ついに非親指トラックボールを購入。
Kensington公式での正式名称は、エキスパートマウス ワイヤレストラックボールで型番はK72359JPと書かれております。安いモノではないので踏ん切りが付かなかったけれど、1万円切れていたのでポチった。
適当に見て参りましょう。
ケンジントン無線トラックボールの現物と比較
抜け殻がこちら。
そこからなのかよと思ったなら私も思った。
中身一式と大きさ比較用として久々にルマンド登場。
いつの間にか一口ルマンドが爆誕しており、これのどこが大きさ比較用なのかは私にもわからない。下のマス目が1個1cm四方でございます。
付属品は保証書、マニュアル、注意書き。本体の他に中華お試し単三電池2本と右下の物体はリストレスト。
なお、ここからボールのつや消し仕様は室内大公開になってしまうのでボカした副作用で、本当はロジクールなどの球と同じくテカテカ仕様。
球を外した本体の拡大。
ボールは本体に載っているだけで、親指トラックボールの小玉のように裏から押さなくとも取れる状態。本体を逆さにするとボールは落ちる感じ。球の直径は5.5cmくらい。
玉入れ周囲は4つのボタンが配置されており、大きいながらもボタンのどこを押しても正確なクリック感アリ。ホイールは玉入れ周囲のギザギザがダイヤル式となっております。
裏面に電池入れがあり、USBドングルが収納されておりました。
スイッチは左がON/OFF、右はUSBドングル/Bluetoothの切り替えなので、PC1はUSB、PC2はBluetoothのような使い分けも可能。
リストレストを取り付けた状態。
こうなると長さが25cmくらいもあるので場所を結構取る。また、リストレストありなしを試したところ、私の場合は無しの方が操作性良かった。おそらく指が長い、手がデカい方なので無しがよろしいのかと。
マニュアルは両面でやたらと丁寧かつ詳しく、もちろん日本語。
そして当然のごとく一文字も読んでおりません。
最後に3種類のトラックボールの大きさ比較。
左がロジクールのM570t、右が同社のMX ERGO。ケンジントンの巨大さがよくわかる。ルマンドは小粒なのでバラバラ落ちずルマンド初心者や子どもにも優しい。
なお、実使用の際は専用のツール、Kensington Works必須。
特にこのスクロールの速さがおかしい。
右上で少しだけ遅いから速い寄りにしている、この当たりが3~5行程度のスクロール。これ以上右に少しでも寄せると、とんでもない速さで画面切り替わるくらい超高速になってしまう。
また、ポインタの画面では、ポインタの速度や加速以外、キーボードのどのキー押すとポインタ遅くするなども設定可能。
エキスパートマウス(No.K72359jp)レビュー
利点と難点ではなく混ぜた5項目にて。
1.親指トラボ慣れしていてもコレ慣れは必要
操球が親指から人差し指(+薬指)になるだけの違い、ながら全く別モノと覚悟した方が良く、親指慣れしているから慣れるまでは早めだとしても、それはそれでどうしても親指で球を操作しようとするクセが出て割と時間を要した。
- 最初の2時間:操作感の違いに凄くストレスを感じる
- 半日くらい経過:意識すれば何とかまともに動かせる
- 2日くらい経過:割と当たり前になるがまだ意識が必要
- 1週間過ぎくらい:何となくで操作できるようになった
もちろん人による+私がトラックボール歴9年なのでこのくらいなのかと。
大きな違いはもちろん球の扱い、そしてクリックがその球の左右手前、ホイールが球の外周のダイヤル、これら3つに慣れる必要がございます。
特に難しかった慣れがホイール操作と右クリック、ついでに奥側の2ボタンクリックで、最初の頃は意識しすぎて口が開きっぱなしになるという、誰にも見られたくない有様でございました。
2.親指とどちらが良いかはどちらも良し悪し
意識せず何となくで操作できるようになった今だから言う(書く)、どちらが良いかと問われても同じトラックボールなので慣れてしまえばどちらも良いし悪くもある。
親指は手のひらをかぶせるので長時間の操作が凄く楽、反してダレて来ると指が当たり意図せずクリックボタン押してしまう。
人差し指のこいつはボタンがほんのり固めなので誤クリックがほぼ無い、反して薬指が右クリックとホイール、時には奥クリックも担当するので少々忙しい。
どちらが私個人に合うかは親指の方。こいつの場合は奥のボタンがどこにあるかわからなくなり、特に左奥を押すにはボールの向こう側感が強いので押しづらく使いづらい。その点、親指の方は無意識に全ボタン操作できるところが良い。
3.しばらく使用していると妙に馴染んでくる
馴染むというのは私だとか手にではなく機器として。
最初の頃はボールを速く操作するとガタっと引っかかったり、ホイールが時々きしむような音と感触があったりした。
それが使用2~3日経過するとまろやかに。ボールがガタつくこともなくなり、ホイール(ダイヤル)が柔らかくなり、新品のカチカチな感じがヌルヌル動くようになった。
Amazonのレビューでも似たようなことが書かれていたため、新品の状態からは慣らし運転のような継続した操作が必要な印象。
4.ロジクール製品よりも耐久性に期待できる
他の個人ブログでこれの初代(白い有線式)を30年使用してこいつに買い替えたという凄まじいレビューがあり、その買い替え理由もリストレストがボロボロになって来たからという、それ本体関係ない的な内容。
保証は標準で5年。ロジクールなら何回交換になるのか予想したくなるところ、おそらくこいつは5年程度では壊れない。故障するなら短期間、しないなら私より長生きする可能性さえあると思う。
5.足で操作して高効率を目指す猛者も存在
最初見た時クソ笑った。
◎足での操作がしやすい
でかい玉、でかいボタン、重いボディ。そして無線接続。最初は手に遠く及ばない操作感。しかし、慣れてしまえばキーボードから手を離さずに操作が出来てしまう。ネットサーフィンが実に快適。両手が空くので、食事でもスマホでも思いのままだ。
極めてしまえば引用の通り、キーボードから手を離さずマウス操作できてしまうとか凄すぎる。効率厨な私には最適。
ただ、和室ローデスクでそういうことすると足がつるのは待ったなしに間違いないため、まずは洋式にするところからとなると気が重い。
初のトラックボールならば博打率はかなり高め
私は10年近く親指トラックボールを使用しているからこそ早めに慣れることができたのかと。
その親指もまともに「使える」と言い切れるようになるまで、2~3ヶ月くらい要した、その間ストレスを感じまくり何度も「もうやめようか」と思ったけれど慣れるまで耐えた。
トラックボールは独特な操作感、マウスとは全然違うため、気合や根性よりも根気が必要。新品相場の9千円を出して慣れるまで使い続ける自信があるか、無いなら高価な押入れの肥やしかヤフオクか。
しかし慣れの早い人はいきなりM570t使いこなしたりもするため、この点を含めてトラックボールはギャンブル性が高うございます。
今、親指トラボ使用しているなら、わざわざこれに買い換える必要性は感じないし、これに慣れている人もわざわざ親指へ移行する必要性も感じない。
人差し指トラボ最大の利点は、左利きでも左右関係ない、何指でもボール操作できる、そして手や指が動かない人でも足やアゴでも何とかなる、この辺りかと。
9千円出す価値があるか個人的にはアリ、但し使い続けるかと問われたなら親指の方が自分には合っている。というわけで、新たな所有者を探しつつ、もう少し、せめて半年は使い続けてみたい。
ネタになるほどの変化や気付きがあれば半年後以降に再レビュー予定。
自宅ではKensington ExpertMouse、職場ではM570tの俺に死角は無かった。
あー、有線タイプなのでケンジントンには線が有るけどw
価格コムを見てきたら、無線の方が安いんやな。
自分が購入した頃はまだワイヤレスは発売されてなかったし、1万超えてた。
金銭感覚の問題でしょうな。
1万円のような5桁になると引く、4桁で税込9千円切るなら、私はヒツジ先輩(BTOパソコン.jpのやつ)なのだから、そのくらいなら正直版人柱してもよろしいかと思い。
まあしかし使えば使うほど親指とEXトラボは全然違う。
直感で使い始めて数時間~数ヶ月で慣れるのが親指トラボで、それとは異次元なのが非親指トラボ。慣れれば慣れるほど今でも試行錯誤している点では初(親指、M570)トラックボールの頃を思い出すほど違う。
マウスとトラックボールの違いがガラケーとスマホとするなら、親指と非親指トラボはスマホとタブレットくらいの違いと思っていたけれど違う。たかが2週間程度で「慣れた」と思っていたけれど間違いなく間違い。
半年後に最レビュー待ったなし。
>こうなると長さが25cmくらいもあるので場所を結構取る
基本的にケンジントンのトラックボールは大型ですね。安めのモデルでもけっこうデカい。
>とんでもない速さで画面切り替わるくらい超高速になってしまう
8Kモニタ用かな。
>親指とどちらが良いかはどちらも良し悪し
試しに手のひら操作も試してみると面白いですよ。私は中指より手のひらの方がうまくマウスポインタを操作できました。左&右クリックは親指&薬指が担当。
>半年後に最レビュー待ったなし
マジか。
スゲーよ先輩。たった半年で足での操作を極めるつもりだなんて。
再レビューに期待してるw