インテル335シリーズのSSDを使用し約3ヶ月半。
以前、SandForce(サンドフォース)コントローラー(以下、砂コン)は書込量が規定より多い場合、保護の為に速度を落とすというネタを頂戴しておりますが、本当に低下した気がするので報告。
検証は結構てきとうなのでご容赦有れ。
SSDを搭載するも初期より体感で速度が低下
インテル335シリーズSSD(240GB)は手持ちのPC2台で各1本搭載しており、いずれも起動ドライブ。
体感で遅くなったと気付いたタイミングは以下。
- メインPC・・Firefoxの起動に3~4秒要する(2月頃から)
- 事務用PC・・Windows XPの起動ロゴが見える(3月頃)
メインPCは元はHDDで、12月にSSDへ交換。HDDの頃はFirefoxの起動に20~30秒掛かっていたものがSSDへ交換し1秒掛からず驚いていたけれど、2月頃から3秒くらいに。重くなる原因になりそうなアドオンなど特に増やしてはおりません。
事務用PCは生まれた時からSSD、同じく12月に335シリーズへ変更。元のSSDはX25-M(80GB、OEM版)で、XPの起動中Windowsロゴとゲージが見えないほど高速。それが1~2秒(ゲージ1周)見えるようになりおかしいと気付いた次第。
インテルコントローラ搭載のX25-Mと速度比較
新品当時と速度を比較したいものの、このような事になるとは思わず、いずれもベンチマークをしておりません。これは痛い。
唯一有るのは、事務用PCで取ったX25-M当時のCDM(ベンチマークソフト)の数値で、2011年1月の過去記事の画像より。
SSDとしてこれでは遅い気がするけれど、体感では激速。それまでHDDを利用していた為、特にランダムの速さが体感出来ていたのでしょう。
335シリーズは遅いか、改めてCDM。
なぜ335(下)の方が速くなっているかは、性能が上がった以外にIDEからACHIモードへ変更した為も有るでしょうな。
アライメントは調整したはずと思い一応確認。出来ております。
要するに当時のX25-Mとは比較出来ない、という事で次へ。
メインPCでインテルツールボックスの最適化を実行
気を取り直しメインPCで計測を2種類。
左の方が数値が良く、右のafter(後)は低下しております。
なぜ落ちたかは判らないけれど、インテルのSSDツールボックスで最適化(Trim)すると速度が落ちております。意味が判らない。
最適化により砂コン仕様の速度低下のトリガーが引かれてしまったのか。ちなみにファームは最新、接続方法などは全く変えておりません。
同じ335シリーズを事務用PCへ接続し速度を比較
今度は2台の同じ335シリーズを、AHCIモードにしている事務用PCへ接続しベンチマーク。CドライブとDドライブ(プライマリ、セカンダリ)という違い以外は何もございません。
左が事務用PCの335シリーズ、右はメインPCから取り外し事務用PCへ取り付けた335シリーズ。しつこいけれど同じ型番で同時期に同じ店で購入したSSD。
大きく違う数値は書込全部。左が高い項目も有れば、右が高い所も有り。
それぞれ5回ループしており最も良い数値となっており、それぞれもう1回だけ回してみたものの数値は大きく変わらず結果は画像の通りと見てよろしいかと。
砂コン搭載SSDインテル335で速度低下?(まとめ)
結論から行きたいけれど、今回の検証というか実験では結論は出ず、おそらく多分砂コンが原因かも知れない可能性が無くもない、という程度で特定は出来ないでしょう。
しかし書込により速度が落ちるのはNANDフラッシュを守る為の仕様として知られております。悪く言えばしょぼさを隠し寿命を誤魔化す機能。
詳細は以前の記事、または価格コム投稿の検証が凄い。
source:価格.com - 『SSD第19幕:intel335(330後継)の実力を知る』 レビュー
購入時の一発目に2台のPCで計測していたなら比較は容易。次回から手を抜かず計測しておこうと思った次第。
335シリーズはTLC疑惑も有る為、ネタとして美味しいので次回SSD購入時は335シリーズ240GBをもう1本行くつもりでおります。
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