インテルとマイクロン(=crucial)からSATA3対応SSD発売済。
IntelのSATA3 SSDは発売から約1ヶ月経過しておりますが、Micronは発売から数日と新しめ。その辺りの高性能SSDは自作マニアの皆様に買い漁ってもらうとして、一般的なPC変態の私らはSATA2の値下がりを追う事にしましょうか。
SSD価格追跡もマンネリ化して来たので見出しを某アニメ風で参ります。何かの実験とか深い意味は有りません。
先に、自作PCに限らず、BTOパソコンでのカスタマイズで覚えておいた方が良いストレージ(HDDやSSD)性能の見方。
- SATA2・・Serial ATA 3Gbps(実効速度:300MB/秒)
- SATA3・・Serial ATA 6Gbps(実効速度:600MB/秒)
今カスタマイズに有るストレージの転送速度は上2つのいずれかで、主流は未だSATA2の方となっております。
気にせず。
さて、インテルから発売の6Gbps対応品は510 seriesと書かれており、それまでのX25-Mシリーズとは別になっております。
発売当時の現地価格はAKIBA PC Hotilineより。
source:[新製品]Intel SSDSC2MH120A2K5 (2011年3月5日号)
安い順に並んでおり、120GBは25千円、2倍強の容量な250GBは52千円。1GBあたりの単価はどう見ても200円を超えており、高性能さ故の過ちでしょうか。しかも認めたくないとか。
失礼。インテル510シリーズが出るまでは、SSDは3Gbps(SATA2)が普通でしたが、SandyBridge搭載PCや、AMDの何とかが出てSATA3需要が高まりつつ有る所への投入。
新しいPCパーツ=ギャンブルとも言える為、普通の人は価格.comのレビューやconeco.netの現物評価が出回るまでは待ちでしょう。
問題はインテルが高性能SSDをリリースした事で、今有る他のSSD価格がどうなるか。値下がりに期待したい所ですが。
2011年3月の震災による影響、では無く、以前からSSDの価格は下がっておらず、昨年の秋頃から停滞しているように記憶しています。
確か、X25-Mの120GBが2万円前後になった付近で他社製品も値動きが鈍くなり、特に売れていると思われるcrucialとIntelでさえ値下がりは数百円などと皆無に等しく。
価格.comのSSD売れ筋ランキングより1~5位を比較。
source:価格.com - RealSSD C300、510 Series、X25-Mの比較
最下段にランキング、見る箇所は小さいですがグラフの行。
小刻みに下がっているように見えますが、いずれも落差は数百円程度。中央(3位)のインテル510シリーズのみ発売直後に値下がりしているようにも見えますが、競合ショップが少なく登録の早かった店舗の価格が反映されていたものと思われます。
現在の価格を送料無視で千円単位に四捨五入すると。
- 10千円:64GB(156円/GB)・・RealSSD C300
- 20千円:128GB(156円/GB)・・RealSSD C300
- 25千円:120GB(208円/GB)・・510 Series ※SATA3(6Gbps)
- 20千円:120GB(167円/GB)・・X25-M
- 15千円:80GB(188円/GB)・・X25-M
出たばかりのSATA3が高額な事は解りますが、インテルは80GBも単価が高め。これを妄想すると、SSDに120GB(約2万円)は出せないユーザが多く、かと言って現役PCがXPの場合は載せ替えはインテルが楽。
おまけに私が購入したpqiというメーカーのOEM版も既に品切れの影響も受け、ノーマル版の値が下がらず。と見ます。3割くらいは当たっているかと。
今後どうなるかは、Micronの6Gbps対応(Real SSD C400)が関わるやも知れず。そう思い発売予定の3月28日を経過するまで待つもパッケージ版が未だ出ておりません。
一部の情報収集マニアなら御存知かと思いますが、バルク(箱や取説無しの本体のみ)版C400は既に出回っております。
source:[新製品]Micron MTFDDAC064MAM-1J1 (2011年3月19日号)
256GB以上は見なかった事にして。
- 13千円:64GB(203円/GB)・・Real SSD C400
- 25千円:128GB(195円/GB)・・Real SSD C400
インテルが入ってるのかと思える程に高単価。
GB辺り、今回出たSATA3は200円くらい、C300のSATA2は150円切らない、と考えると上手く棲み分けが出来てしまっているようで残念。
価格コムでもC400という名前で登録は無く、メーカーもcrucialでは無し。Micron、または型番直打ちなら掛かります。
source:価格.com - MTFDDACxxxMAM-1x1の比較
64GB以外はショップからの登録が無く、手広く売っていないと考えるなら在庫が少なく拡販出来ないと考えられます。
それぞれのベンチマークも上がっていますが、計測したPC(特にチップセット)の環境により差が出るものとして、同じ条件をクマがやってくれるまで待つ事にしましょう。
SSDのメーカーと速度の選び方
自称初心者ならインテル、またはcrucial(Micron)のReal SSD
初心者に限りませんが、インテルが最も安全。Windows Vista以降のパソコンならReal SSDが高速で若干安く評判も良し。
他社製品はいずれもプチフリ(一瞬固まる)現象やメーカーの公称速度を大きく下回るなどの不評が多く有り、購入時はブログを書く以上に調べまくる私でも嫌になる程、他のメーカー品は信用出来ず。
予算を回せるならBTOパソコンは6Gbpsがお勧め
今からSSDを載せてしまうセレブなアナタには、多少高くとも6Gbps(インテルの510、MicronのC400)がお勧め。但し、BTOメーカーがいつ採用するかは別の話で、上で比較した価格より数千円は高額になる為、そこはご考慮有れ。
インテル6シリーズのリコール復活により、今ミドルクラスのパソコンを購入すると、6Gbpsに対応しまくっている可能性大。CPUとメモリは多少性能高めならもう良いとして、体感速度を高めるならストレージ。
目印は。(xは数値)
- チップセット:H6x、P6x シリーズ ※H65とかP67
- CPU:インテル Core ix - 2xxx ※Core i7-2600など
ノートはQとかMが付きますが、BTOパソコンでノートはどうかと思うので、不明な事は2chや質問専用サイトへどうぞ。インターフェイスにSATA3やシリアルATA 6Gbpsという文字が有れば高速なSSDが使えます。
換装派は容量120GB以上(100円/GB以下)待ち?
日を追う毎に現実味が無くなって参りましたが、価値としてはこの程度だろうとして。しかし私が使用している仕事手伝い用PCはX25-Mの80GBが載っており、メインPCが80GBで実用可能か試している程、とっとと乗り換えたいくらい高速。
250GBのHDDで70GBのみ使用し2~3ヶ月経過した図。
データはほぼ全て別のHDDに保存しNASにバックアップしておりますが、インストールするアプリケーションが多くなると気付けば空き容量が一桁GBに。
普通に使えばそこまで行かないものの、ブログ用のネタソフトを入れまくり、酔ってアンインストールを忘れる為。
ストレージは待てば待つ程に
- 価格は安くなる
- 性能は高くなる
- 容量は多くなる
短期間で考えるとこれら3点に押さえ込まれますが、長い目で見ると効率や生産性の向上、人間として残りの寿命まで考えると、とっとと6Gbpsの120GB辺りを購入した方が良いとは思います。
一般人用として大量に売れるノートが未だHDD標準多めな事がSSD価格を下げず、マニアのおもちゃと化している所以(ゆえん)でしょうな。
第三世代SSD Intel SSD 320 発表、25nmプロセスで最大600GB
http://japanese.engadget.com/2011/03/28/ssd-intel-ssd-320-25nm-600gb/
まだ値下がりには期待出来ないようです。
シーケンシャルばかりに目がいきがちですが、せっかくSSDの性能を読むならランダムも押さえときたいですね。
特にIntel製の強みはそこなんでw もっとも新型はパッとしないんですけどw
>高性能さ故の過ちでしょうか。しかも認めたくないとか。
おぃ、なんか違うアニメまざってんぞw
>バルク(箱や取説無しの本体のみ)版C400は既に出回っております
やっぱり保証は付かないのでしょうな。
>同じ条件をクマがやってくれるまで待つ事にしましょう
そんなこと言ってるとまたリンク貼られるからw
>Windows Vista以降のパソコンならReal SSDが高速で若干安く評判も良し
基本、二通りでいいと思いますよ。
・XP → アライメント調整ナシで使うならIntel製一択
・Vista、Win7 → crucialかIntelお好きほうでどうぞ
てか、XPでcrucialはアライメント調整な無しだと地雷ってとこだけ気を付けておけばOKかもです。
>インストールするアプリケーションが多くなると気付けば空き容量が一桁GBに
SSDの特性上容量いっぱいで使うと寿命短くなりますしね。
そっかぁー、やっぱ120GBは欲しいよなぁー
>ストレージは待てば待つ程に
なんかなぁーSSDに関してはコレあんまり当てはまらないんですよね。
特にIntelの後継版の出し方を見るに、SATA3版の510シリーズ発売後もSATA2版の価格を維持するために、旧版のX25-Mを320に置き換えようとしてるふうがありますし、現状のSSD市場はメーカーにとって収益性高くて相当美味しいとみた。
PCにストレージは必須ですが、HDDが普及品で、SSDは贅沢品なんでしょうな。
C300 は SATA3では。
カルテルでも組んでいるのかと疑うくらい、SSDの価格下落はジリ貧ですね
とはいえ、デスクトップパソコンを構成するパーツを考えると、マザーボード・CPU・メモリ・HDD・ビデオカード・光学ドライブ・ケース以外、CPUクーラー・ファン・電源・ディスプレイ・入力機器(マウス・キーボード・ペンタブ等)・音響機器(スピーカー・ヘッドホン・イヤホン等)に加え、キャプチャカード・サウンドカード・LANカード・ファンコン・ベイアイテム・ゲームパッド等も加えると、どちらかと言えば価格が下がらない・下がりにくいパーツの方が多いですから、SSDだけ特別に高止まりしている、というわけでもない気がします
一部では東芝製のSSD(現在はI-O DATAが販売)も人気ですね。速度はそれほどでもないらしいですが、残容量が少ない・長く使用しても速度低下が少ないのだそうで
XPでIDEモードにしてIntelの320シリーズ(アライメント調整なし)を使っているのですが、もう10回くらいOSインストールと通常フォーマットをしています、アライメント調整なしで使用しつづけた場合の速度低下の比率はどれくらいなのでしょうか
>もう10回くらいOSインストールと通常フォーマットをしています
参考までにお聞きしたいのですが、それは何ゆえですか?
速度が低下してくるからその対応でしょうかね?
パッと見速度低下の原因はアライメントじゃない気がします
私もあまり詳しくはないですが、知る限りの情報として、まずIntel製SSDであればXPで使う際のアライメント調整はほぼ必要ないはずです。
仮にアライメント調整を行ったとしてもベンチ結果は誤差の範囲程度の違いしか出ないはずです。
優秀というよりそうなるような設計のコントローラつんでますので。
やっちゃダメだと言う訳ではないですよ。影響は少ないという話。
参考
パーティションオフセット調整
http://www19.atwiki.jp/vippc2/pages/57.html
Intel SSD 320のところを展開してどうぞ
http://www19.atwiki.jp/vippc2/pages/54.html
で上記のSSD 320の項をざっと呼んでみますとこんな一文があります。
>従来通り SSD TOOL BOX 対応なので Trim コマンド対応ドライバの環境であれば Windows XP でも利用可能
>パーティションアライメントの影響は殆ど受けないものと思われる。シーケンシャルライトが目立って遅かった G2 に比べ大幅に速度が向上し弱点が潰されている
これから考えるに、Intelはツールやドライバやらいくつか出してるのがありまして、まずIDEモードをAHCIモードに変えるのが必須になりますが(IDEじゃインスコ不可なので)Intel Rapid Storage Technologyというものがありまして、コレを入れてみるのはアリではないかと。
コレ、使ってるSSDによっては逆に入れると遅くなる場合もあるのですが、インテル製チップセットにインテル製SSDの組み合わせであれば、最大限のパフォーマンスを発揮するであろうことは容易に想像がつきます。
だって、インテル製のマネージャなわけですからw
参考
http://rakuhibi.exblog.jp/13366536/
他にXPである以上、trimコマンドが無いのがイタイわけですが、これもツールが出てまして、Intel Solid State Drive Toolboxというのを入れてやりますと、これにSSD Optimizerとかいうモノが内包されてるんですが、これでXPでもtrimコマンドの発行やスケジュールの設定ができたりしてしまいます。
(これもAHCIモードであることが前提)
参考
http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/optimizer/p4.htm
あとは、純正ツール以外でも空き領域のみのデフラグが可能なDefraggler言うフリーソフトがありまして、ある程度使い込んで速度低下が起きてきたらこれで空き領域のデフラグをしてみるのもアリだと思います。
参考(下の方)
http://d.hatena.ne.jp/Lansen/20090211/1234373179
それと、今時のSSDましてIntel製であればもう気にする必要はほとんどないかもなのですが、XP的にSSDに適したOSの細かい設定を行う上で便利なJSOptimizerなる便利ツールもあったりします。
参考
http://d.hatena.ne.jp/Lansen/20090530/1243696936
なんかゴチャゴチャしてしまいましたがまとめますと
まずAHCIモードにするのが第一で、その上でIRSTとToolboxを入れてみるのが最も効果的ではないかと。
ただしこれはXPでIDEモードにて320を使っているという情報だけから私が勝手に推測している話ですので話半分で参考にして下さいw
AHCI化のドライバ変更などはわりとクリティカルな作業になる気がしますので、Google先生あたりを使用してじっくり納得されるまで調べられてから取りかかられたほうがよいかと思います。
TakaQさんも仰ってますが、ご参考までに
X25-M 160GBをWin7で使ってますが、半年ほどTrimコマンドを発行していなかったようでCrystalDiskMarkで速度が半分になってしまい、OptimizerでTrimコマンドを発行したら速度が回復した経験があります。
Diskeeper2009+HyperFastユーザなんで、Intel SSD ToolboxのOptimizerの週一実行の設定はいらんだろうと思ってたのが敗因。
(Diskeeperの設定に問題があるのかTrimコマンドを発行してないのかを確認するにはDiskeeper2011にしてみるしかないかな)
返信ありがとうございます。
10回ほどOSをインストールしているのは、グラフィックボードの不良検証にドライバーとOSを入れなおしたり、各種動作チェック等を行ったためです。
総書き込み量が70Gとなっていました。
コメントを見る限り、やはりAHCIが必須のようなので、次にOSを入れるときはAHCIにしてみます。
>次にOSを入れるときはAHCIにしてみます
自己責任の領域ではありますし、自分のチップセットに適合したドライバをIntelのサイトやマザーのベンダーのサイトから先に入手して用意しておかないといけませんが、OSインスコ時でなくても動的にAHCIドライバに変更してしまうというこんなツールもあります。
http://www.mercury.sannet.ne.jp/moonsault/ahcitool/index.html
余計なお世話かもですが、万が一の際にリストア余裕の段取りはしておくこと前提で試してみるのもアリかもしれません。
上手くいけば以下の5ステップで環境そのままにAHCI化が完了します。
①このツールでドライバ導入(適応のドライバは別途用意)
↓
②システムを再起動
↓
③ブート時のBIOSセットアップでAHCIを有効化
↓
④OS起動 → 新しいデバイスとして認識される
↓
⑤再起動が要求されるのでまんま再起動
ただ、なんでもこの方法はまともな識者から言わせると狂気の沙汰だそうですw