Surface Goの発売日なのでスペックとかベンチ紹介

2018年8月28日

2018年8月28日、Surface Go発売。

海外ではすでに発売されており、日本はやや遅れてマイクロソフトストアなどでネット通販できるようになる予定。というのは、私がこの記事書いている日は26日なので本当に販売開始したか不明。

適当に見て参りましょう。

Surface Go直販のスペックとかアクセサリ類

公式のネット通販はこちら。

Surface Go を購入 - Microsoft
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/surface-go/8V9DP4LNKNSZ

Surface Goネット通販ページ

2種類あり、ストレージがeMMC 64GBでメモリ4GBの方でさえ約7万円、上位のSSD 120GBでメモリ8GBになると税込で約9万円という日本向け価格。

米国では下位モデル399ドルは約4.4万円、上位は549ドルで約6.1万円、これらと比較するとなぜオフィスをぶち込んで値上げしたのか意味不明。安さがウリ、iPad対抗機種ではないのかバカなのか。

主な仕様を画像にて。

surface-go-ms-spec

ストレージがまぎらわしいですな。この書き方では2ストレージ構成に見えてしまうと思うのだけれども海外仕様なのか故意なのか。

そしてマウスとペンは必須ではないとしてもキーボードが別売り。

アクセサリ

税込12,744円はメカニカルキーボード並。とか考えてはいけないのでしょう。 

 

Surface Goに関するベンチマークとレビュー記事

レビューは各記事へのリンクを利用し本文を見てもらうとして、ここではベンチマークの結果を引かせてもらうことに。

PC Watchによるベンチマーク

PC Watchは2種類のベンチ比較。先にCinebenchより。

surface-go-pcwatch-bench2

source:Surface Go(米国版)ファーストインプレッション - PC Watch

筆者殿が書かれている通りCinebenchのCPUテストはCPU性能が濃く出るため、メモリなどCPU以外の性能違いがあれども比較に最適。

Core i7との差は高性能CPUとは全然違うことを表しており、比較対象は性能の近いもので、Atomより少し上、Core mよりは少し下がSurface Goに搭載のPentiumの性能。

もう一つは3DMark~での比較。

surface-go-pcwatch-bench3

こちらはクソ性能なAtomと同等レベルまで落ちており、Core mとはやや差がついております。

CPUだけで見るとAtomよりはマシ、全体的に見るとSurface 3と似た性能と言えそう。

わかりにくいCNETのベンチ

surface-go-cnet-benchmark

source:「Surface Go」レビュー (page 2) - CNET Japan

まずAcer Spin 3とか聞いたことがないと思えば国内では流通していない2in1であり、CPUはCore i3、メモリ6GB、HDD搭載のようなのでCPUで差が付きまくっているのでしょう。

lenovo Flex 11も聞いたことがないと思えば海外製品、しかもChromebookと書かれていたので比較対象としてどうなのか。

ベンチに深い意味はないが・・・

皆さんベンチ好きなのでPC Watchが真面目にやや詳しくやってくれているけれど、私が気になった部分はどれほど性能が高いかではなく、実用性に難あるAtomのクソさとどのくらい差があるのかの方。

Surface Goで3Dゲームやるようなアホな人はいないだろうし、用途から考えるに必要充分なのではなかろうか、と思った。

但し1つ注意してほしい。PC Watchのベンチは同じSurface Goでも上位モデル、eMMCではなく東芝の超高速SSD搭載、メモリ4GBではなく8GBの方なので下位モデルはお察しモードかも知れない。 

Surface Go分解は不可能に近い

iFixitでの日本語版の解説も上がっております。

Microsoft Surface Goの分解 - iFixit
https://jp.ifixit.com/Guide/Microsoft+Surface+Go%E3%81%AE%E5%88%86%E8%A7%A3/111895

surface-go-ifixit

分解前提な人はリンク先の記事を読んでもらうとして、そういう人は滅多にいないだろうけれども上の画像はご覧あれ。マザーボードにあたる基板。

色の付いた枠左から行くと、ストレージのeMMC、メモリ2つ、赤はCPU、緑と水色は飛ばして青がWi-Fi、全て基板にソルダリング(はんだで溶接)された状態。

何か1つでも故障したならアウト。私の経験としてはWi-Fiが意外と危ない、メモリもノートは結構不具合出す、eMMCは知らない。

iFixitでさえ分解は難しいとされた難易度マックスの状態であり、修理に出すと分解するとは思えない設計、そしてメモリ故障なので交換、ができない構造。

故障=本体交換と思われ、買うなら使い捨ての覚悟をどうぞ。

 

Surface Goの何が良いのか私には全くわからない

マイクロソフトが嫌いなので、とかそういう理由ではなく、Surface Goは何かと必要だと思える要素がございません。

  1. Windowsでタッチ操作可能・・・しない
  2. 合体型2in1形式・・・キーボード外れなくて良い
  3. サイズが10型・・・実用するには小さすぎる
  4. Wi-Fiのみ・・・モバイルならSIM入れて使いたい
  5. 高価だがオフィス付・・・安いナシ版も選びたい

特に3番のサイズが大問題で、11.6型でさえ使いこなせない私に10型はムリがありすぎる。過去2台11.6型を持っていたけれど数日しか使わなかったほど。

4番についてはやや仕方ないと思う理由は、安さがウリなのだろうからLTE対応が難しいのはわかる。しかしポケットWi-FiよりSIMスロットある方が手軽、テザリングは結構頻繁に切れるのでウザい。

個人的には3番の時点で激しくムリなのだけれども、皆さんどうなのか気になる。私を例にするとノートPCとして使うならば最近仕事で常用している13.3型が限界で、これ以下の大きさは見るも打つも超ストレス。

自分が実用できるノートPCの最小サイズは何型が最低限かお答えいただきたい。1つだけ条件を。キーボードの大きさはノートPC本体に比例するといたしましょう。キーピッチやストロークはご想像にお任せで。

実用モバイルサイズ

結果のみ見るなら選択せず投票ボタン。※2018.08.30 締めて画像へ差し替え

コメント(1)

>私がこの記事書いている日は26日なので本当に販売開始したか不明
確認したら販売中でした。価格も変化なし。

>これらと比較するとなぜオフィスをぶち込んで値上げしたのか意味不明
日本ではOffice入りのPCがよく売れている、だからOfficeを入れた方が売れる、と盲信しているのでは。

関係ありませんけれど最新版のMS Excel、セルをコピーした際にセル回りに出る点線がどうやっても消えず邪魔。以前は「セルをコピーする」→「他のセルでダブルクリックしたり文字入力したりすると消える」だったのに、今は「セルをコピーする」→「他のセル選択中や文字入力中は点線が消える」→「それらの作業が終わると点線が戻る」という仕様。

>キーボードが別売り。
私はチョコレート色が好きですね。他社のPCではほとんど見かけない色ですし。

>Cinebench
1.60GHzの2コア4スレッド、TDPは10W以下のCPUに期待するのは間違い。価格がどうであれ、10インチのモバイルPCなら大した性能は要らないでしょう。10インチで画面解像度「1,800×1,200」は高DPI設定まっしぐらですけれど(21型で4Kと同レベルの細かさ)。

>私の経験としてはWi-Fiが意外と危ない
Wi-FiならUSBタイプの子機を取り付ければしのげるからセーフ。

>Surface Goの何が良いのか私には全くわからない
アレですよ。Microsoftは「デスクトップPC」「ノートPC」「Mac」「タブレットPC」に続く「Surfaceという名のPC」を作ろうとしているのですよ。だからPCとして使いづらくても大丈夫大丈夫。自動車業界で言えばセグウェイくらいの異端児ですから問題ない。

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