またそれか、と思われたなら失礼。
最近はネタ切れ感が半端無く、時には文字を書いている時間よりネタ探す時間の方が長いのでは?と思えるほど。コンピューターワールドとIT mediaに興味深い記事が上がっていたので、これらをおかずに参ります。
文字まみれ注意。
タブレットPCとパソコンの違い、制限と自由の難点
まずはここから。
タブレットとPCの違いは何か | Computerworld
http://www.computerworld.jp/blogs/d/206377
関係無いけれど私がここでタブレット端末の事を板PCとかタブレットPCと書く理由は、タブレットというとワコムのペンタブの印象が強い為。板PCは打ちやすいという原因も有るけれど。
それは良いとして、ここでは記事本文に合わせてタブレットで参りましょう。本文は三段階でまとめられており以下。
- タブレットとは何か
- PCとは何か
- タブレットにできないこと
要約すると、タブレットの機能はWindowsならXPから専用のエディションが有り、Vista以降は標準で搭載との事。
私は7からと思っていたけれど、XPは別としてVistaからタッチ操作は一応可能になっており、当ブログでもASUSが発売しネタにした記憶有り。
価格や重量の問題も有ったとは言え、マイクロソフトが提案してもメーカーは取り入れず、タッチ操作を知らないユーザは多かったでしょう。
状況が変わったのはアップル社のiPadが登場してからだ。iPhoneをベースにタッチ操作に特化し、小型軽量で低消費電力の製品は広く受け入れられた。iPadの登場により、従来のタブレットPCは忘れられた。
当初は国内海外問わず私含めiPadを馬鹿にしていたけれど、現状は順調に売れているご様子。機能や重量以外の要因としては、マイクロソフトでは無くアップルが提案したからでしょう。
そこへGoogleが開発したAndroidを投入。これのおかげでChrome OSが普及していないと予想しているけれど、それはどうでも良い。
PCについてはPC誕生の頃から触れられており、パソコンという物の歴史の要点が5分で分かるほど適切に解説されております。
それによると世界初のPCはアップル社のApple II、その後にPC市場へIBMが参入し、ジョブズ氏がクビになりApple低迷。
AppleとIBMの違いを一言にまとめると制限と自由。それぞれには良さが有り悪いところも有る、と。
私流にこれをBTOパソコンに置き換えると量産系と自作代行系の違い。ドスパラとサイコムにしてみましょうか。
量産系はパーツの選択肢に制限が有りマニアックな人には好まれない。しかし一般的なPCユーザなら自作代行系より選び易い。置き換えるとこちらがAppleのような制限。自作代行系は逆で、こちらはIBMのように自由。
ちなみに現在私らがWindowsパソコンとして使っているPCの規格はIBMの方で、昔はIBM/AT互換機やDOS/V機と呼ばれておりました。自由の方。
ドスパラがパーツの選択肢を3から10個にすると一般ユーザは逃げるだろうし、サイコムが10から3へ減らすとマニアックなユーザが離れる。
まとめると、タブレットはアップル(故スティーブ・ジョブズ氏)が提案したから売れており、第二のオリジナルと言えるかも知れないGoogleが新規で純粋に対抗または便乗したから売れているのでしょう。
Windowsのタブレット化は過去に求められておらず、マイクロソフトが本当にAppleに勝てると思うのならWindowsの名前を使わず8を出せば良かった。それならデスクトップ画面も必要無かった。
そんな事をすると負けは確実とマイクロソフトも分かっているからこそ、強引にWindows 8としたはず。
マイクロソフトがWindows8から狂い始めている件
下記のタイトルは釣り。本文後半からが見どころ。
マイクロソフトの「Surface Pro」128GBモデル、発売から数時間で完売 | Computerworld
http://www.computerworld.jp/topics/577/206385
サブタイトルも引かせてもらいましょうか。
待ちに待ったヒット商品――量産体制は強化が急務
概要を引用。
Surface Proが2月9日に発売されてからわずか数時間で、128GBモデルが同社直営のオンラインストア「Microsoft Store」で売り切れとなった。
自社の通販だから自作自演可能。
以前も書いたけれど私は「売上256%アップ」とか「16倍」は疑って掛かる性格。なぜかは元の数値が分からなければ率で凄いと言える根拠が無い為。
完売も同様、「わずか数時間」なら1台しか無かったのでは、とか疑われても良いという宣伝方法。
ライセンス販売の時はあれだけ数を主張していたものをSurfaceは(RT含め)出荷や販売台数をマイクロソフトは隠し続けるでしょう。売れていないとバレると失敗を証明してしまう為。
本文後半より引用。
「近所のBest Buyに朝から並んだが、私たちは行列の先頭だった。それでもMicrosoftは、同店で予約注文していた人のぶんと、あとはたった1台の64GBモデルしか出荷しなかったように思える」と、128GBモデルを買いに行ったあるユーザーは苦言を呈した。
これが現実でしょう。
1台は大げさな気もするけれど、とりあえず1台でも有ればBestBuy側も行列作りを否定出来ず完売は当然。最後に「思える」と付いているから妄想かも知れないけれど。
Surfaceについて別の記事をITmediaより。
「タブレットとPCの要素を中途半端に備えた妥協の多い端末」──「Surface Pro」に厳しい評価 (1/3) - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/08/news071.html
妥協と中途半端、というフレーズは過去にもございます。
ティム・クック「Surfaceは妥協を重ねた、中途半端な製品」 : ギズモード
http://www.gizmodo.jp/2012/10/surfaceapple.html
私含めWindows8を嫌うPCユーザの多くがそう感じていると思う。
Surfaceについて更なる難点も指摘。ITmedia記事の概要より引用。
フルWindows 8を搭載したMicrosoftのタブレット「Surface Pro」に米国の早期レビュアーはおおむね厳しい評価だ。タブレットとしては大きく重くバッテリー食いであり、「タブレットとノートの両方を目指したこと でどちらにもなり損ねてしまった」(ロイター)
アップルCEO(ティム・クック氏)と同じ感想。私も同意。
しかもマイクロソフトの狂いぶりはARM版SurfaceにまでWindowsの名前を使っている事。過去のWindowsからの資産はほぼ引き継げない別物。Windows Phoneは明らかに電話なので良いけれど、RTは見た目がWindows8なのでまぎらわしすぎる。
Surfaceが売れてない事を隠し続ける以外、ライセンス出荷数マジックに関しては次の記事で面白い発見。
2013年2月から日本ではWindows7が主流へ?
自作PCユーザが多い場所なのだから当然とは思うけれど。
古田雄介のアキバPickUp!:「売れ筋がWindows 7に戻りそう」――Windows 8の優待価格、終わる (1/4) - ITmedia PC USER
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1302/04/news033.html
Windows8のアップグレードたたき売りは1月で終了。2月からは価格が7並に高くなり、Windows7は引き続き販売されており、どうしても比較される現状。
どこが面白いかはこれ。パソコンハウス東映の回答。
「31日は本当に飛ぶように売れました。1人で10本以上買っていく方もいたぐらいです。まあ、次の日からは4.5倍近くになるわけだから、買う予定があるなら今のうちにという気持ちよく分かりますけどね」
これは転売目的でしょう。頭いいと思ってしまった。
ダウンロード版を大量購入しキーだけ売るより、箱入りの方が安心感が有ると思われ、敢えてパッケージという選択。
もしかするとダウンロード版でも大量購入した個人や業者もいるかも知れない。そう考えると単なるアップグレード版の叩き売りやPCメーカーへの前売り以外、転売目的の数まで上乗せ。
人種でいうのはどうかと思うけれど、中国人のような狡猾な人達なら、組織規模で大量購入しているやも知れず。
叩き売りは終了し高額に戻った為、今後は益々Windows8の販売数は落ち、マイクロソフトは公表出来ず、市場調査などで悪い数字へ。
マイクロソフトは米国なので考え方が違うのかも知れないけれど、今さえ良ければ良いという考え方は企業として間違っており、将来が暗くなると思う。
タブレットPCが昔から有るなら回帰という考え方(まとめ)
私の目的は、単にWindows8やマイクロソフト、Surfaceなどを叩きたいのでは無く、Windowsという私らの資産入れを自ら壊そうとしているからマイクロソフトのやり方が気に入らない。
それはWindowsというOSだけでは無く、タッチパネルの搭載によりノートPCは高額化し、それが標準になってしまった人はWindows7までの形のデスクトップPCなどが使えなくなるでしょう。
具体的にはWindows8で教育されたり育って来た世代はキーボードが使えなくなり、プログラマやデザイナなどが減ってしまうという危惧。一般企業ならオフィスソフトをタッチパネルで操作するつもりなのか。
マイクロソフトの失敗はPC離れという言葉にビビってしまい、慌ててWindowsを捨てた事。AppleやGoogleに勝てるわけが無く、Windows PCという独占市場を捨てWindowsをタブレット競争へ突っ込んでしまった。
パソコンやWindows7までの使い方は今後減るのは当然。しかし無くなる事は無く、AppleがMacを辞める日も来ない。
以前も書いたけれど、タブレットPCはAppleの戦術や戦略が大成功しGoogleがそれに便乗しているだけで、タブレットPCの進化版が現在のパソコン。
時代が逆なら、タブレットPC(iPadやAndroid端末)を所有していても、パソコンが必要な人はそちらへ乗り換えるでしょう。
具体的に、2012年のPC世帯所有率を8割くらいとしたなら数年後には6割とかへ。時代が逆でタブレットPC所有率8割の所へパソコンが発売されたなら同じように減るはず。
そう考えると回帰しているとも言え、マイクロソフトは今まで一人勝ちしていただけ。旧Windowsを続けていたなら、ある境界線でPC減少は止まっていたはず。城壁が壊れて行くからと慌ててて城を捨て戦場へ出た馬鹿大名。
Windowsを返してくれないなら、7の延長サポートが切れる2020からは私もWindowsを捨ててMacへ移行しなければならない。そうなると資産は捨てる事になるので、Chrome OSなどのLinux系、または進化したiPadにキーボードとポインティングデバイス(マウスなど)を付けるかも知れない。
そうなるとマイクロソフトは7のサポートをXPのように延期する可能性が考えられ、私は保険として7のDSP版を2種類購入しております。
Windowsを出来るだけ早く返して欲しいけれど、マイクロソフト殿は討ち死に覚悟のようなので、なるようにしかならないでしょうな。
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