ゲーム用BTOパソコンの新情報。
ユニットコムとは、パソコン工房などの会社名またはグループ名。faith(以下、フェイス)もユニットコム内の1ブランド。店舗数はPC工房のように大規模ではないけれど、通販は同じくらいの規模で販売中。
方針を変えるらしく、少し興味が出たので見て参ります。
フェイスのゲーミングPC特化戦略とは?
Game Watchより、フェイスの中の人へのインタビュー記事。
ゲーミングPCへの特化戦略を打ち出したPCショップ「フェイス」。ゲーマー視点で尖ったハイエンド商品展開を目指す - GAME Watch
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130212_587207.html
フェイスは私がブログを始めた当初はカスタマイズのパーツ選択肢が多く、型番も表記されており、細かく表記しつつも、なぜこんなに安く販売出来るのかと驚いたほど。
しかしいつの間にかパソコン工房と似たような品揃えになり、気が付けば型番表記は一部機種のみ。これならパソコン工房でいいだろうとしてリンクを削除した経緯がございます。
自らが気付いたかどうかは知らないけれど特徴を付けるとの事。
(ユニットコム内で)同じことをやっていては、同じショップが5つ並ぶようなものになってしまいます。ユニットコムとして、各ブランドに特色を持たせて強くしていこうという方針
確かに、同じスーパーマーケットを2店舗並べているようなものでしょうな。どちらか貸し店舗にするか潰して駐車場にでもした方がいい。
そこでフェイスの担当がゲーミングPCになった、と。
ゲームユーザーをターゲットにして展開していきます。ホームページでも、廉価なモデルや売れ筋のモデルを押し出すよりも、ゲームをイメージさせる形でのブランド展開をしていきたい
ゲームPCユーザは居るけれど多くは無いはず。そして廉価機種も目立たせなければBTOパソコン=安いという印象が無く難しいと思う。
ビデオカードをSLIで2枚、3枚と実装するようなものを強く出していきたいところです。特に尖ったものを出したいので、SLIとRAIDの構成など、他がやっていない、1番上のものを作っていくつもり
確かユーザーズサイド閉店の際、ユニットコムはその従業員をフェイスで雇用しており、そのやり方を引き継ぐような感じになるのか。
SLIやRAIDは結構。しかしそのような複雑な仕組を量産系BTOパソコンでやってしまうと、購入ユーザでメンテナンスなどが出来るのか。
まずはゲームタイトルの推奨モデルをどんどん出していきます。他社で多いところでは100タイトルの対応モデルを出しているので、そこまではいかないにせよ、大抵のタイトルには対応している形で展開したい
100タイトルはドスパラの事か。そこまでしないとは最初から弱気な発言と思ったけれど、過去のゲームまで推奨を取るのは非効率。これから増やして行くという意味でしょう。
ユニットコムはパソコン工房などでゲームの推奨PCが有るけれど、マウスやドスパラのように目立って販促はしておらず、ユニットコム内では弱点。そこを潰すわけですな。
周辺機器の話も少々。
現在は「ゲーミングパック」という形で、ロジクール製のゲーミングデバイスをまとめたパック商品を用意しています。
PC初心者向けのような内容。量産系ならこれは有りでしょう。しかし現状のパソコン工房のように選択肢へ入れておけば良いというものでも無し。
私は時々用も無いのにカスタマイズを見る事が有るけれど、パーツより周辺機器の方が多くうんざりするほど。PC初心者には何が必要(必須パーツ)か判らなくなると思う。
かと言ってカスタマイズ内に詳しく提案を入れると離脱率が上がるとか、疲れてやめてしまうかも知れず。難しいところですな。
上手いと思った点はこちら。
ゲーム好きな方は、ベンチマークでおよそどれくらいのマシンパワーなのかがわかるので、我々の方で調べた情報を出していきます。
ベンチマークは個人PCユーザが公開している事が有るけれど、構成やゲーム違いなどで自分がやりたいゲームでどの程度の性能になるか分からないもの。
マウスコンピューターやドスパラ、ツクモが時々ベンチマークを公開しているけれど一部のみ。グラボの種類が頻繁に変わり面倒だからやらないのか知らないけれど、ゲームPCと言うくらいなのだからやって当然。全機種かつ継続するなら期待出来ましょう。
これも期待。私は要らないけれど。
デスクトップPCでは、そういったデコレーションもオプションに入れていきます。
電飾などのカスタマイズは海外では常識のようになっており、日本では需要が無いのか自作や改造でのセルフサービスが主流。
まだ始まったばかりなので年内どうなるか私は楽しみでは無いけれど、FPSや海外のゲームも入れるらしいので、ゲーマーは必見、かも知れない。
ドスパラやマウスが力を入れていない部分は、見落としや意図的なものでは無く、推奨PCとしての何らかの障害が有るのかも知れない。
ゲーム用パソコンの選び方と他社のやり方
売り方、見せ方の違いを3種類。ドスパラから。
ドスパラの場合は特にブランドにはしていないけれど、推奨のタイトル数が量産系メーカーの中では最多のはず。
カテゴリ別のリンクボタンは上の画像も同じ並びになっているけれど、トップページでもリンクは左端。サイトの構成で左端は重要とか注力しているリンクを持って来るものなので、ドスパラではゲームPCを推しているのでしょう。
価格はそれなりに安く、ゲームの種類から選ぶならドスパラが簡単でしょう。低性能で良いゲームは強引に高性能にはしておらず、標準的なゲームPC販売の見本のような存在。
マウスは一見するとマウスコンピューターと分からないほど。
G-Tune(ジー・チューン)という独立したブランド名を使用。ゲーム用にチューニングしたとかそのような意味と推測。
ドスパラと比較するとマウスはゲームのタイトル数というより、高性能で複雑な構成も出来る事を推し出しているご様子。
価格はドスパラより比較的若干安く、価格と性能を求めるなら。私がゲーマーで自作せずBTOパソコンを買うならマウスにする、かも知れない。
最後はDELL。
コメント欄でどなたか上手い事を言われていた、Alienware(エイリアンウェア->ありえんわー)は海外の電飾宇宙人PCブランドをDELLが買収したもの。
そのまんまPC本体をブランド化しており、やたらとエイリアンや光る事にこだわっているご様子。完全に海外のセンスなので私には理解不能。
妙なケースや構成のためか価格は高い方なので、この良さが解る人にしか受け入れられないでしょう。個人的にDELL=激安のイメージが薄れた原因の一つ。
ゲーム用パソコン特化では難しいと思う(まとめ)
フェイスはユニットコム全体の一部なので、そう考えるとフェイスブランドとしてなら成功するかも知れないけれど、売上を単独で計画しているならゲーム特化は困難。
現在のノートPCとデスクトップPCの出荷ベースでの割合は7:3か6:4くらい。但し、この数値は自作PCや組立代行系、BTOパソコンの大半が抜けており、実際には5:5に近い6:4と推測。自作が分からないので下手すると本当に5:5くらいかも知れない。
ゲームPCはその中でも一部で高額商品が多め。という事は利益額は多くても出荷台数は少なく売上も厳しいでしょう。余計な世話だけど。
また、高性能になればなるほど自作PCの方が安くなるので、純粋にゲームPCが欲しい自作出来ない人向けになり、更に需要は低下。
BTOパソコンなら個人的にはマウスが上手いと感じており、マウスコンピューターの中でのG-Tuneブランド。ドスパラはゲーミングPC専用ブランドとしては分けていないけれど、デザインで分り易くなっておりましょう。
結局こうなると思う。ゲームPCではございません。
フェイス、NUC規格の手のひらサイズPC - マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2013/02/12/181/
マニアックな商品、電飾などで特徴を付ける、は良いけれど、特化しなければPCユーザへ伝わりにくく、結局は昔のマニアックなカスタマイズが特徴なフェイスが、パソコン工房とほぼ同じようになってしまう流れになるかと。
BTOパソコンの選び方というより、売り方の提案になってしまったけれど、量産系BTOパソコンで変な(電飾などの)カスタマイズが選び易く品揃えも増えるなら期待しております。いや、私は要らないけれど記事のネタ用として期待という意味。
ゲームPCは性能以外、デスクトップPCとしての見た目にも特徴を付けるなら、フェイスも有りになるかも知れない。分かりにくければ無し。
組立代行系のようにカスタマイズの選択肢を増やし過ぎると初心者向けにはならず、減らすと特徴が減少。特化は難しく需要も限られると思うけれど盛大にやって欲しいところ。
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