マウスコンピューターがTitan Black搭載のゲームPCを発売。
Titan Blackは2014年5月現在、最高性能といわれるNVIDIAのビデオカード(以下、グラボ)で、ビデオメモリ(VRAM)は6GBという何に使うのか問い詰めたいほどの大容量が標準で載っております。
性能と比較し、この価格は妥当なのか無駄に確認。
NVIDIA「GeForce GTX Titan Black」とは?
タイタン無印との違いを簡単にいうと、15基中1個無効にしていたSMXを有効にした(キリッ という、制限解除版タイタンがブラック。
SMXって何?とか言い始めるつもりなら、このような面倒な説明を探しましょう。
NVIDIA GPUは、SM(Streaming Multiprocessor)をプロセッサの最小単位として構成されている。このSMが、Keplerでは大きく拡張され、「SMX」と呼ばれる構造に再編された。Xは、通常はエクストリームの略なので、SM Extremeを意味する可能性が高い。SMXの大きな特徴はサイズが大きくなり、中に備えるCUDAコア数が激増し、命令発行数が大幅に増えた
性能が違うのだからNRTでは無く、名前も違うのでNNRTでも無いといえばそうだけれども。NVIDIAにしてはお手柔らかな値上げ戦略。
価格はどうなのか、2~3万円を想像しているならぶっ飛び有れ。
source:価格.com - ビデオカード スペック検索
最安は12.5万円、ASUSは14万円。
ゲームしない人は勘違いしているかも知れないので一応書くと、このグラボ搭載のパソコン本体の価格ではございません。写真の通りグラボ単品。
性能はトップクラスというかトップ。
source:PassMark Software - Video Card Benchmarks - High End Video Cards
4番手の無印タイタンがスコア約8千を出しており、当時はわけが分からなかったけれどそれどころでは無い9,507。
あくまでPassMark基準、目安として。
Titan Black搭載のゲーミングPCで40万円オーバー
4月下旬のプレスリリースをPC Watchより。
マウス、TITAN Black/6コアCPU/64GBメモリ - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140425_646177.html
掲載は3機種。
- MDV-GX9400X4・・・399,800円
- MDV-GX9400X4-SH・・・414,800円
- NEXTGEAR i630PA7-SP・・・229,800円
1と2は、CPUにCore i7-4960Xを搭載した無駄に6コア12スレッド、更に無駄な64GBメモリを搭載し、何故盛ったのか良く解らないブルーレイドライブまで便乗。
1と2の違いは、1が2TB HDDに対して2はSSDとなっており、180GBのインテル530という中途半端な容量にて。1.5万円差なら妥当と思うけれど、なぜ1が40万円にも関わらずHDDなのかが謎な構成。
1と2の価格でビビらせた後の本命が3番。
- OS:Windows 8.1 Pro または 7 Pro~
- CPU:Core i7-4770K(3.50-3.90GHz、4コア/HT、8MB)
- マザー:Intel Z87 Expressチップセット
- メモリ:16GB
- HDD:2TB
- DVD:スーパーマルチドライブ
無駄の無い高性能な組合せ。グラボはもちろん共通で、
- グラボ:GeForce GTX Titan Black(VRAM:6GB)
費用対性能を考えたコスパ重視なら3でしょう。
3のケースはこれ。
下部のギミックは要らないと思う。
フェイスのタイタンフォール推奨PCと無慈悲な比較
ゲーミングPC、超高性能、タイタンと言えばフォールという事にして、フェイスが先日ゲーム用PCで上位のGeForceを搭載して発売。
タイタンフォール推奨パソコンの価格はなぜ高額? - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/select/titanfall-pc-spec.html
source:フェイスから「TITANFALL」推奨構成ゲーミングPC現わる!! - GAME Watch
グラボはTitan Blackより当然ながら性能は下となる2種類。
- GeForce GTX 780 Ti 搭載・・・25万円
- GeForce GTX 770 搭載・・・17万円
VRAMは3GBと2GB、Titan黒は6GB。
タイタンフォールはVRAMがネックらしいので、タイタンフォールしたいならTitan Blackでしょう。細かな違いは有るけれど、フェイスの25万円PCとマウスの23万円PCならマウスの方が割安。
フェイスはケースがクーラーマスターとか、マザーボードがASUSなどこだわりを感じるけれど、量産系BTOは価格重視とするならマウス一択。
フェイスを基準にした、私が勝手に決めたゲームPCの価格の目安。
フェイスのように一部で性能重視なケースやマザーを選ぶメーカーなら、約12万円+グラボ代が高性能ゲームPCの価格と言えそう。
Titan Blackが約13万円とするなら25万円なので、ケースとかマザーなどにこだわりが無ければマウスの23万円がフェイスより安い。
送料もMCJグループで統一したのか同じなので、長期保証やパーツのメーカーなどで細かい事はどうでも良いならやはりマウス。
いずれにしてもゲームPCに余裕の20万円オーバーは価値観の違う私には意味不明なものの、世の中にはこういう人も存在。
GTX TITAN BLACK を13万円で購入したのですが、
何か良いゲームはありませんか。
グラフィック重視です。
BF4、タイタンフォールはやりました(飽きました)。
わけがわからないよ。
買う側は消費税別表記も慣れるしかない(まとめ)
マウスの新製品がやけに安い気がしたので、3機種の価格を一覧。
- MDV-GX9400X4・・・399,800円
- MDV-GX9400X4-SH・・・414,800円
- NEXTGEAR i630PA7-SP・・・229,800円
上からおおよそで40万、42万、23万円くらいに見えるけれど、マウスコンピューターの表記は税別なので込にするとこうなる。※2014年5月現在の消費税は8%
- MDV-GX9400X4・・・431,784円
- MDV-GX9400X4-SH・・・447,984円
- NEXTGEAR i630PA7-SP・・・248,184円
上からおおよそで43万、45万、25万円くらいとなり、この価格帯になるとタックスアップで2~3万円もパワーアップしてしまうという。
10万円なら8千円なので1万円も上がらないけれど、40万円クラスになると3.2万円も乗るわけですな。
2014年3月の5%時代まで税込表記が多かったので慣れしている人も多いと思われ、凄まじいボッタクリ感。
1機種のみで検討し自分の財布と相談するなら良いけれど、他社製品と性能を合わせて価格を比較するなら税込/別には注意しましょう。
送料値上げ、延長保証値上げ、消費税額アップ、それ以上に税別表記は特に高額商品では罠だと思う。
>性能と比較し、この価格は妥当なのか無駄に確認
NVIDIA価格をにいったい何を期待しようというのか(白目)
>NVIDIAにしてはお手柔らかな値上げ戦略
同じ一部無効化商法でもFermiの時と何が違うのかというと
Fermi → 歩留まり悪過ぎてそのままじゃ製品化できず仕方なく一部無効
第2世代で改良できたから無効解除というのがGTX480→GTX580の流れ
Kepler → 一部無効でも余裕だしラデのカウンター用に余力とっとこうw
R9とか出してきたから拘束具外そうぜw が無印→Ti付とかZ付の流れ
事情的にはFermiの時とは雲泥の差
>最安は12.5万円、ASUSは14万円
なんだ思いのほか良心的じゃないか(震え声)
>無印タイタンがスコア約8千を出しており、
>当時はわけが分からなかったけれどそれどころでは無い9,507
GK110の眷属が頭ひとつ抜けとるのがグラフからもわかる
>180GBのインテル530という中途半端な容量にて
えー、砂かよ、そこは純正コントローラの730にしろや
どうせ40万超えてんだから気にするところじゃねぇだろっていうw
>無駄の無い高性能な組合せ。グラボはもちろん共通
>費用対性能を考えたコスパ重視なら3
購入後にSSDに換装→2TBをセカンドストレージでほぼ完成だな
>GTX TITAN BLACK を13万円で購入したのですが、
>何か良いゲームはありませんか。グラフィック重視です。
ならゲームじゃなくて4Kモニタを買えw 最高品質はVRAM6GBでもキツい
>送料値上げ、延長保証値上げ、消費税額アップ、それ以上に税別表記
なんか一ヶ月経ってみて感じるに、思いのほか消費税分だけじゃない便乗値上げが多いものだから、5→8%じゃなくて実質5→13%くらいに感じるの多いよねw
これだけ性能が高いのに、正直メモリバス幅を384bitに抑えているのは不思議なのですよね。そのせいでビデオメモリを大量に使う処理では、上位カードでバス幅512bitを備えるRadeon勢に圧勝する事ができない場面も見受けられますし。
>最安は12.5万円、ASUSは14万円。
最上位だからしょうがないな、と納得してしまうところがそら恐ろしい。NVIDIAの洗脳でしょうか。
>Titan Black搭載のゲーミングPCで40万円オーバー
HDMI映像出力のないTITAN Blackは初めて見ました。マウスコンピューターのオリジナル仕様でしょうか。ちなみにHDMI出力にはDVI→HDMI変換コネクタで対応の模様。
>2.MDV-GX9400X4-SH・・・414,800円
>1が2TB HDDに対して2はSSDとなっており、180GBのインテル530
こちらメインメモリが64GBのため、ハイバネーションファイルで64GB、ページファイルで64GB(最小値)、システムの復元で5%の9GBと、約140GBくらいがデフォルトで確保されそうなのですが、容量180GBのSSDで問題ないのですかね。
>買う側は消費税別表記も慣れるしかない
私は8%で計算するのが面倒なため、全て10%で概算しています。楽しくありませんが、非常に楽。
保険料なんぞは非課税ですけれど、BTOでカスタマイズすると、延長保証料金にもしっかり消費税が掛かるところは無情ですね。実際には保険料も、消費増税で増えたコスト分だけ料金に上乗せされますから、非課税なんぞ関係ないのが実情という。
>メモリバス幅を384bitに抑えているのは不思議
わりと単純な話、消費電力(&発熱)を抑えるためです
逆に言うとラデが512bitでないと性能勝負できない設計を改めない以上、ワットパフォーマンスでKeplerやMaxwellを上回るどころか追いつくことは絶望的です
128bitなGTX750Tiが、192bitのGTX650TiBoostとほぼ同じ性能を出せるのを見て思うに、Kepler→Maxwellでは同じバス幅なら性能向上はどう考えても明らかですから、GK104(GTX680や770)の後継なGM204(GTX880)もまた256bitのままにする流れのようで
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-7489.html
GM204がGK110よりも優れた性能を有するということは、384bitなGTX780やTITANを256bitなGTX880が凌駕するということですから、そらわざわざ消費電力が増大して冷却対策や回路保護の設計に開発リソースを取られてコスト増になる384bitにはしないだろう的な何か
そうすると、結局GK110の後継にあたる最上位のGM210若しくはGM200もまた前世代と同じ384bit仕様になることが予想されますので、少なくともMaxwell世代で512bit仕様が出てくることは無いでしょうね
GTX750見てもわかりますが、同じ28nmですらワッパの伸びが異常ですから、より省電力化できる20nm版は200W切りでTITAN超えを拝めるかもしれませんな
素で500Wとかやっているラデが何処へ向かっていくのかは知らない
>消費電力(&発熱)を抑えるためです
そこら辺を抑える狙いは何となく分かります。384bitでも性能に不足は無い様子ではありますし。ただ、フラッグシップモデルでも384bitに抑えるのは勿体無い気もするのですよね。
過去、9800GTX+とかGTX285とか、まだVRAMにGDDR3が使われていた時代は448bitとか512bitとかを採用していたにも関わらず、GTX400シリーズ以降は384bitが上限となってしまいました。フラッグシップモデルならたまにははっちゃけて、消費電力350Wくらいでも良いから512bit採用で無双してみて欲しい、とNVIDIAファンのひとりは思うわけです。
GTX590とか690とかは除外する方向で。
>384bitに抑えるのは勿体無い
設計の違いだからなんとも
384bitが明らかにボトルネックになっているというのであれば確かに勿体無い話ですが、大方引き出せているのに512bitにしても無意味なのでやらんのでしょう
逆に言うと384bitであってもダイ上に盛ったSMX分の性能は無駄なく引き出せるという設計
つまり、512bitにするなら現状既にGK110では物理的にSMX数が目いっぱいなのだから、ダイそのものをより大きなもので再設計しないとイケナイ
ところが現行のGeForceは実はTeslaボードの流用で作ってるので、GK110より大きなダイなんてどこにもありませーん的な事情
>350Wくらいでも良いから512bit採用で無双してみて欲しい
コレはもうゲフォ側というより、250Wの384bitでも無双できてしまえる現状をラデ側がなんとかせんからイカンのですよ
一行で言うと追い詰められてない(対抗圧力が思いのほかユルイ)から
Fermi時代の実績を見ても追い詰められた時のNVIDIAのが面白いのは確かなので、またいつかのようにラデが戦況を逆転できればてんこ盛り512もあるハズw