2014年4月より消費税が5%から8%へ。
増税前に駆け込み需要があるとか、増税後は便乗値上げもありそうなど言われているけれど、本当にそうなのか。パソコン本体やパーツ単品の通販価格を増税前と後で何となく比較してみましょうか。
2014年5月現在の相場にて。
消費税増税後のパソコン価格は上がったのか?
価格コムが特集したとプレスリリースを出していたのでこちらをどうぞ。
価格.com - 消費税増税後の価格変動特集 パソコン
http://kakaku.com/consumption-tax/pc.html
この特集のみで1本行こうかと思ったけれど、冒頭の作文を読むと「値下がりしているから今すぐ買え」感が有り作為的な印象。
というわけで、パソコン本体のみ見てみましょう。ノートPCより。
Windowsノートの値下がりは自然な流れ。
東芝に限らずNECや富士通など、ぼったくり価格でデビューするパソコンは適正と思える価格の約2倍からスタート。東芝は良心的な方なので、過去の事例を見る限りでは上のノートなら10万円前後までしか値下がりしないはず。
Macは先月こっそり一部機種を値下げしております。
AppleがMacBook Airを更新、価格を値下げ - MdN
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/35851/?rm=1
Appleは言い値、国内メーカーのWindowsノートは発売から3~5割ほど安くなった辺りが買い時。増税前も後も変わらず。
デスクトップらしき物もご覧有れ。
今どきの家庭用パソコンで何を詰めたら20万円を超えるのか意味が判らないNECの平常運転。このモデルの買い時は12万円前後、6月まで待ちましょう。NECは既に夏モデルを発表済。
NEC「LaVie Z」などPC夏モデル - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140424_645404.html
5月末付近の発売予定なので、6月に入り春モデルの購入が正解。
Macのデスクトップは良く判らないけれど結構価格変動するものですな。いずれにしても増税前と後では後の方が安くなっており、パソコンという物の価格推移の当たり前で進捗しております。
各パーツの最安を価格コムでの推移にて比較
パーツ個別にリンクはきついので、まとめてパソコンへ。
価格.com - パソコン
http://kakaku.com/pc/
各カテゴリの人気ランキング1位の価格推移で見て参りましょう。1位の販売期間が短い物は2位にて。
CPU
ここまで値上がリし続けているとは正直驚いた。
CPUは価格もインテルが制御しているので、他のパーツと比較し値下がりが遅い物。約1年前の発売時と比較した値下がり率は5.7%とかなり少なめ。それどころか値下がり率マイナスになりそうな勢い。
4770Kは3.2~3.4万円くらいと思っていたけれど3.6万円に届きそうな推移。かと言って大幅に値上がっているかと言えば1割にも満たず、K付きは自作PC用とするなら大した値上がりでは無いと言えましょう。
マザーボード
どこかのショップが打ち間違えたのか見づらくなっております。
H87-PROはASUSのH87チップセット搭載マザーで、現在マザー部門で1位。2013年のプロダクトアワードで金賞となっているので売れているのでしょう。
マザーボードもCPUの次くらいに値下がりは控えめなものの、1年で3割引き行かないとは、人気のせいか円安などが関連しているのか。増税後に微妙に値上がりの山が見えたと思えば元通りに値下がり傾向となっております。
グラボ(ビデオカード)
1位は700番台で歴史が浅すぎたので2位のGTX 650にて。
発売は1年半ほども前となる2012年末。値下がり率6.5%は値下がりしていなさ過ぎると感じる数値。そしてなぜこれが2位なのか良く解らない、その理由はゲフォ戦記の印象が強い為でしょうな。
まずなぜこれが「GTX」を名乗っているのかがわからないんですが
増税前に一時的に発売時より値上がりし、増税後は普通に値下がり。性能より、1万円前後で購入出来るGTXという辺りが手を出し易いのでしょうな。おそらく。知らないけれど。
メモリ
何となく憂鬱になって来る高騰ぶり。
アベノミクス円安前は計8GBで3千円とか訳の解らないまるでゴミのような価格まで落ちていたメモリも、現在はGBx1千円が普通。と思えば、x1千円以上を目指しているご様子。値下がり率マイナス184.4%は発売時と比較し3倍近い価格。
4月前に最安が大きく値上っているものの、これが消費税増税の影響なのか、単なる平常運転かはおそらく後者でしょう。
SSD
SSDは順調に値下がり。
と言いたいけれど、これは現在1位になっていたSilicon Powerの240GBで、発売時の約3万円が無茶だった為に適正価格、またはコスパ優秀な価格へと落ち着いた、と見るが妥当かと。
増税前と後で目立つ変化は無し。
SSDはランキングを無視してインテル様を参考にするべきと思ったけれど、何と現在は20位以内にインテル製品1つも無し。CFDは割高な為か上位には入っておらず、Silicon Power、ADATA、トランセンド、クルーシャルに押されております。
HDD
タイ大洪水による高騰は2011年末なので、その1年後の価格がまた下がった辺りに発売された3TBのハードディスク。
当時1万円が現在は1.1万円くらい。グラフの上下が激しいので価格の上下もハデに見えるけれ大して変わっておらず。増税前後で何かあった形跡はございません。
現在の容量別の価格は、2TBが8千円、4GBが1.6万円くらいなので3TBは割高なものの、このくらいの価格が手を出し安く2TBと比較しコスパ良好にて売れているのでしょう。
液晶モニタ
ラストはモニタ、1位のiiyama製品より。
約半年前の10月は余裕で2万円以上のところ、最近は2万円を切っているご様子。増税前より後が値上っており、モニタはPCのパーツとはやや違う感覚とするなら増税の影響なのかも知れませんな。
主観にて、三菱の撤退前はEIZOも安い物を出していたり、他社が三菱より大きく値を下げていた印象。現在はEIZOがまた高額化しており、韓国や台湾メーカーが2万円前後でやり放題の印象。
PC本体は影響無し、パーツも増税無関係(まとめ)
全くの無関係とまでは言えなけれど、2014年4月から突然値上がりしたかと言えばそうでも無し。PC本体はモデルチェンジで旧製品が安くなり、PCパーツは時間の経過で値下がりして行くが普通。
値上がりしている物は増税よりも円安の方が影響する以外、パーツを製造するための半導体の供給状況により価格は上下するもの。
パソコン、パーツ共に安い時に沢山買い溜めておくものでは無く、必要な時が買い時になるので微妙な価格の上下に惑わされないよう自戒すべきでしょうな。
それよりも今年の10月でWindows 7 Pro~以外が終了予定。
昨年10月で終了したパッケージ版7はプレミアムぼったくりプライスへとアップグレードしているようで、今年10月はOEM版の話では有るもののDSP版も巻添え終了の可能性が無きにしもあらず。
DSPが終了しないなら高騰はしないけれど、マイクロソフトが「やめ」とした日から代理店の在庫は減り続け、販売店はBTOパソコン用のDSP版も減るのみ。
DSPが必要とかWindows 7が良いなら、今年の10月までを目処に買い替えやストックの検討をした方が良いかも知れない。8系がこの調子で2020年までやらかし続けるならDSP版7のプレミアムバージョン化は必至。
>冒頭の作文を読むと「値下がりしているから今すぐ買え」感が有り作為的
広告で成り立っているサイトにいったい何を求めようというのかw
>何を詰めたら20万円を超えるのか意味が判らないNECの平常運転
そらもう上場企業の人件費ぶんは盛っとかんとイカンからなw
>価格もインテルが制御しているので、他のパーツと比較し値下がりが遅い
>4770Kは3.2~3.4万円くらいと思っていたけれど3.6万円に届きそうな推移
競合が無いから仕方ないな、値下げ圧力にすらならないとか話にならない
AMDよ おマイのことだw
>人気のせいか円安などが関連しているのか
とっとと原発動かさねぇからだな(適当)
>値下がり率6.5%は値下がりしていなさ過ぎると感じる数値
こっちもCPU同様競合しないといけない何処かが頑張れてないからだろ
性能は拮抗できてもKepler相手の時点でワッパが対抗できてないんだもの
>1万円前後で購入出来るGTXという辺りが手を出し易い
コレしか無いいますか、他に考えようがない感じでしょうか
10Kで検討した時にラデに競合できる選択肢が無い印象
R7 250やHD7750の性能見る限りワッパはもとより性能すら厳しい
>アベノミクス円安前は計8GBで3千円とか訳の解らない
>まるでゴミのような価格まで落ちていたメモリも、現在はGBx1千円が普通
>これが消費税増税の影響なのか、単なる平常運転かはおそらく後者
そらもうデフレ脱却のためにインフレさせようというのが今の政策なんだから見事にその効果が出とるのよ、ただ問題は所得のほうがほぼ変わってねぇところw
>現在1位になっていたSilicon Powerの240GB
>コスパ優秀な価格へと落ち着いた、と見るが妥当
コレ、例の耐久テストでIntel、東芝製超えの寿命叩きだしただけじゃなくて、実は中身が東芝製だとかいう噂まであるっていうね、そら売れるわなw
>現在の容量別の価格は、2TBが8千円、4GBが1.6万円くらい
洪水前の2TB最安が7Kあたりの印象だから、普通に円安ぶんの底値で推移しとると見ていいのじゃなかろうか
>三菱の撤退前はEIZOも安い物を出していたり
>現在はEIZOがまた高額化
ナナオ助かったなw という感か
>韓国や台湾メーカーが2万円前後でやり放題の印象
そこは三菱の撤退関係なく民主党全力の頃と変わってないだろw
>パッケージ版7はプレミアムぼったくりプライスへとアップグレード
未開封は一個あるがもう一個買っとけばよかったなw
>今年10月はOEM版の話では有るもののDSP版も巻添え終了の可能性
これは10万円の大台超え来るか(歓喜)
ちなXPは上がって最高8万くらいまでだったと記憶
>DSP版7のプレミアムバージョン化は必至
どういうわけかDSP版なのにパーツ縛りの条件無いから実質リテールパッケージと変わらんのよねw 仕方ない、これは一ついっとくようかw
SSDはPCIeとかM.2とか新規格出始めたからその影響で古い規格のは安くなったのかな
メモリもDDR4が出たら少しは下がるかな
というか下がれ
4Kモニタとか新メモリとか出揃ったら新調したいけど総額いくらになるんだろうなw
増税後もパソコン販売は好調なようですし。XPサポート終了効果のほうが大きいのでしょうか。
駆け込みでHDDを買って後悔しています。別のものを買っておけばよかったなぁ…。でも、容量も速度も増えて快適でしすし、今使っているネットワーク用のHDDのデータが一部壊れかかっていますし。NASも買わなきゃなぁ…。
sandy i3-2105でたと同時にpen4から脱出した私は勝ち組。
2011~2012年の自作業界はいまからみれば千載一遇のチャンスだったようです。
mem 4G*2が3000円は当時でもお買い得すぎましたからね。
XPだったにも関わらず2G*2から買い足してしまいましたw
さて、intel 9シリーズがでましたね、目玉はM2フォームファクタでしょうか。
Celeronですら必要十分な性能がある現在なので、Pentium Anniversary Editionがコスパ良好であれば、突撃したい今日この頃です。
いや2105+SATA 6G SSDで全く何の不満もないんですがねw
>グラボ(ビデオカード)
>2位のGTX 650
性能的な順番では
GTX660>650Ti Boost>560Ti>560>650Ti>650>640
こんな感じで、わざわざグラフィックカードを購入するなら勿体無い性能や価格とも思えますが、Kepler勢の中では安く買える上、該当のモデルは補助電源不要、更にある程度はグラフィックパワーがありしかもメーカーはASUSですから、筆頭カードになるのも納得。
>メモリ
これは凄い。8GB×2の方も2倍程度の価格上昇率ですが、4GB×2の方は3倍とは。流石にGB×2千円まで上がる事はないでしょうけれど、PCにおいてメモリは必須ですから、ますます自作PCは不人気になっていきますね。
>HDD
>容量別の価格
ざっと見たところ、1TBで7千円、2TBで9千円、3TBで10千円、4TBで16千円くらいが平均価格でしょうか。4TBは馬鹿高いですが、確かに1TBに3~4千円プラスで3TBが買えるのは魅力的。
>液晶モニタ
>1位のiiyama製品
こちら、ディスプレイケーブル3種(D-Sub、DVI-D、HDMI)付属で良いですね。安物だとHDMIケーブルはだいたい付属していませんから。とはいえ、ビデオカードの出力がminiHDMIでした、という罠もありますけれど。
Windows7のDSP版、いまひとつ持っていますけれど、もうひとつくらい購入しておいた方が安心できる気がして来ました。