Windows7、Vista、XPの起動速度などの比較。
更に3種類のPCを使ったクロスコンペとでも言いますか、素晴らしい検証結果がITmediaに上がっており、軽く500ハテブ(はてなブックマーク)行くだろうと思っていたら3週間経過すれど20そこら。
相当時間をかけたと思われ大変勿体無い。
説明が難しいのかと思ったため、初心者でも解るように解説します。私も超詳しいわけでは有りませんが、リンク先の内容は全て理解出来ているつもりです。
Windows 7 交響曲:Windows 7はどれだけ“速い”のか!?――VAIO P、ThinkPad T、自作PCでテストした (1/4) - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0912/02/news075.html
タイトルで失敗している気が・・
スペックという名の暗号を解読
リンク先の記事を読み理解出来ればここから先は用無しかと思いますが、XPユーザかつアンチVistaというややズレた視点で書く為、突っ込みどころが有ればコメントへどうぞ。
記事1ページ目に、VAIO、Thinkpad、自作デスクトップ、という3種類が使用されていますが、左から、ミニノート、普通のパソコン、変態PC、と読み替えて結構です。
自作機はCPUの仕様が「Xeon 2.4GHz×2」と書かれておリ、普通の人間がCPU2個も載ったパソコンなぞ使ってはおらず今回は無視しましょう。
- VAIO type P ・・・Atom Z520、今のネットブックより性能はやや下
- ThinkPad T61 ・・・C2D-T7500、現在本体のみ5万程度のデスクトップより下
今からネットブック(ミニノート)を購入するならVAIO、モニタとセットで7万円程度のBTOパソコンを買うならThinkPadの数値を参考に。どちらも1~2年前のCPUな為、これよりやや良くなると考えてよろしいかと。
参考記事はWindows7とXP(ついでにVista)の比較なので、厳密なスペックでの比較は意味が薄く、OS(Windows)の比較として見て行きます。
『Windows7で試したい機能は?』LifeHackerのアンケートより
Windows 7で試してみたい機能はどれですか?(パソコン・インターネット)|アンログ.jp
http://www.enlog.jp/enqResult/10131/2/
起動の速さが最も多く、他はタスクバーやバッテリー駆動時間となっておりますが、10項目の設定内容が的を射ていない気がします。票が起動速度に集中している理由は、全体の処理速度と置き換えられるかと妄想。
起動時間はネットブックではXPが最速、普通PCは7も同等
ネットブックでの起動速度はXPが最速
マニア向けに書かれていますが、x86は32bit版、後で出る64bitはそのまま64bitと読み替えて下さい。上から、Win7、Vista、XPのそれぞれ最上位で比較されています。
クリーンインストール直後の各OSでは上記数値程度の速さ。これより遅くて当然、ウィルス対策ソフトや常駐(背後で待機しつつ動いている)ソフトが有ればもっと遅くはなります。
Atom搭載のネットブックやネットトップ全般で言える事はXPが最速となっています。ネットブックにWin7のUltimateという最上位バージョンはどうかと思うものの、起動までの速さ比較としては機能は無関係に近いため良い比較と言えましょう。
起動はWin7とVistaが同程度、XPは10秒以上速い。シャットダウンは同じくらいの数値になっています。
普通のパソコンではXPとWin7の起動速度が同じくらい
最上段にWin7の64bitが追加されています。
ネットブックと比較するとCPUの性能かWin7とVistaの起動速度が短縮され、特にWin7はXP並に速くなっています。この数値はドスパラのCore i7(860)で計測した通り、BIOSの起動が速ければという前提で30秒は有り得る話。
64bitも大差有りませんが、このデータがおかしい所はXPのシャットダウンが異様に遅くなっている事。確かにXPではシャットダウン前に何やら色々設定を保存しますが、私のXPパソコンでシャットダウン完了まで30秒もかかった事は有りません。
ThinkPadぶっ壊れてないか?という疑いを持ってしまう、妙なデータでした。
メモリの使用量はXP最小、7は1.5倍、Vistaは2倍
ネットブックではXPのメモリは最低300MB、Win7などは500MB必須
XPは起動直後から約300MBの使用を一定しており、VistaとWin7は約40秒経過までメモリを何かに使っておリ、その後に500~600MBまで降下し安定。
仕組みを良く知らないため推測ですが、XPは普通に起動し全ての読込みが終わった時点で操作可能としている事に対して、VistaやWin7は起動後に後回しして良い読み物をバックグラウンドでこっそり読んでいる状態かと。
テストPCのメモリはいずれも2GBという前置き有りの結果で、XPはメモリ128MBでも動作するものの、内訳としてWindowsの使用できる率や量が減るという意味でしょう。2GBも有ればXPで300MB使用し、それ以下ではやり繰りが激しく起動は遅くなります。
普通のPCではXPのメモリ200MB、Win7などは500MB以上
CPUが関係しているのか、XPのメモリ使用量が200MBまで落ちています。
その他では最低1GB無ければ起動速度に影響し、XPは512MB有れば良しという事。Windows7では起動の仕組みも改善されたらしい為、512MBでは違う動きをするのかも知れませんが、メモリは2009年春頃に過去最低レベルまで価格が落ちている為、多いに越した事は有りません。
32bit(x86表記)では3.2~3.4GBまでの認識が限界のため、1GBx2または2GBx2のデュアルチャンネルとし、LGA1366は1GBx3のトリプルチャンネルが最もコストパフォーマンスがよろしい。64bitは好きなだけ挿して下さい。
アプリケーションを複数使用するとXPが最もメモリを食う
そう変わらないためAtom(ネットブック)とCore2Duo(普通PC)同時に。
先にAtom
Core2Duo
設計が古いためかいずれもXPが最もメモリを食い続けております。
300秒経過後のXPとWin7との差は約2倍。何のアプリケーションを同時に使いメモリを使用するかによると思いますが、常駐し監視し続けるウィルス対策ソフトなどのセキュリティではWin7が有利かと思われます。
しかしVistaもWin7と同等の消費量に対してVistaが体感で重く感じるのは何故でしょう。
起動直後からのCPU負荷はXP皆無、7とVistaは何かしている
CPU使用率もAtom、Core2Duo変わらないため同時に。
Atom
Core2Duo
XPが見えませんが限りなく0に近くX軸に張り付いている為です。
起動直後はVista、Win7のいずれも100%近い高負荷率となっており、起動後何もしていない状態でも何かしているようです。特にVistaの数値では2分程度は何かしており、Atomでは延々5~10%の使用率が続きます。
たかが10%や時々30~50%使う程度では有りますが、XPはゼロとなっています。
Windows7、Vista、XPの起動速度の比較
Windows7発売の10月22日より前から、マイクロソフトは「Windows7はこんなに良く、起動もXPより速い」と豪語していましたが、実際にはXPと同程度の速さで、起動後にメモリやCPUをこっそり使用するという裏技に出ています。
多機能だから当然、10年近く前のXPなどと一緒にしてはなりませんが、嘘をつくなという事だけは言えるでしょう。Windows7はXPとそう変わらない、状況によっては遅くなりそうだという数値がITmediaの検証により見えています。
ITmedia(+D PC USER)では、ディスクI/Oやエクスペリエンスでの比較も掲載されており、以前から私が個人的に嫌っている休止モードに入る速度と再始動までの時間も取っています。
4ページ目の締めより一部引用。
Windows 7はXPよりは遅く感じるが、Vistaほどのもたつきを感じさせない。メインPCでは普段使用するアプリケーションの対応状況など、速度面以外の要素も関係してくるだろうが、持ち歩いて使うPCに入れるのであれば、筆者はWindows 7を使いたい。
今回の検証では、モバイル(Atom機)にも最上位エディションを入れているものの、メーカーPCのOEMでネットブックにインストールされるWindows7はStarterエディション。
機能を削りまくった挙句に制限をかけたもので、最低限使用する機能は変わらないため、スリープや休止状態に入れるならWindows7がよろしいのかと。
大変良い記事な為、詳細はリンク先でどうぞ。
Windows 7 交響曲:Windows 7はどれだけ“速い”のか!?――VAIO P、ThinkPad T、自作PCでテストした (1/4) - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0912/02/news075.html
シリーズになっているようなので以降の記事も期待出来ます。
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