MCJグループが初の東京ゲームショウ出展予定。
それ自体は普通にありえる話として何が珍しいのか不明になるところ、私が目を付けた箇所は初出展の方ではなく、MCJとしてマウスとパソコン工房が初と思われるタッグを組んでいるところ。
驚いているのは私くらいかも知れないけれど。
マウスとパソコン工房がMCJとしてイベント告知
これ本当に驚いた。
連結子会社のマウスコンピューターおよびユニットコムのゲーミングPCやクリエイターPC、周辺機器を展示するほか、
ユニットコム=今やパソコン工房の印象しかない私は。
温度差を具体的に。
- 一般ピープル:マウスは聞いたことある
- BTO詳しい人:同じグループだからね
- 私:え?なぜ今、MCJとして、で?
何が不自然かは、私はBTOパソコン.jpとかいう当サイトを10年少々やっており、そのBTOの中でも後半は特にマウスとパソコン工房は揚げ足を取るか大いに評価するかの2択状態だったので情報の取得漏れは無いはずで。
この2ブランドが同じMCJ(ホールディングス状態)だとしても歩調を合わせるような事は一度もなかった。<接尾にあえて「はず」を付けなかった、逆にいつ協業になるのか、ブランド統合するのか?と思っていたので印象さかさま。
マウスでもパソコン工房でもないMCJとして?
MCJ(ホールディングスと言いたい)として特設専用サイトを開設。
MCJとパソコン工房が全く同じプレスリリースを放流。どちらもPDFなのでプレスリリースのページへリンク。
マウス的にはおもしろくないのか、それは考えすぎとしても、パソコン工房がMCJ動かすほどの実績は挙げていないと思うのだけれども、マウスはリリース空気というかない。
ただ、このぶち上げ企画をパソコン工房がやるとは思えず、MCJは中身マウスだと思えばマウスの中の人が言い出したのか感がハンパございません。
ここまで私が何を言いたいのか不明なら重ねて失礼。MCJ=マウス+MCJ傘下パソコン工房なので上記のようになったのかと妄想しており。
同じMCJでも色々違うマウスとパソコン工房
主に3つ。
1.標準構成の少ないマウスと多いパソコン工房
マウスのネット通販は私が見ると「この間を取ったの標準構成やれよ」と感じてしまうけれど、マウス(の中の偉い人)にインタビューして確信した点は、初心者向けなら選択肢が多すぎない方が良いとして。<正解だと思う。
2.初心者向けなマウスとオタク向けなパソコン工房
逆にパソコン工房のネット通販がやたらと標準構成が多いのは、ネット通販で買うようなオタクはそこでどうぞ。に対して、パソコン工房は圧倒的に現地の実店舗の方が需要あるらしい。<マウスの中の人に聞いた。
3.主力はマウスがネット通販でパソコン工房は実店舗
上記した通り。マウスは秋葉原で2~3店舗あるくらい、パソコン工房は100までは行かないとしても現地が主力。そういう場所は自動車で行ける郊外型だろうから、マウスのネット中心とは真反対。
同じところももちろんある
似たような構成どころか全く同じ仕様なパソコンは普通に存在しており、それはMCJグループのマウスとパソコン工房に限らない。ただ、コスパで見るとマウスもパソコン工房もそう変わらない。
グループかつ競合するバランスがおもしろい
経営者視点で見ていると、量産系BTOメーカー全体の中で特にマウスが見ていて楽しい。※関係ないえけれど組立代行系BTOはサイコムが10年以上前から安定して輝き中な印象。
なぜそうなるかは、パソコン工房の売り方が不器用すぎるので同じMJCグループなのだから販促や広報の人間を時々入れ替えてマウスがパソコン工房側をどうにかしてやれよと思うほどマウスは上手い=パソコン工房の素人感。
しかし同じグループながら双方はPC事業の点で完全な競合、ライバル。
強引に置き換えると松下グループとしてパナソニックとナショナルが並行して似たような製品どころか見た目が違うだけの中身同じなモノを売っている感じ。
どちらでもOKなところ、MCJは違うので成り立っている。売り方が違う。
上で書いた対極しているネットか実店舗か?のような、初心者向けに徹するかオタク向けにするかのような、この両極端とも言える売り方がMCJのやり方。
もっと言えばMCJ会長の高島氏の発想だと思われ、こんな会社見たことない的に傍観していて楽しい。私はだけれども。
似たようなグループになっているサードウェーブ(ドスパラ)とは違うし、ツクモとフロンティアを全然活かせていないヤマダ電機とも違う、似ているようでそれらとは違うおもしろ大企業がMCJという会社。というか高島氏の経営。
彼が居る限りMCJはもっと行けるはず。
何の話かわからなくなったけれど、マウスもパソコン工房も、経営者視点かつ元修理現場にいた、更にそこ辞めても10年少々この業界見てきた今は異業種ながらガチな経営陣となった私の直感は当たる率高そう。
いくらパソコン市場が冷えようとも国内メーカーで残るのはMCJ。パソコン工房の名前がmouseになったとしても、MCJは生き残ると確信しております。
Googleで「6670」と検索してどうぞ。
今はまだ東証二部ながら、まともな競合がDELLとHPくらいになりそうな時、二部ではなくなっているはずと思うのでとりあえず1株700円で20万円ぶち込んでみましょうか。
買い煽りしているわけではございません。むしろ売りでどうぞ。というきな臭い終わり方気持ち悪いので、家電量販店でボッタくられるくらいならBTOパソコンおすすめ、で締める。
>マウスはリリース空気というかない。
いちおうマウスの公式サイトから今回のコラボ告知ページへ飛べますが、あまりアピールしている雰囲気が無いのは確か。トップページにあるこの位置の広告。
https://i.imgur.com/Y0Y82uH.jpg
>パソコン工房は圧倒的に現地の実店舗の方が需要あるらしい
mouseはPC10割、パソコン工房はPC6割パーツ4割、が私の印象。ジャンク品まで扱っている店舗もありますし。パソコン工房なら組み立てサービスもありますから、店員と一緒にパーツを選ぶ→そのまま組み立てもお願いする、というコンシェルジュ的サービスも実現可能。
パソコン修理はパソコン工房|修理・組立 : パソコン組立サービス
https://pc-support.unitcom.co.jp/support/repair/assembly.php
>「6670」
速攻でRadeonが浮かびました。補助電源不要カードとしてはそれなりに優秀でした。
4Gamer.net|「Radeon HD 6670」レビュー
https://www.4gamer.net/games/128/G012837/20110418063/
>強引に置き換えると松下グループとしてパナソニックとナショナルが並行して似たような製品どころか見た目が違うだけの中身同じなモノを売っている感じ。
日本ビクター - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%93%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC
松下グループで置き換えるなら、かつてのナショナルとビクターだと思いますw
昔はビクターは松下の傘下でしたw