JEITAが2021年2月のデータを公開。
小中学生1人1台でPC授業がGIGAスクール構想。関係筋に聞いたところ端末は購入ではなく貸出。なので買わなくても良いけれど破損時の保険に入るか否かで費用が変わる。個人的には保険には入るべきと思う。
適当に見て参りましょう。
国内パソコン出荷台数の前年比推移
元ネタはこちら。
一般社団法人 電子情報技術産業協会
https://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/
ソースはテキストのURL内2020年。トップページ以外にリンクするなという社団法人様の言い分なのでクソ不便だと思うけれど従うとしております。
JEITAコメントより。
2月は、個人向け・法人向けともに好調に推移し、3カ月連続で台数・金額とも前年を上回った。台数は、4カ月連続二桁伸長し、2013年度以来7年ぶりに100万台を上回った。
1月も7年ぶり100万台超えなのでGIGAスクールPCの勢いはまだ止まっていないと見るべきでしょうな。
全体の推移。
記録を更新し、2月は前年比215.5%なので昨年2月の2倍以上のパソコンが出荷されたという意味。その昨年が少なかったともいう。
カテゴリ別その1。
モバイルが天井を突き破ったまんま、まだ帰って来ない。
今回大きく伸びているのはA4ノート、テレワーク需要だろうか。逆にデスクトップの単体と一体型は1年近く通して半減しており、これは昨年1月でWindows 7がサポート終了した特需の反動によるもの。
カテゴリ別その2は上限をモバイルノートに合わせて。
さすがに12~1月がピークだったようで激減。
それでもまだ500%を超えているので2月もジャブジャブGIGAスクールモバイルノートが出荷されまくったのでしょう。過去7ヶ月ほど異様な数値が続いているため、導入完了まで半年以上を要することになり、もっと早くやれ。
本年度2月の出荷と金額は他の年度と違い下り坂
前年比は前の年が低ければ高く出るというわけで実際の台数と金額。
他の年度は1月が悪く2月の方が高い数値が出ているけれど、今期は出荷も金額も下り坂。12~1月が強すぎましたな。
パソコン売れまくっていた頃との比較。
これの方がわかりやすい、10月と2月は息継ぎのような流れ、しかしPCバブル時と比較してプラスやほぼプラマイゼロなのでかなりのもの。
平均単価はやや持ち直した。
A4ノートの伸びが効いていそう。
導入OSはChrome最多で端末はAppleが最多
MM総研より、GIGAスクール用のOSと端末のシェア。こちらはOS。
source:公立小中学校1人1台でChrome OSがトップシェア | MM総研
以前何かで見た話では、小中学生はノートPC、高校生はiPadと記憶していたけれど、リンクタイトルにある通り小中学校でもiPad OS(iOS?)が含まれており三つ巴。
3種類あるということは小中学校は2種類なのだから、少なくともどちらかは必ずOSが混合している、またはどちらもOSが3種類になっていたりするのか、OS統一しなくて良いのだろうか。
なぜWindowsが負けているかは、次のグラフから予想するとLenovoとHPなど外資系がChrome OSで、NECと富士通など国内風はWindowsと見た。知らないけれど。
source:GIGAスクール向け端末メーカーシェアAppleが首位 | MM総研
私はてっきりAndroidかWindowsかiOSで学習専用アプリがありそれを利用するのかと思っていたけれど、Wi-Fiを整備したりここまでOSと端末がバラバラになるとクラウドサービス利用なのか。
友人がこのGIGAスクール設置の仕事もしているので聞いたところ、3月の下旬になれどもまだ整備できていない学校があるらしい。しかし代理店や元請けにはPC在庫入荷しているだろうから出荷台数は3月から落ちると予想。
>なぜWindowsが負けているか
Windows 10Xの迷走にChromebookの陰:Windowsフロントライン - ITmedia PC USER
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2103/29/news063.html
MSは必死ですねw
Chromebookの10年。“メインマシン”に近づく【西田宗千佳のイマトミライ】-Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/1311948.html
このサイトで言う「安さ重視のライトユーザ向けノート」はChromebookで十分な時代が来そうですね
>ノート
このまえ社外の方とリモートで打ち合わせをしたのですが、相手方の持っていた端末がsurfaceでした。種類は不明でしたが、小さい割りに使いやすそうでしたよ。キーボードは打ちづらそうでしたが。
>平均単価
値動きが激しい。通常時なら2万円くらいの値幅で推移するところ、2020年度は4万円くらい値幅あり。一般消費者はより「今は時期が悪い」を感じそう。