Surface 3の国内での発売日などが発表。
2015年6月19日(金)より発売予定となっており、現在はマイクロソフト公式サイトで予約を受付中。しかし、米国では499ドルの物が日本へ来ると税込で約8.8万円と値上っており、ますます無い感が漂っております。
プレスリリースから参りましょう。
Surface 3の日本向け価格や仕様の詳細
MS公式発表はこちら。画像下のリンクは直販。
Surface 3を6月19日(金)より発売 | News Center Japan
http://news.microsoft.com/ja-jp/2015/05/19/150519-surface3/
source:Surface 3 タブレット - パフォーマンスと価値の完璧なバランス
この価格ならさぞ高性能と思うやも知れず、実はAtom搭載なので性能に対する価値としては499ドルが妥当かと。
仕様の比較はPC Watchの一覧が見易い。
source:キーボードと合わせても887gのSurface 3 - PC Watch
仕様のポイントを書き出しておきましょう。
- CPU:Atom x7-Z8700( 4コア、1.6-2.4GHz,2MB、SDP2W)
- メモリ:2GB
- ストレージ:64GB ※eMMC?
- バンドル:Office Home & Business Premium
- OS:Windows 8.1 ※10へ無料アップグレード可
上記の仕様でさえ8.8万円、メモリとストレージ容量が2倍の上位モデル9.9万円は何を考えているのやら。
Surface 3で注意したい難癖を10個挙げてみる
難点では無く難癖なので、私が勝手にそう思い込んでいるイチャモン、と見るか難点とするかは読む人次第という事で。
1.パソコンとして使うなら税込10.5万円~
イメージではキーボードが付きまくっているけれど、あれはオプション別売り約1.7万円。上位モデルが余裕で11万円を突破してしまうなら、素直にノートPC---クラウド経由---タブレットで良いのでは。
2.個人向けのWi-Fi専用Surface 3は無し
高額化している原因は、個人向けは要らなくともオフィスとSIMスロットが付いており、法人用のWi-Fi専用オフィス無しより1万円高くなっている為。そう考えると逆に法人向けモデルは更に割高ですな。
3.SIMフリーだが周波数800MHz非対応
SIMフリーは良いのだけれども、周波数が2.1と1.7GHz、900MHzなので、地方で800MHzのドコモ回線とか使えない。900は今後ソフトバンクが広げるLTE用なので、いずれにせよ田舎向きではございません。
4.CPUにAtomではまともな作業は難しい
PC Watchより。
同クロックであれば、Bay TrailとCherry TrailではCPUの処理能力は大きな違いはないと考えてよい。
Bay Trailのクソ性能さ加減は、棒PCを所有している私は知っているつもり。Surface 3のAtomはクロックがやや高いものの所詮はSDP2WのAtomでは、まともに仕事出来ると思えない。
5.ペンやタッチなどを使うような用途無し
マイクロソフトは新ブラウザで手書きなど、しきりにペンで何かさせようとしているものの、入れ物ばかりで中身が見当たらない。しかも専用ペンは6千円以上する為、直販の手書きイメージのように何かしたいなら更に高額化。
6.ストロークが浅くタイピングが遅くなる
パソコンとして使うならパソコンを使えば良いところ、タイプカバーで打とうものなら特にデスクトップPC愛用者の作業効率は落ちるでしょう。若者なら画面のフリックで良いかも知れないけれど、若者にこの性能で8.8万は厳しい。
7.LTE対応で低容量ストレージは通信費高い
LTE対応で高速化は結構。しかし高速ならば時間あたりの通信量も大きくなるわけで、調子に乗り普段のようにパソコンでキャリア回線を使いまくると、高額プランは必至な貧乏人お断り仕様。
8.約641gらしいけれど携帯用には充分重い
私に言わせると、キーボードとセットにすると887gにもなる10型PC。ノートPCとしては確かに軽いけれど、タブレットとしてはiPad並の重さとなり、モバイル用としては厳しい人が多いはず。バッグを持たない人にはまず合わない。
9.小型モニタで1920x1280はまだ厳しい
私が所有する2in1ノートは13.3型の解像度WQHD(2560x1440)。対応しているソフトなら拡大表示してくれるけれど、しないなら凄く小さな表示。メニューをタップするなどかなり困難なので時代を先取りし過ぎ。
10.タブレットはデカくPCとしては小さ過ぎ
価格コムのランキング20位までを確認したところ、10型を超えるタブレットはWindows程度。これ以上小さくするとPC操作しづらくなるので小型化は困難、しかしタブレットとしては重い上に大き過ぎる。
利点も3つ挙げておきましょうか。
- キックスタンドで手軽な映画鑑賞に最適
- 動画再生10時間の長時間バッテリは凄い
- 新Windowsの超高解像度対応に期待できる
但し、リッピング違法化により光学ドライブの無いSurface 3では購入やレンタル経路が限られ、モバイル端末と言えない大きさと重さはバッテリ駆動の意味が薄く、新Windowsに期待していない私のような人間には3つ目は無関係。
高まる2in1 PCという形の不必要性(まとめ)
大手メディアや調査会社は、2in1の今後の普及が見込まれるなどと何年も言い続けているけれど、一向に普及している気配無し。一部のマニアや、良く解らずに店員の勧めで買ってしまった人が多いと憶測。
私が所有している端末の一部を4つに分けると、
- デスクトップPC一式・・・計20kg以上
- ノートPC(15型)、2in1 PC(13型)・・・1~2kg
- タブレットPC(7型)・・・345g
- iPod Touch(4型)・・・88g
昔は2から下が持ち運びも可能なモバイル端末として認識されていたけれど、現在は3から下、私に言わせると4以外をモバイルしようとは思わない。しても臨時的な移動に限り、常に携帯するなら100g程度が限度。
その昔ならばSurface 3は1kgを切れるので2と3の中間に位置していたものの、現代ではスマホの登場により携帯端末の定義を4とする人が多いかと。これ、いつかアンケートしてみましょう。
Surface 3はモバイル端末では無いとするなら、LTEとか要らないわけで、移動しないならノートPCで良いわけで。ノートが有ればタブレットが必要な場面は限られ、キーボードが有るならタッチ操作要らない。
自社OSを入れて販売してくれるPCメーカーの市場を荒らしながら、自社OSを買ってくれていたPCユーザへ迷惑を掛け続けるマイクロソフト。
CEOが変われども、結局これか感がひどい。
結局これか感
緒言
市民 約12万 (市外からの通勤者【派遣等】も含むかは不明)
エンジニアリング(鍛冶屋) 49.1% 約6万
http://news.microsoft.com/ja-jp/corpdata/
区民 約2千
あれ?エンジニアリングが見当たりません
http://news.microsoft.com/ja-jp/outline/
地産地消
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/25/news114.html
住民サービス
http://www.nikkeibp.co.jp/article/tk/20111208/293101/
「やはり、オフィス環境にこだわると、標準装備は廃棄せざるをえません」
ほう、それが基本思想か
市長演説
http://thebridge.jp/2015/04/read-the-email-bill-gates-sent-to-employees-for-microsofts-40th-anniversary
翻訳ソフトが未熟なので演説の主旨がわからないが
記者の一言が秀逸
「もし同社が正しいカードを引いたなら、さらに次の40年へと続くかもしれない」
ポーカーやってる~w 運任せ感~
【正しいカード】ってなんやねん 皮肉か!(確信犯
ちなみに他の市政
http://wired.jp/2014/09/29/samsung-has-more-employees-than-google-apple-and-microsoft-combined/
ここでも一発
「グーグルのソフトウェアはどれも有名になるが、サムスンのソフトウェアが同じレヴェルのインパクトをつくりだしているとは言いがたい」
言う言う
ちょっ、MSはグラフだけですか
いっさい触れられておりません てか 眼中にない?
>米国では499ドルの物が日本へ来ると税込で約8.8万円と値上っており
6万ぐらいだったらおもちゃとして買ってもいいかなと思ったんだけどなーw
>CPUにAtomではまともな作業は難しい
メモリーも2GBしかないしw
>スマホの登場により携帯端末の定義を4とする人が多いかと
>これ、いつかアンケートしてみましょう。
年代も聞いてクロス集計を行ったり、必要な端末の選択肢に2in1も入れてみればw
>CEOが変われども、結局これか感がひどい。
トップだけ変わっても簡単に変わらないって例ですねw
>米国では499ドルの物が日本へ来ると税込で約8.8万円
オフィスソフトの違いも価格差の原因では。
US仕様:Office 365 Personal(1年)
JP仕様:Office Home & Business Premium(無期限)、Office 365 Personal(1年)
Microsoft Store:Surface 3(JP)
http://www.microsoftstore.com/store/msjp/ja_JP/pdp/Surface-3-4G-LTE/productID.317370700
Microsoft Store:Surface 3(US)
http://www.microsoftstore.com/store/msusa/en_US/pdp/Surface-3/productID.314885500
Home & Business 2013は市販で2.5万円、公式で3.7万円くらいですから、499ドル=6万として考えると、価格差としては妥当です。
>2in1
これ、前々から私は「キーボードが外れるノートPC」だと思っていたのですが、現在はどこのメーカも「キーボードを付けるとPCとして使えるタブレット」として売りだしていますね。そうじゃ無いだろと。普通に使えば大型のタブレット、キーボードを付けると簡易的にノートPCとして使える、辺りが利点。通常業務で使用するPCを、ノートPCへタブレットPCへとトランスフォームさせる所に利点なんぞ存在しなかろうと。
2in1がどの意味で使われてるのか不明ですね。ノート型なのかタブレットなのか立ち位置がはっきりしない端末だと使う側も困るんじゃないでしょうか。
スマホなら携帯端末になりますが、タブレットは携帯端末と言うには大きくそれなりに重く、どちらかというと家の中で使う端末になるような気がします。
使用用途がはっきりしない端末ほど売れないという教訓ですな。
ガジェットマニアや新しい物好きなら気にしないものの、普通の消費者にそんな物を押しつけられても買わないだろうと。