SSDとメモリとついでにHDDの価格について。
毎月ごとに価格を見るほどのことではないと思っていたところ、過去3ヶ月くらいは毎月相場が変動、下落しまくっているのでメモリとかSSDなどの単価がいくらなのか知っておきましょう的に。
適当に見て参りましょう。
SSD全体が値下がりした9月の秋葉原
リンクは全てAKIBA PC Hotline!より。
- DDR4 16GB×2枚が8か月ぶりに1万円割れ、ノート用も1万円を割りメモリ相場は値下がりが継続
- WD製NVMe SSD「WD Black SN750」が最大30%超えの値下がり、そのほかも全体的に下落が続く
- 8TB HDDが3か月ぶりに13,000円割れを記録、NAS向けを中心に大容量品の値下がりが目立つ
メモリは32GBでさえ1万円割れがインパクトデカい。1GBあたり312円。
DDR4-2400 16GB×2枚組が9月12日(土)に特価で税込9,980円を記録
しかし今回値下がりした容量は1枚あたり16GBで8GBはほぼ動き無く、8GB(x2)はDDR4-3200も2666も6千円くらいなので375円/GB、ノート用は5千円くらいで313円。
一覧にはまだ無い32GBも値下がり中。以下は340円/GB。
DDR4-2666 32GBの単体品(Team製)が税込10,980円で特価販売されているので、これを2枚買うと税込21,780円
単価だけで言えば割安な順は1枚あたりで16GB>32GB>8GBという、もはや主流は16GBへ、いずれ32GBが16GBの1GB単価割りそうな勢い。
Windowsは64bitが普通になったのでメモリの上限は実質無いようなものだけれども、自作しない人はマザーボードとCPUにも認識できる最大がある点をご注意あれ。
私のメインPCを例にすると、マザーボード(Z97 Extreme 6)は最大32GB、CPU(Xeon E3-1226 v3)も32GBなので16GBx4や32GBx2は無理のような感じ。だいたいDDR3なので関係無いけれど。
SSDは容量問わず全体的に値下がり。
数量限定などの特価品が含まれるものの上から最安値の1GBあたり。
- 2TB(2.5インチ)・・・9.9円
- 1TB・・・9.5円
- 500GB・・・9.6円
- 250GB・・・11.4円
- 2TB(NVMe)・・・14.2円
- 1TB・・・11.0円
- 500GB・・・13.2円
- 250GB・・・16.7円
SATAもNVMeいずれも1TBが最も割安な時代に。
一般的な自作ユーザがSSDをようやく購入しても良いかと判断し始めた頃が1GBあたり100円前後かそれ以上と記憶しているため、10年くらいで1/10ほどまで値下がりしたことになるはず。
今や小容量と言える250GBクラスにも大幅特価が散見され、8月29日(土)には「860 EVO」250GBが税込2,780円(1GB単価11.1円)
250GBクラスも叩き売られて消滅しそうな勢い。
HDDはたいした値動き無いけれど一応。
まだ比較できるほど製品数出ていないので掲載無いと思われる12TBを超える部分の最安も。
- 16TB・・・49,478円
- 14TB・・・36,800円
業務用かマニア向け価格ですな。
上の一覧を見ると1万円超えて良いなら8TBがコスパ良く、イヤなら6TBが次に良く、4TB以下や10TB以上はコスパ以外の理由があるなら。
ネット通販は秋葉原の8~9月よりやや高め?
いつものページを参考に上位16件まで。
【価格.com】パソコン
https://kakaku.com/pc/
メモリから。
ネット販売はさすがに16GBx2が1万円割れまで来ておらず、最安は8位のG.Skillで1.2万円、9位のADATAも2枚で同価格、プラス200円くらいが14位のcrucial製品。
1位も16GBx2なので32GB載せが主流なのかといえばそうでもなく、2,4,5,6位は8GBx2であり、32GBx2とか20位にさえ入っていないので1枚あたり8GBから16GBへの過渡期と見ております。
今まで1GB500円前後で見ていたので400円を平気で割られると慣れるまで価格から容量がすぐにはわからなくなってしまった。以前は2枚で8千円なら1枚8GBかと簡単に見分けられていた。
次、SSD。
トップはcrucialの500GB。
2~4位の3製品は1TBながら秋葉原ほどは安くないようで、逆に秋葉原の方がセールなどが多く例外的な安さな印象がある。
よくわからないモノが5位になっているESSENCOREというメーカーで、口コミ無ければレビューも無く、販売はAmazonとヨドバシと楽天ブックスの3つだけ。
代理店はアーキサイトなのでランキングを買ったわけでも無さそうというか、3千円のSSDのためにそこまでするわけがない。
ラストはHDD。
これも秋葉原よりやや高めか。
上位3つがすでに6~8TBとなっており、しかし4,6,7,8位は1~4TBなので、より安くが有線で大容量でなくとも良い人も居られるのかと。私ならコスパ優先で3位の6TBにする。6TBも要らないけれど。
何かここに来て東芝が目立つようになりましたな。代わりにHGSTが消えているのはWD製品と統一されたのだろうか。
DRAMeXchangeの相場も再び下降へ
いつものグラフ。範囲は9月29日から過去1年間。
source:DRAMeXchange
昨年末のような急上昇が来て上がり続けるかと思いきや緩やかな下降へ転じており、再び上がる可能性は当然あるとしても冷静に考えてこうなると落ちる方へ進むとエスパー。
パソコンの出荷台数が昨年ほど高いわけではなく、いくら日本が子ども用ノート(GIGAスクール構想のやつ)で出荷台数を上げても世界シェアへの影響はたいしたことはなく。
更にここまでメモリが大容量になり手が出しやすくなれば供給に対して需要が早めに切れてしまい、製造元で在庫過多となれば値下げするか廃棄するかになってしまう。※ラインの操業を止めると復帰まで数ヶ月要する(らしい)
後は韓国がどうなるかでしょうな。約1年前の数値。
米国の半導体企業であるマイクロンは、同四半期のDRAMの売上高が34億6900万ドルとなり、シェア3位だった。いわゆる「ビッグ(BIG)3」と呼ばれるDRAMメーカー3社の2019年第4四半期の売上高シェアの合計は95%となった。
大統領が四方八方に媚とケンカを売りまくる外交の天災なので、こいつ1人のせいで韓国潰れかねない状況が昨年春かもっと前から続いており、これを書いている今は北が核保有したまんまなのに終戦を匂わせており米韓同盟破棄の可能性もあるそうな。
借金と捏造はするけれど言うことはやらない男なので今回もそうだろうと思うものの、万一があればSAMSUNGもHynixも無事では済まないと思われ、DRAM不足起こる可能性も。
予備のDDR3を8GBx2+4GBx4在庫している私は低みの見物。
>単価だけで言えば割安な順は1枚あたりで16GB>32GB>8GB
しかも1枚組より2枚組の方が割安。更なる大容量化へと拍車が掛かる。
私のメインPCは「8GB×2」+「4GB×2」の計24GB。重めの3DCGゲームをプレイ中は、最大で12~14GBほど使います。通常時は4~6GBくらい。事務用途なら今でも8GBで問題ない。
>SSDは容量問わず全体的に値下がり。
私が使用中の 128GB はまったく眼中にないのは正しい対応。会社デスクのPCなら500GB~1TBが標準ですかね。クラウドクラウドやかましい現代なら、特に社用PCのストレージ容量なんぞ64GBでも十分な気がしますけれど。
>よくわからないモノが5位になっているESSENCOREというメーカー
私がデスクトップで使用中のメインメモリと、ノートPCで使用中のSSDがそのESSENCORE製です。COMPUTEXで自社ブースを持ち続けられるなら信用できる企業だろう、という判断。
とにかく「絶対性能より安さ」がESSENCORE製KLEVVシリーズの特長。マニアが性能を求めて買う製品ではなく、手頃な値段で手頃なアップデートを目指すに最適なシリーズ。