最近のBTOパソコン新製品情報。
前回は3月上旬~中旬でまとめており、次は4月上旬頃までかと予想していたところ、3月下旬に新製品や価格改定が多めに出ております。当サイトはBTOパソコン.jpな事をお忘れなく。
「お前がな」と言われそうだけれども。
8+1の計9個もネタがあるので今回はメーカー別で。
ドスパラは変わり種PCで新製品&値下げ
ASUS製Tinker Boardの2種類を7千円値下げ
source:ドスパラ、Tinker Board採用ミニPCを7,000円値下げ - PC Watch
「売れていないの助けて」という声が聞こえて来そうなものの、限定10台や15台と書かれており数量限定。但し、一週間以上前から完売しないのでやはり売れていないのでしょう。
元の19,800円はWindowsではない時点で高い。OSはAndroidとDebianなので使う人が限定され、需要はマニア寄りだろうから宣伝が難しそう。もし私が延々とAndroidゲームにハマっていたならAndroid版欲しい。
モニタは3台で以下のようになっております。
- Windows<>サブPC<>プレステ2
- Windows ※メイン(中央)モニタ
- Windows<>Mac mini<>(スティックPC)
1と3は映像入力の切り替えで対応。通常は全部Windowsの3画面なので、2番のメインモニタへ繋げば遊ぶ際に切替可能、のような考え方もアリかと。
Adobe CC推奨デスクトップPCが税別約20万円~
画像見ても意味無いので文字のみ。
Core i7-8700K(6コア、3.7GHz)、GeForce GTX 1070 Ti(GDDR 8GB)、DDR4-2666メモリ8GB×4搭載の「raytrek-V Adobe CC推奨モデル ZV」が税別249,980円、
Core i7-8700(6コア、3.2GHz)、Quadro P2000(GDDR5 5GB)、DDR4-2666メモリ8GB×2搭載の「raytrek-V Adobe CC推奨モデル LZ P2」が同205,980円。
グラボは自分で選べ方式。Adobe CCは写真の編集、イラスト描画、動画編集など色々なソフトがあるのだけれども、どちらのグラボがどれ推奨なのか判らない。
Quadro搭載PCの値引き祭りが5月7日まで
source:サードウェーブ、raytrek Quadro祭り - ITmedia PC USER
最大6万、最小3千円値引き。
特設ページへ行ってみるも訳がわからない。
自作するPC変態ならばCPUとQuadro(特殊な用途向けビデオカード)の単価も頭に入っているのだろうけれども、完成品買う人は本体の元の価格が知りたいのでは。
安く見せかけたいのは分かるが不親切極まりなし。買って欲しいのかor売りつけたいのか、分かりやすさ重視かor安く見せたいのか、の違いと思った。
パソコン工房は事務用&ゲーマー&在庫処分?
スリムケースの2ストレージ搭載な高性能PC
source:ユニットコム、6コアCPUでSSD+HDD構成のスリムタワー - PC Watch
個人的に好きなSSD+HDDの2ストレージ構成。但しケースは嫌い。
デスクトップPCが良いとかモニタはあるというなら、ノートでなくとも良いならアリでしょうな。性能に文句は無く、総額10万円切れる辺りも何となくな安心感。
3DゲームとかしないメインPCとか、事務用に長く使うつもりならこの程度の性能と容量は最適かと。但しケース(もういい
GTX 1080 Ti搭載ゲーミングPCが税込約25万円
source:ユニットコム、GTX 1080 Ti搭載コンパクトゲーミングPC - PC Watch
価格の半分近くがグラボ代。
GTX 1080 Tiは現在の一般PCゲーマー向け最強のビデオカード。ゲームのために税込25万円くらい普通に出せるならば標準構成のまんまカートへ打ち込めばOKなほどのバランスの良さ。
ところでこのケースのデザイン、以前もネタにしたけれど何を思い丸い部分を立体的にデザインしたのかが解らない。カメラのレンズが飛び出ているようで気分的に落ち着かないのは私だけだろうか。
6コア12スレッドの高性能PCはSkylake在庫処分?
画像に意味を感じないので文字のみで。
価格は172,778円より。 おもな仕様は、メモリ16GB、Intel X299チップセット、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、GeForce GT 1030(2GB)ビデオカード、OSにWindows 10 Home
CPUはCore i7-7800Xであり、どう見てもCPUとマザーボードの在庫処分、にしては17万円は盛り過ぎでは無かろうか。
取って付けたような、というか本当に取って付けたと思われるグラボのGT 1030はCPUに映像出力機能がないためで、この標準構成で買う理由や用途を全く思い浮かばない、仕様の内訳が解らない人には罠構成。
どうすれば良いかは、CPUのレーン数を活かす用だろうから高性能グラボへチェンジ、M.2 NVMe(PCIe x4)のSSDを2枚搭載可能なのでおかわり、メモリを128GBにしてみたりの無茶な状態まで引き上げるが正解、のはず。
そこまでやるならCPUも10万円プラスで上位のモノを選ぶべきかと。逆に言うと、ドスパラが時々「作ってみた」状態で出す60~70万円のパソコンからほぼ全ての高性能を削ぎ落とした状態。
大丈夫か、パソコン工房。
その他フロンティアとXiaomiからノートPC新製品
フロンティアは13.3型の正統派モバイルノート
source:FRONTIER、i7搭載で9万円台の13.3型モバイル - PC Watch
9万円台と見て、てっきり99,800円(税別)をやらかすのかと思いきや、税込の9万円台となっており送料入れても10万円行かないので実に正しい。
SSD 240GBの標準搭載で高くなってしまったのか、Celeronで税別6万円は割高感。CPU別の差額はインテル公式の大人買いプライスを見ると納得の刻み幅。
source:インテル 製品の仕様情報 - 比較
なぜCore i3を入れなかったのだろう?と思い検索すると、第8世代のモバイル用は現在i3-8130Uのみ、価格が281ドルなので16ドルしか差が無いなら、Core i5を採用したならi3要らないわけですな。
この形のパソコンの用途を想像するとCore i5モデルが良いと思った。第7世代Core i3でも良いなら他社製品が1万円くらい安い。
Xiaomi(シャオミ)のゲーミングノートは海外向け
見やすくなるよう勝手に改行&太字化。
Xiaomi初のゲーミングノートPC「Mi Gaming Laptop」は
Intel Core i5、GTX1050Ti、8GBメモリ、128GBのSSD+1TBのHDDというエントリーモデルが5999元(約10万1000円)で、
Intel Core i7-7700HQ、GTX 1060(6GB)、16GBメモリ、256GBのSSD+1TBのHDDという最上位モデルが8999元(約15万1000円)で
中国で販売中。他国での発売予定は不明です。
source:XiaomiがGeForce GTX 1060を内蔵するノートPC「Mi Gaming Laptop」を発表、ゲーミングPCにも進出 - GIGAZINE
Xiaomiといえば中華スマホの中でも高性能寄りのメーカー。
パソコン市場が冷えていようとゲーミングPCは今後来ると予想したか、まずは中国で実績を作り世界市場へ放流するのかも知れないが、日本ではやらない方が良いと思う。
上記の価格ならば普通、高くも安くもないけれど、日本へ来たなら2~3万円乗るだろうし、モバイルゲーミングという概念が薄いので需要が限られすぎるはず。また、Xiaomi製パソコンがどこまで受け入れられるかも未知すぎ。
おまけ:一方その頃マウスは・・・
余裕ですな。
3月決算なのでパソコン工房のように在庫処分にいそしむはずがその気配無く、上手いこと在庫管理できているのでしょう。
通販はPC限らずネット上で提案を完了するべき
もう長年と言えども過言では無い私にPCネット通販を語ると、パソコンに限らず常々思う事が、通販ではネット上で提案を終えて消費者を納得させなければならないと感じる。
ページの構成は最悪で有名ながら、個人的に上手いと思うサイトは楽天市場でランキング連続1位自慢しているような食品の通販。
年に何度も利用しないながらその中でも当たりだった商品はボイル紅ズワイガニ冷凍で、小さいけれど5杯で3千円の税込かつ送料無料という意味不明な怪しさ。込々3万円切るノートのような怪しさと似ている。
パソコン通販の多くはなぜ安いのかが書かれていないので、少しPC詳しい私のような人間はハナから疑ってかかるところ、パソコン詳しくない人はそのまんまカートへ入れて後悔したり、疑って避けたり。
このカニの場合はまず小さめ。通常のズワイガニと比較し紅~という種類は水っぽい、身が詰まっていない、そして訳ありなので脚折れもあり贈答用には無理という負をさらけ出す説得感がございました。
疑われそう、疑問を持たれそうな部分は先に書いてしまう上手さ。
5杯で3千円なら送料1千円と考えるとモノは5つで2千円なので1つ400円。そんなカニが美味いわけ無いだろうと冗談で購入したところ、確かに水っぽいが甘くて美味く身離れも良く、急遽友人を夕食に呼ぶレベルの量といえるほどの良い意味で期待を裏切られた経験が。
パソコンも同様に、搭載CPUはCore i3との比較でさえこのくらいクソ性能(なので動画やChromeブラウザの利用はやめておけ)、メモリ4GBは少なめ(なので複数同時処理する作業には向いていない)のように言っておけば、「そんな事はしない」と思った人は納得して購入し失敗も少なくなるはず。
フロンティアのCore i7搭載ノートは、この形のパソコンの用途としては多くの人にはオーバースペック、なのでCore i5をあえて勧め、Celeron含む3機種でi5搭載PCを何割の人が選んだかをウソでも良いので6~7割前後にしておけば私クラスのPC変態も納得、消費者視点の信用できるメーカーだとして勧めるかも知れない。
ドスパラのAdobe CC推奨も良いとしてもQuadroとGeForce搭載でAdobe CCのどのソフトならどちら用なのか不明、Quadro祭りは誰宛なのか、何に使いどのくらいの性能差があるのか示されていない。
適当に出しておけば、他社より高くなければ売れるパソコンもあるだろうけれども、用途がピンポイントや構成がアンバランスなPCはメーカー側から提案するべきだと思う。
余計な世話ながら、そういう事をしてくれないから周囲の友人などが私に相談して来るわけで、メーカーがきっちり提案してくれていたなら私は、「このメーカーの言い分は総じて信用して大丈夫」とか、「このページで書かれている事は私の考えと全く同じ」で済む。
どう書けば分からないなら、ヒツジ先輩がぐうの音も出せないパーペキなプレゼンをネットでコンプすればOK。もしそんなページがあったなら、過去に日本HPのノートを数回絶賛したような(売れるかは別として)BTOパソコン.jpとしては珍しいべた褒め記事の提灯疑惑なネタが上げられるやも知れず。
たかが匿名の素人個人が値打ちこきすぎですな。<自分で先に書いてしまえば突っ込めなくなる例
>ASUS製Tinker Board
Raspberry Piがケースに入ったPCモドキ、という解釈でよろしいでしょうか。OSインストール済で12,800は安いと思われがちですが、コレを買う方がTinkerOSを自分で探せないはずは無し。Android6.0の導入とmicroSDカードで1万円も値上がっていたのでしょうか。
Amazon - ASUS Tinker Board ボード&ケースセット (Clear)
https://www.amazon.co.jp/dp/B075G5CQ9V
>Adobe CC推奨デスクトップPC
推奨を名乗るならモニタとペンタブもセットにすべき。
>6コア12スレッドの高性能PCはSkylake在庫処分?
ケースがシルバーストーン、CPUクーラーにクーラーマスターのサイドフローを採用ですから、好きな方は好きそうですね。
>訳ありなので脚折れもあり贈答用には無理
割れせんべい、つぶれ梅あたりと似た雰囲気。割れせんべいはむしろ「もともと安いけれど、ただ安値で売ると消費者が品質を疑うから、割れているから安いと理由を付けている」と聞いたこともあり。