価格.comプロダクトアワード発表。
記憶の限りでは当サイトが始まる13年前よりも歴史は古く、スコアの計算方法や基準が今でもわからないものの、価格コムがそう言うならそうなんだろう価格コムの中ではなとして。
適当に見て参りましょう。
価格.comプロダクトアワード2020発表
現場はこちら。
価格.comプロダクトアワード2020
https://kakaku.com/productaward/
URLは昔から固定なので来年のこの時期にアクセスすると2021になっているはず。そのトップページより。
ユーザーの方々に日々書き込んでいただいているレビューの評価をベースに、その年にユーザーにもっとも支持された製品を選出
らしいけれども、レビューの数が5人とか星平均3.75でも金賞や銀賞になっている製品もあるので基準がわからない。価格コムは超巨大アフィリエイターのような会社なので実弾かな?と想像するは邪推か。
という理由は会社組織=営利目的なのだから、手間をかけてアワードをするならば金賞などの枠を販売するは当然ともいえるため、仮にレビュー数5件以上で星平均3以上なら賞の販売可能は不自然ではなし。
疑うと話進まないのでこのくらいにしておき、PC関連で7項目。
1.ノートPCはマウスが金賞&大賞
Core i7搭載で税込10万円切りがウケたのだろうか、グラボはもちろん非搭載、SSDはM.2 SATAの256GB、メモリ8GBなので実用的な良いバランス。個人的にはCPUはCore i5以下にして価格下げてほしい。
銀と銅になぜかASUS。売れ筋ランキングではあまり上位で見かけないので不思議ながら、レビュー数が62人と39人もあり星はいずれも4.5以上。
違いは銀の方はバッテリ駆動時間が長く重量1kg、右は重量0.87kgでバッテリ駆動が銀の半分。とはいえ約16時間なので安物ノートとは比較にならない長さ。
レビューを見るとテレワーク需要でヒットしたらしい。しかし性能や容量は量産系BTOでいう10万円切れる価格クラスなので13万は高すぎないか。安い時でも12万円、それでも高い。
2.デスクトップの銀賞にパソコン工房
銀賞のスリムケースは1年前の発売。
Ryzen 5 3400G、8GB、240GB、1TBで税別59,980円は量産系BTOにしても安い方。価格コム用モデルとして量販する前提の値付けだろうか。このCPU2万円するといえば自作する人は「え?」になれそう。多分OSやケース+電源が安い。
対する富士通のオールインワンは2機種ともグラボ以外は全部盛りしてみたような構成となっており、似た構成でも金賞の方が1.5万高いのはTVチューナーx2まで盛られているため。メモリも16GBなので一体型なら金賞の方が良さそう。
ただ、テレビと聞いて40型のようなデカいやつをイメージしてはならないところで、普通のデスクトップPCと同じ23.8型なので遠距離から見るのではなく普通のパソコンモニタと同じ距離にて。
16万円前後の価格設定は大手メーカーとしてはまあ安い方でしょう。
3.ゲーミングデスクトップは金賞&大賞にドスパラ
ゲーミングならば性能で語るべきか。左から。
- Core i7-10700、16GB、512GB、RTX 2070S
- Ryzen 7 3700X、16GB、480GB、RTX 2060 S
- Core i5 10400、16GB、240GB、GTX 1650
珍しく真ん中のパソコン工房がコスパで金賞のドスパラに負け。CPUとメモリはほぼ同じとしても、SSDがドスパラの方はNVMe、グラボ性能が2ランク違いドスパラの方が安い矛盾は何なのか。
発売時期がパソコン工房3月でドスパラ7月なのでパソコン工房の方の価格設定が古いと予想するも、現行で販売されているモノなのだからドスパラに合わせるというか下回るべきでしょう。
銅賞のドスパラPCもコスパもバランスもヨシ。学生とかゲーミング入門用として。大人のガチな趣味としてなら予算はもう数万円プラスを。
4.ゲーミングノートはなぜかASUSが金銀銅を独占
まさかの全部ASUS。
さすがにこれは本当か?と疑い各ページを見ると、いずれもレビュー数はそれなりに多く左から、14、33、5人で星は真ん中が4.48で両側は5.00という満足度ぶり。
なぜASUSなのか考えると、価格コム行く人はBTOパソコンを知らない、または品数が多すぎるので選びきれず、価格コムならレビュー多いので参考になり選びやすいのかも知れませんな。
また、ASUSは直販あるけれどNEC商売状態となっており、本当の価格は左(金賞)から14万、21万、21万くらいでGTX 1660 Ti、RTX 2060 Max-Q、1660Tiなので相当なボッタクリ状態で価格コム住人でも情強とは限らないのかと唖然。
5.液晶モニタはHPの1万円モニタが金賞&大賞
税込1万円のHP製品が金賞。
ここまで安くなると20インチ切っていたりIPS方式ではないのが一昔前ながら、このモニタは21.5型なので24より少し小さい程度、そしてTNか?と思いきやしっかりとIPS方式、しかもノングレアは有能。
銀賞のDELL製品は23.8型で解像度がWQHD(2560x1440)、元の価格は41,800ながら割引後35,980円となりクーポン適用で31,662円になるというわかりにくさ。元から3万で良いのでは。
銅賞のフィリップスは23.8型フルHDで2万円を超えるという、特に安くも無ければ特徴はType-C端子が付いているくらいと思いつつよく見ると、そのType-Cで映像と同時にノートPC充電できるそうな。
いずれもテレワーク需要なご様子。
6.Wi-FiルータもASUSが金銀でTP-Linkが銅賞
価格に驚いたのでWi-Fi親機も。
いずれもぶっちぎりで1万円を超えており、右2つの3万円台は特にビビった。Wi-Fiルータごときに3万も出すか?(私が1万円切らなければ買わないので)と思った感覚の違い。
ノートPC以外にタブレットやスマホが普及したので、今や一般的には有線よりも無線の方が重要なのかも知れませんな。ここでもASUSが金銀を取っている辺りが金賞ではない金の匂い。
性能はいずれもWi-Fi 6(IEEE802.11 ax)対応で最大9,600Mbpsという速さ。nが出て無線の割に速いと喜んでいた頃は75や150とか出て600Mbpsだったので16倍も高速。本当に9,600出るなら有線1Gbpsの10倍近い。
7.CPUはRyzen一色でグラボはGeForce3種盛り
ラストはCPUとグラボを同時に。
2020年は何と言ってもRyzenの年でしたな感あふれるRyzen一色。クソ高いスリッパではなく金と銅が1万円台な辺りもオーバースペックを感じさせない自作ユーザらしい選択か。
グラボの方でもAMD頑張っていたものの、それ以上にNVIDIAが無双しつつAMDはコスパの良さがあまり感じられなかった印象。
グラボはアホのように高いミドルからハイスペックではなく、2万円台または2万円切れているところが現実味を感じる。
価格.comアワードは「そうだったのか」として
確かCPUクーラーだったと思うけれど、私も価格コムアワード何年だったかの製品を購入したことがあり、その時は付加価値というより過去そうだったのかと感じた程度でアワード何賞だから選ぶという感覚はござらない。
簡単にいえば「アワード(2020)金賞」なのだから過去の話であり、来年になりその製品を買おうとしても、もっと良い製品が出ている可能性があるということ。
また、ASUSのゲーミングノートがコスパ悪い割に全制覇しているように、価格コムに掲載していないメーカーの何かの方が安いとか性能が高いなどもあり得るので鵜呑みできない。
簡単にいうと、デスクトップPCとノートPCに関してはゲーミング含めて価格コムよりコスパ良いモノがBTO直販に存在している可能性が高く、パソコンを探すなら価格コム「も」見る程度でよろしいかと。
なぜマウスなどが価格コムにあまり掲載していないかは、おそらく在庫管理が面倒な以外にアフィリエイトの報酬率が高いので利益が薄いのだろうと推測。
個人相手ならメーカー側が決めた料率になるところ、当サイトでさえ一部メーカーは報酬率優遇してくれているくらいなので、価格コム級になると価格コム側からメーカーに報酬率提示している可能性も。
それでも家電などはネットの方が安いので矛盾しているけれど、店は人件費や電気代やチラシなどの固定費を要するので成り立っているのでしょう。マウスとかは直販でも価格コム経由しても同じなので直販より条件が悪い。
>URLは昔から固定なので来年のこの時期にアクセスすると2021になっているはず
なお過去の受賞モデルを手っ取り早く調べたいなら、URLの末尾に「2010」とか年号を入れるとそのページへ飛べます。
最新
https://kakaku.com/productaward/
2010年
https://kakaku.com/productaward/2010
こんな感じでサッと過去ページへ飛べます。最新ページの最下段にもそれぞれのリンクがあるので、そちらから飛んでも同じ過去ページへ飛べますが。
>レビューの数が5人とか星平均3.75でも金賞や銀賞になっている
そのカテゴリ全体のレビュー数が少ない場合は、評価が高かろうが低かろうがレビューがあるものを優先的に選出するようです。説明書きにもあるように「商品全体の中から優れたものを選出する」のではなく「レビューが投稿された製品の中から上位を選ぶ」だけですから、他に良いものがあってもレビューが無ければ選出不可。
>デスクトップ
私の印象ですとPCのスペックを見るときは、BTOメーカなら価格コムよりBTOメーカの販売ページ、大手メーカなら販売ページより価格コムの方が見やすいです。例外的にDELLなら価格コムでも販売ページでもさして変わらず。
いわゆる国産メーカPCですと、空きスロットの数や種類など調べるのが少し面倒になります。価格コムに書いてあることも1~2割くらい間違っていることもあるのですけれど。
>銀賞のDELL製品は23.8型で解像度がWQHD(2560x1440)
DELLの楽天市場店では元値の「42,350円(税込)」でした。現代でこのスペックなら3万円をギリギリ切れるくらいだと嬉しい。