NECが秋冬モデルを発表。
もはや中国レノボが正体なのだから大人しく安売りすれば良いと思うものの、NEC様のダークサイド商法は相変わらず。これが国内PCメーカーの売り方と言えばそれまでだけれども。
適当に見て参りましょう。
NECの2016年秋冬モデルが相変わらずなセレブ価格
プレスリリースをPC Watchより。
NEC PC、第7世代Coreプロセッサ搭載の15.6型ノート - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1019502.html
特に変わり映えしないNECらしいノートPC。
富士通や東芝に先駆けての新作発表と思われ、何を張り切っているのかと思えばCPUにインテルの最新版、第7世代Core iシリーズ、Kabylakeを搭載。
最上位モデルの店頭予想価格は税別で約23.5万円という事は25万円少々。次に高いやつは21.5万円で税込23万円オーバー。
最上位のモニタ4K解像度は都合悪い為、次に高いやつの仕様。
NS750が15.6型タッチ対応フルHD(1,920×1,080ドット)液晶にCore i7-7500U、(中略)メモリにDDR4-2133 8GB(略)、1TB HDD(略)、OSにWindows 10 Homeを搭載。Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属
オフィスが付くので多少高額化はするだろうけれども、それでも13万円くらいが妥当では無かろうかと感じる性能。無駄にスピーカーにこだわってみたり、使うかどうか分からないバンドルソフトは強化されている模様。
BTOパソコンならばいくら程度なのか、マウスを参考に。
これにNECと同じオフィスを付けると+2.4万円なので11.4万円くらい。NECの半値とまでは行かないまでも10万円も安くなるという。
違いはCPUがまだSkayLakeな程度とタッチパネルでは無し。代わりにHDD 1TBがSSD 480GBへ容量ダウンなものの性能は大幅にアップしており、どちらが良いかと問われるならばマウスでしょう。体感ではこちらの方がクソ速いはず。
ノート兼タブレットな2in1も発売へ。
NEC PC、「LAVIE Hybrid Zero」シリーズ - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1019622.html
キーボードは後方へ折り畳まれる仕様。
2in1はキーボードが外れるタイプは外すなら最初から無くて良く、折り畳める方は無駄に重くなるという、パソコンとタブレットの悪いところ取りしたような形態と感じており、価格は何と税別で約21万、込22万オーバー。
こちらは1世代遅れており、今回でようやくSkyLakeを搭載したそうな。上位モデルはIGZOの2K液晶なのでスルーし、下位モデルの仕様がこれ。
2in1下位モデル「HZ650」は、メモリが4GB、ディスプレイがフルHD(1,920×1,080ドット)、ストレージが128GBになる以外はHZ750と同じ。税別店頭予想価格は184,800円前後
税込約20万円、性能と容量は上で貼ったマウスのノートより下。
いくら1kgを切っており、バッテリが10時間前後と長いとはいえ実売予想20万円の2in1とか凄すぎる。
もしマジで買おうと思っているのなら、せめて3ヶ月ほど待ち、価格が6割くらいまで落ちるまで待ちましょう。20万なら12万円くらいまで落ちる可能性有り。ならばマウスと同じくらいというご祝儀な価格設定。
ラストはデスクトップで2形態。
NEC PC、液晶一体型/スリムタワーPC「LAVIE」シリーズ - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1019630.html
最上位は税別25万円くらい。本当に家庭用PCなのか疑えるレベル。
上位モデル「DA970」の主な仕様は、Core i7-6567U(3.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 4TB、23.8型フルHD光沢液晶ディスプレイ、BDドライブを搭載。
マウスのノートよりCPU性能がほんのり上がりHDDが大容量化。ブルーレイはマウスでカスタマイズすると約1万円でDVDと交換可能。
HDDがやたら大容量、左にテレビ用らしきリモコンがあるのでテレビチューナを内蔵し録画も出来るのでしょう。そういうのはテレビや専用機でやれと思うけれど、テレビを置けないほど部屋が狭いとか、そういう家向けなのだろうか。
性能はほぼノートPC、但し故障するとノートどころでは無く高額になる上、クソ重いはずなのでダンボールは修理用に保管を推奨。修理時の引き取りサービスとかあるなら利用するべきでしょうな。
デスクトップは今時の国内大手では珍しくセパレートのスリムPCも発売。
パッと見、「セットで8万円くらい?」と思ったなら大間違い。
スリムタワーPC「Desk Tower」シリーズからは、「DT750」、「DT150」を発売。税別店頭予想価格は244,800円、139,800円前後の見込み。
何をどうすれば25万円級になってしまうのか謎過ぎる。
上位モデル「DT750」の主な仕様は、Core i7-6700(3.4GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、BDドライブを搭載。OSはWindows 10 Homeで、23型フルHD液晶ディスプレイ、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属
やはり謎。
そしてマウスはこれで。先ほどから画像が邪魔なのは故意。
約8.5万円だけれども、合わせるなら色々足りないので追加する必要あり。
SSD 480GBは外れないのでHDD 4TBを追加、DVDをBDドライブへ変更し、キーボード&マウスを追加、23.5型フルHD解像度モニタも追加すると税別15.1万円となり、これまたNECより10万円くらい安くなってしまった。
税込ならば16.2万円、NECの24.5万円を税込すると26万円超えし、そこに6割を掛け算すると16万円くらいになるので待ちましょう。
またはマウスなどなら待たなくとも最初から適正価格。
余計な世話または貧乏人の妬みなのか?(まとめ)
パーツを野菜に置き換えてみましょうか。
中国やマレーシア、台湾などで作られた物を国内メーカーが仕入れて野菜炒めを販売。マウスなら1,000円、NECが売ると2,000円。
まずいところは中身が同じ、使うか分からない付属の器や調味料が違うだけなので、BTOや自作知らない人がボッタクられているとしか思えない。
PCデポ事件のように、さも価値があるように見せかけつつ高額請求するこのような商売がいつまでも続くと思っているのだろうか。
今の自作PC世代、昔PC-98やX68Kに触れていた人が今30~50代だとすると、最短であと10年、長くとも30年以内にはNECのような現状の大手PCメーカーといえる企業はパソコン作れども売れなくなると思う。
ケースやマニュアルにNECのロゴがあり、Windows起動前にNECと表示され、ネット通販なら保証が3年とか、それはそれで結構。しかし、情弱と言われる人が減り、自称情強な今の30~50代が高齢者になる頃にはNECはパソコン作っていない気がする。
それを見越しNECレノボとなったのでしょうな。
中身は同じインテル入ってる、店頭スタッフはユーザの用途など考えず高価なパソコンを売れば良いのだろうから、今後そういうのは通用しなくなるでしょう。
以上、貧乏人の妬み終わり。但し、金が余れどもNECは無い。
五月人形らしい感じだと思うの
レノボは経営方針がぶれないがNECは衰退一途
いっそPC界でのNECは「Nippon Expensive Computer」の略称だとでも名乗れば良いのでは。
>Core i7-7500U
i7のくせに2コア4スレッドなのは相変わらずの末尾Uモデルですが、動作クロック「2.70~3.50GHz」は優秀ですね。少なくともOfficeを動かす程度なら、CPUがボトルネックになることはありません。
>液晶一体型
増設するのが難しいですから、始めから「メモリ8GB」と「HDD容量4TB」と盛っておくのは良い手。パソコンとしても使えるテレビを買うつもりなら、普通のテレビにスティック型PCを取り付けた方が安上がりですけれど、性能を盛りたいなら仕方ないですね。