パソコン工房がセールを連発。
連発とは、私が見て知る限り昨年の夏頃から細切れにキャンペーンを行っており、約半年スルーしていたけれど我慢できなくなった+ここはBTOパソコン.jpだったと思い出したので今回はネタにしてみようかと。
パーツ値上がり前の今が買い時か(棒読)
パソコン工房2月のセールはホワイトバザール
セール期間内ならトップページから行けるはず。
ホワイトは冬なので雪のイメージなのかも知れないけれど、バザールの意味を考えてネーミングしているのだろうか。
バザールでは“定価”はない、というのが一般的である(つまり、商品ごとや取引ごとに 売り手と買い手が価格交渉して、買い手ごとに異なった値段が決まる。一物多価。)。
source:バザール - Wikipedia
チャットなどで値引き交渉してよろしいのか。
それは良いとして、いつも通りの誘導リンクがこちら。
特定の機種が2千円とか4千円の値引き。
全体的に2~3年前のPC価格より高くなっている点は為替相場の影響なのでパソコン工房に限らず。
気になる画像は左上のCore i5よりその右のCore i3の方が1万円くらい高くなっており、表記ミスかと思えばそうでは無く、Core i3の方はビデオカードにGTX 1050を搭載しているのでやや高め。
デスクトップ、ノート、パーツ、雑貨が売り出されており、コスパ良い完成品を探したものの、ホワイトバザールでは無いこちらのノートが目に付いた。
4万円を切るノートと言いたかっただけちゃわなさそうな下の機種に対し、3千円おかわりするだけでHDD 500GBがSSD 240GBになるという、下のノートが当て馬のような見せ方。
悪いと言っているわけでは無く上手いと感じており、SSDの価値や価格が分かる人なら3千円差は妥当、分からない人も「なぜ容量半分以下なのに3千円高いのだろう?」と疑問を持ちSSDとHDDの違いを調べたくなるはず。
メモリはケチらず8GBを搭載しており、現在のメモリ価格は暴騰傾向なので8GB搭載でこの価格は良心的。15型で1000BASE-T(最大1Gbpsの有線LAN端子)搭載は、モバイルをあきらめた割り切りな半固定設置ノート。
もう少し予算を盛れるなら、もう1ランク上の機種がおすすめ。
SSD 240GBモデルとの差額は税別ながら6千円。
違いはSSDがM.2スロット用へと変更されており、HDD 1TBが増設された2ストレージ仕様で他の構成は上の2機種と全く同じ。
イメージとしては、HDD 500GBの機種のHDDが1TB(1000GB)になり、マザーボードへ直接挿すタイプの基板型SSDが突っ込まれた感じ。M.2はNVMeとは書かれていないのでSATAでしょうな。超高速では無い普通の転送速度。
これらがなぜ安いかは1点、CPUがクソ性能なのでマルチタスクとか重く長い処理をするなら向いておらず、動画再生しつつネット通販とか2ch見る程度なら大丈夫。スティックPCのCPU(Atom)に毛が生えた程度。
ホワイトバザールの方も見たけれど、これだという機種は見当たらず。なので以前からセールを見てもネタにしなかったという。
余談:商品リンクがアドブロックされている件
アドブロックの拡張を有効にしている人は、まともにページが表示出来ないのでは無いかと思われる事に気付いた。
通常はこの画面。
私が使用中の拡張は、ChromeブラウザのAdblock Plusでこうなる。
画像リンクが広告と判定されているのでしょう、パソコン工房の中の人は早く何とかした方が良いと思う。
半年くらい前から上の画像の状態になっており、私はてっきり準備中なのにプレスリリースをフライングしてしまったのかと思っておりました、3ヶ月くらい前まで。
「セール厳選」で始まる3種類が消滅しております。
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.phpの後のクエリ文字の、おそらくだけれども太字部分のパラメータ名に反応しているのだと思う。
?product_id=587215&pre=bct3455_bur2_001
知らないけれど多分そう。
自社サイトでの自社製品の値引に意味を感じない
価格コムなどで掲載の完成品ノートPCならば、複数のショップが価格競争して値下がりするものなので待てば得な感は大アリ。
対象的にAppleのように公式で購入しても店頭でもショップの通販でも価格に大差が無いような物はほぼ値引していない状態。
BTOパソコン、Windows PCとはいえども自社製品を自社の公式サイトで通販する際、値引きに意味を感じないと思うのは私だけだろうか。
良い悪い極端な例がこちら、レノボのネット通販。
source:http://shopap.lenovo.com/jp/portals/hho/?cid=jp:sem:703g5s&#highend
左端の機種を例にすると、通常価格15万円くらいのところ、クーポン適用後は約10万円。5万円も値引きされ、スーパーお得に感じてしまうものなのか。
仕様はCore i3-6100U、Win 10 Home 64bit、12.5型HD解像度、メモリ4GBx1、SSD 256GB。10万が妥当、もしくは10万でさえ少々高いかと。ちなみにCPUはインテル公式によると281ドル。
仕様を見て価格や価値を皮算用や予測出来ない人の場合、メーカーの数万円引きやセールによる値引きに騙されてしまうやも知れず。
パソコン工房はレノボとは違い、競合はマウスやドスパラあたりなので本当に通常価格設定、から値引きしているとしても、モデルチェンジで型番を変え、構成を少し変更し、5千円くらい値上げして2千円引きされても私らにはまず判らない。
というわけで、BTOパソコンに限らず、大手のNECや富士通などの通販でも値引きはメーカーの言い値なので、文字通り「額面通り」に受け取らず、冷静に値引きされていない製品、他のメーカーの製品とも比較しましょうという話のような気がする。
>ホワイトバザール
個人的には「だったら白い筐体のPCやパーツを画像に並べる茶目っ気くらい出そうか」な印象ですね。ホワイトなのに黒ばっかりじゃねーか、と。
>特定の機種が2千円とか4千円の値引き
値引き後の価格で下4桁が「9,980円」や「2,980円」は、それ始めからその値段だろ、としか思えませんがね。
>ホワイトバザールでは無いこちらのノートが目に付いた
この価格で無線が 11ac 対応なのは嬉しい所。CPUのN3160は、事務用途でも快適とは言い切れない程度の低性能ですが、SSD搭載なら多少の改善は見込めます。発熱も少ないですし、サブ機としては夏場でも活躍できるやも。
>値引き後の価格で下4桁が「9,980円」や「2,980円」は、それ始めからその値段だろ
それ。マーケティング浅はか過ぎ、消費者をなめすぎ、私のような揚げ足取りにひっくり返されてもおかしくないメーカーは昔から多いけれど更に多くなった。
売る側としては万円単位の製品ならば末尾980や800で見せたいのは解る。しかしそれは199ドルのような姑息な印象操作と見ており、その姑息な見せ方が源流ならばそこから数千円か数万円引いて、私が「マジ?表記ミスか?原価割れじゃね?」とネタにするほどでは無ければ叩かれてしまう。
レノボが本当に良い悪い例。見る人が見れば判る、判ればどうなるか消費者をなめてはいけない。