パソコン工房の14型ノートを代理で購入。
今年で高校3年生な男子が自宅と学校を往復する際にモバイルPCが必要とのことで、候補を3つ出してこれに決定。決め手はやはり軽さ、そして14型という物理的な小ささに会社勤めな私も納得の機種。
1時間くらいしか触れていないので1記事のみで。
モノはこちら。
主な仕様を文字起こし。
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:Core i3-10110U(2.1-4.1GHz、2コア/4スレ、15W)
- メモリ:8GB(PC4-21300)※オンボード
- SSD:500GB(M.2 NVMe)
- モニタ:14型ノングレア(解像度:1920x1080)
- 無線:802.11ax/ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0
- 重量:0.99kg
- バッテリ駆動:10.5時間 ※JEITA2.0準拠
6月着で代理購入した同じく高校生向けモバイルなマウスのノートより価格は少々上がるけれど遜色無いバランス。
マウスのRyzenノートと比較して劣る点はCPUのコア/スレ数が半減した程度ながら、ノートごときの2コアオーバーに何を求めているの?と個人的には感じる次第。
他社より技術的な遅れはあるもののIntel入ってる。SSDは無駄に超高速とさえ感じるNVMeで500GB、無線は今のところな全部載せなax(Wi-Fi 6)まで対応。
このノートのモバイルな決め手となる重量はバッテリ込で1kg切りで10時間行けるというオーパーツ状態。本当かよ。※本当だった(後述)
パソコン工房「STYLE-14FH056-i3-UCSX」実機
いつも通り箱からどうぞ。
マウスとは違い、PC本体の段ボール箱に直接送り状が貼られるスタイル。これがコスパに少しでも反映されているのならば個人的に全然OK。
中身一式ながら肝心なノートPC本体はマニュアル類の下。
中央に見えている宅配の伝票は着払いで、PC下取りで千円引きだった気がするけれど故意に送らずどう出るのかはマウスの時と同様。何か言って来るのか楽しみではないとして、送らなくとも文句無いのならばスルーしてみようかと。
いきなり本体。
14型でテンキー無しだからこそ余裕の配列。右下のカーソルが小さめなところは私的には「ええ・・・」ながら、普通ノートでこんなキー使わないのでしょうと思い込む事にしましょうか。
大きさは横34cmくらい、しかし公式では321mm表記なので私の撮影テクニックがクソすぎてデカく見えている可能性大。
重量は0.99kg、と思いきや何これ。
公称0.99kgに対して0.942kgとか逆サバ読みすぎ。
ACアダプタは一般的なスマホより軽いはずの141g。
電源ケーブルを同乗させても205gとか意味不明な軽さ。
スケールが壊れているのかな(白目)
ノートPCとアンビリカルケーブル(外部電源)セットにしても1.147kgにしかならず、国内風大手メーカーの軽量自慢の凄さが全然吹き飛んだ。
パソコン工房のSTYLE何とか14型2020年の特徴
1時間では良し悪し詳しく言えないので気付き的に。
USBは3系x2+Type-Cの3.1x1
パソコン工房の公式の画像と仕様詳細を見るとわかるのだけれども。
USB3.0×1 ,USB 3.1×2(Type-A×1/Type-C×1※Display port出力と共用)
パソコン詳しくない人にはわかりにくそう。
仕様詳細と画像を見ても、青いType-A端子のどちらかがUSB 3.0なのか3.1か不明でどちらかが3.1で、Type-Cは表記の通り3.1なのでしょう。
ド変態すぎて失礼ながら、安物っぽい筐体なのにヒンジ(キーボードとモニタを支える蝶番)部分が強そうでややビビった。安物はここが割れたりする。
キーストロークは割と良好
個人の感想ながら、キーストロークが浅すぎるキーボードが嫌い。
しかしこいつは少なくとも1mmはあり、押した感じがアイソレーションというよりメンブレン(外付安物キーボード)のような感触があるため、ボタンなのかタッチパネルなのかわからないような見た目重視だけなアイソレーションとは違う。
さすがに単体で3万もする外付高級キーボードとは全く違うものの、最近のノートとして実用性で考えると国内風大手メーカーのペタペタキーより遥かに打ちやすい。
分解は考えない方が良さそう
どこにも小さいフタがございません。
すなわち「分解してSSD交換やメモリ換装とか考えないこと」と言われているかのごとし。
メモリはオンボード(メインのデカい基盤に直付け)なので交換しようがないし、SSDもVNMeなのでスロットがどうなのかさえわからないし、それらが原因で保証の1年間過ぎて故障したなら買い替え(使い捨て)と判断するべきかと。
ベアボーンはやはりCLEVO(クレボ※台湾の大手ノートOEM企業)
マウスにしてもパソコン工房も、最近はラベルにCLEVOの文字が無いのでどこなのか気になっていたところ、型番で検索すると安定のCLEVOでございます。
藍天Clevo
https://www.clevo.com.tw/clevo_prodetail.asp?id=1263&lang=en
仕様を見ると、CPUは第10世代のintel製品対応、メモリは24GBまで、SSDはM.2を2つかNVMe(PCIe Gen3の4レーン)が1つ、Wi-Fi 6行ける、のようにCPUやSSDなどは別売りな大人買い向けノートPC本体。
正直、10年前までは「CLEVOかよ(ハハッ」的にバカにしていた時期が私にもあったけれど、ここ数年の同社ノートを見ているとレベル上がり過ぎでは?と感じるくらいモノが良い。何と比較しているかはDELLとかLenovoとか。
ACアダプタは懐かしの(?)AcBel(?)
まだあったのかと懐かしいアクベル。
昔、デスクトップ用の安い電源ユニットを出しまくっていたので存じており、評判は中々悪かったものの、わざわざ印字するならばACアダプタには自信あるのでしょう(と思いたい)。
ビジネスモバイルノートで180度くぱぁは正義
ノートはこれができるかできないかで営業用として差が出る。
安く設計したならヒンジ部分に金をかけたくないのか、180度まで倒れず120~160度辺りでストップしてしまうノートは今でも存在。
それが180度くぱぁできるノートは、現場でファイルを修正しつつ、リアルタイムで相手に見せることができる。高校生には必要ないだろうけれども、モバイル=客先で180度くぱぁできるか無理かは割と重要。
おまけ:Windows 10のリスカブス化がウザすぎ
OEMとDSPの違いなのか、Windows 10のセットアップが5月と8月で変わっておりドン引き。
アカウント追加は結構。しかし以前はここでスキップできたはずが現在(パソコン工房のDSP版10)では飛ばせない。意地でもMSアカウントを作らせようとする。
他人PCなのでMSアカウント作ると面倒なことになるとして、私の携帯電話番号を入れて何とか進めるも、そうならPINの設定をしろと。
そんなことすると8桁のPINを高校生へ伝えねばならず、私の携帯電話番号まで知ってもらわねばならない何これ状態に。
悪戦苦闘後ログインして私の携帯番号とPINを削除する方法発見。
どうにかなったので良かったけれど、MSアカウントを今すぐ作る?今夜電話番号教えてくれる?それともセットアップやめる?のような無茶振りひどすぎる。
更におまけ:バッテリ残量がわからない
JEITA2.0準拠なパソコン工房の公称ではバッテリ駆動10.5時間。
しかしWindows 10さん、リアルタイムに算出してくださる模様。
左は81%で残9時間少々、1分経たず1%減ったものの80%で残12時間へアップ。おそらく左を開いた時は負荷高め、右はアイドル状態なのだろうけれども、そういうの求めていないので平均とか中央値で出して欲しい。
所有者に試してもらったところ、朝9時前に起動し16時まで+21時前起動から25時まで外部電源なしで警告も出なかったらしいく、この人の使い方なら満充電で11時間使える確証を得た次第。
軽さを求めたがゆえの直付け設計にやや不安
今回のノートPCで驚いたことは(言い方悪いけれど)たかがBTOメーカーのくせにバッテリ込で1kgを切るとか生意気すぎる。
NECや富士通が世界最軽量合戦しているのはわかる、彼らは世界最軽量言いたいだけ違わなく、価格どうこうの話はしておらず「日本のモバイルPC凄いだろう?怖いか?」アピールしておけばOK。
しかしBTOメーカーの台湾CLEVOベアで1kgを切るのは素直に凄い。NECなどはアピール合戦なのでハイハイで終わるところ、BTOメーカーはコスパで勝負しつつなタブレットに近付く勢いな軽量化。
パソコン工房が凄いというよりCLEVOやるじゃん感が個人的に強い。CLEVOのレベルが上がれば、マウス、パソコン工房、ドスパラ、ツクモとフロンティア、などのBTOメーカーのノートがより良くなるはず。※たいていCLEVOなので
しかし気になる所はメモリがオンボード、バッテリーが外せないなどの何でも直付け設計。メモリが故障=マザーボード故障=修理困難、バッテリの劣化=交換できない=外部電源に頼るしかなくなる。
1kg切りは本当に凄いし、これこそモバイルPCと言い切れるほどの軽さなのだけれども、バッテリの外装を節約して軽量化、メモリスロットも無くして軽くした、のようなリスクを取りつつなモバイル設計。
ただ、そういう思考回路は10年前くらいの感覚で、今は昔ほどマザーボード壊れないし、スマホやタブレットが2年使用バッテリ劣化な買い替え前提で5万や10万するのだから、モバイルノートに9万円は今どき感覚なのかとも思い直す次第。
軽すぎるプラスチック感でチープさは否めないけれど、10万切り1kg切りでこの性能と容量は、国内大手っぽい名前のPCメーカーとはコスパの点で比較にならないほど上出来。
以上。パソコン工房(CLEVO)の1kg切りノートはお見事。
>パソコン工房の超軽量ノート
超軽量ならまさか900g切りか、と思いましたがそんな訳なかった。
>14型でテンキー無しだからこそ余裕の配列
特に右側の余裕がなくかなり細くなっておりますが。左右のフレームを削ってもう少しキーボードの枠の広げて欲しかった。もしくはアイソレーションキーを止めて通常キーとし、キートップの表面積を広げるか。
>公称0.99kgに対して0.942kg
そのくらいの差はレビュー記事でよく見ますから誤差ですね。樹脂成形によるわずかな密度の違い、切断寸法の誤差による重量差を考慮しているはず。±5%以上の誤差(0.9405kg以下、1.0395kg以上)があると強度に問題が出てくるかもしれませんが、公称の耐衝撃試験を行っている訳でも無いならどうでも良いでしょうし。
>ヒンジ(キーボードとモニタを支える蝶番)
弊社で使用しているレノボ機、だいたい10機中1機はこの部分が壊れます。中に配線が通っているので場合によっては配線がむき出しに。
>スキップできたはずが現在(パソコン工房のDSP版10)では飛ばせない
一週間ほど前にMSサイトのWin10ダウンロードツールを使用してディスクを作成、OSを再インストールしたときは飛ばせましたよ。ですからそのクソ仕様はMSのせいではなくパソコン工房のせいです。
>左は81%で残9時間少々、1分経たず1%減ったものの80%で残12時間へ
私はその「残り時間」はほとんど見たこと無かったですね。いつも%で「あと70%なら最低でも3時間は動くだろう」くらいの適当さで判断していますよ。
フタを閉じてもスリープに入らない設定にしていたせいで、バッグからPCを出したらバッテリ残量が50%を切っていた、ということがたまにあります。
windows のセットアップの最初の方でインターネットに繋がないとローカルアカウントを作成できるようです
(せこいぞマイクロソフト)
私の環境では、インターネットに接続していてもローカルアカウントを作成できます。いわゆるDSP版やOEM版のディスクは持っていないので不明。
私も去年秋に同価格帯でパソコン工房の超軽量ノートを買いましたが、デザインは悪く有りませんでしたよw
色は銀色ですがw