JEITAが2019年2月の数値を公開。
7サポート終了祭りが始まっているとは思うものの、主に個人向けとなるBTOメーカーがノリ悪いのかサポート終了に引っ掛けた販促をまだ始めておらず、不思議な気がしてならない。
いつも通りJEITAのコメントから。
国内パソコン出荷台数の前年比推移
ソースはこちらの2018年。JEITAは和式なので3月まで2018年度。
パーソナルコンピュータ国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/
当月のコメントより。
2月は、引き続き法人向けが好調に推移し、4カ月連続で台数・金額ともに前年比二桁伸長となった。
4ヶ月連続ということは、11月頃の出荷から生産数を増やしている可能性がある、と言いたいけれど、前年どうなのかの差なので前年比ではやはりよくわからない。
全体の台数推移。
JEITAの数値は確か7割くらいが法人向けなので影響力がデカいのか、全体の出荷台数も前年比4ヶ月連続で+10~30%近い。
このグラフ見てマイクロソフトがいかにバカかよく分かる。XP終了祭りの反動が来た後、10無償アップグレードでパソコンが売れなくなり、それが終わり次第回復して行くという流れがクソすぎる。
どうでも良いかも知れないが、y軸のラベルは右の方が見やすいですな。今切り替えたので次回からは右へ表示。
カテゴリ別。
久々に全種類ともにプラスとなった2月。
オールインワンのブレがひどい原因は出荷台数が桁違いに少なく、少しの動きで上下するため。
法人好調ならばデスクトップ単体の伸びが良いかと言えばそうでもなく、と思ったけれど、前年比(折れ線)で見るとそう感じるだけで台数(棒の方)を見ると変化がある。
棒グラフの右端から3本が高めで12月が特に顕著。この3ヶ月は過去3年分よりも棒が長くなっております。
2月は出荷台数も金額も再び減少?
台数と金額。前年比よりもこちらが重要。
金額は単価がボッタクリなだけなので見なかったことにして台数を見ると、やはり過去5年内でトップ、3ヶ月連続で他の年を上回る結果に。
そのボッタクリ平均単価がこちら。
落ちませんな。
安くできないのなら2in1とかやめてしまえば良い。学生が論文書いたり、ママンが家計簿や年賀状書いたり、事務員がExcel使うために2in1とか要らないから。ムダな設計でムダに高単価な点でもパソコン売れなくなる要因に拍車をかけているのだと思う。
パソコン売れていた頃との比較。
2018年度の2月が減少したというよりも、2011-2012年平均の2月が好調なのだろうと推測。3月で再び盛り返すはず。
7終了祭りによる復調は静かに進行中
前年比ではなく実際の出荷台数で。
濃い棒は毎年出荷台数が増える時期、6月<9月<12月<3月の順。
最新の3月がまだなのでわかりにくい、このグラフの右へもう1本濃い棒が入ると本年度分が完成する。最新とその前の年を比較すると、本年度は6月が少なく9月が多い。
確か6月の新製品が皆無なほど出ず、9月はNECと富士通がやや本気出した感じになっていたためか。
2月単月で見ると過去4年の中では最も台数が多く、次回の3月も同じようになるのだろうと予想。
7ユーザな皆さんもサポート終了までに、できるだけ早く10への移行を。とか言いつつ私はしない予定。
>サポート終了に引っ掛けた販促
電器店へ行ってもサポート終了をアピールする広告は少ないですね。Windows7のシェアって4割を切ったくらいでまだまだ多いですから、サポート期間が残り半年を切ったくらいで攻勢をかけるのでしょうか。消費税が10%になるだろう10月までに1回くらい波が来そう。
>そのボッタクリ平均単価がこちら。
2in1っていま全く流行りではない印象。国内メーカのPC販売ページを見ても2in1のアピールは皆無ですし、それを売りにしたモデルもまったく見かけません。
未だに2in1をウリにしているのってDELLくらいでは。