幅の狭いケースについて。
大手メーカーでは分離型デスクトップPCそのものを見掛けなくなったけれど、NECや富士通などでは今でも法人向けに販売しており、今回はパソコン工房が自作キットを発売したのでネタにしてみましょう。
私に言わせるとスリムケースの利点は皆無。
スリムPCが低価格で低性能な理由は形状
価格コムで検索し、富士通のスリムPCを適当に。
source:http://kakaku.com/item/K0000650190/
価格は約5万円の税込。
標準3年保証、送料無料でこの価格は良心的。店頭で売られる10万円を余裕で超えてしまう同社のノートとはケタ違いの安さ。
なぜ安いかは店頭のノートのように無駄に機能を満載しておらず、性能は4万円程度のノートと同じくらいな為。
スリムケースは通常の太いケースと比較し冷却が弱く、電源容量も少ないので高性能は無理が有り、容積も小さいので搭載出来るパーツも限られている事も安さの理由。
また、ノートの場合は機種によりベアボーンという本体部分の仕様が変わるもの。デスクトップPCならケースは同じで中身は全然違うとか簡単なので、富士通クラスの規模ならケース代も相当安いと推測。
パソコン工房のスリムケース採用自作キット
プレスリリース掲載サイトは詳細情報が無かったので直接売り場を撮影。
モニタ、キーボード、マウス以外にOS(Windows)も別売り。
価格は約3.3万円なので他社のように税抜きなら3万円くらい。ケースと電源で1万円弱とするなら良心的かも知れない構成。
- CPU:Pentium G3220(3.0GHz、2コア、3MB)
- マザー:Intel B85チップセット
- グラフィック:Intel HD Graphics ※CPU内蔵
- メモリ:DDR3 1600 PC3-12800 4GB(2GBx2)※バルク
- HDD:500GB SATA 6Gbps
- 光学:LG 24倍速書き込み対応DVDスーパーマルチドライブ
- ケース:IN WIN IW-BL634(白)
- 電源:300W
価格コムのレビューに完成イメージが有ったので拝借。
source:価格.com - IN WIN IW-BL634/J レビュー
ギチギチですな。グラボを挿せば吸排気が分断される謎仕様。
動画も有ったので参考まで。音注意。
スリムケースの中身をいじった事の有る人なら「触りたくないな」と感じたかと。私も数百台は修理した事が有るので面倒さを身に染みております。
スリムケースで自作や修理する複数の難点
適当に思いつくだけで10個有ったので片っ端から解説。
電源ユニットの種類が少なく割高
普通の太いデスクトップPCなら、ミドルタワーでもマイクロでもATX電源という普通の電源ユニットなので、安物から高級品、容量も選び放題。
しかしスリムはTFX電源という規格で小さめのスリム専用といえる物でだいたい250~350Wくらいの間。メーカーや機種は限られており価格も6千円前後と高い。イコール修理代も自動的に高くなるわけですな。
拡張性やエアフローは考えていない
TVチューナーなどなら基板の面積が小さい物が多く、元からロープロファイルというスリムケースに入るよう作られているものの、グラボを付けようものなら低性能な物限定。
基板を少し追加するだけでケース内の空気の流れは遮られ、HDDなどを1本追加しただけでも暑くなりそうな狭小設計。
ドライブ類の換装はマザー取外し
先ほどのYouTubeの動画より切り出し。
このケースは左のシャシー(鉄の枠)が取り外せるけれど、溶接されているタイプなら、この状態で写真左下へ取り付けたDVDドライブを故障などで交換する場合、マザーを外す事に。
画像のマザーボードはマイクロATXより更に小さい基板なので小さいけれど、価格コムレビューのような普通のマイクロなら左下のネジ穴まで基板で覆われるので、CPUファンが邪魔になりドライブを取り出せない。
電源交換もマザーを外す可能性大
上の画像のケース右上、電源付近をご覧有れ。
マザーボードとケースが上下で密着しており、電源とケースファンが左右で密着しておりましょう。ファンを外しても良いけれど、スリムの場合はマザーボードを外して電源を外すという手順になる物も有り面倒。
配線類の取り回しがスリムは難しい
ケースなので当然フタを閉めるわけで、マザーボードの設計により主電源(一番でかいコネクタ)のケーブルの束が側板に当たるとか、ドライブ側に干渉するなどスリムケースならあるある。
富士通の完成品やパソコン工房の自作キットなら完成または検証済なのでそれは無いけれど、故障してマザー交換する事になった際にケースを流用するならマザーボードのレイアウトに制限。
排気は電源頼み、底面ファンは要足取付
スリムは基本的に吸気はCPUファン、排気は電源ユニット。熱風が狭いケースの中を循環し電源ユニットを通って出て行くという凄まじい仕様。
今回のスリムケースは底面にケースファンが有るけれど、立てて使うなら足を取り付けなければ排気できない。
容積は小さくともケース幅は大差無し
ケースの幅が10cmくらいとしましょうか。高さはマイクロATX(ミニタワー)と同じくらいなので、安定性を保つために足を取り付ける事になり、設置する幅は20cm近くへ。
見た目は細いけれど必要な設置面積はそう変わらない。
ホコリが溜まりやすい上に掃除が手間
使ってみたら判るホコリの溜まり易さ。
修理現場では大抵のスリムケースの中身がホコリまみれになっており、太いケースと比較すると圧倒的に汚い。原因はスリムを買ってしまう=PC初心者=自分で掃除しない事も理由と推測するけれど、吸排気が少ないので集中してホコリが溜まるのは当然。
ドライブの下やケース前面内側は上で書いたようにマザーボードを外す勢いで分解しなければ掃除しきれない。
ストレージは基本的に最大で2台が限度
光学ドライブを外して5インチベイを空けたり、カードリーダーを取り付けずSSDを突っ込んでも合計4本が限界。
SSDならまだ良いけれど、HDD2台を突っ込むならシャシーが高熱になったりHDDそのものの温度も高い方へと誘われるので気にする人はHDDは1台がよろしいかと。
ファンが小さく高回転なので静音性が低い
扇風機をイメージすると分かり易いと思う、ファンの大きさと静音性。
ファンはでかいほど低回転かつ風量大。スリムケースに12cmファンは無理が有り、どうしても直径8cm以下、余裕で1千回転超え、羽根の枚数も増え騒音化。
掃除しなければ騒音性はパワーアップし、掃除しづらいケース前面内側に吸気ファンが有るようなら設計ミスと言えど過言では無いでしょう。
以上。
前面のパネルを壊しやすいとか、電源ボタンのギミックが弱い物が多いなども思い付いたけれど、ケースにより違うと思うので省略。
他にも、低性能で小型ならノートで良いのでは、横置きにするとケースファンが一段とうるさい、なども。
使うだけならスリムケースの難点は関係無い(まとめ)
自作や修理に関する難点を挙げまくってみたけれど、そういう事をしないなら問題無いでしょう。
自分でケース内をクリーニングするなら側板を開けたり、HDDを交換するなら分解が必要。しかし、メーカーや他人任せなら普通のパソコンと同じ。
ホコリが溜まっても気にせず、修理費用が多少高くても構わない、パーツの換装や増設を考えず丸ごと買い換えるつもりなら有り。
しかしそこまでしてスリムにこだわる理由が私には理解不能で、でかいパソコンが嫌ならノートで良いのでは無かろうかと。
というわけで、特にこだわりが無いなら太いケースにしましょう。趣味や遊び、インテリアとしてならスリムは有りだと思う。
>スリムケースの中身をいじった事の有る人なら「触りたくないな」
私の主力機はフルタワーですから、リビング機の構成を変えた際やや小型とはいえATXにもかかわらず、触りたくないと思いました。
板金のエッジで手を切ったりしないんでしょうかね。
>でかいパソコンが嫌ならノートで良いのでは無かろうかと。
激しく同意ですね。
うちはスリムケースです(キリッ
でかいと机の上に置けないからです。 (PC、モニター2台、その上部にプリンタ)
というのは後付けの理由で、スリムが購入しなきゃならん当時、単に安かったからですw
というのはまたまた後付けの理由でw、単に何も知らなかったからです(遠い目
それまでのフルタワーはでかくて家族に邪魔にされてたw
机の上に置けてるので、パッと側板外してサッとファン周りや電源周りを掃除できる利点はあります。
電源も苦もなく簡単に交換できましたよ。
ストレージはSSDとHDDできちきちですw
ええ、次はミドルタワーかフルタワー買いますけどw
ケースだけ買って、移植したいくらいです。
でも机の下に置いたらベッドの下のように埃まみれにならないかな?ということと、掃除が億劫になりそうな気がしないでもないです。
>スリムケースの利点は皆無
さすがに省スペース性くらいはあると思うんですがソレはw
>スリムケースの中身をいじった事の有る人なら「触りたくないな」と感じた
>数百台は修理した事が有るので面倒さを身に染みて
今時のといいますか、少なくともDellあたりの業務用スリムケースは、スリムだからこそ余計にメンテ性をよく考えた設計、ギミックが採用されてますよ
実際、ツールレスでHDDも光学ドライブもはずれますから、ナニも考えてない作りのタワーケースあたりよかよっぽど作業性悪くないどころか、予想外に簡単になってて驚くほどなんですがね
かつてのイメージのまま、実際に昨今のDell製スリムケースとかを相手にメンテとかしたことなければわからんでしょうなぁ
>スリムケースで自作や修理する複数の難点
修理はまだしも、スリムで自作というのはまず無いと思うんですがソレはw
マニアがやるにしてもどっちかっていうと汎用のスリムケースで自作じゃなくてNUCとかになるのじゃないの?
PC工房のはまだ一揃えしてあるキットだからわかるけれども、DellやHPで格安で購入できる業務用汎用品があるのに、一つ一つスリム用パーツ入手して価格帯的にもただでさえ高く付く自作を行うとかいう需要があるのか非常に謎w
>ロープロファイルというスリムケースに入るよう作られている
>グラボを付けようものなら低性能な物限定
GTX750Ti「せやな」
GTX750「せやせや」
http://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_677.php
http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1824
http://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_679.php
http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1823
>このケースは左のシャシー(鉄の枠)が取り外せるけれど、
>DVDドライブを故障などで交換する場合、マザーを外す事に
Dellのスリムはシャシーすら外す必要ないですよ
サイドパネルもツールレスでパカっとはずして、光学ドライブがまたツールレスのロックなんで配線外して引けばカチッとあっさり外れます
>スリムの場合はマザーボードを外して電源を外すという手順になる物も有り
だから感心するほどにメンテ性を考えられた設計で作られていて、そんな厄介なことになら無いものもあるんだってばw
>マザーボードの設計により主電源(一番でかいコネクタ)の
>ケーブルの束が側板に当たるとか、ドライブ側に干渉
そら自作でケースもマザーも電源も別で用意したらそうなるわな
大手の完成品は完成状態から逆算して各パーツを設計してるわけですし
>立てて使うなら足を取り付けなければ排気できない
いや、それは付属品に脚が付いてないのなら問題だけれども、当然付いてんでしょうから脚つければいい話じゃないw
>安定性を保つために足を取り付ける事になり、設置する幅は20cm近くへ
>見た目は細いけれど必要な設置面積はそう変わらない
このキットにはそんな底部だけ幅広の脚なんてものが付くのかどうか知りませんが、少なくともDellの法人向けスリムなんかはケースの幅を超える脚なんてついてないですよ
単純にケースの底面に4つポッチみたいな脚があって若干浮いてるだけですから、普通に縦置きで10cmしか取りませんし、オフィスのデスク上のスペースは無限じゃありませんから、デスク上に2台並べておいたりできるのはスリムの強みでしょう
タワーで同じことしたらデスク上の半分がPCの本体になってしまうものw
>修理現場では大抵のスリムケースの中身がホコリまみれになっており
いや、それはユーザーがクリーニングしてないからであって、スリムなのがホコリまみれの理由じゃないと思うんですがw
>吸排気が少ないので集中してホコリが溜まるのは当然
ホコリを吸うということは吸気ができているということですから、吸気性能はタワーより優れてるってことになりませんかねソレは(震え声)
>SSDならまだ良いけれど、HDD2台を突っ込むならシャシーが高熱になったり
>HDDそのものの温度も高い方へと誘われるので気にする人はHDDは1台が
HDDがいいならそこは2.5インチのHDDにすればいいだけじゃねw
>どうしても直径8cm以下、余裕で1千回転超え、羽根の枚数も増え騒音化
確か羽根の枚数が多いのは逆に静音にできるのじゃなかったかな?
潜水艦のスクリューとかそうですしw
>掃除しづらいケース前面内側に吸気ファンが有るようなら設計ミス
Dellの設計がスゲェなと思うのは、ここで叩かれてるように普通にケース前面内側に吸気ファンが付いてんですけど、これもツールレスで外れちゃうからねw
おマイどんだけバラし易さにパラメタ振ってんだっていう
>ケースにより違うと思うので省略
そう、しかしその違いというのは何もマイナス方向にだけ違うとは限らない話で、よく出来たスリムだってあるんですよと言ってみたり
>低性能で小型ならノートで良いのでは、
業務には効率が求められるわけですが、ノートはモニタが小さいわけですよ言わせんな恥ずかしいっていうか、このブログでも常々そういう主旨の話言ってませんでしたかねソレはw
>横置きにするとケースファンが一段とうるさい、なども
ソレやると、唯一と言っていい省スペース性という利点を自ら捨ててるようなものですので、オフィスでスリムをわざわざ横置きにしてってのは、特殊な事情がない限りやらないと思うの
>自作や修理に関する難点を挙げまくってみたけれど、
自作は完全同士だけれども、よく考えられているケースであれば修理はわりと問題ないですハイ
>自分でケース内をクリーニングするなら側板を開けたり、
>HDDを交換するなら分解が必要
その分解がまた今時のスリムケース(Dell製)は驚くほど簡単なんだわ
>ホコリが溜まっても気にせず、修理費用が多少高くても構わない、
>パーツの換装や増設を考えず丸ごと買い換えるつもりなら有り
法人業務使用ならリース契約で保守有りとかなのだからまさにコレですよw
>しかしそこまでしてスリムにこだわる理由が私には理解不能で、
>でかいパソコンが嫌ならノートで良いのでは無かろうかと
個人使用ならそうかも知れんですが、法人業務使用なら大きなモニタでフルサイズのキーボード使って作業したいけど、デスク上のスペース取られたくないというニーズに適してんですよコレが
>趣味や遊び、インテリアとしてならスリムは有りだと思う
そうか、あくま業務使用での場合はスルーなんだな(白目)
もう一回書いときますが、業務使用でこそスリムは有りですから(震え声)
それら書かれると、うちのPCがDellバレバレなんですが(´Д`;)
いや、でもアレあまりのバラし易さに感心することしきりなんですよw
業務上保守契約はしててもセキュリティのエリア管理上エンジニア入館させる手続きがウザいので、よくコールセンターにパーツだけ送らせてこっちで交換とかするんですが、正直自分ちの安物ミドルタワーよかメンテ性良いんですがコレは(白目)
とかってやるたび毎回関心するものw
確かにバラしやすくメンテしやすい気がします。
調子悪くなったとき
「まだだぁ。まだ沈んじゃならん!」
と思えるし、掃除してサクッとパーツ交換して
「まだあと3年は戦える」
とかw
「しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのメンテ性のおかげだということを忘れるな」ということだけかもしれませんw
Dellのバラしやすさはよく出来てますよね。マニュアルもメンテ作業向けに書かれてるし。
パーツ手配できるならCEさん不要な感じ。昔からそうなのでポリシーというか、そういうメンテ体制なんでしょうか。
HPもそんな感じのPCしか見てないので、アメリカのメーカはそういうものかも知れません。
ついでにHPのWSタイプだと上に取っ手が二箇所ついてて20Kg超えでも運びやすかった。
一瞬LANパーティ用なのかと思った。Xeon & Quadroでゲームとか w
それに比べて、国内メーカだとパズル並なのは、アレはどういう文化なんでしょうね。
IBMのラックマウントサーバも蓋が開けやすくて感動したなぁ。富士通のは開け方だけで悩んだけど(アレはシーメンス設計かも、いかにもドイツらしい感じだった w)
身内が昔DELL使ってました、というかPCよく分からないから適当なの見繕って渡した記憶がございます。
確かDimension8400だったと思いますが、あの世代だと爆熱爆音プレスコのPen4であったはず。
掃除は前面、背面のファン部分のみでそれ以外は完全放置。
それで10年近く使っていた訳ですが長持ちしました。
現在はゲストブックでかつて書いたかと思いますが、ドスパラのノートを使っております。
何でタワーやスリムにしなかったかというと、重くて運べない、肉体的に辛いという現実的な事情に加えて、ノートならどれか一部分逝けば修理か買い替えで済むという簡単さがいいから選びました。
私もかつてはミドルタワーを使っておりましたが、2年前ぐらいからミニタワーに切り替えました。理由はそこまで拡張する必要がないからというのと、何よりミドルタワーほど広いケースにしなくても十分な性能を組めるハードウェアが出来上がってきたからですな。何より軽くてメンテナンスもタワーと大差はございません。机の下に入れて使用してますが、定期的に掃除すればホコリまみれになることも少ないかと。
TakaQさんやヒツジ先輩さんのようにストレージ積みまくったりとかしない限りはこれで十分だと感じております。
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=CP-031&mode=main
机の下に置くなら例えばこんな物がございます。
上のURLにあるのが現在私が使っているスタンドです。これなら床に直置きすることなく浮くので床のホコリを吸い込むことも少ないかと。
>ロープロファイルというスリムケースに入るよう作られている
>グラボを付けようものなら低性能な物限定
http://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_677.php
TakaQさんが貼ったURLのグラボを現在使ってますが、この製品はD-Sub15ピンの部分が本体とケーブルで繋がれてまして、その部分を切り離してロープロファイル専用のパネルに付け替えることで、スリムでも利用できるようになってます。
>Dellのバラしやすさはよく出来てますよね
単純にバラし易さだけでみたらMacPro超えるんじゃなかろうかとw
デザインと両立させた巧妙なギミック(おぉーと感嘆の声が出るレベル)
に関しては MacProのケース > Dellのケース だけれども
単純に作業性のみ重視した場合のバラし易さに関しては
Dellのケース > MacProのケース ですねアレは
>パーツ手配できるならCEさん不要な感じ。
>昔からそうなのでポリシーというか、そういうメンテ体制なんでしょうか
サービスタグ提示してコールした場合もPC端末レベルのものであれば以下の選択肢3つから選べ言われる感じですね
①エンジニア行かせるのでこの後日時調整してね
②交換自分でやるならパーツ送るから住所教えろ
③ひと通りやって戻すからセンドバックで送り返せ
いや、さすがにラックサーバなんかになると①だの③じゃやってられないんで必然的にエンジニア一択になりますがw
なんというか大小問わずメンテ性の高いケースのギミックもそうですが、故障対応を行う体制自体もよく考えられてるなあという印象
例えば故障交換されたディスクは工場直送で破砕処理だそうで(エンジニア談)、セキュリティ上のデータ消去とかそういう煩わしさがなくていい感じです
個人の延長保証レベルでは感じない法人業務の保守契約故に気の利いたサービスに感じる部分はあるかもしれません
>アメリカのメーカはそういうものかも知れません
単に技術力や工業力の問題ではなくて、壊れた場合に如何に影響を出さないか早く復帰させるかを考慮してるというか、つくづくダメージコントロールというものに優れた国だと思いますよ
例えば珊瑚海海戦で帝国海軍の攻撃で中破(修理に90日を要する損傷)
↓
3日の突貫修理で作戦参加可能な状態でミッドウェーに参加
自身は飛竜艦載機の雷撃で大破するも事前に艦載機を発艦させる役目を見事果たして勝利に貢献とかもうね、おマイのことだヨークタウンw
同じ珊瑚海で損傷した翔鶴どころかやられてない瑞鶴すらミッドウェーに参加できねぇのに、なんで普通に参加してんですかねソレは(震え声)
>HPのWSタイプだと上に取っ手が二箇所ついてて20Kg超えでも運びやすか
確かMacProの筐体が上部取手になってましたな
もっとも、デザインに融合されているといいますか、見た目取手だと感じさせないところがまた見事な作りというかさすがりんご様なんですが
>それに比べて、国内メーカだとパズル並なのは、アレはどういう文化
なんかこう如何に無駄な隙間なく収められるかを目指してますよねw
いや、押入れかよ、大事なのソコじゃねぇだろ的な何かw
これはもう狭いスペースをいかにして有効活用するかに心血を注いできたDNAとでも申しましょうか、日本人の性(サガ)なのかもしれない(適当)
>IBMのラックマウントサーバも蓋が開けやすくて感動したなぁ
米国製はギミックに関しては感心することしきりなんですが、筐体の立て付けというか肝心の寸法精度がアレなのが多い印象で、Juniper製のネットワーク機器がこれまたモジュール毎にバラせる作りなんですが、あの明らかにクリアランスが無いっていうかむしろ凸側が凹側より大きいんですがコレ(震え声)
みたいな感じはありましたよw
仕方ないのでシャーシ歪めながら無理やりブチ込むんですがね(白目)
>富士通のは開け方だけで悩んだけど(アレはシーメンス設計かも、
>いかにもドイツらしい感じだった w)
些か古い時代にウンザリするほど面倒見てたもんですからw、富士通のサーバやラックは大方SunのOEMなイメージありますね
ドイツ製知らないんでイジってみたいですね、もしかしたらMG34に見られる無駄に気合の入った職人魂だとか、逆にMG42に見られるような全方位スキなしのオーバーテクノロジーっぷり設計の息吹を感じられるかもしれない(迫真)
>この製品はD-Sub15ピンの部分が本体とケーブルで繋がれてまして、
>その部分を切り離してロープロファイル専用のパネルに付け替えることで、
>スリムでも利用できるようになってます
そうそう、 確かさばの塩焼きさんや庶民Aさんがいってたはずだったと
ヒツジ先輩がロープロが低性能限定だと言うものだから、なんかMaxwellをディスられたような気がして件のURLを貼りましたw
一応コレ補助電源無しのロープロ対応だけどGTX470超えんですが的な何か
後悔はしていない そして反省もしていないw
>それに比べて、国内メーカだとパズル並なのは、アレはどういう文化
昨今のスペース重視ハイトワゴン軽自動車のボンネット下なんかもすごいものです。まさにパwwズwwルww
ただし整備士は白目でしょう。
これは日本人にしか設計できんと思いますね。
昔、スバルの零戦なんか高性能だったけど整備性無視だったって聞いたことありますが、日本人は高性能で壊れない小さいものを作ることには心血注ぐけれど、壊れたときのことは、あまり重視してないのかもしれませんね。
いやトヨタ様とかは整備性も考えてるんでしょうきっと。
その前に壊れないけどw
PCの話題じゃなくてすんません
>壊れたときのことは、あまり重視してないのかも
古の昔から限られた資源で勝負してこないとならなかったお国柄でしょうか
一発も無駄にできないし、無駄にしたくないからと百発百中を目指すのと
そんな不確定要素にかけるのはナンセンスだからと、百発一中の砲台を百問どころか千門用意すれば勝てんだろwとアングロサクソンは考えた的な何か
いや、そら勝てませんわ(白目)
障害時の可用性を考えたRAID5とか6とか10とか、アレまさに米国の発想です
高出力の過給器付エンジンが作れないから装甲すらおろそかにしないといけないほどに重くはできない、だから一発でも当たればな20㎜×2にかけるのと、2千馬力級余裕だから50口径6~8問積んでみたら投射量も火線収束的にもパネェー、ワントリガーで零戦空中分解したんだがw的な違い
(直接人に当てないとほぼ無意味な7.7㎜はこの際スルーしますw)
一門ジャムったら火力1/2と半減なのに対して、1/6や1/8ですむ点でも可用性が高いといえますから、そらもう圧倒的です
>いやトヨタ様とかは整備性も考えてるんでしょうきっと
車の整備性に関しては欧州車の特に仏製がヤバイと聞いたことが有ります
今時のはどうか知りませんが経験者の整備士の方いわく、なんでもオイルエレメントの交換とかしようと思ったらエンジン外さないと行けないレベルだとかw
アレは整備性とかまったく考えてないわ(白目)とのこと
ちな、これもWW2な話になりますが、独軍戦車が故障した際に故障箇所を探して出してイチイチ修理するのに対して、米国戦車は故障箇所を治すのは効率が悪いからとエンジンユニットまるごと交換してたとか(白目)
一方、ソ連は修理自体をスルー、製造ラインの最終工程を最前線にした模様
確か東部戦線最盛期の戦車生産ペースは3ヶ月で4500両とかです(震え声)
自作や改造をしない人にとってはスリムケースでも別にいいじゃないんですか?
それならノートでもいいじゃないかって言われそうですがw
DellやHPのスリムケースの話が出ていますが、ところでIBM(レノボ)のスリムケースはどうですか?
>趣味や遊び、インテリアとしてならスリムは有りだと思う。
低価格なのでビジネス用でもスリムは大量に導入されていますがw
スリムケースの地味な難点としては、本体を縦置きすると光学ドライブも縦配置になるため、8センチCD(直径12センチの通常CDより小さいサイズのCD)を読み込む事ができない、がありました。
現在8センチCDは電子マニュアルの収納場所くらいでしか採用されないため、どうでも良い難点ではありますけれど。
>パソコン工房のスリムケース採用自作キット
>CPU:Pentium G3220(3.0GHz、2コア、3MB)
>メモリ:DDR3 1600 PC3-12800 4GB
G3220はDDR3-1333まで対応ですから、在庫処分の思惑をひしひしと感じますね。
>ケース:IN WIN IW-BL634(白)
型番「BLムサシ」とか腐女子向けか何かですか。
>スリムケースで自作や修理する複数の難点
>拡張性やエアフローは考えていない
>ファンが小さく高回転なので静音性が低い
最近のCPUは低発熱ですから、CPUに関しては冷却性能の低いファンでも良いとは思いますけれど、マザーボードの冷却を考えると8~9cmファンは厳しいですね。排気用にファンが1つでもある機構は良いと思います。
省スペース性が欲しいなら、NUCとかMiniITX採用の筐体とかを使用するのが手っ取り早いとは思いますが、デスクで採用されている光景は見たことがありませんね。モニタ一体型も同様。
液晶一体型を職場で見たのはおおよそ8年前ぐらいでしょうか。
今でも個人向けの液晶一体型は売っていますが売れてるんですかね。
省スペース型のデスクトップは職場で今でも使ってますが、仕事用なら十分です。
ただし、個人向けとなると買い替え前提で使うか改造前提で使うかで話は変わり、前者なら問題なく、後者なら最初からスリムは避けた方が無難です。
スリムの難点としてもう1つ、電源ユニットがケースのサイズに合わない可能性があること。
SFX電源とかTFX電源とかはおおよそのサイズは決まっておりますが、実際のサイズは製品によってまちまちです。
最悪電源ユニットが逝くと、同じサイズに近い電源ユニットを探さねばならず、見つからなければ換装不可となり、その時点で一式買い替えとなります。
また、NUCでも同じことが言えますが、電源は主にACアダプタ駆動。こちらもACアダプタが逝ってしまうと、モデルチェンジした時点で同じアダプタはほとんどの場合見つかりません。互換性が確保されているアダプタで何とかなるかもしれませんが、電源供給不足で起動できないとかいうトラブルもゼロではありません。
>少なくともDellあたりの業務用スリムケースは、スリムだからこそ余計にメンテ性をよく考えた設計、ギミックが採用
世界を相手に戦うメーカーだからでしょうね。
言い方は悪いですが、修理する人間のスキルに著しいバラツキがあるんでそれに対応したのではないでしょうか。
富士通あたりだと国内だけを考えればいいわけですから、それなりの訓練を受けた作業者が修理するわけで、設計にとってメンテ性は重要な要素では無いという事でしょうね。
>一発でも当たればな20㎜×2にかけるのと・・・
悲しいかな日本にはまともな国産航空機用機銃がなかったんですよ。
零戦の20mmは スイス製のライセンスですし、陸軍の12.7mmはブローニングのパクリであり、さらに発射速度を上げるために弾頭重量を軽くしたトホホ仕様ですね。一部の三式戦にはドイツ直輸入のマウザ-20mm砲を搭載しましたし、四式戦や五式戦の20mmはトホホ12.7mmの拡大仕様です。
アメリカがほぼ12.7mm一本で押したのは必然性の問題であり、日本にはB公並の爆撃機がなかったためでしょう。
ですから、一撃で致命傷を与える必要があるF6F夜戦には20mmを搭載しています。
あと、零戦の20mm片側が故障すると射撃の振動で軸がぶれてまともに照準できなかったとか。
>(直接人に当てないとほぼ無意味な7.7㎜はこの際スルーしますw)
大英帝国空軍機に対して含むところがあるようですね w
スピットファイアMk.Ia,IIa,Vaはたったの8挺ですが、ハリケーンMk.IIBなら12挺 ww
歩兵戦車のくせに榴弾が撃てないマチルダ2とか、巡航の苦手な巡航戦車クルセイダーとか一風代わったハードを作るお国柄なので、イギリス製のPCとか見てみたい
>使ってみたら判るホコリの溜まり易さ。
8年程使った先代のPCがDellのスリムケースでした。
で、使い始めて5~6年経った頃に「PCはケースを開けて中を掃除した方が良い」と言う情報を得て、さっそくやってみる事に。
まず取説を引っ張り出してきてケースの開け方を調べたのですが、流石Dellと言った所でしょうか、ネジに触る必要は無く簡単に開ける事が出来ました。
そしていざ中を見てみると、これがとても綺麗だったのです。
むしろ今開けた事で余計に埃が入ってしまったんじゃないかと思うほどで、これなら大丈夫、と手早くケースを閉じました。
…意味がわかると怖い話風にw (窒息ケースがどうした的な)
グラボもTVチューナーも付いてなかったのに。
そのDellPCに付いていたDVDドライブは中心に留め具があるタイプ(よくノートPCに付いている様な)で8cmCD余裕でした。
>人間のスキルに著しいバラツキがあるんでそれに対応
初期はみんな熟練Pだったから戦果あげれてた零戦ですね わかります(白目)
向こうは誰が乗っても700㎞出せるP51や、誰が乗ろうが300発被弾しても落ちないP47を15000機ずつ生産ですね わかります(震え声)
>日本にはまともな国産航空機用機銃がなかった
特に航空機用じゃなくても世界水準の火器が思い当たりませんねw
>スイス製のライセンスですし
そのエリコン製ですら熟練Pにションベン弾と揶揄されてますな
その某氏らは7.7㎜で直接相手Pをヤルことで勝負してたようで(白目)
それはソレで人間業じゃ無い言いますか、そら熟練以外は無理だろっていうw
>一部の三式戦にはドイツ直輸入のマウザ-20mm砲を搭載
いや、だってアレ、エンジンがDB601な和製メッサーですし、そらMG151まで搭載してもおかしか無いかなーなんてw
>アメリカがほぼ12.7mm一本で押したのは必然性の問題
そらだってM2は50口径でありながら、なんとエリコン20㎜より貫通力、弾道の直進性共に高いというのだから、そもそも火器としての完成度が優秀過ぎです
>零戦の20mm片側が故障すると射撃の振動で軸がぶれて
機銃残弾や翼内燃料の差ですら重量バランスにやたら影響出るとか聞いた気がするので、いや、どんだけ扱いの難しい戦闘機作ってんだって話ではありますね
初期にまだ生存していた熟練Pたちは普通にあやしてたらしいですが(白目)
今でも日本の物作りの基本は
・熟練
・職人
ですから、日本人のDNAというか昔から変わらんわけですよね。
数年前にアメリカに技術指導に逝った際、たいした生産数でもないのにいろいろ治具を作っていて驚いた記憶があります。
日本・・・・****さんに任しておいたら大丈夫
米国・・・・誰でも同じものが作れるよう
熟練Pが逝ったら終わりの日本とは違います。
しかし母艦が健在でも乗せる飛行機もパイロットもいないというのは惨めですね。
相手は護衛空母(日本では正規空母扱いでしょうけど)から消耗分をどんどん補充して常にフル装備なのにね。
間違ってもこんな国に、二度と殴りかかってはいけませんね。
>大英帝国空軍機に対して含むところがある
い、いや、そ、そんなことないですよ
一応Mk.Ib以降20㎜搭載型のほうが生産数は増えてった気がしますし(適当)
>歩兵戦車のくせに榴弾が撃てないマチルダ2とか、
>巡航の苦手な巡航戦車クルセイダーとか一風代わったハードを作るお国柄
なんでも、WW2開戦前頃の英仏あたりでは、対戦車戦闘に特化した部隊は対戦車戦闘にしか使わんだろうという思想だったようで、電撃戦や縦深戦術に代表されるような、独ソ米的柔軟な装甲部隊運用に向かない戦車ばかり作ってる感はありますね