前回は、Core-i5やi3を含めたCPUから入る解説でした。
今回はCPUのみでは無く、それらを積んだ全体の性能から自分に合ったノートを選ぶ方法と、最後に買い時を書いております。
全てを鵜呑みせず、私以外の人間からのアドバイスや意見も参考にどうぞ。
「Core i7」ノートを買う層はゲーム用途やマニア向け
i7が載っていれば当然ながらグラフィック性能もそれに見合った性能に合わせて構成され、ハイスペックな組み合わせではハードディスクやメモリ容量も大きくなくては勿体無いという考え方となり全体的に部品の価格は高め。
一般の人間が買うには無駄に高性能かつ高額ですが、注意する事は富裕層。冷蔵庫やテレビのように「大は小を兼ねる、高い物は安い物より良い」という認識はパソコンではやや違う。
私 はノート修理もしていた為、デスクトップと比較しノートの設計による故障のし易さも経験しております。性能に見合う用途が無ければ金が無駄なのみならず、 保証が切れた後の修理代の高額さや、高性能故の無理が出る為に10万以下のノートと比較すると多少は故障し易いと言え何かと不利。
本当にi7の性能が必要か解らなければ無用の長物となる可能性高し。
「Core i5より今ならCore2」シリーズの処分狙いも有り
まだ半年程度有るため今すぐ処分は無いかと思いますが、Core-i5がCore2Quad付近とかぶっており、Core-i3がCore2Duoとかぶっております。各社競合するため新製品を前面に出して来る事は当然。
ここで浮いてしまうのはCore2シリーズで、i5やi3の展開が広くなるに連れて影は薄くなり、早めに在庫処分に入るやも知れません。性能のみならず価格もそう変わらないため、あえてCore2という選択は大有りでしょう。
最たる理由は、普通の人間はしないであろうノートCPUの交換。
メモリの増設やHDDの交換は良くある話ですが、ノートのCPUを買ってまで交換する状況は修理やマニアの遊びに限られ、ソケット(CPUの規格)の違いを気にする必要は無いかと。
実際にいつ頃から処分が始まるかは判りませんが、仕入原価が高く在庫期間の長いCPUは多くの企業が決算を迎える3月前に何とかしたいかも知れません。
「CULVとCeleron、Pentium」は価格やデザインで選ぶ
Core2やCore-i5以上との線引き。
ここからは性能では無く価格を重視し、外観やキーボードなどのデザインで決める事になりましょう。CPUの性能も大差無く、それよりバッテリー駆動時間や標準のメモリ容量、多少詳しい人なら空きスロットなどCore2などとは違う入り方になるかと。
動画編集や3Dゲームなどはしない、インターネットやメール、オフィスや年賀状印刷など一般用途ではコストパフォーマンスの高いノートが多種有ります。
- 色や質感、厚さなどの見た目と画面の大きさ
- タッチパッドの大きさ、キーボードのストローク(深さ)やピッチ(面積)
- テンキーの有無やファンクションキーなどの配列
- USBなどの端子の数や種類
- 無線LANに「n」が有るか、有線LANの最大は1G必要か
- (移動するなら)バッテリー駆動と充電時間
- (移動するなら)ACアダプタなど含めた総重量
自分に合った物を選ぶという、スポーツカーよりファミリーカーの選び方に似ているかも知れず。性能の見方が判らなければ上記の他に、可能なら店で現物を見てさわると最良。
ネットブック(ミニノート)はサブPCとしてWindows2択
2択は、Windows XP(HomeEdition)またはWindows7(Starter)です。
Windows7 ではStarter以外のエディションも載って売られますが、ネットブック専用の安いWin7(Starterの事)では無いため価格が高くなっているで しょう。とは言っても数千円ですが、Atomでエアロなどを使うかという、ややマニアな方向となります。
初めてPCを購入する、または故障などの買い替えでネットブック1台という買い方はお勧め出来ないものの、本当にメールやインターネットしかしないなら有りかも知れず。
当然ながら画面サイズが小さい為エクセルなどではストレスが溜まり、キーボードも小さくテンキーも無いため慣れるまで操作性にも難有りかと。
取り柄は性能の低さ故の安い事と、Atomセット丸ごと一式が省電力になる仕様のためバッテリー駆動が長く移動などでは強い事程度です。ヘビーユーザとまで行かなくとも、余程使用頻度が低い以外ではメインPCには無理が有り。
ノートパソコンの選び方と買い時はいつか?
統計などを見て気付いた事は過去数回書きましたがもう一度。
- モデルチェンジ直前
- 夏のボーナス直前から
- 冬のボーナス直前から
- 決算手前の1~2ヶ月
モデルチェンジは春夏秋冬の年4回でだいたい4,7,10,1月。その直前で時計の上下左右と同じ数の月3,6,9,12月が買い時。直近では3月ですが、決算と新社会人や新入学向けに各社が競合しまくり、どさくさに紛れて在庫処分やアウトレットを放出する時期。
今からの購入なら、2月上旬から目を光らせ3月中旬までに買う、がよろしいかと。
自分でも用途が良く解らない、性能はもっと判らない
子供や兄弟が持ってはいても、いざ自分用のパソコンとなるとメールとインターネット以外に中々思いつかないものです。パソコンに詳しい人間に聞いても用途不明ではアドバイスのしようが無い。こういう場合はどうしたら良いか。
- ソニーや富士通などで適当にパソコンの用途を見て回る
- 欲しいパソコンのページのURL(または型番)をコピー
- OKWaveやこのブログにURL(または型番)をペーストし用途を書く
単純にURLというページのアドレスを書くだけですが、これだけで予算や見た目、そして性能などの詳細が全て分かります。後は有名メーカーで見かけた必要な用途を書けば充分。
同程度の性能、または予算に合わせて性能を上げるなどのアドバイスが簡単になります。
もし一体型やどうしても譲れないデザインの良さが有れば、ナショナルブランドを購入すれば良く、アドバイスを受けたからと言って必ずそれを参考にせねばならないというものでも有りません。
お決まりですが、最終決定は購入者の判断です。
CPUの性能については下に出ている(と思う)関連リンクをどうぞ。
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