NECの2016年秋冬モデルが相変わらずなセレブ価格

2016年9月15日

NECが秋冬モデルを発表。

もはや中国レノボが正体なのだから大人しく安売りすれば良いと思うものの、NEC様のダークサイド商法は相変わらず。これが国内PCメーカーの売り方と言えばそれまでだけれども。

適当に見て参りましょう。

NECの2016年秋冬モデルが相変わらずなセレブ価格

プレスリリースをPC Watchより。

NEC PC、第7世代Coreプロセッサ搭載の15.6型ノート - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1019502.html

LAVIE-NS850

特に変わり映えしないNECらしいノートPC。

富士通や東芝に先駆けての新作発表と思われ、何を張り切っているのかと思えばCPUにインテルの最新版、第7世代Core iシリーズ、Kabylakeを搭載。

最上位モデルの店頭予想価格は税別で約23.5万円という事は25万円少々。次に高いやつは21.5万円で税込23万円オーバー。

最上位のモニタ4K解像度は都合悪い為、次に高いやつの仕様。

NS750が15.6型タッチ対応フルHD(1,920×1,080ドット)液晶にCore i7-7500U、(中略)メモリにDDR4-2133 8GB(略)、1TB HDD(略)、OSにWindows 10 Homeを搭載。Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属

オフィスが付くので多少高額化はするだろうけれども、それでも13万円くらいが妥当では無かろうかと感じる性能。無駄にスピーカーにこだわってみたり、使うかどうか分からないバンドルソフトは強化されている模様。

BTOパソコンならばいくら程度なのか、マウスを参考に。

LB-F572XN-S5

これにNECと同じオフィスを付けると+2.4万円なので11.4万円くらい。NECの半値とまでは行かないまでも10万円も安くなるという。

違いはCPUがまだSkayLakeな程度とタッチパネルでは無し。代わりにHDD 1TBがSSD 480GBへ容量ダウンなものの性能は大幅にアップしており、どちらが良いかと問われるならばマウスでしょう。体感ではこちらの方がクソ速いはず。

ノート兼タブレットな2in1も発売へ。

NEC PC、「LAVIE Hybrid Zero」シリーズ - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1019622.html

Hybrid-ZERO-HZ650

キーボードは後方へ折り畳まれる仕様。

2in1はキーボードが外れるタイプは外すなら最初から無くて良く、折り畳める方は無駄に重くなるという、パソコンとタブレットの悪いところ取りしたような形態と感じており、価格は何と税別で約21万、込22万オーバー。

こちらは1世代遅れており、今回でようやくSkyLakeを搭載したそうな。上位モデルはIGZOの2K液晶なのでスルーし、下位モデルの仕様がこれ。

2in1下位モデル「HZ650」は、メモリが4GB、ディスプレイがフルHD(1,920×1,080ドット)、ストレージが128GBになる以外はHZ750と同じ。税別店頭予想価格は184,800円前後

税込約20万円、性能と容量は上で貼ったマウスのノートより下。

いくら1kgを切っており、バッテリが10時間前後と長いとはいえ実売予想20万円の2in1とか凄すぎる。

もしマジで買おうと思っているのなら、せめて3ヶ月ほど待ち、価格が6割くらいまで落ちるまで待ちましょう。20万なら12万円くらいまで落ちる可能性有り。ならばマウスと同じくらいというご祝儀な価格設定。

ラストはデスクトップで2形態。

NEC PC、液晶一体型/スリムタワーPC「LAVIE」シリーズ - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1019630.html

LAVIE-Desk-All-in-One-DA970

最上位は税別25万円くらい。本当に家庭用PCなのか疑えるレベル。

上位モデル「DA970」の主な仕様は、Core i7-6567U(3.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 4TB23.8型フルHD光沢液晶ディスプレイ、BDドライブを搭載。

マウスのノートよりCPU性能がほんのり上がりHDDが大容量化。ブルーレイはマウスでカスタマイズすると約1万円でDVDと交換可能。

HDDがやたら大容量、左にテレビ用らしきリモコンがあるのでテレビチューナを内蔵し録画も出来るのでしょう。そういうのはテレビや専用機でやれと思うけれど、テレビを置けないほど部屋が狭いとか、そういう家向けなのだろうか。

性能はほぼノートPC、但し故障するとノートどころでは無く高額になる上、クソ重いはずなのでダンボールは修理用に保管を推奨。修理時の引き取りサービスとかあるなら利用するべきでしょうな。

デスクトップは今時の国内大手では珍しくセパレートのスリムPCも発売。

dt750

パッと見、「セットで8万円くらい?」と思ったなら大間違い。

スリムタワーPC「Desk Tower」シリーズからは、「DT750」、「DT150」を発売。税別店頭予想価格は244,800円、139,800円前後の見込み。

何をどうすれば25万円級になってしまうのか謎過ぎる。

上位モデル「DT750」の主な仕様は、Core i7-6700(3.4GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TBBDドライブを搭載。OSはWindows 10 Homeで、23型フルHD液晶ディスプレイ、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属

やはり謎。

そしてマウスはこれで。先ほどから画像が邪魔なのは故意。

LM-iHS310X-S5

約8.5万円だけれども、合わせるなら色々足りないので追加する必要あり。

SSD 480GBは外れないのでHDD 4TBを追加、DVDをBDドライブへ変更し、キーボード&マウスを追加、23.5型フルHD解像度モニタも追加すると税別15.1万円となり、これまたNECより10万円くらい安くなってしまった。

税込ならば16.2万円、NECの24.5万円を税込すると26万円超えし、そこに6割を掛け算すると16万円くらいになるので待ちましょう。

またはマウスなどなら待たなくとも最初から適正価格。

 

余計な世話または貧乏人の妬みなのか?(まとめ)

パーツを野菜に置き換えてみましょうか。

中国やマレーシア、台湾などで作られた物を国内メーカーが仕入れて野菜炒めを販売。マウスなら1,000円、NECが売ると2,000円。

まずいところは中身が同じ、使うか分からない付属の器や調味料が違うだけなので、BTOや自作知らない人がボッタクられているとしか思えない。

PCデポ事件のように、さも価値があるように見せかけつつ高額請求するこのような商売がいつまでも続くと思っているのだろうか。

今の自作PC世代、昔PC-98やX68Kに触れていた人が今30~50代だとすると、最短であと10年、長くとも30年以内にはNECのような現状の大手PCメーカーといえる企業はパソコン作れども売れなくなると思う。

ケースやマニュアルにNECのロゴがあり、Windows起動前にNECと表示され、ネット通販なら保証が3年とか、それはそれで結構。しかし、情弱と言われる人が減り、自称情強な今の30~50代が高齢者になる頃にはNECはパソコン作っていない気がする。

それを見越しNECレノボとなったのでしょうな。

中身は同じインテル入ってる、店頭スタッフはユーザの用途など考えず高価なパソコンを売れば良いのだろうから、今後そういうのは通用しなくなるでしょう。

以上、貧乏人の妬み終わり。但し、金が余れどもNECは無い。

コメント(3)

五月人形らしい感じだと思うの

レノボは経営方針がぶれないがNECは衰退一途

いっそPC界でのNECは「Nippon Expensive Computer」の略称だとでも名乗れば良いのでは。

>Core i7-7500U
i7のくせに2コア4スレッドなのは相変わらずの末尾Uモデルですが、動作クロック「2.70~3.50GHz」は優秀ですね。少なくともOfficeを動かす程度なら、CPUがボトルネックになることはありません。

>液晶一体型
増設するのが難しいですから、始めから「メモリ8GB」と「HDD容量4TB」と盛っておくのは良い手。パソコンとしても使えるテレビを買うつもりなら、普通のテレビにスティック型PCを取り付けた方が安上がりですけれど、性能を盛りたいなら仕方ないですね。

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶ。ヤマダ電機の一部、または自作PCのパーツ屋さん。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作したくない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。