Microsoft Office 2013(以下オフィス2013)が2月7日発売予定。
それに合わせてパソコン工房とマウスコンピューターから新製品がいくつか発表。オフィス2013は2010より多少安くなっているようで、機能は2010より上のご様子。BTOパソコンの方は相変わらずWindows7と8の並行販売。
どのようなものか適当に見て参りましょう。
新しいオフィスはタッチ操作可能でクラウド保存
機能の違いをこちらのページから拝借。
数量限定 Office 2013 発売記念 | Microsoft atLife
http://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/buy/article/office2013/launch/
基本的に組み合わせはオフィス2010までと同じ。
全てにExcel、Word、Outlookが入っており、PowerPointやAccessなどが要らない、使わないならパーソナルで充分。
単品でも販売されると思うけれど、2010までと同程度の価格とするなら1本1万円前後になるので、どうしてもExcelだけで良いなど以外はセットの方が割安。割安というだけで高額すぎるとは思うけれど。
2013になり何が変わったか、3つ提案されている特徴から2つ。まずはマウスでもタッチでも操作が可能との事。
誰得という言葉が脳内に浮かんだけれど、マウスよりタッチ操作の方が良いという人もいるのでしょう。私にはマイクロソフトの自己満足にしか見えないけれど。
もう一つも方向性を間違っていると思うクラウド保存やSNS連動。
Wordなら有りかも知れないけれど、その他は主にプライベートや業務で使うアプリケーション。なぜフェイスブックに投稿させようと思ったのか不明。
クラウド保存は2箇所以上でPCなどを使う個人ユーザには良いかも知れないけれど、クラウド保存が標準設定らしい為、クラウドを禁止している企業のIT管理者は手間が増えますな。
個人的にはいまだクラウドの安全性を信頼しきっていない為、個人情報や数値データが含まれるファイルはローカルのみとしております。
当ブログ用に作成する公開用ファイルなら良いけれど、私は自宅のメインPCでしかブログに関わらないので無駄。
昔ならストレージ(HDDなど)の空き容量を節約する為に良かったかも知れないけれど、今やデスクトップなら2TB以上でも普通、ノートでも1TBとか。SSDも三桁GBが主流になりつつあり、意味が薄いでしょう。
需要やユーザの利便性でモノ作りを考えない、マイクロソフト様の遊び方はWindows8から絶好調ですな。
リリース記事で見る工房とマウスの売り方の違い
オフィス2013入りBTOデスクトップPCはパソコン工房から4機種。
パソコン工房、Office 2013搭載デスクトップPC 4機種 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130201_586065.html
Windows7と8、ミニ(マイクロ)タワーとスリムの組合せでいずれも約6万円。
中身は同じで主な仕様をテキストで書き出すのは面倒になったので、画像でWindows7より2機種。
CPUはCore i3なのでCeleronよりは高性能かつi5よりは落ちるかも知れない普通の性能とでも言いましょうか。
チップセットのB75は無改造前提のBTOパソコンなら、上位チップセットより原価も売価も安いという解釈でよろしいかと。
メモリやHDDなどはカスタマイズすれば良いけれど、量産系でそれをやると割高になって行くので注意が必要。
モニタは全て別なので、オフィス入りで普通の性能で良いなら、21.5~23インチ程度のモニタを含め予算8万円も有れば充分。
マウスコンピューターは6機種でノート3とデスクトップ3。
マウスコンピューター、5万円台からのOffice 2013 PC - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130131_585887.html
ノートは性能や画面サイズが違い、なぜ最も安いCeleron搭載が15.6型で1クラス上のCore i5が14型なのかは分からないけれど、構成して価格を付けたのでは無く、価格帯を区切りそれに合わせて組合せたのでしょう。
価格は下から、約6万、8万、10万円となっており、デスクトップも同じ価格で3段階。マウスがよくやる見せ方。
デスクトップは価格上からCPUがi7、i5、Celeronとなっており、CPU以外のパーツも高い方が高性能や大容量。
パソコン工房より高く見えるけれど、マウスのリリースはモニタがセットになっているので、コストパフォーマンスではマウスの勝ち。
パソコン工房がやっつけ仕事、やる気無さそうに見える原因は、今回の新製品がオフィス2013を入れただけで、オフィス無しでも選択すれば同じ構成になるので新製品のニュースとしてはインパクトが少なく、なめてしまったと推測。
私のようにBTO変態なら「後付で同じ構成になる」と知っているけれど、量産系BTOパソコンのメインユーザはPC初心者から中級者。初心者向けに提案しているマウスコンピューターは上手いと感じております。
なぜカスタマイズの後付でも同じなのにプレスリリースを撒いているかは宣伝効果。プレスリリースは宣伝に使うものでは無いけれど、無料や安く告知できる手段として定着しております。
量産系BTOパソコンはシンプル。NECなどのように余計な機能やアプリケーションを満載せず、しかも随時構成が変わる受注生産なのでシーズンによる春モデルとか無し。
プレスリリースは新パーツや新ゲーム、新アプリケーションが出た際の苦肉の策として使われております。
オフィス2013が必要ならPCとセットが得(まとめ)
2013に限らないけれど、オフィスが必要でパソコンを買い換えるならセットが得。BTOパソコンの場合はカスタマイズで追加するとオフィス2010のパーソナルなら各社2.0~2.1万円。
オフィス2013はパソコン工房で差額を出すと1.8万円。少し安くなったようで。これがオフィス無しと同じ構成。
オフィス2013発売後に上の機種のカスタマイズからオフィス2013を追加すると、今回の新製品と同じ価格になるはず。
パッケージの価格を見ると、オフィス2013パーソナルの例では、Amazonで現在約2.8万円の予約販売。パッケージはサポートなど条件が違うけれど内容は同じで1万円も高額。
ノートが良いならBTOパソコンに限らず、特にdynabookが最初から安くオフィス入りで販売する為、価格コムなどをチェックしてみましょう。
NECや富士通などは3ヶ月くらい待たねば底値(適正価格)にならずぼったくられるので要注意。
但しdynabook含め有名メーカーのノートは全てWindows8になっているので、7が良いならマウスやパソコン工房、DELL、HPも見てみましょう。
Windows8直後の新オフィス。マイクロソフトは斜め明後日の方向へ向かっているので、アップグレードや2013を新規購入するならどのくらい罠が張られているかご確認有れ。
ちなみに私は未だに2003をメインで利用し、ブログ用にグラフなど画像を貼る際のみ2007を使っております。
なぜ古い方が主力かは作業効率が高い為。具体的には2003以前の方が目的の動作をさせるまでのクリック数が少ない。
新しい物が良いとは限らない、それがマイクロソフト製品。
コメントする ※要ユーザ登録&ログイン