SSDとメモリとついでにHDDの価格について。
メモリは多分3ヶ月連続で値上がり、SSDとHDDは維持または少し値下がりの傾向。「多分」とは2月の調査結果がないことに今気付いたため、当然当サイトでもネタにはしておらず推移が不明。
適当に見て参りましょう。
リンクは全てAKIBA PC Hotline!より。
- メモリ高騰で32GB×2枚の平均値は3万円台後半に急上昇、16GB×2枚も上げ幅は20%超え
- 480GB SSDが特価で3,480円を記録、Crucialの1TB NVMe SSDが1万円割れに
- 6TB HDDが税込8,448円など特価販売多数、特価以外もHDD全体は小幅な値下がりの動き
メモリが連続で値上がり。左は1月、右が今回分。
えらいことになっております。
1番上の行を見ると、1月分の+2,098円で12,078円になったということは前回は9,980円。それが2~3月も+2,902円で14,980円になったということは、昨年約1万円が現在1.5万円なので何と1.5倍。
しかし最安は限定特化が多いため、最下段の8GBx2の平均で比較すると7,279-473=6,806円、それが8,489円まで値上がりしており1.25倍といったところ。
感覚は人それぞれだろうけれども、私としてはメモリは1GBあたり500円を切れば安い、超えると高めな印象があるのでまだ全体的に少し高いが割と安く見える。けれど次回調査で500円超えて来そうですな。
SSDはSATAが維持、NVMeが値下がり。
2~3年前に1TBが2万円になり安いと言われていたものが現在は2万出せば2TBが買える模様。500GBの最安値3,480円がアツいですな。
CFD販売「CG3VP」の480GBが税込3,480円(1GB単価7.3円)で特価販売され、2.5インチ500GBクラスの過去最安を記録。
1TBが1万円なのだからやりすぎ特価。
SATAとNVMeを比較すると、2TBはまだ差がデカいものの1TBはいずれも1万円くらい、500GBクラスはSATAの平均とNVMeの最安が同じくらいの価格になりつつあり、1TB以下のVNMe普及が進みそう。というか2TB以上要るか?とも。
ついでにHDD。
8TB以上が値下がり、6TB以下は維持。
個人的にはHDDの予算は1.5万円までとしており、その基準で行くと今は8TBになってしまえる。同じ感覚で購入し現役で回転している容量は4TBで当時確か1.3万円くらいと記憶。
いつ購入したか調べると2016年6月なので5年ほど前。HDDは5年経過すると同じ価格で容量2倍になる法則か。
今気付いたけれど、ということはうちの4TBは5年も故障せず回り続けているわけですな。しかも1本ではなく2本東芝の同じ機種(MD04ACA400)がEとFドライブ。
ネット通販もメモリは問答無用の値上がり
いつものページを参考に上位16件まで。
【価格.com】パソコン
https://kakaku.com/pc/
メモリから。
私基準で見ると一部を除き1GB500円を切れているので秋葉原の店頭価格より安い印象を受けるけれど、これらはガチな最安価格なのでそう感じるだけ。
しかし実際に500円を超えていないものばかりなので個人的にはまだ安いと思える。半導体不足は解消される目処が立たず、値上がりは続くと思われ今は時期が良いやも。
続いてSSD。
前回とあまり代わり映えしない価格設定。
20位までを容量別で分けるとこう。※15位の外付は除く
- 2TB・・・2
- 1TB・・・7
- 500GB・・・7
- 500GB未満・・・3
容量あたりの単価で見るとコスパが良いのはすでに2TBまで来ているものの、売れているのは500GB~1TBが中心。
ストレージに2万円は高い、というより起動ドライブとしては2TBも要らない人が多そう。その裏付けとして、以前やったアンケート結果でCドライブにデータ置かない人が5割くらい、Cドライブバックアップしない人も5割くらい。
アホのようにCドライブへゲームをインストールしまくるような使い方でなければ1TBもあれば大容量、500GBでも余裕だろうし。
今後、SSDも大容量化が進みHDDのように最低1TBで最大二桁TBとかなれば2~4TBを選ぶ人は出るとしても今はまだ大容量は高すぎる。
接続方式で分けるとこう。
- SATA・・・11
- NVMe・・・8
- USB・・・1
SATAとNVMe半々くらいですな。
USBとは15位のSanDisk製品、エクストリームの1TBで、USB接続なのに3.1ならばSATA3並の最大550MB/s出る凄いやつ。発売当初は価格も凄い、1TBは4万円前後していたものが現在は1.6万円。
500GB以下は1万円を切れていたり、後継らしきエクストリームV2やプロとやらは最大1,000MB/s出るらしい。安物が良いならバッファローやエレコムの120GBが3千円くらいで200~400MB/s。
そう考えると、大きささえ気にしないならUSBメモリ棒よりもランダムアクセスが高速な外付SSDを1つ持っていた方が良い気さえする。
ラストはHDD。
何この東芝の多さ。
ラベルのパッと見で、Seagate 3、WD 5と思ったけれど6。残りは全部東芝で、下で切れている17~20位も東芝なので11、過半数が東芝な謎。
単に東芝が人気あるのか、逆にSeagateやWDが避けられているのか。もしくは東芝以外のメーカーの生産や流通に問題でもあるのか。
上でも書いた通り私も東芝で選び方は消去法。Seagateはクソ、WDはよくわからない機能を内蔵したり最近高い、HGST無いけれど高い。東芝は特に難点が無い。
容量と価格を見ると8TBが秋葉原現地の平均よりも高い。秋葉平均1.3万円に対し、一覧の中の8TBは3機種が2万円を切れるくらいは一体何なのか。
また、20位以内の最大容量は16TBが2機種、いずれも東芝で17と20位が4.3~4.4万円。6TB換算1.6万円なのでまだコスパ悪い。
深まりそうな「今は時期が悪い」の長期化
主要パーツの以前と今の価格上下。
- ↑CPU
- ↑マザーボード
- ↑メモリ
- ↑グラボ
- ↓SSD、HDD
- →電源ユニット
- ↑ケース
グラボは品薄もあり価格が上昇し続けており、先ほど見たニュースではMSIのRTX 3080が入荷し14万円だとか意味不明なほどの値上がり。メモリも謎の値上がりと言いたいけれど、これら半導体不足の影響でしょうな。
CPUとマザーとケースは値上がりというより新製品の標準価格が最初から高い傾向があり、例としてパソコン工房が販売するZ590の5種類は、税込で安くて2.2万、最高値はGIGABYTEのくせに5.7万円とか調子に乗りすぎでしょう。
CPUは同じくパソコン工房内で比較すると、第10世代のCore i7-10700が3.5万円、対して第11世代の11700は4.8万円。新発売のご祝儀価格だとは思うけれど、性能差ほぼない。
第11世代からはPCIe 4.0対応がデカいと思う人は良いだろうし、今気付いた箇所はレーン数が16から20へ上がっていたのでグラボとNVMe併用するなら価値あるか程度。
ケースは安いモノもあるけれど、新発売される製品は平気で1万円を超えたり、先程見たニュースのこれが5.7万円とかスーパーあたおか。
source:前面のガンダムが光る!ASUSケース - AKIBA PC Hotline!
サイドパネルが透明で良かった。PC詳しくない人は5.7万円で18kgなら中身入っていると勘違いしそうな価格設定。
CPU、マザー、ケースは安いものを選べば良いとしても、メモリとグラボの純粋な値上がりは、今どころか今後も依然として時期が悪いになりそう。
>メモリ
私は1GBあたり1,000円を超えるまでは安いと思っていますので、今のところ価格に問題はなし。とはいえ「安い」の次は「妥当」なため、高いと感じるのは1GBあたり2,000円を超えるくらいになってからですが。
>500GBの最安値3,480円
私が購入した 2,400円の NVMe よりよほどモノは良さそう。購入から早1年を超えましたが、今のところ不満も不安もない動作具合ですけれど。
>ラストはHDD。
2位のWD製6TBは私も1ヶ月くらい前に購入しましたけれど、その時の価格は「9,667円」でした。価格が25%ダウンで「10,590円」とは不思議な値動き。
13年半もヒツジ先輩をやっていると1GB/500円が境界線になってしまったのかと今思った。別に16GBで1.6万でも構わないし、必要ならいくらでも盛れるのがナウながらここ10年くらいでいうと1GB500円前後が相場。
パソコンの修理現場に転職していなかったなら、このサイトやっていなかったなら、今でも当時の512 MB 1万円が普通な感覚だったのかも知れないと思えば、都会に出て自動車乗らない人が今レギュラーがリッター何円か知らないと似たような。
個人的にはCPUはCeleron G辺りでもヨシ、メモリ8GBあればヨシ、グラボなくてもヨシ、ヒツジ先輩引退したらChromebookでも多分ヨシ、なので自作PCユーザの第二形態な気がしております。どれほどパソコンにカネかけず自作できてしまうのか的な。
ただそろそろ10年モノなケースが限界なのでFractalいや何でもございらない。
>ヒツジ先輩引退したらChromebookでも多分ヨシ
私も1年に数回しか使わないサブPCを買い換えるときはChromebookでも良くなっていると思いますね