Windows7発売から1ヶ月が経過。
新しいWindowsがリリースされると、ハードウェアの需要が伸び半導体の価格が上昇すると何かで読んだ覚えが有ります。私がブログを書き始めた1年前より更に以前よりメモリの価格は下がり続けていると思っていたものの、実は上昇中という事が判りました。
全てに張ると大変な事になるため、現状で最新のページへリンク。
【PC Watch】 CPU、HDD、メモリ相場情報(秋葉原 '09/11 第3週)(メモリ) 1.5TBが初の8千円割れ、HDD大容量品が安値傾向
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/market/20091124_331020.html
以下で登場するグラフは、全て上記リンク先より8月2週以降を参考しています。
メモリの価格は8月2週目と比較し上がっている
最新11月3週目との比較。PC2はDDR2、PC3はDDR3です。
かなり省略していますが 比較の見所は3点。
- 夏からの3ヶ月間でRAM相場の全体が値上がり
- 特にDDR2が大幅に値上がっている
- 比率では高性能、大容量の価格が上昇率高し
DDR3(PC3)は昨年11月にLGA1366のCore-i7では需要少なく、今年の9月になりLGA1156より本格的に市場拡大と見られ、元から値崩れしておらず価格の上昇率は低いと見えます。
問題はDDR2(PC2)の方。私は勝手に値下がり続けて今でも底を這っていると思っていましたが、実際には8月中旬以前から上がって来ていたようです。自作マニアには当然の情報かと思いますが、未だに512MB2枚で余裕な私には青天の霹靂。
いや、要らないため事件でも何でも有りませんが。
デスクトップとノートで詳細かつ適当に価格の上昇を比較
推移を追いましょう。調べた人に感謝。
デスクトップ(8月2週より11月3週)
適当に作り過ぎ見づらいですが、8*2が8月2週で11*3は11月3週と見て下さい。PC Watchに無い週は2~3点間の移動平均で割り線を繋げています。ラインに角度が付いている週が調査週と思って頂ければOK。
一番左が8月2週で右に向かい全てのメモリが下がらず緩やかに上昇。Win7発売は10月22日のため10月4週目から影響が出て来ます。
先の8月と最新比較ではDDR2の方が上昇率は上でしたが、DDR3は元の値が落ち着いており上昇率が低め。しかしWin7発売直後に急角度に上がっており、LGA1156の需要が伸びたと取れるでしょう。
最高値のDDR3は約1000円上がっていますが、LGA1156で2枚なら2千円、4枚では4千円。LGA1366で6枚挿せば6千円の値上がりとなり枚数により結構笑えない額に。
DDR2は9月末より上昇しているようですが原因不明です。
ノートPC(8月2週より11月3週)
やたら地味ですがデスクトップと比較し種類が少ない。
上3本の団体はデスクトップと同じようにWin7発売のタイミングで上昇しているものの、DDR3は比較し平坦。下3本組は性能や容量の低いRAMで、上昇はしているものの上位ほどの急激さは有りません。
夏からの推移としても下位は緩やか。
これは終息に近い(需要が減っている)事を表しているかのようです。
以上、簡単ですが推移でした。
更に詳しくはリンク先をブックマークするかPC Watchを追いましょう。
私はもう良いです。
【PC Watch】 CPU、HDD、メモリ相場情報(秋葉原 '09/11 第3週)(メモリ) 1.5TBが初の8千円割れ、HDD大容量品が安値傾向
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/market/20091124_331020.html
パソコン本体の価格がどう動くか勝手に予想
買い時は当然ながら年末
Windows7の発売でIDCやBCNやインテルが売れまくっているとお祭り騒ぎをしていますが、その通りで出荷台数の前年比はどうかと思うものの、実際に伸びている事に変わり有りません。
半導体需要という面ではメモリに限らず他のパーツにも影響し、ビデオカードなどもろに被りそうなため、年末から来年明けに噂されているGeForceの300番台が気になる所。
となればボーナス商戦から年末年始にかけての激安合戦に乗るのが賢い。1月には各社春モデルを発表するため、決算も近付き在庫処分が嵐の如くは言い過ぎですが大規模に行われます。
買う時期は時計の上下左右、1,3,6,9月(12,2,5,8月)が処分時期。
出荷台数が最も上がる時に価格が崩れています。
しかしメモリ(半導体全般)の価格が本体価格に直結するかと言えばそうでは無く、価格競争しなければ在庫になるため、部品の仕入値が上がったからハイ上げますと簡単には行きません。同規模の競合に牽制するため。
この不況時、決算前の在庫過多は命取り。
メモリとハードディスクの価格推移に注意
PC Watch調べでは11月3週が最新となっており、今後どう変わるかは不明ですが、最新の上昇角度が維持するとは思えず多少は緩まるでしょう。
しかし9月にHynix買収の噂が有り(どうなったかは知りません)、2月には中国が旧正月の大連休にて製造工場がもぬけの空。2倍や3倍になる事は無いかと思いますが、来年から生産されるパソコンには値上がりしたメモリなどが搭載され、Windows7の追い風でPCメーカーが調子をこく可能性が有ります。
いつが買い時かは自分が必要な時ですが、来年か年末かという事なら年内から年始辺りまでがタイミングとしてお勧めかも知れません。
SSDの大幅値下げはしばらく無いだろうと、これまた別のニュースで発信されており、ハードディスクの需要と部品の値上げが重なれば、結構きつい価格になるやも知れず。
色々書きましたが私に惑わされず、購入のタイミングは自己責任でどうぞ。
今日は珍しく酒を飲まず書いています。
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