JEITAから2010年12月までのPC出荷台数と金額が発表。
私ら消費者側が販売数や単価を知れど意味は無いように思えますが見方次第。という逃げを打ち、要するに個人的に興味が有るというのみです。数値の羅列を無駄にグラフ化しており眺めておいて損は無いかも知れません。
Apple製品のシェアやiPadの話も有ります。
パソコン出荷台数2010より、単価と地デジ搭載PC
リンクを切らさないよう祈りつつソースはこちら。
2010年度パーソナルコンピュータ国内出荷実績-JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2010/
出荷金額と台数で単価を出したものの、省略されている桁が違う上、モバイルにレッツノートやVAIOが入り過ぎていないかと思える計算結果。
ノート側の属性が判らず混乱しておりますが、デスクトップの液晶モニタ一体型(オールインワン)とセパレート(単体)の価格は納得。
地デジも有りますが数値が低く取り上げる程でも無い為スルー。こちらのニュース記事が悪い意味で分り易い。
国内出荷実績から大予想!パソコン市場の次の主役が見えた - ITライフハック - ライブドアブログ
http://itlifehack.jp/archives/4030384.html
タイトルの煽り方も凄まじく、何が主役なのか最後まで読み後悔。
その中でも注目したいのが、地上デジタルチューナー内蔵PCだ。12月の出荷台数は10万3000台と、パソコン全体の10%まで成長してきた。
オールインワンのデスクトップもどきで無駄に地デジが搭載されている為です。
パソコン全体ではノートPCの比率が高いが、地デジPCはデスクトップが約8割を占める。
BTOパソコンでも日本で3指に入ると思われるサードウェーブが集計に入っていなかったり、ヤマダ電機配下のフロンティアやツクモも無いから。良く見るとマウスコンピューターも集計には入っておりません。
形状別でパソコン全体を見渡してみても、オールインワンデスクトップが前年比120.9%のところが、地デジPCは185.4%を記録している。2010年4月からの累計では78万3000台で前年比211.7%と他を圧倒しているのだ。
私が最も嫌う書き方で、地デジのように元の数値が低過ぎる物で前年比で数百%は読み手を騙そうとしているとしか思えず。
当ブログ(BTOパソコン.jp)のページビューは前年比250%以上、前々年比7500%とか言っているようなもの。開設当初と比較すると150万%です。「他を圧倒」の部分は何故相対的に見ようとするのか不明。
一般人はダビング10に拘束され、アンダーグラウンドな人間は簡単に解除してしまう現状。民法がくだらないテレビ番組をDVDやブルーレイで売りたいのでしょうな。
2010年度パソコン国内出荷台数や構成比 by.JEITA
台数を2010年4月から12月まで。
解り難いですが赤がノート、青はデスクトップ(モドキ含む)。線がそれぞれの小計で、棒はカテゴリ分けの積み上げ、となっております。
デスクトップとノート共に出荷時期は平行している感が有り、6月と9~10月に台数多め。そして12月はノートは上がるもデスクトップは大した事無し。
オールインワンは別として、セパレートなデスクトップを買うようなユーザはSandyBridge発射前という事で買い控えていた可能性は有りましょう。
前年比。
地デジでケチを付けた通り、前年が悪ければ本年度は上がるものですが、昨年はWindows7発売の2009年10月下旬から1年を通過しており、Vista氷河期と比較して前年(2009年)比はもちろんプラス。
上のグラフを見ると、モバイルノート以外は全て上昇しているようです。「更に」と付けるべきかも知れませんな。
モバイルは全体的にマイナスになっていますが、デスクトップの単体が12月に思い切り下落。オールインワンを買ってしまうユーザ以外は全体的に大して上がっていないようです。
6月のオールインワン急上昇は、2010年の7月にアナログが終わってしまうと勘違いしたか不明ですが、10月のデスクトップ単体上昇はやはりアレでしょうか。ファイナル何とか14。
ノートとデスクトップの構成比も有ります。
やはりノート率高く70%弱は有るようです。
しかし改めて集計の社名を見ると何とDELLとHP無し。BTOメーカーで参加しているメーカーはユニットコム(パソコン工房系)とレノボ、一応オンキョー。これはひどい。
JEITA測定もてきとうさ加減に目眩がしますが、この統計ではノート率が高くて当然。本当はデスクトップは4割くらい行くのでは無かろうかとさえ思えます。
アップルの日本市場占有率は過去最高と思われる約6%
Apple率は10%行かないくらい、と勝手に想像していましたが集計しているサイトを発見。信憑性に関しては読む人間の判断ですが私は信用しております。
アップルジャパン株式会社は、10〜12月期に日本で16万2,000台のMacを出荷しており、同四半期の日本PC市場におけるアップルの出荷台数シェアは5.9%
source:APPLE LINKAGE | ARCHIVES
上で引かせてもらったJEITA統計に対するアップルジャパンの出荷台数から計算されていると思われ、そのソースはこちらにございます。(パーマリンクが無い為、表示がずれる可能性有り)
これを書く前は、してやったり!と思っておりましたが、DELLとHP抜きのパーソナルコンピューター出荷実績に意味が有るのか。
病気療養と称して隠れてしまいましたが、ジョブズ風に言うと「そういう見方をしなければいい」という事で、前年比などの相対比として見るならJEITA統計は行けていますが、日本のパソコンの出荷台数とは言えますまい。
ところで本当はこの記事をメインに持って来ようと企んでおりました。
アップルにみる自社製品の競合--共食い容認姿勢と市場破壊 - CNET
http://japan.cnet.com/news/commentary/20425417/
2ページから要点を箇条書くと。
- ソニーや東芝やDellがAppleの成功をまねることができない
- Appleが特別な存在になるのは破壊的技術が社内から出る為
- iPadによるMacBookの共食いはアジア圏で知名度向上など
- 低価格のネットブックを批判。(実際、Appleは出さなかった)
- AppleはiPadとMacBookAirを対抗させている
ここからはCNETの感想文。
- タブレットを理解できない(理解しようとしないのだろうか)
- Wintelともう一度対比してみてほしい
- MicrosoftとIntel、PCメーカーは自己破壊を始める必要有り
- Wintel陣営が奪い合うシェアはどんどん小さくなっていくだろう
Apple製品というかMacなど全般的に興味の無い私でも何故か惹かれる所は、てっきりジョブズさんのプロモーションが魅力的に映るのかと思いきや、アップルそのものにカリスマが有ったという事。
他社とかWindowsでは無く内部での競合は個人的にかなり好きな考え方で、それは自社内のレベルが高く無ければ出来ない事。
AppleはApple製品を世に出している事に対してWintel(Windows+Intel)と比較するCNETの締めの感想文は的外れ。
自称Mac信者と言いつつ、Windowsと比較するMacユーザが居られますが、本物のMac信者ならWindowsなど気にならないでしょう。
理由は目的が違う為で、Mac信者はApple製品を使いたく、Windowsユーザはパソコンで出来る事をやりたいだけで方向が違いましょう。
iPadなどApple製品を他のパソコンと比較するは誤り
壮大に脱線しましたが、iPadと他のタブレット、MacとWindows PCを比較するとニュースのネタとして面白いのかも知れませんが、JEITA統計でモバイルが落ちている理由は前年が高過ぎた事と、Appleの偉い人曰くのように性能と価格を落としただけの小型なだけのモバイルもどきな為。
昨年の秋頃は、iPadが出た後からノートが売れないと海外では大騒ぎしていましたが、日本ではそうでも無いようです。
例として解り難いかと思いますが、iPhoneのように高機能が必要な人間をパソコンを必要としているユーザとするなら、FAXは有れどメールさえ出来ない固定電話で良い人間はタブレットPCで良いという事で、目的や用途が違うわけです。
当ブログとしては、盛大に協力戴いたタブレットPC調査にて、タブレットとパソコンは比較にならず。用途が分かれば手を出すかも知れない程度の物。
どうしても比較したいなら携帯電話とやった方が近いでしょう。
私は何故タブレットが必要なのかまだ解らない人間ですが、iPhoneを活用している人間から見ると、ドコモのFOMAで通話とメール機能しか使わない状態は意味が分からないかも知れませんな。
私はこれで良いというだけでiPhoneを否定はしないけれど勧められても要らない。タブレットで良いならパソコンを勧められても要らないのかも知れません。
>前年比で数百%は読み手を騙そうとしているとしか思えず
よくは知りませんがライフハックの広告主がメーカー勢なら仕方ないw
スポンサーの意向にそった煽り提灯記事書かないと広告の仕事来なくなっちゃうしw
ドスパラやマウスはここら辺じゃ広告打って無いんでしょうかね?
マスコミ全般に言えることでしょうが構造的欠陥ってやつでしょう。
彼らが広告で食ってる以上、多かれ少なかれどこでもその傾向はあるのでしょうから、もうこういうのは私ら読む側で情報の取捨選択をするほか無いっていうw
>12月はノートは上がるもデスクトップは大した事無し
正月に備えたこたつトップだな(キリッ
>andyBridge発射前という事で買い控えていた可能性は有りましょう
自作er系は間違い無くそうでしょう。 ヒツジ先輩は極めてレアw
1366じゃなく1156にしてたらレアどころかプレミアムになれたと思いますw
>10月のデスクトップ単体上昇はやはりアレでしょうか。ファイナル何とか14
どう考えても被害者数です。本当にありがとうございました。
以下被害者たちの時系列フロー
↓15~20万の推奨PCを購入、あるいは4、5万のハイエンドVGAカードに換装
↓ベンチスコアを見て、これで勝つる( ー`дー´)キリッ
↓サービス開始マダーで +(0゚・∀・) + ワクテカ +
↓サービススタート ( ゚д゚)
↓ふざけんなスクエニ◯ネ ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
↓そして阿鼻叫喚と断末魔('A`)ヴァー
↓このPCどうすんの(´・ω・`)ショボーン
世間「10月ってPC売れたんだね。そうだね。なんでだろーね。」
ナニこの救われない犠牲者たちw
>病気療養と称して隠れてしまいましたが、ジョブズ風に言うと
なんでも例の某「デスブログ」に書かれたらしいw ジョブズ大丈夫なのかw
>他社とかWindowsでは無く内部での競合
6000番台が出てHD5870が20Kを切っているのを見て、ソレ原価割れしてんだろw
とか思ったのはここで言う自己破壊とは違いますね。そうですね。
>ドコモのFOMAで通話とメール機能しか使わない状態は意味が分からない
いや、そもそも電話機だからw
情報端末市場
◯スマートフォン and タブレットPC登場前
大型PC:デスクトップ
持ち運び用PC:ノート
携帯用PC:ネットブック(ミニノート)
◯スマートフォン and タブレットPC登場後
大型PC:ノート
持ち運び用PC:タブレット
携帯用PC:スマートフォン
デスクトップPCとネットブック(ミニノートPC)は数年後に消える、ということかな。
10月に売れたのって何とか14ってのもあるのでしょうが、
(ダウングレード)XPのOEM終了というのもあるのでは
ないでしょうか?
何とか14ってベンチマークソフトだっけ?
Apple社を持ち上げている記事の場合、ほぼ
Apple製品が売れなかった理由は、客が馬鹿で対向する会社が卑怯だったから
Apple製品が売れた理由は、Apple社が優秀で他社が馬鹿だったから
という論調で語られるため、あまり好きになれないのですよね。Apple社のCMのように、他社を貶めて相対的に自社を持ち上げて見せる、という手法が個人的に嫌いなせいですけれど
>ノートとデスクトップの構成比
個人的にはノート:デスク=7:3のイメージでしたから、JEITA調べはドンピシャでした。個人的な疑問なのですが、DELLとHPはノートとデスク比はどれくらいなのでしょうか?
法人だとDELLとHP共にノート:デスク=4:6、個人だとDELLはノート:デスク=7:3、HPは6:4くらいで、全て合わせると半々くらいに収まるような気がしているのですが
>Apple製品が売れなかった理由は、客が馬鹿で対向する会社が卑怯だったから
>Apple製品が売れた理由は、Apple社が優秀で他社が馬鹿だったから
提灯記事までもがジョブズ思想まんまなんですねw
もっとも、謙虚なAppleとか逆に嫌だわw ナニそれコワイw
翌日に槍とか降ってきそう。5千本ぐらい。
タブレットなど要らん、俺は次世代PSPのNext Generation PSP(NGP)を買う…とか言ってみるw