Macは要らないという私のような人間も御一緒致しましょう。
パーツはカスタマイズ出来る為、一応BTOパソコンですと言いたい所では有るものの、Windowsでは無いという致命的な問題有り。MacファンやAppleに言わせるとWindowsはMacでは無いという問題でしょうな。
Macと言えば先に書いた通りWindowsでは無く、その難点を適当に挙げると。
- MMOなど流行りのゲームが全般的に使えない
- パーツの交換など自作や改造の旨みが少ない
- 通販以外にどこで売っているのか良く分からない
- 利用者が少なく、Macを熟知した人間は更に少ない
- 価格が有名メーカーPC同様高額で性能も大した事無い
私に言わせると、Macはフォトショップとイラストレータ用の印刷屋専用機というイメージしかございません。利点として見たり聞いた話より。
- ノートは特にデザインが秀逸
- (Windowsと比較し)クラッシュしにくい
- ユーザインターフェイス、操作性が良い
- iPadやiPhoneとの接続や開発用として
- Macを持っているだけで何かかっこいい
5つ目は私の主観ですが、今回のMac Book Airはひと味というか、予想外の展開でネタにせざるを得ません。
全モデルSSD搭載な割にMacらしからぬ低価格
既に販売されており、詳しくはAppStore公式にて。
source:MacBook Air - Apple Store (Japan)
私が見づらいため一覧。先に共通のスペックから。
11インチ、13インチ共通仕様
- グラフィック:GeForce 320M(メインメモリより256MB)※オンボード
- メモリ:2GB DDR3 SDRAM 1066MHz(最大4GB可)※オンボード
- 光学ドライブ:無し(別売り)
- 無線:IEEE802.11n、Bluetooth 2.1+EDR
- 有線LAN:無し(別売り)
- Mini DisplayPort出力(DVI、デュアルリンクDVI、VGA、HDMI対応)
- ケース:アルミニウム
MacBook Airは極薄デザインが特長で、VGAとRAMがオンボードは納得。これら画面サイズで高性能や光学ドライブを求めるは誤りで他にしろと。
無線は潔く802.11のn以外を切り捨てており高速通信のみを残した上で、ブルートゥースは2.1+EDRが標準搭載。LANは有線さえ無いという所がモバイルとしてのこだわりかと。
外部出力も充実しており、これもMacの特長でしょうか。アルミを使ったケースは高額になると予想出来るものの、鉄より軽くプラスチックより頑丈、そして見た目が美しい。
小さい方から。
11インチMacBook Air
- CPU:Core2 Duo SU9400 (1.40 GHz/FSB:800MHz/L2:3MB)
- ストレージ:64GB SSD
- 液晶:11.6インチ LEDバックライト(1366x768)
- 外部接続:USB 2.0x2
- バッテリ:内蔵リチウムポリマー(実測で最大5時間※ワイヤレス)
- 重量:1.06kg
下から、重量約1kgは優秀で確かiPadが600~700gのためタブレット程では無いものの、レッツノート(約1.3kg前後)より軽い。アルミが利いているのでしょう。
そしてバッテリーの実測が素晴らしい。ワイヤレスは無線充電の事かと勘違いしそうでしたが、ワイヤレステストの上でという意味のようです。
ワイヤレス生産性テストでは、ディスプレイの明るさを50%に設定した状態で、様々なウェブサイトをワイヤレスで閲覧し、ワードプロセッサでテキストを編集して、バッテリー駆動時間を測定
バッテリ駆動という事でディスプレイを50%は良いとしましょう。その他は日本で標準とも言えるJEITA測定のような電源が入っているのかどうか分からないような測り方では無く、HPやDellがやっている実測。しかも詳細まで書かれております。
問題はバッテリが本体に内蔵という点で、故障や消耗すると高額な修理交換費用を請求されそうですが、Macを使うならAppleに分割払いしていると思い込む事にしましょう。内蔵の理由は本体が薄過ぎる為でしょうな。
液晶は私個人の好みですが、1366x600という切れた画面では無く縦768ピクセルのワイド画面。画面の大きさは慣れも有りますが、作業効率を考えると広さ(解像度)は重要。
無線に続きこだわりはSSD、しかも64GBという、大容量では無いものの、普通にモバイルノートとして使うなら充分な容量と言えましょう。SSDはハードディスクと比較し、省電力、静音、高速、しかし高額という特徴有り。
CPUのプロセッサナンバーは、CPU性能から逆引きしたもので、SU9400(CPUファインダー)とするなら省電力。クロックは低いもののCore2Duoにも関わらずMaxTDP(最大熱量)10ワットという凄まじい省電力仕様となっております。
上の画像に有りますが、これらの仕様で88800円という価格はBTOパソコン並と言え、BTOメーカーではここまでこだわったノートは100%無理でしょう。Appleだから出来た事。
続いて13インチを少々。
13インチMacBook Air
- CPU:Core2 Duo SL9400 (1.86GHz/FSB:1066MHz/L2:6MB)
- ストレージ:128GB SSD
- 液晶:13.3インチ LEDバックライト(1440x900)
- 外部接続:USB 2.0x2、SDカードスロット
- バッテリ:内蔵リチウムポリマー(実測で最大7時間※ワイヤレス)
- 重量:1.32kg
11インチと違う箇所を太字にて。
CPUの性能が若干上がり、SSD容量は2倍。モバイルとして便利と思われるSDカードスロットを搭載。バッテリは2時間延び、重量がレッツノート並となっております。
消費電力を考えるにCPUは11インチのSU9400と同じく10ワット、その他は11インチと大差無くバッテリ駆動時間が上がっており、理由はセル数が書かれておらず不明なもののでかくなっているのだろうと予想。
性能としては11インチと大差無く、画面サイズとバッテリ駆動時間を見て11インチと13インチの選び方とし、価格108800円(プラス2万円)の価値を比較がよろしいかと。
その他詳細やカスタマイズ部分は省いている為、内蔵のカメラやスピーカー、SSDやCPUのカスタマイズは上のリンクに有るアップルの公式通販サイトにてどうぞ。
CPUの比較用としてインテルCPUファインダーより比較した結果を貼っておきます。画像下のソースリンクでは更に詳細有り。
但し、私が勝手に逆引きしたプロセッサナンバーで合っているならの話で、外れていても責任は持ちません。
source:Compare Intel® Products
Flashはインストール無し、リカバリは付属の専用USBより
Engadget日本版より。
新 MacBook Air は Flash 非搭載、要自前インストール
http://japanese.engadget.com/2010/10/20/macbook-air-flash/
新 MacBook Air を「MacBook meets iPad」と表現していましたが、Flashのあるページに穴が空くところまで iPadから取り入れています。
(ただし、iPad の SafariではFlashがあるとまったくなにも表示しない空白になる(青いブロックすら表示しない) のに対して、MacBook Air では「Missing Plug-in / プラグインが見つかりません」が表示される)
ハードウェアとして制限が有ったり技術的に抜け落としているわけでは無く、ジョブズCEOがFlash嫌いだから、というApple信者が熱狂しそうなやり方。
普通のメーカーならユーザの事を考えて利用出来るとするでしょう。何故ジョブズCEOがFlashを嫌っているかは、これからはCSS3などWeb制作の新技術に移行する事と、Macのクラッシュ(固まる、落ちる)原因はFlashが多いからと言っておりました。
しかしFlashは普通に利用されており、Googleも支援中。特に何も起こらないだろうと思っていましたが、マイクロソフトがAdobe(Flash制作ソフトの会社)を買収したがっているそうな。
MicrosoftがAdobeを買収?対Appleで大胆戦略の報道-クラウドWatch
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/infostand/20101018_400785.html
もし買収されてしまうと本格的にAppleはFlashを切り捨てると考えられ、マイクロソフトのWindowsブラックホールに吸い込まれてしまう事に。
FlashはWeb用で有りWindows用では無く、無いとは思いますがマイクロソフトの息が掛かり過ぎるとGoogleの心象も良くは無いでしょう。但しGoogleはユーザ優先のため、ぶった切るとは思えず。
しかしAppleは別。確実に対Windows(マイクロソフト)市場と思われる為。
新MacBook Airは標準でUSBリカバリが付属
オプションでは無く、新Mac Book Airは標準でリカバリディスクならぬリカバリUSBメモリが付属するとの事。純正なのでリンゴマーク入り。
新 MacBook Air は再インストール用 USBメモリつき
http://japanese.engadget.com/2010/10/20/macbook-air-usb/
標準仕様ではMacBook Airいずれも光学ドライブは無し。再インストールも修理依頼かと思いきや、USBメモリで対応。発想が素晴らしい事も有りますが、ブランドとしてこだわった辺りもさすがと言えましょう。容量8GB中7.5GB使用。
有名メーカーのナショナルブランドなノートなら、BIOSの段階からカスタマイズし、USB起動を選べるよう出来る物かと想像しますが、BTOに限らず普通のパソコンではブートデバイス(どのドライブから起動するか)の設定にUSBを入れたり切替を作る事が難しいでしょう。
USBメモリからLinuxを起動するなど、結構なパソコン変態以外には発想さえ難しく。それを標準と出来る仕様は、やはりMac(Apple)だから。
普通のパソコンではインストールCDなどの名称で光学メディアが付いている事と思いますが、滅多に取り出さないなら念の為に所在の確認を。普通にCDラックなどに入れているなら絶対に無くさないようご注意有れ。
例として、私のような個人が修理する場合、リカバリ用の光学メディア(CDやDVD)が無ければ再インストール出来ず、HDD故障による交換など再インストールが関わる不具合はお手上げです。
新しいMacBook Air の仕様と価格が上手すぎる(まとめ)
Windows利用者としては、Macで何が出来るのか、Macにしか出来ない事は何かと問いたくなるものですが、iPhoneやiPad、iPodユーザで、パソコンよりそちらへ端末利用としての使用時間や頻度が上がっているならMacという選択は大有り。
ソースは確かCnet Japanだったと記憶していますが、Macを所有しているPCユーザの6割だったかはWindowsパソコンも所有しており、使い分けているとか。
今後を考えると、性能高めなWindows7のBTOデスクトップ、iシリーズ所有でノートが必要ならMacBook Airという選択は有りでしょう。Appleが頑張ると、Windowsの縮小どころかノートPCメインのナショナルブランドを潰してしまうかも知れませんな。
アップル - パソコン本体からソフトウェアまで、Macのすべてがここに。
http://www.apple.com/jp/mac/
購入検討されるなら、第一に接続(有線LANは別売り3400円くらい、無線はnのみ)と、CPUなどカスタマイズは激高なのでご注意有れ。
一応書いておきますが、この記事はAppleに金を貰ったり頼まれたわけでは無く、本当に凄い(安く良い)と感じ書いたものです。
極端な例ですが、NECやソニーなら倍の価格は取るでしょう。Dell同様、ダイレクト販売が安く出来る秘訣かと。
私はタダなら貰いますが買ってまで欲しいとは思いません。
なにこれカッコいい。5万円なら本気だすw
りんごUSBメモリが非売品で激レア、プレミア化すると予想して
このMacBook購入
↓
付属のインストール用USBから安っい8GBのUSBメモリを買ってクローンコピー
↓
りんごロゴ入り激レアUSBをオークションへ
↓
MacBook購入費用を回収
とか妄想してみたわたし的には 実は わりと どうでもいいw
Appleって、私にとっては「必要ないし、いらないハズなんだけど、触ってみたい、欲しいかも」って製品を出すメーカーなんです。
たぶんAppleII時代からの刷り込みだと…
Windowsユーザなのに、もう机の上には置くところないのに、トラックパッド購入しそうになってるし。
ジャンボで一等と前後賞が当たったら買います(^.^)v
私もiPhoneやiPodユーザーではないので
MACは、正直言って個人用としてはいらないです。
ただ仕事で実際に使っているのを見ていると
大容量のデータを軽々と振り回す、あの豪腕さ加減と
拡張子が無くても平気で開くファジィさは
うらやましくなる事があります。
要はどっちで始めたかだとは思いますが、あれに慣れてしまうと、
Windowsがめんどうだというのは判る気もします。
今の自分にとって"デザインは格好良いけど、別に必要じゃ無い物"がApple製品。まあiPhoneやiPodは兎も角パソコンは不要だなと思っています。
OSはWindowsとUbuntu(他のLinuxもちょこちょこ)だけで十分です。
UbuntuはUbuntu10.10が最近出たし。
まあノートPC製造してるナショナルブランドはデザインは見習った方が良いかも…自分は買いませんが。
>USBメモリからLinuxを起動するなど、結構なパソコン変態以外には発想さえ難しく。
一応USBにUbuntu入れているものの使う機会が無かったりw
MACは興味ありますがヒツジ先輩同様買うつもりは・・・という状態です。
でもコレで88800円は凄い!まあオサレ!
良いことです。いいぞいいぞもっとやれ
ジョブズCEOがiPadで言っていた事と記憶しておりますが、制限して上げた方がユーザも使い易いという発言を思い出します。
改めて見るとモバイルに特化しており、軽量でバッテリ駆動が長く、付ければ良いものを敢えて有線のLANをぶった切りオプションにしている辺りがコンセプトを感じて気分良し。
その点、BTOメーカーは新製品で高性能か安いかの2つで、BTOネタを書く者としてはやりにくいものです。
> TakaQ さん
プレミアUSBを買う程の人間なら今回のMacBook Airを買うと思う(笑)
> さわちよ さん
先日デスクトップMacのマウスを触りましたがクリックが左だけというか1つだけに驚きました。だから何だと言われても何でも有りません。
> IRIS.IRIS さん
タブレットPCのように必要かと言われると要らない、それが私らWindowsユーザのかも知れず。iPodやiPhoneにも興味の無い高齢ユーザとも言えるかも知れない・・
> BTO使用の十利須我里 さん
用途ですな。メールやインターネット出来るよ!と言われてもWindows PCが有るし、で終わってしまう。Linux、起動速いよ!と言われてもWindows起動の30秒くらい待ちますな。
> ふぃそ さん
そこです。他PCメーカーは多少ビビって大いにパクれと。Appleが何を考えているか知ってハデに競合してもらいたいものです。
こんにちは。
>先日デスクトップMacのマウスを触りましたがクリックが左だけというか1つだけに驚きました。だから何だと言われても何でも有りません。
ここはもっと知ってみると楽しいかもしれませんね。
アップルが2008年から導入している、ノートMacのマルチタッチトラックパッドも含めて、昨年登場したMagic Mouse、今年登場したMagicトラックパッド。
>他PCメーカーは多少ビビって大いにパクれと。
上記2つの製品や、ノートのマルチタッチトラックパッドはすでに他PCメーカーがパクり始めていますが、上記2製品は私の知る限りまだのようです。
これらはWindows信者の方には残念ながら、Win OSではフル機能は使えませんので、他PCメーカーがぱくればもっと注目されるかもしれませんね。
Macの話になると、たいがいOSとハードウェアがごっちゃに比較されてしまいますね。
アップルは自分のところで開発したOSをインストールしたPCを販売しているハードウェアメーカーだし、マイクロソフトはOSを販売し、それを色々なハードウェアメーカーがインストールするなり、バンドルするなり、自作マニアなら自分でインストールしているということですね。
ところで、私は仕事上、WindowsよりもOSXの方が使い易いと感じます。システム開発です。Linuxを非常にしばしば使うので、BSD系OSであるOSXだと色々便利です。オープンソース系の開発をしている人は結構同じ意見の人もいるかと思います。
そんなわけで、モバイル開発環境としてMacbook Airは魅力的なんですが、バックライトキーボードが廃止されてしまい、購入を躊躇しています。いつでもどこでも暗いとこでもコーディングできるのがいいなあ。
Windowsを使わなければならない人はVirtualBoxとかVMWareとかbootcampを使えばMacでも動作可能なので、よっぽどハイスペックな変態PC/AT互換機が必要な人でない限り、Macをメインマシンにするというのはアリだと思います。