メカニカルスイッチと静電容量式、高級キーボード2台の比較。
Realforce106は私が今これを買いているキーボードで購入当時1.5万円くらい。Majestouch2は友人が購入し半日借りた物で現在の価格は約1万円。一般的な安いキーボードと何がどう違うかの感想文。
1日30分以上キーボードを使っているなら是非ご覧有れ。
私が使っているRealforce106はこれ。

source:Amazon.co.jp: 東プレ LA0100 REALFORCE106
一見すると古臭いデザインで、(私は)高級品には見えないけれど、キーが軽く疲れ知らず、長時間長文を打つには最適な物で、評価は20件中19件が星4つ以上とかなり高め。
既に生産終了しておりますが、似た物は同社の同じシリーズにいくらでも有る為、気になるなら他の機種も見て価格に驚いてみましょう。1.5~2万円が相場。
今回借りたメカニカルキーボードはこれ。

source:Amazon.co.jp: FILCO Majestouch2 108赤軸 FKBN108MRL/JB2
こちらも評価は高く、10件中8件が星4つ以上、更に全て星3以上。
赤軸とは旧チェリー社のMXスイッチの種類で、黒軸や茶軸など有る中の一つ。赤は軽くスイッチ感が無いと言われる物。
約1万円という価格は安い方で、テンキー有りの他のシリーズは1.3万円以上が相場となっておりました。テンキー無しでも最安は9千円以上。
現物はこちら。

見た目は2千円くらいのキーボードに見えるかも知れないというか私は見えてしまったけれど、このデザインが嫌なら数千円高くなるけれど、FILCOの直販ならデザインのカスタマイズも可能。
横から。

ほんのり湾曲しております。Realforceは更にカーブがデカいけれど、この差が打ち易さとどう関係しているか私は体感出来ず。
裏に型番などが記載。
箱の裏面も同じく、大きくメイドイン台湾と書かれており個人的には好感度アップ。日本製で1万円を基準とするなら、台湾製でさえ1万円もするのだから、相当良い物なのだろうと思う性格の為。
箱の裏の仕様を撮影。

サイズは普通のフルキーボードと同じくらい。キーピッチ(キーの幅)やストローク(深さ)も同じくらいですな。
では他のキーボードやRealforce106との比較、3種類。
重量1.2kgは安物キーボードよりかなり重い
上の画像の重量欄にも書かれている通り、重さは1.2kgも有り重め。
てきとうにLogicoolの1280円で売られているキーボード(Media Keyboard K200)の仕様を見て来ると、490グラムになっていたので2倍以上の質量。ちなみにRrealforce106は1.4kg。
具体的には、キーボードの側面端を片手て持ち上げ、500グラム程度が特に何も感じないとするなら、1.2kg級は結構抵抗がございます。軽めのノートPCと同じくらいの重さ。
設計の影響も有るのかも知れないけれど、キーボードは移動する物では無いとするなら重い方が安定感が有り利点。
Majestouch2も(Realforceも)キーボードの底面にはゴム足が付いており、少々強めに叩けども滑り移動する事は無し。
キー荷重は45グラムなのでかなり軽め
一般的なキーボード、パソコンに付いて来たオマケや5千円までの物ならメンブレン方式が多く、メンブレンのキー荷重(キーを押す時の重さ)は約60グラム前後と言われており、45グラムはその3/4。
たかが3/4とは言え、赤軸なのでスイッチ感は無く、底までフワリと抵抗無くまっすぐに降りて行く感じ。Realforce106と比較すると全体的に若干軽いと感じるほど。(Real~106は変荷重なのでキーにより、35,45,55グラムの違い有り。「Q」「A」「Zキーのような」小指で打つキーは軽く、Escキーのように誤押を防止したいキーは重い)
軽めのキーが必要な人はRealforceの半値に近い、この赤軸のようなキーボードで良いのでは?と思うけれど、大きな違いはタイピング音。
噂通りメカニカルのタイピング音はうるさい
メカニカルキーボードは打ち易さ以外に音がデカいという特徴も有り、これは私が今まで聞いたタイピング音の中で最大。
録音したのでどうぞ。約13秒。
前半約6秒がRealforce106、後半6秒くらいが今回のMajestouch2。
左手でiPod Touchのボイスレコーダーで録音し、キーは右手人差し指で「半角/全角」「B」「T」「O」「P」「C」「スペース」と入力。Majestouch2を強く叩いているとか録音レベルがRealforceと違うと思えるほどの違いが判りましょう。
実際のタイピングは両手での高速入力になるので、このサンプルでは実用とは比較出来ないけれど、静音と言われるRealforceを3とするならメンブレンが5、Majestouch2(赤軸)は7くらい。
自室にて一人で使用するなら良いけれど、職場や寝室では気になる人は居るだろうと思うくらいの騒音性。
「メカニカル」か「静電容量無接点方式」か?(まとめ)
私が感じたMajestouch2(赤軸)を利点と難点に分けると。
- 利点・・静電容量~より安い割にタイピングや質感は同等
- 難点・・うるさい
とにかくカタカタうるさい。タイプライターは言い過ぎなものの近いかと。
しかしこの音が爽快とか小気味良い、打っている感が有り好きという人は多く、Amazonや価格コムのレビューで高く評価している人は音が気にならないどころか、これが好きという人が多め。
BTOパソコンのオマケキーボードは原価数百円、NECなどの付属品もメンブレン方式などラバードームの反発がデカい物でオマケキーボードと大差無し。
たかがキーボードに1万円も出せない人は多いと思うけれど、大量に文字入力する用途が有り、打鍵音さえ気にしないなら一度使ってみて欲しい逸品。
正直「1万円でこれほどのキーボードが有ったのか」と驚いており、音の大きさは慣れだと思うので、もしRealforceがぶっ壊れた際はメカニカル(赤軸)にしようかと思っております。
Realforceシリーズは一律軽め、旧Cherry社のスイッチは軸の色で重さや音やタイピングの感触が変わる為、その点はご注意有れ。
- 青軸・・スイッチ感有り。他より若干重め。
- 茶軸・・スイッチ感有り。軽め。
- 黒軸・・スイッチ感無し。軽い。
- 赤軸・・スイッチ感無し。黒軸より更に軽い。
以下、衝動買いする自信が有るとか財布が厳しいなら見ない方が良いかも知れない。
<参考リンク>
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