マウスが台数限定でノートを発売。
円安な今時でいうとやや安めな6万円ノートながら、メモリやストレージをケチりまくった節約的コスパ最重視というわけでもない、実用を考えて構成したと思われる15.6型のフルHDモニタ仕様。
適当に見て参りましょう。
マウスが台数限定2ストレージのノートPC発売
今ならトップページから行ける、3千台限定らしいノートがこちら。私はLINEでマウスをフォローしているのでそこで知った。
限定台数3千台は嘘では無いと思う理由は、ノートPCは主に台湾のメーカーからベアボーンを仕入れるので数千台単位でなければ割高になってしまうので、3千台以上の在庫はあるかも知れないけれど未満では無いと思う。
主な仕様はスクリーンショットで。
OSは普通に10のHome、CPUは省電力重視な機種で採用の多いCeleron N3450、メモリは4GBでは無く8GBへ盛られており、SSDとHDDの2ストレージ構成。
15.6型でフルHD、バックライトはモニタ以外にキーボード側にも青色が仕込まれているので暗い室内でもタイピングが容易な設計。
表には書かれていないけれど、無線LANの802.11はac対応、Bluetoothは4.2なので特にケチの付け所が無い。
2017年9月現在は特にメモリとSSDが高騰中なので、どちらもケチらなかった点では上手い構成と感じております。
気になる箇所はCPUとノート本体の設計
CPU:Celeron N3450
2chまとめより。
- 7:>CPU Celeron うん・・・適正価格じゃね?
- 9:せめてCore Mだったら買ってた
- 10:1.1GHzか…でもメモリ8Gあるし… ホントに微妙なとこ突いてくるな。
- 17:CPUで値切ったか
これら4件皆同感。
CPUさえもう少し高い性能であればとてもバランスの良い実用的なノートになったはず。しかし9で書かれているようなCore M、仮にCore m3-7Y30にしてしまうと約6万円が約8万円の79,800円になると思われ、マウス視点でいうと大量にさばくのが難しくなってしまう。
この性能ならメモリは8GBあれば充分と思われ、データ100GBも無いならHDDへのバックアップが可能。無線は高速、アイソレーションのフルキーボードも(慣れたら)打ちやすいと思う。
しかし、どうしてもやはりCPUが引っかかる。これがボトルネックになってしまう、せっかくのSSDの足を引くのでは無いかがやや不安。
分解前提なら注意したいところ
メーカーの紹介ページの画像で底面は珍しい。
マウス的にはバッテリの着脱を紹介しているつもりだろうけれど、私が毎回ボトムケースを見たいと思う理由は保証期間終了後にセルフサービスで部品交換できそうか。
ネジの多い台湾製だろうからバラして行けばいつかはHDDなどへアクセス出来るとしても手間は避けたい。
この画像を見る限りでは底面にフタが見当たらず、キーボードの裏から行けるなら良いけれど、もしかすると底部分を丸ごと外すハメになりそう。
バラす前提ならご注意あれ。
デスクトップ用とノート用Celeronの別モノ感が凄い
Celeronイコール低性能かと言えばそうでもございません。左2つはデスクトップ用のPentiumとCeleron、右は今回マウスのノートでも使われているノート用Celeron。
source:インテル 製品の仕様情報 - 比較
ノートにこれを搭載するとどのメーカーもしきりに4コア4コア言うけれど、性能は中央のデスクトップ用Celeronの方が上。価格は半値以下にも関わらず動作周波数が格段に高い。
しかも1ランク上のブランド、左端のPentiumともなれば更に性能が上がる割に価格はノート用Celeronより安いという矛盾。なぜこうなるかは、ノート用は省電力重視なので自動的に低性能となり、デスクトップ用は省電力どうでも良いので高性能可能。
いくら4コアであろうと高負荷になれば動作するコア数は減り、冷却不足になれば動作周波数が1.10GHzよりも落ちてしまうやも知れず。
同じセレロンでもデスクトップとモバイルは別モノとなってしまっている感があり、以前と比較するとこうだと思う。
- モバイルのCeleron・・・今時なAtomと同等というか同じレベル
- デスクCeleron・・・昔のPentiumやCore2以上
- デスクPentium・・・昔のCore i3
デスクトップ用は高性能になり、ノート用はより省電力な方向性。
ところでPentiumはいつから2コア/HTになったのだろうか。今回の比較用にPentium Gの4千番台を適当に入れて初めて気付いた。
おそらく私の用途ならCeleron Gで充分。Core i3を目指さなくともPentium Gの時点でオーバースペックになってしまう。デスクトップの過度なオーバースペック、ノートは性能不足にご注意ですな。
今回のマウスのノートが使い物になるか聞きたい場合は私へメール、では無く、質問掲示板で意見もらえば良さそう。
聞き方はマウスのページのURLを貼る。そして使うソフトウェアを全部書き出し、可能ながらば普段何と何を同時に使用しているかまで答えておけば、PC変態な皆さんがアドバイスくれるはず。
どう考えても最後にJやNのつくCPUは地雷でしょうね。
今回の構成を見ても
・HDD要る?バックアップなら外付けUSBで良くない?
・Memも4Gで良くない?
・15.6ならHDぐらいで。
と言う気がします。
出来る事が限られてるCPUなんで、オーバースペックのような。
その分小型軽量化して、値段を下げた方が良いと思いましたが。
私のような者にも気を掛けて下さり、本当にありがとうございます。私は二十歳の頃からPCに興味がありました。最初のPCは弟が親に買ってもらった物を、就職先に持参しなかったのを良いことに奪い取りました。本体30万9千円。ディスプレイ
17万円。プリンター20万円。メモリを256B増設して512Bにしました。130MBの外付けハードディスクを10万円でつなぎ、大満足していました。家の事情で約10年間、PCの世界から遠ざかっていました。10ヵ月前から、時間やお金の余裕が出来ました。リサイクルショップでノートPCを求め、Windows000や、Mr00など雑誌も読み始めました。10年の歳月は大きく、大好きだったロータスは何処へ?SSDって何?という感じでした。ところが、羊先輩のおかげで、少しずつ意味が分かり始めました。本当に感謝しています。MMGames:著の『苦しんで覚えるC言語』も本で読んだほうがよく分かりました。私は、名著の一冊だと思います。羊先輩のブログもすばらしい本になると確信します。羊先輩の事は、私の知人でPCに興味のある方には必ず紹介させていただいています。是非とも店頭で購入し、いつもそばに置いておきたいです。是非ご検討をお願い申し上げます。
>CPUは省電力重視な機種で採用の多いCeleron N3450
はい解散。
と私的には言いたくなる低性能CPU。というか中身はAtomのSoC。値段は同じですから、Skylakeの「Celeron 3955U」の方が少し高性能で嬉しい。
インテル 製品の仕様情報 - Celeron 3955U と N3450 の比較
https://ark.intel.com/ja/compare/92213,95596
CPU BOSS - Intel N3450 vs 3955U
http://cpuboss.com/cpus/Intel-N3450-vs-Intel-3955U
>気になる箇所はCPUとノート本体の設計
テンキーはあるものの、15.6型のフルHDとやや表示が細かく、更にグレア液晶ですし、事務作業向けとは言い難いですね。ヒツジ先輩が挙げた以外の特徴ですと
・タッチパッドのクリックボタンが物理ボタンで押しやすい
・キーボード部にONOFF自由のバックライトを搭載
・液晶を開くとヒンジ部が少しせり上がるため、キーボードに傾斜が付く
・天板の「mouse」ロゴが灰色で目立たない
個人的にはCPUを除いて好きな構成です。特に15.6型で1,366×768は狭くて窮屈だと感じている私にとって、フルHD解像度は嬉しいところ。しかし私はノングレア派。それとキーボードはフラットな方が疲れない気がしています。
>いくら4コアであろうと高負荷になれば動作するコア数は減り
複数のコアを使えるソフトならば、コア数は減りませんよ。というか使用するコア数を減らしたら、残りのコアだけ負荷が増えて温度も更に上がりますから、減らした意味は皆無ですし。高負荷時はクロックが激落ちします。
>ノートPCは主に台湾のメーカーからベアボーンを仕入れるので
私は最近これを知りました。おそらくパソコン工房もマウスと同じ台湾のメーカーから仕入れているはず。
パソコン工房にも似たような製品がありました。
https://www.pc-koubou.jp/pc/low_price_sp.php?pre=bct1873_cam#model02
>どちらもケチらなかった点では上手い構成
私はHDDだけもしくはSSDのみでもいいと思いますよ。スリープで使用すればいいですし、使い道もウェブサイトの閲覧でしたら違いはわからないのでは。
HPのこの製品の方が128GB SSDですがやすいかも。i3なのでCPUがボトルネックになることはないと思います。ぜひ確認してください。
https://item.rakuten.co.jp/nttxstore/qzx0014454/
>バラして行けばいつかはHDDなどへアクセス出来るとしても手間は避けたい
手間もかかりますしプラスチックを割って壊すのは避けたいですね。