価格コムによる大賞とか金賞が決定。
こちらは毎年恒例と存じており昨年もネタにした記憶あり。どのような基準でスコアが算出されているのかは知らないけれど、7カテゴリより大賞などの製品が選出されております。
適当に見て参りましょう。
価格.comプロダクトアワード2016が決定
元ネタはこちら。
価格.comプロダクトアワード2016
http://kakaku.com/productaward/
URLが昨年と同じであり上書きされて行く仕様。価格コムはAmazonよりマニアや変態が多そうなので、一般的な人は真に受けない方が良いかも知れない。
各カテゴリ毎に金銀銅賞、大分類で大賞という位置付け。以下、リストの1,2,3は金銀銅の順を表しております。
1.パソコン部門大賞
パソコン部門大賞、ノートPCの金賞はマウスの15型ノートが受賞。
- マウス m-Book MB-B500E SSD
- HP Spectre 13-4129TU x360
- Lenovo G50 80E503FTJP
CPU性能は大した事の無い低クロックなN付Celeronが搭載。SSD採用でメモリ4GBにて当然ながらWindows入りであり、税込4万少々という価格ならば納得出来そうな仕様。サブPCとか予備用、ブラウザしか使わない親とか子ども用として最適そう。
銀賞はまさかの14万円クラスな日本HPの高級品で、Core i5搭載のSSD 256GBとメモリ8GB仕様。レビュワーの感想を見ると見た目が美しいそうな。モニタが裏側へ折れ曲がりタブレットにもなる構造で、どこかで見たと思えばここでもネタにしていた件。
銅賞のレノボ製品は中途半端に安いかも知れない5万円を切るノートPC。Core i3が搭載されている以外はHDD仕上げであり、メモリ4GBという平凡な構成。なぜこれが銅賞なのかは謎。
2.デスクトップPC
デスクトップPCもマウス製品が金賞。
- マウス LUV MACHINES LM-iG460X2-SH2
- ドスパラ GALLERIA XT
- ドスパラ Slim Magnate IE
金銀どちらもCore i7でマウスはKの付かない6700、ドスパラはK付。メモリ16GBの特盛り、SSD+HDDという似た仕様。銀賞のドスパラ製品はGTX 1060搭載で15万円クラス、マウスは後継がGTX 1050搭載で11万円台。
人によるだろうけれども、私はノートPCを選ぶ際は価格コムも見るけれど、そういえばデスクトップPC選びは価格コムを全く見ない事に気付いた。
なぜだろうと2秒ほど考えてみると、デスクトップは用途>性能>予算に対し、ノートは予算>=性能>=用途のような気がする。ノートで良いような人、使い方ならば、まず予算を先に聞く辺りもデスクトップとは違う。
3.タブレットPC
タブレットはHuaweiでもサムスンでもなくASUSな辺りが妙。
- ASUS ZenPad 3 8.0 Z581KL-BK32S4 SIMフリー
- Huawei MediaPad T2 7.0 Pro LTEモデル SIMフリー
- APPLE iPad Pro 9.7インチ Wi-Fiモデル 128GB
レビューを読むとバッテリ駆動時間やメモリの容量など性能面で評価されており、個人的にはSIMカードが挿せて3万円台はAndroid版な安いiPadな印象。OSがAndroidで良いマニアックなユーザに好まれているのでしょう。知らないけれど。
銀賞となったHuaweiはさらに安い2万円台前半で見た目がiPad風。同じSIMフリーなら安い方が良いとしてブランドは気にしない人が多いのか。私も気にしない派なので1万円以上差があるなら台湾ASUSより中華Huaweiを選ぶかも知れない。それ以前にタブレットは要らないと数年前に気付いたので要らないのだけれども。
銅賞としてiPadの10型相当はお情けなのか、パソコンはAppleとその他な割になぜかタブレットはApple製品とその他ごちゃ混ぜなところは価格コムの仕事が雑なのか。信者の為に分けてあげろよと思った。
4.ウェアラブル端末
金賞はもちろんApple Watchだろうと思いきや、ここでもASUS。
- ASUS VivoWatch
- サムスン Gear S2 classic SM-R7320
- サムスン Gear S2 SM-R7200
信者が熱狂するApple Watchは銅賞どころか圏外であり、それ以前に金賞でさえポイントが少ないところからウェアラブルデバイスとして腕時計型端末は求められていないのでしょう。私は携帯電話持ち始めた十年以上前から腕時計していないし、腕時計型端末とか全然要らない。
銀と銅賞はサムスンのGear S2シリーズが入っており、何が良いのかレビューを読むと、デザインが良いという指摘はまだ解るとしても、LINEの返信が出来るとか、それスマホでやれよと思う事しか利点無し。
なぜ腕時計型の端末を作ってしまったのか。その需要はジョギングするような健康マニアにしか求められていないだろうと思える割にApple様が本気を出しすぎており笑えない。
5.パソコンパーツ
個別に見ると長くなるので各カテゴリの金賞のみ。
- SSD:CFD CSSD-S6T240NMG1Q
- CPU:インテル Celeron Dual-Core G3900 BOX
- HDD:WESTERN DIGITAL WD80EFZX
- 外付:WD Elements Desktop WDBWLG0050HBK
- マザー:MSI H110M GAMING
- グラボ:Palit Microsystems NEB1080S15P2-1040J
SSDは量産系BTOメーカーのカスタマイズどころか標準構成でも見る機会のないCFD製品が何故か金賞。自作ユーザには好評なのだろうか、私としてはメーカーにこだわらず故障する前提で何でもOK。但しサムスンは断る※自称ネトウヨなので。
CPUもこれまた意外、なぜかCeleronが金賞。てっきりCore i7-6700系なオーバースペック変態無双になるかと思いきやローエンド。しかしデュアルコア、Celeronとはいえ3GHz近い性能、価格は4~5千円なのだから下手しなくとも一昔前のPentium並の性能。
ストレージは内蔵用と外付共に大容量なHDDが人気のようで、内蔵用は8TB、外付5TBとかワケガワカラナイヨ状態。録画用でしょうな。
6.パソコン周辺機器
大賞は左上、バッファローの無線LANルータ。
- 無線ルータ:バッファロー AirStation WXR-1900DHP2
- プリンタ:EPSON PX-S160T
- 無線AP:NETGEAR EX6120-100JPS
- モニタ:フィリップス BDM3201FC/11
- DVD:バッファロー DVSM-PT58U2V-BKC
- マウス:ロジクール G502 RGB Tunable Gaming Mouse
15年以上前からのエアステーションユーザとしては当然気になるわけで、仕様と価格を見ると1万円少々でIEEE802.11a/b/g/n/ac全対応、4LDKの3階建てな6人家族でもOKという盛り過ぎな仕様となっておりヒツジ先輩余裕のドン引き。
上には書いていないけれど、銅賞の無線ルータ TP-Link Archer C20 が全対応で3千円という破格に釣られて買いそうになってしまったけれど、良く考えなくとも私は普段無線LANはiPid Touchでしか使っていないので要らないと気が付いた。
プリンタはAmazonとは違いエプソンのやや高級風な2万円近い物が金賞。銀と銅ともにブラザー製品という、やはりマニア向けな物が人気のようで。
モニタはEIZO、iiyama、アイ・オー辺りかと思えばフィリップス。価格コムではメーカーやブランドでは無く、価格と性能が重視されていそう。
価格コムのアワードの信頼性はどうなのか?
価格コムといえばノートPC部門で胡散臭いで賞を差し上げたくなる元ネタがこちら。
source:価格.com - ノートパソコン 人気売れ筋ランキング
やたらと目立つ価格コム限定モデルが上位で無双している事が多く、上の画像ならば本当は4位や5位の中華ブックとか台湾ブックが1と2位なのでは?と疑えてしまう操作感。
しかし色眼鏡を外して見ても税込で4万円を切るCore iシリーズやPentium、AMDのAPU搭載な割安製品は売れていてもおかしくは無く、金を出しているから上位を独占しているわけでは無さそう。
大賞や金賞の製品でも価格コムが売りたい物が賞を取っているわけでも無さそうで、終息した製品も受賞しているので不自然では無い印象。
金賞だから買う、選ぶというものでは無く、購入しようと思い製品ページを見ると何か賞が付いていた程度の箔が付く感覚でよろしそう。
そんな事よりApple信者のラリったレビューの方がアテにならないと思うので、Apple製品の口コミや評価は眉唾ものだとして話半分以下、1~2割まで落として読む事をおすすめ。
アップル製品=何でもイイネ<-ガチで気持ち悪い。
私もMac持っているけれど、何が良いのか全く解らないし、普通の物をイイネイイネすると普通と思っていても「そうか?どこが?」と反発する気が起きてしまえる。
>銀賞はまさかの14万円クラスな日本HPの高級品
採点にはレビューの内容が大いに影響するようですから、具体的かつ詳細に特長を書き連ねれば、価格は高くとも高ポイントなのでしょうね。
>銅賞のレノボ製品は中途半端に安いかも知れない5万円を切るノートPC
ちなみにこのG50、HDDではなく8GBのNANDメモリを搭載したSSHD仕様ですから、体感速度はそれなりに速いやもしれず。
>ASUS ZenPad 3 8.0 Z581KL-BK32S4 SIMフリー
CPU(実際の名称はSoC)は「1.40GHz×4 + 1.8GHz×2」の6コアですから、ハイエンドではなくミドルレンジとはいえ、ゲーム用途でも使い勝手は良さそうですね。
>ウェアラブル端末
1.6万円あったら、半額でタイメックスのウィークエンダーでも買った方が、よほどコストパフォーマンスが高そう。
TIMEX公式オンラインストア:Weekender
http://www.timexwatch.jp/fs/timex/c/series_weekender
>マウス:ロジクール G502 RGB Tunable Gaming Mouse
7,000円超えのマウスが金賞とは、Amazonのランキングと大きく異なりますね。
キーボードが無い理由は、キーボードマニアの反発を避けるためですかね。