マイクロソフトオフィス(以下、オフィス)について。
種類が多くなり私も何がどうなのかよくわからなくなって来たため、自分が覚える用として種類や価格の違いなどをご案内。BTOパソコンでオフィス付けるか否かの判断材料にもなるはず。
無駄金は使わないよう自分に合うものを選びましょう。
マイクロソフトオフィスの種類や価格の違い
そういうことはマイクロソフトの公式を見ればOK。画像は一部編集。
Microsoft Office 全製品の比較 | Microsoft Office
https://products.office.com/ja-jp/compare-all-microsoft-office-products?tab=1
パソコン詳しい人なら一目瞭然だろうけれど、そうではない人用に解説すると、一般家庭や個人向けとされるオフィスが右端のPersonal、PowerPointが付いて5千円くらい高いやつが中央のHome&Business。
左端の全部入りな365 soloは、支払い方法が年または月払いのサブスクリプションといわれる形で、年払いなら月あたり1,062円で利用できる、リースとかレンタルのようなイメージ。
旧バージョンと比較すると右2つの買い切り型なオフィスがバカ高くなっており、理由はマイクロソフト的に365 Soloを売りたいがため、365を割安に見せるためだと推測。
365の年払いと買い切り版を単純計算で比較すると、Home&Businessは365の3年分、Personalは2年半なので、それ以上使うなら買い切り版の方が得とも言える。
但し見ての通り、使えるオフィスソフトの種類が365は多い全部入りなため、Accessが必要だとか、Skypeで国際通話60分無料が欲しいなら365で金を払い続けろ的なスタイルとなっております。
掲載されていないOffice Premium 2016ついては後で。
価格によるオフィスの違い
ポイントは2つ。
- Personalと~Businessの違い・・・価格とソフトの種類
- 365と買い切り版の違い・・・支払い方法とソフトの種類
その他、金支払い続ける限り365 Soloはサポート(脆弱性対策などのアップデート)が永続に対し、買い切り版はいつか打ち切られるので新バージョンへ買い換える必要がございます。
用途に合わせたエディションの選び方
アンカーリンク、ウザければ失礼。
種類は先ほど貼った画像で違いがわかる。
ポイントは左へ行くほど増えるソフト2種類。
パワーポイントとワンノートって何?
PowerPointは企業ではプレゼン用と言われるソフトウェアで、当サイトでも、私は個人としてもPowerPointを時々使用しております。
下は2010年の記事用に作成したフローチャート。リンク先へ行くなら情報が古いので注意、あまりアテにせず。
source:自分に合ったPCが判るYesNoチャート - BTOパソコン.jp
WordとExcelを使っている人なら話は早い。見た目はWordのようにA4サイズの縦横なインターフェイスが出て、Excelの図形貼付け機能を使える感じ。
Wordのように行単位でのレイアウトではないので自在に図やテキストボックスの配置が可能、Excelのように罫線は無く、日本の紙のサイズに合わせられるので印刷する時に楽という良いところ取り。
逆に、社内文書や挨拶状のような作文はテキストボックスの配置になるため逆に手間、Excelのような罫線を活かした一覧表作成も手間になるので使い分けが必要。
PowerPoint使ったことがない人が割と多い気がする。もし会社や学校のパソコンに入っているなら試してみましょう。チラシ作るとかイラストとか写真貼り付けるような用途なら、個人向けとしても何かと便利なはず。
「プレゼン用」と言われるからハードルが高く感じるだけだと思う。ただ、personalと~&Businessでの5千円差の価値があるかは用途次第で微妙。
という理由が、OneNoteは無料で使えるため。下の画像は私のPCがオフィス2007(サポート切れ)なので古いバージョンのOneNote。
OneNote のダウンロード
https://www.onenote.com/download?omkt=ja-JP
使い方や使い勝手は不明。私が使ったことがない。タダなので何ができるのか、興味があればお試しあれ。
アクセスとパブリッシャーって何?
簡単にいうと、開発者向けとかデータベース管理したい人用のソフトであり、2~3回起動したことがあるけれど、何をすれば良いのか全くわからなかった。
というわけで、この2つが必要になる人は用途がわかっている人であり、そうではない人の場合、オフィスの365と買い切り版の違いは支払い方法と思えばよろしいかと。
どう使うのかわからないので説明は無理にてご容赦。
BTOパソコンのパーツ変更画面でのオフィス選び
パッケージ(市販品)との違い
パソコン工房のカスタマイズする画面がシンプルでわかりやすかったのでスクリーンショット。
価格を見て「あれ?」と思ったかと。
Personalが約1.5万、Home&Businessは約2.0万、なのでパッケージ版よりもそれぞれ1.7万円くらい安い値段でオフィスが付いてくる。
機能とソフトの種類は全く同じ。OutlookとOneNoteは重要ではないとしたか、書かれていないだけで付いております。
パッケージにはなかったProfessionalが追加されており、これは365 Soloと同じくオフィスのソフト全部入りとなっている買い切り版。
個人向けと法人向けの違い
- 個人向け・・・マイクロソフトアカウントとヒモ付し365へ移行可
- 法人向け・・・マイクロソフトアカウントのヒモ付不要
その他、法人向けはライセンス認証をオンラインでしなくてもOKという違いがございます。365へ移行すると、もちろん月額や年払いになる。
2016とPremiumの違い
以前はBTOメーカーならではなオフィスプレミアムが、今はどこも消滅。以下はマウスのカスタマイズ画面にあった説明。
Office Premiumは、Officeのフル機能の他にも、随時アップデートされる機能追加やOne DriveなどのOffice 365サービスを1年間利用することができます。
365の1年無料を抱き合わせにした、365を試して移行できる(させようとしている)エディションで、消えているメーカーはパソコン工房とマウス以外もそうなので、マイクロソフトが中止したのだろうと推測。
PCとセットにする利点と難点
- 利点・・・割安
- 難点・・・そのパソコンでしか使えないライセンス契約
製品版の場合は、パソコン買い替えても2台までなら1つのパッケージのライセンスで行けるところ、パソコンとセットになるオフィスはそのパソコン1台だけ限定がお約束。
2回オフィス入りパソコン買うなら製品版の方がやや安くなり、3回買えばお得、とも言えるけれど、パソコンが3回転もする頃には、そのバージョンのオフィスのサポートが切れている可能性があり、新しいオフィスが使えないことも考えられ、どちらが良いとも言えず。
ちなみにNECなどのパソコンが標準でオフィス入り仕様になっているのは、当然ながらPersonalなら2万円乗っているオフィス込、悪い言い方すればオフィス抱き合わせ価格という認識で合っているはず。
というわけで、クソ高いマイクロソフトオフィス要らないならBTOパソコンおすすめ。但し、最近はNECなどもオフィスなしで出ている機種もある。
マイクロソフトのサブスクリプション推しが怖い
やたらと365推しなマイクロソフト。
マイクロソフトに限らず、有名なところではAdobe CCがサブスクリプションだったり、驚いたのはモリサワフォントが年払いになっていたり、サブスクリプション化が進んでおります。
不要になれば金払わなくて良いと前向きにとらえることもできるけれど、個人的には必要のない月にまで金払っている感覚があり、個人向けとしてサブスクリプションは避ける性格。
太字にした部分が重要と感じており、もし町内会長になった時だけWordが必要とか、年賀状を無理やりWordで作っており年末以外は不要とか、「もしかして使うかも知れない」という、絶対に使わないフラグ立ててオフィス選ぶなら買い切り版、もしくはフリーソフトをおすすめ。
ホーム | LibreOffice - オフィススイートのルネサンス
https://ja.libreoffice.org/
本当にタダ。難点としては、マイクロソフトオフィスで作成したファイルのレイアウトと少し違うことがあるとか、マクロなど高度な機能はやや苦手なところ。
考え方を変えると、町内会長になった時の1年間だけ、年賀状作る1ヶ月だけ365へ金を突っ込む、という考え方もアリですな。それだけのためのWord利用に年間1.2万や月1,200円の価値があるとも思えないけれど。
余談ながら、この状態でマイクロソフトがサブスクリプション推しになりまくると、オフィス以外にWindows 10まで月額や年額制になるのでは?と戦々恐々。
「買ったのだからそれはない」「Windowsは10で終わり」は合っていると思う。しかし、Windowsは10で終わりのはずなのに、10のサポートが細切れになったのはなぜなのか。
source:Windows ライフサイクルのファクト シート - Windows Help
3年ほど前、10のサポートは2025年10月14日までになっていたはずなので、いつの間にか短縮されていると思う。
やり方としては、Windows 10のサポートを終了 -> 延長サポートはいつまでとする -> 早くWindows 10 365 Soloへ乗り換えを、とか。
Windowsという名前を使わず、お得意のパクり芸でMac OSをもじり、MS OS 365 とか出さないとは言っていない。「今なら10から無償アップグレード、最初の1年(何月何日まで)は無料」か。
何でも月額に手を出す感覚は、何かローンの支払いが増えて行くようで気分的に嫌なので、買い切りでスッキリしたい派の意見でございます。
>Microsoft Office 全製品の比較
エクセルとワードがそれぞれ単品で1.4万円くらい。アウトルックを使わないなら、Personalより単品で購入した方が少し安上がりではあります。
>365と買い切り版の違い・・・支払い方法とソフトの種類
いちおう365 Soloの方は「OneDriveの容量が1TBへ拡充」もそこそこ大きなメリットに含まれますよ。人によりますが。バックアップストレージとして使えば便利やも。Dropboxより同期が遅かったはずですけれど。
>OneNote
私はPowerPointより使用頻度が高いです。Webサイトの記事を切り貼りすると、勝手に出典元URLも貼り付けてくれるのが便利。PDFで出力してプレゼン資料にする機会が多し。
>パブリッシャー
MS オフィスで使ったことの無いソフト筆頭。
いわゆるDTPソフトだそうですから、チラシとかカタログとか作るのに向いているのだとか。デジタルデータのままではなく、印刷したモノをやり取りするイメージ。
>モリサワフォントが年払い
モリサワパスポートでしたっけ。フォントをサブスクリプションは悪い方向へ驚きでした。新ゴなんぞ私は好きです。
マイクロソフトのサブスクリプション推しが怖い>
今はOfficeOnlineもありますから年に数回程度なら買う必要がないかもしれませんね。
但し、Microsoftアカウントが必要ですが。
いつも有益な情報をありがとうございます。いっそ、アンドロイドPCにしてしまおうかと、思案中です。