ONKYOから彩響パソコン誕生。
というメールマガジンが届きました。偶然とは思いますがまさか最強パソコンと掛けているわけでは無いでしょう。オンキョーと言えばスピーカー。なぜパソコンを出しているかはSOTEC(ソーテック)を完全に吸収しブランドも変更した為。
10万円を切る一体型PC、彩響とやらを見て参りましょう。
半年に一度程度の頻度でオンキョーをネタにしますが、元はソーテックで有り激安BTOパソコンでの価格破壊は10年以上前でしょうか。昨年(2009)10月19日よりオンキョーブランドへ統一し、SOTECの名は消滅しているようです。
彩響パソコン DE713(E713A9/E713A9B WEB限定モデル)|ONKYO
http://onkyodirect.jp/pc/de713/
デザインきれいになりましたな。素人の私が言うのも何ですが、以前からSOTECのページはシンプルで分かり易く、更に上手くなっている気がします。
製品トップページからカスタマイズへ。
スペックを見ると良くある構成。適当に主要パーツを書き出すと。
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:インテルCore i3 530
- メモリ:2GB(x1枚)
- HDD:320GB
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- モニタ:一体型23インチワイド
以前、メールやインターネット用PCの選び方と称して書いた中に有り、最終的にこれが良いのでは無かろうかとしたドスパラのMagnateとパソコン工房のMN502iCi3とほぼ同じ仕様。
ドスパラは標準構成で約53千円、パソコン工房は約65千円、いずれも保証を3年にした総額。モニタが付いていないため、オンキョーに合わせて23インチを付け17千円乗せると、ドスパラは約7万円、PC工房は約82千円になります。
結構近付きましたがオンキョー彩響は10万円。この差は何なのか。
オンキヨーの彩響はポイントやキャッシュバックで安くなる
元の販売価格は99800円。
先の画像に有る通り、価格の下に9980ポイントの還元。更に自己購入のアフィリエイトを通せば2%として1996円のキャッシュバック。価格は88000円になると言いたい所ですが、オンキョーの自社ポイントシステムのため9980Pは他では使えず。
楽天にも同型番DE713が上がっており、通常価格101,800円の特価99800円。
楽天のポイントは通常1%のため998ポイント、自己アフィリエイトは出来なかったと思うものの何らかの手段で出来たとしても更に998ポイント。楽天全体で使えるポイントは1996Pになりますが、それなら先のキャッシュバックを狙った方が賢い。
楽天で素で買う以外はハードルが高く、オンキョーの自社ポイント有無で言えば無いより有った方が良いという事で会員登録して約1万円分のポイントを保有した方が良い事に。
ポイントの使い勝手は悪いものの価格は88000円まで落とせる事になります。
BTOパソコンメーカーとの差額6~18千円の付加価値
ドスパラはモニタセット約7万で差額18千円。PC工房では6千円程度の差となり、ポイントなど単純に比較出来ない要素は有るものの強引に6~18千円差の価値として。
- 一体型、省スペースという恩恵
- BTOメーカーとしては見た目が良いかも知れない
- iPod充電・再生ドックを搭載
- サウンド:DTS Premium Suite搭載
- サウンド:スピーカーに10cmウーファー内蔵
一体型は修理費用が高く付き放熱にも無理が出そうなため個人的にお勧めしませんが、3年保証が標準という構成なら有りかも知れず。
見た目ならNECなど有名メーカーが良いと思うものの、Core i3同等の性能となれば処分でもしていなければ価格は万単位で上がる事に。
iPodやサウンド系は良く判らないので個人の趣味によりましょう。
スピーカーは大きさに比例して音質も良くなると聞きかじった事が有りますが、画像最下段にある大口径円形10cm相当の大型振動板は凄い物なのでしょうか。
昔、BOSEというメーカーで直径20cmx2のスピーカーを貰い物で持っていた事が有りますが、やたら低音が響いていた印象しか無く。
オンキョーと言えばスピーカーと言える程に有名なため、スピーカーや音という付加価値は有りかも知れませんが良く判りません。
オンキョーの彩響パソコンをカスタマイズしてみる
用途から考えると、スピーカーや一体型を生かして幅を広げるにはブルーレイはカスタマイズで付けておいた方が良いのでは無いかと。側面の写真を見るに、ノート用の光学ドライブが入っているため、後からの換装は若干面倒かつ単品では高額になりメーカーも選択肢が少ない。
ブルーレイはプラス16千円。
話を戻すと、この仕様は私に言わせるとメールやインターネット用であり、それ以上の何かをするならメモリ2GBは非力。最低4GB、選べるようなので8GBも有りかも知れませんが3年保証として3年使う予定なら4GBでも良いとして。
メモリ4GBへの変更はプラス1万円。
ここまで来たら地デジも見えた方が良いのでは無いかと考え、どうしてもテレビでは無くパソコンで地デジが必要と考えるなら、一体型PC(ノートくずれ)では増設や単品入手が難しいため入れた方が良いとして。
3波x2地デジチューナーはプラス2万円。
そうなると非力さ加減で言えばハードディスクの320GBでは録画したり保存する時間が少なすぎる。
1TBは9千、1.5TBは12千、2TBは18千円。
HDDを割安な1.5TBとしてここまでの合計は元が99800円とするなら157,800円。オンキョー自社ポイント10%、自己アフィリ2%として引くと約139,000円相当でこの構成。
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:インテルCore i3 530
- メモリ:4GB(枚数不明)
- HDD:1.5GB
- 光学ドライブ:ブルーレイ
- 3波x2地デジチューナー
- モニタ:一体型23インチワイド
ビックカメラなどの店頭へ行けば、ナショナルブランドの1つ型落ちで買えそうな価格と構成になりました。オンキョーの付加価値にこだわるか、ブランドにこだわるか、でしょうか。
オンキョーはどこへ向かっているのか?
カスタマイズの画面はソーテックそのまんま、スペック変更の提案にも「BTO」という文字が突っ込まれておりBTO(カスタマイズ)PCには違い有りませんが、私が勝手に分類しているBTOパソコンとは離れて来たように思えます。
- 普通のBTOパソコン・・左の一覧に有るような安くカスタマイズ可能
- 高額なBTOパソコン・・NEC、エプソンダイレクト、一応Macも
- 一部カスタマイズ可能・・ソニー、富士通、東芝の専用通販サイト
1は利点ばかり挙げましたが、デザインに難有りノートは更に大難関。高性能ででかいデスクトップを安く手に入れるならという定義としています。
2は1とは違うとして外したメーカー、カスタマイズ以前に高額で性能は上の中程度まで。Macは別物ではあるものの、カスタマイズの幅が広くインテルCPUを搭載など、いずれもデザインや宣伝に多く費用が掛かっているのかと。
3はメモリやHDDの変更程度でカスタマイズと言えるかは微妙なものの、一応部品の変更も出来、主には家電量販店の店頭販売。
オンキョーはどこかと言うと1.5のような感が有り、高額過ぎもせずデザインも悪くなく、性能も上は目指せないもののCore iシリーズは普通に選べるという。
DELLやHP、Lenovoに近くなっているやも知れず。
後はイメージの問題でSOTECブランドがどこまで薄れるか。
- 激安で大ブレイクした際、売れ過ぎてDELLの悪評蔓延状態に
- ケースの構造に欠陥有り、パーツの大規模なロット不良も過去有り
- ONKYOブランドとして音以外に何が出来るのか
既に私の脳内CPU(焼酎でOC可)ではNECやエプダイ扱いですが、中途半端さが需要の隙間と考えるならオンキョーの作戦はじわじわ効いて来るのやも知れず。
パソコンは用途、予算、(性能への)価値観に合わせて各個人が選ぶ為、ONKYOは有りかも知れないけれど無しかも知れません。
どちらかと聞かれても私が判断する事では無く、以上御参考なれば幸い。
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