ITmediaで気になったブログが有りました。
高齢者(失礼なのでシニアと呼びます)用のパソコンは無いのか!?とお困りの御様子。普通はググれカスなど言われるかと思いますが、私は2chでは有りませんので調べます。
シニア用ノートパソコンは富士通が2年連続販売中
毎年この時期にニュースとしてリリースする作戦と見ました。先に2008年。
富士通、シニア向け「FMVらくらくパソコン」新モデル――色分けキーボード採用 - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0811/06/news088.html
2008年11月06日 17時08分 更新
富士通は11月6日、シニア層ユーザー向けとなる「FMVらくらくパソコン(FMV-BIBLO NF/BR)」を発表、本日より販売を開始する。価格はオープン、同社直販「WEB MART」販売価格は17万9800円から。
1年経過し2009年、Windows7仕様です。
機能説明のページへリンクしています。
パソコン FMVらくらくパソコン 機能説明 - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
http://www.fmworld.net/fmv/pcpm0910/rakuraku/info/index.html
3つのポイント。当然ながらWindows7のためタッチパネル。
個人的には激しく要らない機能ですが、かつてDOS時代からWindowsへ移行した際「マウス?こんなもん使えるか!」とキーボードでWindows95を操作しようとし、数日でマウス無しでは生きていけない体になった記憶が有ります。
パソコンのキーボードやマウスに慣れていない、これから始める初心者シニアなら一気に広まる可能性は有りますね。実はマウスより使い易いかも知れない。
キーボードは文字が大きいと言えば大きかも知れませんが、私が今これを打っているゴミ捨て場から拾って来たCOMPAQと同じ大きさ。しかし色分けは新しい。キートップ(キー個々の事)のみ色を変えて製造すれば良く、金もかかっていなさそうです。
写真手前がノート、奥がデスクトップですが、ファンクションキー(上の横一列の小さいキー)に日本語を書こうと小さすぎて見えないかと。発想を変えキーのプリントを「い」「ろ」「は」・・とし、F1などを極小にして別紙参照にすりゃ良かったのでは無いかと。色分けは良いですね。
1年間サポート付き。本体価格に乗っているのかと思われますが、富士通のように大きいPCメーカーで無ければ出来ない事。トラブルのみならず、やりたいことの手伝いまで相談に乗ってくれるとはさすが。
私は修理担当をしていた頃「マウスが時々動かない」という症状で受け、実際には「マウスパッドが小さく、全体をポイント出来ない」という、漫画のような話を聞きました。マウスは浮かせて元の位置に戻し、再度進ませましょう。
ハードウェアとしては、キーボードのプリントと色分けがシニア用と言っているのみで、目新しい物は有りません。ノートは価格的に富士通ならこんなもんだろうと思えますが、デスクトップは無駄に若干高性能となっています。
Windows7なら全エディションでタッチパネル機能付き。サポートはさすが富士通。価格は高いがセレブなシニアには問題無し。良い売り方と思えますが、NECなどの他社で見ない理由は需要や宣伝をピンポイントに出来ない事が理由と推測。
「キーボードがシニア用」で良くないか?
こういう事ですね。
テクノツール 小型ひらがなキーボード USB
http://www.ttools.co.jp/product/hand/kogata_kbd/index.html
こちらは本格的に右上から50音順に並んでおり完全受注生産なため、約4万円する代物。USBなので、この仕様に慣れてしまえども持ち運びは自由で他のパソコンにも接続可能。Win95から7まで対応しております。
テクノツールさん、他には肢体不自由な方や視覚障害な人用にも作られているため、やや一般向けとは言えない。
Googleの検索は本当に優秀です。
簡単キーボード 文字の大きさ10倍 グッドデザイン賞特別賞受賞
http://iwatadesign.com/
今気付きましたが、私はローマ字打ちしか出来ないため、かなのプリントは不要。慣れている方なら、今だけ特別価格の何と1500円。普通のキーボードと変わりません。グッドデザイン賞の特別賞を受賞し、ウインドーズ7にも対応です。
ちょっと待て、イワタデザインさん。
こ れ は 何 だ ?
飛騨高山の高級家具職人が作った木製手作りキーボード
重量感と高級感があります。
高級感??
失礼。
お値段もお手頃かどうかは知りませんが約2万円。
エプソンダイレクトの屋久杉ノートや、ASUSのチョモランマ竹ノート以来の私的ヒット商品。普通のキーピッチなら間違い無く即購入していましたが、いやはや残念。
他にも、障害を持つ方やパーキンソン病の人用にカスタマイズするカバーやキーボードなど作られているようです。値が張るのは仕方無し。素晴らしい職人です。
後2倍以上書こうとしていましたが、飛騨高山キーボードで満足したため終わります。元の記事はこちらですが個人で書かれているため、対業者のようには仕上げていません。
シニアPCって無いのかな:猫のベロだまり:ITmedia オルタナティブ・ブログ
http://blogs.itmedia.co.jp/cattongue/2009/11/pc-828e.html
キーボードは何とかなりますがマウスは慣れ。設定を遅くすりゃ良いわけで、私のようにマウスの幅の1.5倍程度のスペースでマウスを転がしている元ゲーマーには最高速度でも物足りない。自分に合わせた設定が出来ないなら、業者を呼び金を払って設定する事がスジというもの。
マザーの電池切れは、コンセントから電源プラグを毎回引き抜く節約家、ノートならバッテリーを外してやはり電源を抜いていないか。接続していればBIOSはリセットされず、毎回抜いていると1年程度でボタン電池は切れる物。メーカーの責にしてはいけない。パソコンの使い方を御存知無いという事でしょう。
全体を読み思いますが、ITmediaのブログでこういった愚痴が多く見られます。AllAboutの情報商材まみれもそうですが、ITリテラシの低さを大公開するような作文は個人ブログでやれば良く、CnetJapanのようになる感有り。
クロックスピードの追求だとか、Windows7も良いけれど、誰かこういった需要にも目を向けてくれないものかな。どのくらい売れるか知らないけどね。
・・・・・。
話を戻し、なぜ今回シニア用としたかはこれです。
PCはシニアの必需品 60~70代の9割超がほぼ毎日利用 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/090925/its0909250809000-n1.htm
4月頃に他の統計でもシニアのPC使用率は9割を超えるという記事を読んだ記憶が有ります。用途は趣味や痴呆防止以外に、田舎では役所の手続き、通販の利用など多岐に渡ると有りました。
シニア用PCが来るのか?と言えば、私の見方ではノーです。
タッチタイピング(キーボードを見ずに打つ)に慣れている世代が高齢化する為、数年はカスタムキーボードが必要かも知れませんが、無くても良い時代が来るでしょう。障害を持つ人用は別。
以上、愚痴は自分のブログでやれという話でした。
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