ソニーのバイオが4万円台で販売中。
デスクトップPCは既に販売しておらずノートと付けなくても良いと思うけれど一応。11型とかAtomでは無く、普通に14型でCPUはCeleron搭載。昔のソニーならVAIOと言えば20~30万円の印象、ソニーも安くなりましたな。
オフラインのソニー好きな人から購入相談されたのでネタに。
VAIO Eシリーズ14は標準構成41,800円
ソニーの場合はBTOパソコンやオーダーメイドでは無くオーナーメイドという呼び方になっているけれど、カスタマイズ出来る仕組は似たようなもの。
Eシリーズというアルファベットは使いまわされるようで、正確には型番が「SVE1413AJ」という、2013年3月でVAIO内最安のノートPC。
source:http://store.sony.jp/Special/Computer/Vaio/VE13_14/index.html
写真やデザイン、ページの構成が上手い為か見た目は中々良さそうな印象が有るものの、ノート本体のみならAcerやBTO PCメーカーとそう変わらない。
ソニーは天板(液晶パネル裏、フタの部分)にVAIOのロゴが入る以外、ケースの色が選べる為、ベアボーンの製造費用は黒一色が多いBTO PCやAcerなどより高いはず。
その割に約4.2万円はかなり良心的。この機種は薄利多売、他の機種で利益を出しているとかでしょうか。
ソニーは見た目以外に妙な所で性能を高くする事が多く、以前別のモデルで11型フルHD(1920x1080)とか無茶をしておりましたが、このノートは14型でHD(1366x768)となっており、個人的には文句無しの良いバランスと感じております。
見た目やブランド重視のユーザ用として気になる所は3点。
重量、バッテリ駆動時間、厚みが気にならないか
重量は2.4kgと結構な重量。
この重さは軽量化を全然考えていないと思えるBTO PCメーカーのノートと同じくらいで、モバイルとかそういう意図はしていないのでしょう。とにかく安いVAIOノート。
バッテリ駆動時間の6.2時間は長く見えるけれど、今時は8~9時間は当たり前。パナソニックなどは20時間とか意味有るのかと思える長時間もございます。
そして厚みは2.5cmとなっており、下手するとウルトラブックの2倍くらい。最近は薄々が流行っており、個人的には薄いという価値が理解出来ないけれど気にする人は多いのでしょう。
これら3点が気にならないなら、他は特に問題無いと感じております。
標準はやや性能不足と思う為カスタマイズ試行
カスタマイズの前に上手いと思った提案方法。
多くの量産系BTO PCメーカーの場合、機種を増やしまくり標準構成を増殖させて品揃え豊富に見えるけれど、あれはPC初心者には混乱や決定回避の原因。
ソニーもVAIO Eシリーズだけで多機種有るものの、どう違うか分り易く、更に特定の機種に対しても必要ならどうぞという感じで枝分かれしており、さすがと言えましょう。
パーツのカスタマイズを上から。
OSは当然のようにWindows8のみ。
ソニーの説明では、Proにするといくつかの拡張機能が利用出来ると書かれておりますが、違いが判らない、Proって何だ?と思うなら無印で良いと思う。
変更せず次、GPUへ。
ビデオカードは選択不能、CPUに統合のインテルHD~のみ。
なぜグレーアウトし選択出来ない物を表示しているかは、下の説明に有るように、ゲームや動画編集は難しいと判ってもらう為でしょう。またはカスタマイズのシステムの問題か。
それらをやるなら安物はやめておけとも取れる為、説明としても親切、売り方として上手いと思う。
次はCPUの選択へ。
現在キャンペーンと称してアップグレードが安くなっており、値下げされていないPentiumでさえ+500円と安い為、ここは変更するべきでしょう。
動作クロックが2.5GHzにもなるCore i3でさえ今なら+1000円。この状況ならどう見てもCore i3の一択かと。逆に言うと、CeleronやPentiumは損。
CPUの説明欄も上手く出来ております。
日本人は他人と同じ事をしたい、他人と違う行動は避けたいという社畜や奴隷のような人が多い為、Core i5、までは行かなくともCore i3にしてしまうのでしょう。
型番が入ると古くなってしまうのでナンバーなどは抜いて、Core i5、i3、Cleronのように曖昧にしておけば延々と使えそうな予感。
もちろんCore i7が標準になっているような高性能な機種にはこのグラフでは無く、Core i7個別の円になるでしょう。
メモリは標準2GBx1と今や少なめ。
私が自分用のノートとして買うなら変更しないけれど、どこまで簡単に分解出来るか判らず、後々足りなくなった時に増設などする自信が無いなら4GBが安全でしょうな。
x2と有る為、スロットは2つ。x1なら1スロット空いている事になり、更に右上の4GB+2GBのように最近はデュアルチャネルを無視するメーカーが多い為、2GBにしておき+4を自力増設や、4GBx1にしておき、不足を感じ自力で増設が出来そうなら+4GBx1もよろしいかと。
ストレージはHDDのみ。
一つ上の500GBでさえ+5千円は高過ぎでしょう。5千円出せば新品で500GBが1本購入出来るレベル。
320GBで足りないなら500GBや750GBでもすぐに足りなくなると思う為、1TB以上必要と思うならノートはやめてデスクトップお勧め。VAIOでは無いけれど。
光学ドライブは標準でDVDスーパーマルチ。
ソニーファンならブルーレイにしたいかも知れないけれど、本当にソニー大好きならブラビアでやれという事で、14型のCeleronやCore i3ノートでは切捨てる所でしょう。
ここから下はバンドルでソニーが儲けているだけの試用ソフトやそれの有料版なのでカスタマイズは不要。どうしても必要なソフトウェアが有るなら、価格コムやAmazonで単品購入した方が安いはず。
ここまでに出なかった主な仕様は以下。
- マザー:インテル HM70 Express チップセット搭載
- 有線:ギガLAN対応、USB3.0x1/2.0x2 など
- 無線:IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+HS
CPUをCore i3へ、メモリを4GBx1へ変更し総額は44,800円に。プラス3千円でメモリ倍増とCPUがCeleronからi3は安いと思う。
相談者殿は実際にこの構成で発注されております。
ソニー直販の特長は送料無料と標準で3年保証
VAIOに限らず、ソニーストアの利点。
標準構成で撮影しておりますが、送料は全機種無料。
そして標準で3年保証。
量産系BTOメーカーで最安のパソコン工房でさえ、約4万円のPCなら3年保証は+5,250円。マウスなら+7,350円、ドスパラは1万円くらい。
私が提案した構成は44,800円。PC工房を当てはめ5,250円引くと39,550円。PC工房は送料が2,100円なのでそれも適用すると本体価格は37,450円。
37,450円とするならVAIOブランドでこの価格は激安、と感じております。私にはVAIOというロゴの価値が判らないので本当の意味で激安とは思わないけれど。
国内大手PCかつVAIO以外で安さ重視なら東芝も
国内の大手PCメーカーなら、通販で常に安いのは東芝のdynabook。今見て来るとこれが最安のノートPC。
source:http://toshibadirect.jp/g/gpc-PB3522CHSNBW--360--0/
但しカスタマイズには対応しておらず、CPUがCeleronの1.1GHzと低め。
東芝の場合は大量生産し在庫を一気に販売する為、安く販売出来るのだろうと推測しており、そう考えるとソニーのカスタマイズ(オーナーメイド)は優秀と言えましょう。
Windows8はタッチパネル必要と思うが高額になる
Windows8と言えばタッチ操作対応、必要と思うけれど高い。
明るくしている機種は、3月に日本HPが発売したタッチパネル搭載のノートで、この時点ではおそらくタッチ対応で性能が低過ぎないノートなら安い方。
11.6型のHD解像度で良いなら、ASUSのVivoBookが現在3.6万円くらい。これは例外のように安すぎると思っており、普通はタッチパネルが付くと3万円くらい高くなるもの。
以上、一応dynabookやHP、ASUSのノートもどうかと聞いてみたけれど、ソニーファンという事でVAIOになった次第。
自分で決定すると後悔せず良いけれど、やはりもやもやしております。
現状でWindows7を選ばない理由が解らない(まとめ)
国内の有名PCメーカーは全てWindows8になってしまったけれど、国内のBTOパソコンメーカーなら半分くらいがWindows7仕様。
ノートなら今はパソコン工房が最安と思われ、一例。
今回のVAIOは私も感心するほど安く、カスタマイズは期間限定ながら安価。売り方も上手く提案が親切。
VAIOが良いからという選び方も誤りでは無いと思うし、購入者が後悔しないなら何を選ぼうとそれが正解と思うけれど、本当に後悔しないパソコン選びはやはり用途でしょう。
私のような軽めな用途(ブログ書いたりウェブブラウジング、メール程度)を畑仕事とすると、Windows7は3年前の型の普通の軽トラ。
Windows8は軽トラにエアバッグを搭載し、パワステを切り強化クラッチにしてダンボール製のエアロパーツを満載したように思えてならない。
昨年まではPCの性能や機能、価格、PCメーカーやブランドでパソコンを選んでいたけれど、今はOSで選ぶ時でしょう。
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