときと同じ事言われてるなぁとも思いますが、こういう物はいつの間にか浸透してくるんじゃないかと。
コタツから出ないでTV操作できるリモコン登場
↓
コタツから出てリモコンを探す必要がないスマートホーム登場
>スマートホームは本当に普及するのか。
Wi-Fi対応のエアコンさえ快調に売れているとは言い難い状況で、家電を丸ごと無線化のスマートホームが普及するとは思えず。実現するとしたらあと5年は掛かりそう。
>スマートホームが今後、あなた自身の人生に明確な影響を与えると思うか
全ての家電がスマートホーム対応となり、結果的に電化製品の価格が上がるなら、明確な影響を受けることは間違いないです。
質問が「スマートホームは今後、電化製品の在り方に明確な影響を与えると思うか」なら80%くらいYESと答えた気がします。Apple信者記事的には「スマートホームは今後、世界にイノベーションを与えるユビキタスのコアとなり得るか」とかいう表現でも可。
>スマートホームのキット
私が欲しいモノですと「エアコン、空気清浄機、テレビ、ホットカーペット、電気ストーブ、ビデオデッキ、照明、電子レンジ、洗濯機など、外出時には基本的に電源を切る家電をボタン1つで電源オフできるリモコンやアプリ」ですかね。
私的にこの手のスマートホームは、強迫性障害(小さな不安要素に思考が支配され、問題ないか確認せずにはいられない症状。鍵を締めたかどうか気になって何度も家に帰り確認してしまう、何度も何度も手を洗ってしまう、などの症状を示す精神疾患)の方に多少なりとも効果が見込めるかな、と思っているのですがね。
厚生労働省 - みんなのメンタルヘルス|強迫性障害
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_compel.html
>日本人は回答に対して慎重な人が多いだけでは。悪く言えば保守的なのかも知れないが、良く言えば責任感がありすぎて下手に軽口を叩けない感じ。
アメリカ法人への出向者の心得 ニュータイプ : すめらぎいやさか
http://blog.livedoor.jp/fortofour/archives/1009922835.html
日本人の「できる」とアメリカ人の「Can」と違ったり、「日本人の「できません」、韓国人の「できます」、中国人の「できました」は、信じるな」と言われるのと同じですかね?w
ちなみに欧州人については知りませんw