価格が下がって来たタブレットPC。
iPadやGalaxyTabのような携帯電話会社の3G回線が使える物は相変わらず高額なものの、それを使わずWiFi(無線LAN)のみなら安物が出回り中。月額や妙な2年縛りの契約も無く買取なので安心。但し通信出来る範囲はかなりの狭小。
用途を見い出せるなら有りかも知れない。
3万円前後のタブレットPC(3種類)
先に3万円を切る、甘く見て3万円前後なら既に結構な種類が販売中。人気商品と思われるタブレットPCを2011年10月中旬の価格コムより最安で3機種ピックアップ。
ちなみにタブレットPCと書き続ける理由はタブレットのみではペンタブと紛らわしく、スレートPCでは日本で通じない事が多い為。
source:価格.com - ASUS Eee Pad Transformer TF101 TF101-1B240A [ブラウン]
ネタかと思いきや意外と実用性は有りそう、と過去に書いた気がするトランスフォーマーの片割れ。キーボードを取っ払い安くしているわけですな。
キーボード付を見ると最安51千円。キーボード搭載バッテリ内蔵ドックが19千円となり、これが高いか否かは操作やバッテリ駆動時間と用途の関係によりましょう。ASUS曰く、板側のみで「最長」約9.5時間、合体すると16時間。
聞いた話なのでソースは知人の真偽不明として余談を書くと、TV通販(ジャパネットたかた)がドックとセットの方を100円で販売しているとか。2年縛りの回線セットと思われ、軽く6万は超えると想像出来るので意味が分からないなら要注意。
source:価格.com - Acer ICONIA TAB A500-10S16
ICONIA TAB。イコニアタブと思っていたらアイコニアタブと読むそうな。未だにMac OS Xをマックオーエス「エックス」と脳内で変換してしまう事と同様、オフラインで嘘を言わないよう注意しましょう。私が。※Mac OS「X」=~「テン」
ICONIA~は以前から3万円台で販売。Windows7版も有るけれどマイクロソフト代が載っており今見ると約5万円、売れ筋ランキングは19位。Windows7が求められていないというより、+2万円の価値が無い、板PCとしては高い、Androidで(が)良いと見るが妥当でしょう。
Android版は上の画像の通り売れ筋1位で以前から安定しており、ユーザレビュー件数が多く4.49と評価が高めな事も安心と言えましょう。個人的には評価数5件以上、星は4.6以上を基準として「良い」と思ってはおります。
source:価格.com - 東芝 REGZA Tablet AT300/24C PA30024CNAS
3万円前後の注目板PCラストは東芝のレグザタブレット。テレビのレグザと連動したり東芝オリジナルコンテンツが有ったような気がするけれど、未だに東芝なもののアナログテレビ(CATVのデジアナ変換)な私には縁も興味も無く。
7月下旬の発売当時は約5万円、1週間で約4万円へ、3ヶ月経過した今は約3万円まで値下がり。元から価格がパソコンより安いとは言え値下がり率は結構なもので約4割引まで下落した事に。
レグザ専用というわけでは無い普通のAndroidタブレットとしても使える為、ASUSやAcerが気に入らないならこれでも良さそうです。
3万円前後のタブレットPCの特徴
価格コムの画像を見たおおよそでまとめると。
- OS:Android3.x・・2011年10月現在の最新版
- CPU:Tegra2・・NVIDIAの(板PCとしては)性能高め
- 解像度:1280x800・・(板PCにしては)大きめ
- サイズ:10.1インチ・・同上
- 無線:IEEE802.11b/g/n、Bluetooth・・勢揃い
Android4.0(Ice Cream Sandwich)は10月発表予定が11月までに発表として延期。信頼出来るソースが見当たらず噂なものの、Apple元CEO スティーブ・ジョブズの死を悼んでとの事。
CPUはグラフィック機能に優れると言われるTegra2。専門ニュースサイトでベンチマークが出ており、板PCにしては性能高めと言われている代物。
解像度が高めな理由はサイズが10.1インチとやはり板PCにしては大きめな為。無線機能も漏れ無く内蔵されております。
2万円を切るタブレットPC(3種類)
この辺りから冗談や試しに購入出来る価格でしょうか。私は1万円を切るまともなタブレットPCが出たなら購入を検討しようと思っており、2万を切ってもまだ手が出ない。
レノボの7型タブレット、2万円以下から10月28日発売 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2011/10/13/7-ideapad-tablet-a1-2-10-28/
元記事の冒頭より引かせてもらいます。
レノボの7インチ Android タブレット IdeaPad Tablet A1 が国内発表されました。発売は10月28日、店頭予想価格は内蔵ストレージ
- 2GBモデルが2万円以下
- 16GBモデルが2万7000円前後
容量を削りまくった2GB版なら2万円以下との事。
Androidそのものの容量以外にアプリや保存しているファイル、キャッシュなどで埋まっていくと空き容量が心配。というわけで、2万円以下が19800円くらいと仮定すると本当に使うならプラス約7千円出して下さいという釣りかも知れませんな。
発売で約2万円なら、数ヶ月で数千円の値下がりが期待出来るとして15千円に近付くとも見えます。本当に容量が足りなさすぎるなら叩き売りも期待出来ましょう。
次。
source:価格.com - NEC LifeTouch NOTE NA75W/1AB LT-NA75W1AB [ピアノブラック]
先月からGIGAZINEなどで話題になっているNEC様の御キーボード付Android端末。どう見てもタブレットPCでは無いけれど、操作はタッチパネルで可能。
発売は3月、半年経過し値下がりしたと見え、発売時の価格は約4万円。おかしい程に高いLavieなどは半額以下まで値下がりして当然と言える性能では有りますが、元から単価の低い小型端末がこの下がり具合は異様。
画面サイズはどうにもならないとしても、いくらキーボード付とは言え、ここまで小さくなると本当にタイピング出来るのか、慣れる事が出来るか想像できない。
2万円以下のラストは一応これ。
source:Amazon.co.jp: Android アンドロイド タブレットPC : パソコン・周辺機器
メーカーや型番不明。画像を見ての通りAmazonに委託しているショップが良く解らず性能を羅列している、タブレットPCと思われる物。
漢字のようでも日本語では無いインチ数表記以外にHDDが4GBで大容量とはどういう事なのか。メモリも512MBと普通に小さめなのでメモリの事でも無さそうです。というか本当に4GBのHDDを搭載しているかも疑問。
2万円以下タブレットPCの特徴
NECのタッチ操作可能な小型端末は機能が多い割に安く、それは経年による大幅な値下がりが原因。Lenovoは詳細不明。Amazonの何かは正体不明。
特徴がこれと言えないけれど、いずれも7インチで解像度は800x480程度。
Engadgetの元記事に手で持った画像が有り、それを参考にすると大きめなスマートフォン、ハガキよりやや小さいくらい。解像度は20年くらい前のパソコンくらいですがその例えは良く解りませんな。Windows XP以前のセーフモードくらい。
1万円を切るタブレットPC(とりあえず1例)
一つ上で出した正体不明タブレットPCと似た何か。
source:Amazon.co.jp: 【激安】Android アンドロイド タブレット PC : パソコン・周辺機器
やけくそですな。
Androidタブレットと書かれている為、辛うじてOS:2.2がAndroidのバージョンと判るものの、最後の有線LAN変換付は一見すると特徴とする意味が良く解らない。無線LANの802.11b/gは内蔵ではなく「対応」と表記が有り、標準は有線なのやも知れません。
『アンドロイドタブレット 7インチ キーボード USBタイプ』 になります。
USB端子が有りキーボードも接続できる、という意味に見えるけれど確信が持てず。キーボードが繋がるという前提はUSB1.1でもおかしくは無し。個人的にCPUがVIAという辺りが気になります。悪い意味で。
動作が出来ない場合は、交換させて頂きますのでご安心くださいませ。
交換前提とも見えてしまう良心的な対応。本気で購入するなら交換時の送料負担有無も前もって聞いておきましょう。
星2つなレビューも参考になります。
- 公式androidマーケットが使えない
- アンドロイド端末として使用するとすれば少しパワー不足
アプリが使えず、もはや本当にLinux状態。パワー不足とは電子書籍を読まれる場合の事で、CPUやメモリに難が有りそうな気配。
この手の端末は重量とバッテリが気になるもの。表記では約4時間と長め、300gと軽め、でしょうか。ACアダプタは付いているので、もしバッテリ駆動が足りなくても安心ですな。
電源とLANケーブル接続のタブレットPC。イヤホンとキーボードも有線として、アームで吊るしてベッドに寝るとサイバーで格好良いかも知れません。
2万円や1万円以下のタブレットPCまとめ(2011年10月現在)
3万円の板PCまで入れてしまったのでそれも突っ込むと。
- 3万円前後・・普通に使えそう。Android(非Windows)なので安い
- 2万円以下・・小画面、操作に慣れが必要。不便な点が目立つ。
- 1万円以下・・実用に耐えると思えない
- 100円ローン・・実は本命に成り得る(かも知れない)
AndroidタブレットPCは3万円前後が普通。今後は更に値下がり、先走った2万円以下のタブレットPCは叩き売られ、メーカー側としては失敗作になる可能性。1万円以下はまだ先の話。
100円タブレットPCはノート(ネットブック)で以前DELLが100円で売りまくっておりましたが、ノートではなくタブレットPCというカテゴリで見ると有りかも知れない。
端末のみ3~5万円が100円で手に入るとして、回線契約が24ヶ月縛りで3千円/月なら2年後の支払い総額は72千円。
端末が4万円強とすると回線が3万円/24ヶ月。3GのiPhoneやiPad、ドコモもそうですがスマートフォン系は月額6千円とか普通。ポケットやバッグに入る大きさと重さ、バッテリが長時間行けるなら、3G系の半額程度で屋外プレイ出来る想定。
公開前追記:検索すると簡単にヒット。失礼。
タブレット端末:ジャパネットたかた メディアミックスショッピング
http://www.japanet.co.jp/shopping/internet/genre309.html
イーモバイルのサービスエリアはこちら。
サービスエリア:EMモバイルブロードバンド|イー・モバイル
http://emobile.jp/area/area.html
過疎っている地域はまず使えないので御注意有れ。通信料も定額ではなく境界を超えるとパケット代が従量になる仕組みも有り、都会限定のライトユーザ用かも知れません。
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