ハズレるONKYO、BTOメーカー初のスレートPC

2010年10月 5日

もはやネタでしか有りませんがONKYO(以下、オンキョー)からスレート。

ASCIIとマイコミの写真を見る限りではオンキョーがスレートPCという定義として日本で広めたい感が有り、そこはさすがと言えます。今まで海外はスレート、国内はタブレットPCという書き方をして来たものの、スレートPCで統一。

但しこれが流行ればの話。

ASCIIは詳しい解説、マイコミは加えてオンキョーの偉い人へインタビューされております。さらりと流すならASCIIへ、オンキョーの方針を知りたい私級のPC市場変態はマイコミをどうぞ。

ASCII.jp:国内メーカー初のスレートPCがオンキヨーから登場!
http://ascii.jp/elem/000/000/557/557732/

オンキヨー、国内初のWindows 7搭載スレートPC 3モデルを発表|マイコミ
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/09/28/045/

タイトルを見た瞬間に「やったな」と解釈。やりましたね、オンキョーさん!の方では無く、やっちまったなの方です。

 

マウスコンピューターのタブレットは発売延期

オンキョーの前にマウスコンピューターはどうなったのか。

発売は9月末と発表しており、ハデにリリースを撒いていいた為PC PRESSの記事(LuvPad AD100)でも取り上げています。実はひっそりとお知らせが有り10月に発売延期。

LuvPad AD100

説明が面白い。

発売開始変更のお知らせ 9/28更新

2010年9月10日に発表し、予想を遙かに超える多くのお問い合わせを頂いております「LuvPad AD100」において、ハードウェア、ソフトウェア双方における完成度を更に高めると同時に、お客様へより円滑にお届けするため、発売開始を当初の9月下旬から10月下旬へ変更いたします。

ストレートに言うと「在庫が発売に間に合いませんでした」でしょうか。

予想数がいくつか知りませんが、それを遙かに超える多くの問い合わせが有ったものの、完成度を更に高めるは矛盾しております。

どこで見たか忘れましたがLuvPad、仕様を変更しているそうな。予想を超える問い合わせとは、これで大丈夫なのか?というお問い合せ多数でしょうか。安めですがもう1万円出せばiPadのWiFi版16GBが買える価格。

オンキョー社内での会話。

  • オA 「iPad凄い売れてるらしいよ」
  • オB 「うちもやる?」
  • 工人舎 「殿、既にこちらにサンプルが(ニヤリ」
  • オA 「でかした!量産、とりあえず500、いや1000!」
  • MCJ 「9月末に出します。価格は39800円。」
  • オA 「やっべ、間に合う?」
  • 工人社 「間違えて1万台発注したでござる」
  • オB 「げ!まあ良い。MCJに負けるな。発表は9月28日な!」
  • オA 「1万台なら3種類だな。よし、Windows7で行く(キリッ」
  • MCJ 「やっぱ心配だから延期します。もう少し様子見」
  • オAB工人舎 「え・・?」<今ここ

全部嘘ですが、発表を合わせ過ぎにて勘繰れど自然。

iPad発売後、夏前から延々とチラ見せや発表は有ったものの、純粋にタブレットPCとしてはオンキョーが初となります。オンキョーの偉い人が意気揚々、してやったりのような感がマイコミ記事から見え隠れ。

オンキョーのスレートPC展示

発売は10月中旬となっており順次出荷開始。

しかしこれは無いでしょう。今に始まった事ではございませんが、オンキョーの外しっぷりには爽快感さえ有りそうです。いや、無いけれど。

 

オンキョーのスレートPC3種類の仕様詳細を一覧

文字を拾いつつ一覧に。

「TW317A5」店頭予想価格:69,800円前後

  • 液晶モニタ:11.6型液晶(LEDバックライト、1366x768)
  • ストレージ:SSD 32GB
  • CPU:Intel Atom N450(1.66GHz)
  • チップセット:Intel 82801HBM
  • VGA:Intel GMA 3150(CPU内蔵)
  • メモリ:PC2-5300 1GB(1GB×1、最大1GB)
  • OS:Windows 7 Home Premium 32bit版
  • バッテリ駆動:約5時間
  • 重量:約1.0kg

最上位モデルから。液晶はスクエアの旧型ノートPCと縦サイズは同じで横を広げたワイドディスプレイ。iPadと比較し横が342ピクセルでかいという事になります。

性能はこんなものと言いたい所ですが、タブレットPCとしては結構高性能な方でしょう。その理由はWindows7が載っている為。と考えるとメモリ1GBはどうなのかという疑問が出て参ります。

「TW217A5」店頭予想価格:59,800円前後

  • 液晶モニタ:10.1型液晶(LEDバックライト、1024x600)
  • ストレージ:SSD 32GB(Ultra ATA/100 SSD)
  • CPU:Intel Atom Z530(1.60GHz)
  • チップセット:Intel システム・コントローラー・ハブ US15W
  • VGA:Intel GMA 500(チップセット内蔵)
  • メモリ:PC2-4200 1GB(1GB×1、最大1GB)
  • OS:Windows 7 Home Premium 32bit版
  • バッテリ駆動:約6.4時間
  • 重量:約850g

真ん中のモデルで、液晶ディスプレイ兼タッチパネルはiPadの縦を切ったサイズ。縦とはノートPCのように横長にした状態で縦としています。

CPUのランクがやや下がりAtomはZ530となっており、消費電力2Wで物理サイズもかなり小さいという噂のCPUですが発売は2年前。N450は今年です。

メモリ容量は同じく1GBなもののクロックが下がっており、Z530と合わせているという意味でしょうか。何故、同じメモリにしないのか理由は不明。

「TW117A4」店頭予想価格:49,800円前後

  • 液晶モニタ:10.1型液晶(LEDバックライト、1024x600)
  • ストレージ:HDD 160GB
  • CPU:Intel Atom N450(1.66GHz)
  • チップセット:モバイル Intel NM10 Express
  • VGA:Intel GMA 3150(CPU内蔵)
  • メモリ:PC2-5300 1GB(1GB×1、最大1GB)
  • OS:Windows 7 Home Premium 32bit版
  • バッテリ駆動:約3.8時間
  • 重量:約0.99kg
  • 有線LAN:10BASE-T/100BASE-TX対応

液晶は中クラスと同じ、しかしAtomはN450を搭載。ここまで3種類、全てチップセットが違っており、ベアボーンとして別物となっております。やはり意味不明、目的が解らない。

最下位のみ有線LANが載っている事から、タブレットPCを設置して使う前提と考えているような気がします。もしかするとネットブックがタブレットPCに移るという意味をそのまんま取り入れたのでしょうか。完全にネタです。

以下、共通する仕様としてハズレている部分。

Windows7 Home Premium は無い

パソコンと共通するソフトなどが使えると言えば聞こえは良いものの、Windows7が載っているという事は、他のタブレットPCより少なくとも数千円のマイクロソフト代も乗っている事になります。

その為か値下げ前提なのか、価格が上から7万、6万、5万円となっており、それならiPadを買うというユーザは多いと推測。PCとしてオンキョーブランドは弱く、Windows7も求められていないとすれば需要は少なく無駄に高額。

最下位モデルのHDD160GBはひどい

価格の階段を見て単純に一番安いやつで良いと判断すると落とし穴。タブレットPCはフラッシュメモリドライブ搭載が標準と思っていただけにHDDが来るとは想像さえ付かず。

しかしHDDは昔のように揺らすな、電源切断のタイミングに注意、落とすと壊れる、のように貧弱では無くなっており多少は耐えるものの、移動が基本の端末で回転ディスクは無いでしょう。回転音がしつつガリガリ言うタブレットPCはネタを通り越しています。

バッテリ駆動が短すぎて話にならない

この価格ならという前提が付き、7万円出して公称約5時間。最下位モデルは明らかにHDDの為に3.8時間まで落ちており、最大と見た方が良いでしょう。

iPadは10時間駆動と謳い、実際には10時間以上行けるらしいものの、日本の企業はJEITA測定という悪習が有ります。他のノートを見るも基準が書かれておらず、JEITAか放置(アイドル)かフル稼働かで駆動時間は変動。それ以前に4時間は短過ぎです。

インターフェイスの充実度が唯一の救い

またiPadと比較しますが、Windows7搭載が前提なだけにUSB接続が2本やカードリーダー各種に対応など良い所も一応有ります。

  • 無線:LAN IEEE802.11b/g/n対応、Bluetooth 2.1+EDR
  • 外部接続:USB 2.0×2、HDMI、ヘッドホン出力
  • カードスロット:SD/SDHC/SDXC/MMC対応
  • Webカメラ:130万画素
  • その他:3軸加速度センサー、照度センサーなど

Windows7のタッチパネルを本格的に利用した事からマイクロソフト様のご機嫌は上昇したかも知れませんが、買ってしまった人のご機嫌は斜めになりましょう。

上から4万、3万、2万なら売れるかも知れませんが、Windows7代が有るため上記予想価格でも結構無理をしている気がします。

 

オンキョーの言い分を見逃してはいけない

危うくスルーしてまとめる所でしたが、マイコミではオンキョーのインタビューが掲載。オンキョーの中の偉い人の発表より引かせてもらいます。

『スレートPC』の『PC』とは本当のPCであるということ。『スレートPC』という名前はよく使われるが、PCそのものの機能が入ったものはなかなかない。われわれが今日からこの市場を作っていく

海外ではSlate(スレート)と書きますがPCとは付いていなかったような。

これまでPCの世界で新しい市場として、音作りに徹したプレミアムオールインワンPC、家電との融合商品、PC周辺機器などを出してきた」とし、「さらなる新しい市場としてスレートPCに参入することを決めた」

音質重視のPCが売れまくったモデルは無かったと記憶していますが、予想したより伸びないからスレートPCに拡張という事でしょうか。いずれにしてもタブレットPC出して行くようです。

同時3モデルの発表となったのも、「1機種ではその本気度をわかってもらえない」とその理由を説明した。

今後はWindows7をやめた方が良いと思いますが、オンキョーならやってくれると信じております。もうネタにはしないけれど。

オンキヨーの商品戦略

  1. 価格競争から付加価値サービスへの転換
  2. 競争相手が少なく、弱い市場を狙う
  3. フロービジネスからストックビジネスへの移行

この3点についてWindows搭載のスレートPCという市場が当てはまるとした。

1はどこの企業でも標準として考えている事で、成功例としてはエプソンダイレクトが有名。私は関わった事が無いため内容は知りませんが、リコール情報リリースの嵐が信頼への付加価値戦術としているなら大したものです。

2はこれから激戦区になる市場で各社発射準備をしている所。まさかDELLやマウス、HPなどの出陣を知らないわけは無いと思いますが意味不明です。後、iPadが独占している時点で弱い市場とは言えないでしょう。

3は更に意味不明で、先にストックビジネスとは例として物販でパソコン販売や音響システムを売る事。フロービジネスは、リースや家賃収入のように資産から利益が生まれ続ける事です。スレートPCと関係無い気がしますが如何に。

コンシューマに加え、法人ユーザーへの利用も期待しているという。

具体的に、NTT-ATの光コネクタの検査用測定システムのノートPCからの置換、病院における電子カルテ管理への利用といった商談が進んでいることを明かした。

いずれも、既存のPC用ソフトがそのまま動作することがひとつのポイ ントになったという。

やや納得。キーボードやマウスよりタッチ操作の方が企業の現場では使い易く、そこを狙って進めており、リースにしてフロービジネスへという事ですな。

以前書いたマウスのタブレット発売記事では、回転寿司の注文用としてタブレットPC(iPad)が既に採用されているとし御紹介申し上げましたが、そのような感じでしょうか。

今日がスレートPCの最初の日。『スレートPCといえばオンキヨー』となるように、マイクロソフトやインテルとの協力のもと、この市場を大きく育てていきたい

やはりWindows7で行くようです。さらばオンキョー。

私の結論としては、オンキョーのスレートPCはネットブックのキーボードを取っ払った高額なタッチ操作PCで、個人用途としてはその差額に見合う何かが有るとは思えず。素直にネットブックで良く、iPadのような純粋な携帯や移動用端末と対抗するようには見えません。

失礼。という事は、タブレットでは無くキーボード無しPCを弱い市場として狙っているという事ですな。

先述は私の勘違いでしたが、それは需要が確実に無い。法人はHPとDELLが有るため、両者が本気なるまでの短命と見ます。法人は物より価格とサポート速度。

 

タブレットPCは、操作性>携帯性>低価格

今の所でいうとタブレットPCで最も優先される事は操作性のようです。

現在やっているアンケートより途中経過。

タブレットPCに求められる優先は携帯性

経過を一般公開しない理由は、それを見て影響されないようにという意味で意地悪をしているわけでは有りません。念の為。

あえて複数では無く一択としており、これらの中でどれが最も優先するかという質問では操作性となっており、次点の携帯性が小型という意味ならメーカー各社は小さく携帯性に優れたタブレットPCを目指す事になりましょう。解像度が最下位になっている辺りも関係しており難しい所。

全体でいうと、あまりにもタブレットPC不要派が多く、駄目だと言われると試したくなるもので、冗談でiPadの最も安いやつを購入しようかと2分ほど悩みましたが5万は出せない。

ipad販売価格一覧表

iPad 販売価格一覧表 | SoftBank
http://mb.softbank.jp/mb/ipad/price_plan/chart/

例として、ポテトチップ掴み機(700円)を買うなら割り箸で良いだろうと。

700円なら冗談で出せますが5万は無理。Core i3パソコン買えます。

コメント(2)

3行的に言うと

オンキョー「需要のスキマを狙いました(キリッ」
市場「でもそこ、スキマ以前に需要無いよね。」
消費者「はい解散! かいさーん!」

ってことでOK? オンキョー侮れないな! ネタ的にw


バッテリー稼働時間の話がありましたが、ちょっと消費電力について調べたら、SSDのピーク電力少な過ぎてフイタ
代表的な売れ筋IntelのX25-Mが0.15Wとかナニそれコワイ
2.5インチHDDで5~6W?くらいだから実に1/30~1/40の電力でOKとかもうね
これはもうタブレットに限らず、これから先ノートPCをはじめ、バッテリー稼働の端末に関しては、稼働時間的に考えて原則SSDが必須じゃなかろうかと。

そこでついでに調べましたらAtomの下のグレードにZ500(800MHz512KB)てのがあるのですが、これがどうやらピーク電力0.65Wとかいうシロモノらしく、CPUとSSD部合わせて0.8Wの1W切り構成が可能w
性能はまったく期待できませんが、それは業務用途によっちゃアリでしょうし、現場用として驚異的なバッテリー稼働時間を誇る端末とかあればいいのにと思う件。
PanasonicのTOUGHBOOKとかこの手の路線やればいのにw


記事最後のiPadナニこのセレブ価格、100円ショップに並ぶのはまだですか。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶ。ヤマダ電機の一部、または自作PCのパーツ屋さん。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作したくない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。