最近の若者は不思議に思うことかも知れない。
2chまとめにて、「なぜLinuxではダメなのか?」のようなスレッドがあり、私としては逆に、「なぜWindowsが広まったか知らないのか?」と思い、理由や流れを知ればLinuxが普及しない原因がわかるかと。
サポートどうこうの話ではございません。
なぜWindowsが?いつから普及したかの理由と流れ
結論から行くと、理由はWindowsが先に普及したので他のOSがあまり使われなくなったというあるある。
ネットオークションならヤフオク、ネット通販ならAmazon、ネットで珍しい美味いものを探すなら楽天、のように先に流行ったもの勝ちがWindowsにも当てはまっているというだけで、パソコンならWindows。
流れ的には以下のようになる、やや長めな3行で。
- 世界中のパソコンでMS-DOSが使われる
- そのMS-DOSがMSのWindowsになった
- WindowsがパソコンのOSとして標準に
なぜWindowsが早いもの勝ちしたのかの流れを何と12+1段階で解説。自分で設定しておきながら書く前から白目。
1.NECによる業務用PCの普及でMS-DOSが広まる
知っている人は「そこから?」と思うかも知れないけれどここから。MS-DOS抜きでWindows普及の原因は語れない。
時は1990年よりも前、この辺りは私が子どもの頃、またはまだ生まれてさえいなかったこともあり、正直あまり詳しくはないし間違っているかも知れないけれどだいたい合っているはず。
1990年よりも前の数十年間のパソコンは、今のようなグラフィカルな画面(GUI)でマウスを操作しいくつも窓を開く形態ではなく、MS-DOSという基本的に真っ黒な画面に白い文字、もしくは同時16色or256色、文字と記号と罫線しか出力できないやつが普通のパソコンでGUIに対するCUIというやつ。
Windowsでも「プログラムとファイルの検索」へ「cmd」で起動して開いた画面、それがMS-DOSに近い。
操作はキーボードのみとかそういう部分は置いておき、MS-DOSはマイクロソフトが開発したDisk Operation Systemであり、NECのPC-8801や9801シリーズでそれが採用されておりました。
なぜNECまみれになったのか理由はおそらくだけれども、NECに営業力があったのだろうと思われ、多くの企業でNECのPC88や98が採用され、それが標準になったと推測。
当時はハードディスクなどではなくフロッピーディスクに記録していたため、データの共有や互換性のためにNECのパソコンで統一され更に普及したのだと思う。
2.MSXからのPCゲームの普及がNEC機にも波及
PC-88は個人的な印象ではゲーム機に近く、98は業務用のイメージ。
この頃がファミコン時代の到来であり、同時にMSXというマイクロソフトとアスキーが開発したほぼゲーム機、一応BASICでプログラミングができるというパソコンが安価に発売され、ファミコンほどではないとしてもPC好きに割とヒット。
しかし安価とはいえ、クソしょぼいやつでさえ本体のみで約2万円くらいはしており、通常は5万とか7万円。MSXのモニタは基本的にテレビ。NECのパソコンがこの頃40万円、モニタ15万円とかしておりました。
3.FM音源搭載でNEC PCがゲーム機としても普及
ファミコンとほぼ同時にMSXパソコンがゲーム機状態で爆誕。そこへ価格なりに高性能だったNECのPC-8801にFM音源という、今でいうPCI-Expressにサウンドボードを挿すような基板が搭載され、PC88でもゲームが可能に。
高いだけはあり音質はMSXの比ではなく、ドットも非常に細かったのでテレビに映すファミコンやMSXよりもゲームマニアにはバカウケ。三国志と信長の野望したいがために平気で50万出してしまうおっさんも散見。
今ならゲーミングPCに平気で20万、イスに10万ぶち込むゲーマーに似ていると思った。しかし当時の物価は今の1/2近かった気がするので実質100万クラスでありマジキチおやじ多すぎだと今思う。
4.MSがDOSからWindowsへ移行し始める3.1時代
さて、この辺りで私もようやく自分用のパソコンを中古で3~5万円くらいで購入し、中古の40MBハードディスクを外付して遊んでいた頃。
真っ黒画面に16~256色の文字と線で描画されたMS-DOSのバージョンは5.0だったと思う。この頃からマイクロソフトのシステムを使っていたわけですな。
MS-DOS 5.0からしばらくした頃、ウィンドウズ3.1というMS-DOSではないやたらカラフルなOSがあると知り、操作方法を見て驚愕。キーボードではなく丸い物体を動かすと画面で矢印が動いており意味不明。
「あんなものでパソコンを操作できるわけがない」「キーボードでパソコン操作しないとか訳がわからない」とか思っていたもの。
5.IBM AT互換(DOS/V)PCがWindows仕様に
Windowsのバージョンが3.1から95へ。95というくらいなので1995年の事なのでしょう。
この頃からNECもWindows 95になった、と同時に富士通や日立やシャープなどもWindowsへ移行しており、何が起こっているのかと思えばOSの規格が同じなので全メーカーでソフトウェアの互換性があると知った。
6.NECは自社専用WindowsでPC-9821を販売開始
この頃に私は2台めのNECパソコンを購入。初めて新品購入したパソコンももちろんNEC、PC-9821というやつで当時モニタとセットで20万円くらいだったと思う、これでもNECにしては激安だった。
CPUはi486でクロック25MHz、メモリ5.6MB、210MBという超大容量HDDを搭載したスーパーPC。210MBはフロッピー145枚分、もちろんFM音源追加。
ところがまだまだMS-DOS、「あんな丸いもので矢印操作は無理」と思っていたけれど、時代はWindows。
家電量販店でWindows仕様のパソコンに触れ、マウスを操作し、「何これ凄く便利、使いやすい」と知り、MS-DOSが旧に古く感じてパソコンを買い替える決意を固めた。
7.NEC以外のDOS/Vパソコンが安価になり始める
この頃もまだパソコンは10万円以上、モニタは14~15型のブラウン管が4万円以上していたところ、SOTECという海外メーカーが確か98,000円とかでパソコンを出しテレビCMをしていたと思う。
それが大当たりし、富士通なども価格を抑えるしかなくなると同時に、秋葉原のPCパーツ屋なDOS/Vパラダイス(現在のドスパラ)やパソコン工房がBTOパソコンを販売し始め巨大化を開始。
その頃私はどこで買ったパソコンか忘れたけれどインターネット接続しており、ヤフー検索でサイコムを知りサイコムでBTOパソコンを購入。とにかく安かった。確か7万円くらいでモニタはNEC時代のブラウン管を流用。
8.NECが自社規格をやめてDOS/V対応PCへ移行
話がぜんぜん見えて来ないので一旦説明すると、この時点でMS-DOS仕様のNECパソコンの時代が終わりWindows仕様のDOS/Vパソコン時代へ移り変わった。
NEC以外のメーカーもWindowsを採用することでパソコンがバカ売れし、NECは独自仕様だったもののついには折れて自社PCもDOS/V規格へ。
一部を除く日本中どころか世界中のパソコンがほぼWindowsになったのだと思う。その一部でさえこの後にWindowsになって行く。
9.印刷業界では依然としてMacintoshが使われる
いくらWindows PCが安くなったとはいえApple様の御Macはまだまだ高価。一般家庭向けのカラフルなMacもあったが高かった。
なぜそのような殿様商売ができていたかといえば、印刷業界のソフトがMac、建築設計や音楽とか医者とかのソフトもMacしかなかったのだと思う。
10.Macが自社製造からインテルCPU搭載へ仕様変更
ところがMacintoshも大英断、何と自社CPUをやめてWindowsパソコンと同じインテルCPUの採用へ切り替えた。
11.Mac版業務用ソフトがWindowsにも対応し始める
こうなるとCPUによる命令違いのハードルがなくなったためかMacのソフトもWindowsで出たりし始め、有名なところではAdobe社のフォトショップやイラストレーターがそう。
高いMacではなくとも安いWindowsパソコンでも良くなり、2018年の今ではMacにこだわる印刷屋は当時よりかなり減ったはず。
12シェアの高いWindowsがより広まり市場独占へ
出荷ベースになるけれど、2017年度のWindowsは9割以上、Macは1割未満、Linux搭載して売るメーカーは滅多にない。
こうなるとヤフオク楽天市場状態。もはやWindows以外の仕様のパソコンへ移行するわけにはいかなくなり、かつてNECのMS-DOSが一強だった頃のようにWindows PCの一強になっております。
MS-DOS時代、日立や富士通が何をしていたか私は記憶に特にない。NEC(と互換性あったエプソン)以外のコンピューターはパソコンだと認識していなかった、パソコンに似たコンピューターだと思っていた、それほどNECは強かった。
NECパソコン以外はどのようなソフトがあるのか、何ができるのか、日本語扱えるのか、知らない以前に知ろうともしなかった、NECパソコンがあったから。
今に置き換えると、Windows以外のパソコンはどのようなソフトが、何ができる、ATOK対応しているのか、のような。Windowsパソコンがあるから知ろうともしない感じ。
MacならiPodブームに始まりiPhoneやiPadが有名なのでまだしも、普通の人はLinuxを知ろうともしないでしょう。
13.そして時代はWindows+モバイルOS三国志
強引に3つの勢力の大きさを並べるとこうなるはず。
- Windows
- Android
- Apple製品(iOSとMac)
今までパソコンを使わなかった人がスマホやタブレットを持ち始め、今までパソコンを使っていたけれどスマホで足りてしまう人がWindowsを離れ始め、過去20年以上にわたりWindowsで安泰だったMSが今あせっております。
そこでパソコン用OSをモバイル用としても使えるようにしたと同時に黒歴史にしたWindowsが8、あきらめず+強引に使わせようとしているWindowsが10。
ところがすでにスマホ用Windowsは黒歴史化しており、2in1が流行らなかったのでNECやソニー、富士通、東芝が苦しくなりPC事業から敗走。
「パソコン用OSはWindowsで良い」の時代から、「Windows使いにくくなったので他の方法はないだろうか?」と思う人が増えている気がしており、マイクロソフトは本当にバカだなと思う。
WindowsはXPで完成していたのだからそれ以降のWindowsはXPと同じ操作感のまんま、バックグラウンドでの機能や性能を高めて行けばよかった。
モバイルOSやりたいならやれば良いけれど、いくら出遅れたからとPC版Windowsを変化させてまで参入するべきではなかったことにまだまだ気が付きそうもないマイクロソフト様。
これ以上改悪したり無駄な機能を盛りすぎ強引に勝手なことばかりしてくれるなら、Windows離れによる終わりの始まりかも知れませんな。
MS-DOS時代からNEC機を愛用していた私がNEC嫌いになったように、MS-DOS時代からマイクロソフトOSを愛用していた私は・・・いや、普通に昔からマイクロソフトは嫌い。10でもっと嫌いになった。
なぜMacやLinuxは流行らなかったのか?
一言でいえば広め方が違ったため。
- Microsoft・・・自社ハードを作らず自社OSを卸売
- Apple・・・自社ハードでのみ自社OSを採用
- Linux・・・必要な人が勝手に使う
モバイルOSに当てはめても似た感じ。
- Android・・・自社ハードもあるが基本は他社へOSを配布
- iOS・・・自社ハードでのみ自社OSを採用
- Windows~Mobile・・・ゴミ
ジョブズ氏時代のAppleは考え方が違い、商売するというよりデザインにこだわりまくった自社製品を広めて満足、わかるやつだけAppleプロダクトを使えばいい感が強かった。
そういう方向性もなくSurfaceとか作れども同調する人や信者は生まれないかと。仕方なくWindowsを使っている人ばかりだろうから、アレやれコレやれと強引勝手にやりすぎると、「仕方ない」のタガが外れそう。
以上、4千文字オーバー。昔話は書きやすい。
DOSやWindows以外のOSと言えば「OS/2」という物もありました。ビジネス向けソフトだけでゲームはなかったと思ってましたが、wikiをみたらシムシティが出ていたとあり少し驚きました。
OS/2
https://ja.wikipedia.org/wiki/OS/2
MSXとは違って思い出される事もほとんど無いというか、そもそもあまり知られていないAXという規格もありました。
コンセプトは悪くはなかったと思うのですが、
(wikiより引用)>日本アイ・ビー・エムや東芝は独自方式での日本語化を行っており、同じPC/AT互換機ベースでも日本語ソフトウェアの互換性は確保されなかった。
というアホな事をやっていた事もあり、消えていきました。
AX
https://ja.wikipedia.org/wiki/AX
Windowsで一番大きな出来事だったと思うのは深夜販売が行われた「Windwos95」の発売ですね。
秋葉原に多くのパソコンショップがあった頃で、マスコミ関係者も合わせて物凄い人が居ましたし、これが深夜販売の先駆けだったと思います。
そして、Windows3.0や3.1はDOSが起動した後に「win」と手打ちしてWindowsを起動させてましたが、Windows95からはそんな手間は必要なくなりました。
それまではWindowsはDOS上のアプリケーションのような感じでした。
ゲームの主流が依然としてDOS用だったのがWindows用に移って行ったのもこの頃だったと思います。
ファイル名がそれまで8+3での制約があった事から解放され、ロングファイルネームが使えるようになったのもwin95からでした。
また、発売当初では未サポートでしたが、Windows 95 OSR2からUSBがサポートされたのも非常に大きく、これ以降周辺機器を使うのが簡単になって行きます。
他にもTCP/IPが搭載された事も今から思えば大きな出来事だと言えます。
Windowsの歴史 Windows 95 OSR2編:FAT32とUSBの登場、そして市場の混乱
https://builder.japan.zdnet.com/os-admin/sp_history-of-windows-2009/20394971/
>なぜLinuxではダメなのか?
Linux系ですと、やはり一番人気はUbuntuなのですかね。コマンド入力が苦で無いならLinux系OSでも大いに結構ですが、Windowsが壊れたっぽい時のデータ救出時にしか使わない私のようなユーザはコマンドを覚えるのも一苦労。というかターミナルってどこから立ち上げるんだっけ、から始まるレベルですから、コマンドを覚える気が無いとも言えます。
ギリギリ覚えているコマンドでよく使うのは「sudo -s」ですかね。一時的にルートユーザとしていろいろ処理を行いたいときに便利。こういうところが面倒くさいため、現代のPCユーザには好んで使われ難いやも。
>当時はハードディスクなどではなくフロッピーディスクに記録
カセットテープもありませんでしたっけ。データレコーダだとかテープドライブだとかで読み書きするもの。パソコンというかマイコン時代と言った方が良いか。私は使ったことありませんけれど。
All About|保存はテープがあたりまえだった [企業のIT活用]
https://allabout.co.jp/gm/gc/296805/
>FM音源
昔のゲームが懐かしく感じる原因の8割くらいがFM音源。たまに聴きたくなりますね。今風な音楽もFM音源で味わいが変わり面白い。
YouTube|世界樹の迷宮V 通常戦闘曲FM音源ver
https://www.youtube.com/watch?v=3y-6ZvVFtvg
>Windows 95
私がまともに使ったことのあるPCはここから。確か学校に置いてあったはず。田舎なせいもあり周囲にカラフルなモノが少なかったため、Windows95の画面が色鮮やかに見えました。通信回線はまだダイヤルアップが主流。
>モニタは14~15型のブラウン管
あれ横置きしたPCケースの上に置いたり、パソコンデスクに載せたりすると、相手方が凹みましたね。とくにPCケース。側板が曲がって容易に開かなくなった事例もあり。
>Macが自社製造からインテルCPU搭載へ仕様変更
これけっこう驚きました。大きな方針転換だと思いましたけれど、世間の話題にはまったく上らなかったという。
>WindowsはXPで完成していたのだから
このまえ試しに、購入時はWindows7がプリインストールされていたCore i3のノートPCへ、WindowsXP Homeが入るか試したところ、インストール不可でした。ネット上の回避策をためして半日を潰したものの解決せず。XPのディスクってキラキラしていますから、高価な鳥よけとして使いますかね。
>当時はハードディスクなどではなくフロッピーディスクに記録していたため、
いや、有りましたよ。
CバスにSCSIカード刺して100MBのHDD繋いで使ってました。
HDDにはSOSを入れて、各種ソフトを立ち上げて使ってました。
確かMS-DOS3.3Bの時代だと思いますが、カードとHDDで10万ぐらいした記憶があります。
98が時代を謳歌したのは漢字ROMのおかげですね。
今はOSベースで漢字をサポートしますが、DOSの頃はマザー上に実装された漢字ROMからモニター上に漢字を表示していました。
確かJISコードを呼び出していたんだったと思います。
それがDOS/VからOS上で図形としてサポートされるようになったため、海外標準のPCが日本語環境でも使用が可能となったと。
Win3.1まではDOSベースで動いていましたから、NEC98とDOS/V機ではOSが違った記憶があります。(ここは定かでは無いです)
>10でもっと嫌いになった。
激しく同意。
でも、HDDで運用していた事もありMS-DOSは案外好きですね。
意外に(使い方を)カスタマイズしやすいOSだったと思います。
10のようなお節介も無かったですし。
>Windows仕様のパソコンに触れ、マウスを操作し
マウスもDOSで使ってました。
上記HDD内に入れたSOSにドライバーを組み込み、IO-SYSだったかに書いておけばたいていのソフトでも使えました。
私が使っていたのはエプ互換機にはマウス専用のコネクターも有りましたし。
>NECは独自仕様だったもののついには折れて自社PCもDOS/V規格へ。
WIN98まで、NECはMSと組んで専用Windowsを出していたようですが、さすがに値段勝負になってしまっては太刀打ち出来なかったんでしょうね。
>ところがMacintoshも大英断
自社製では無くモトローラやIBMのRISC系CPU(68K・power)です。
今はインテル(CISC)ですがARM(RISC系)に戻ると先祖返りですね。
>家電量販店でWindows仕様のパソコンに触れ、マウスを操作し、「何これ凄く便利、使いやすい」と知り、MS-DOSが旧に古く感じてパソコンを買い替える決意を固めた。
私がパソコンを使い始めたのはMS-DOSや3.1から95への過渡期でしたw
当時はDOSや3.1用のアプリもまだまだあったような気がしますw
>NECは独自仕様だったもののついには折れて自社PCもDOS/V規格へ
私が初めて買ったのはNECのDOS/V規格のパソコンの最下位モデルでしたw
NEC自身は新世代パソコンと言っていましたw
>すでにスマホ用Windowsは黒歴史化しており、2in1が流行らなかった
>いくら出遅れたからとPC版Windowsを変化させてまで参入するべきではなかった
>これ以上改悪したり無駄な機能を盛りすぎ強引に勝手なことばかりしてくれるなら、Windows離れによる終わりの始まり
スマホ用Windowsが黒歴史化した時点でXPや7のUIに戻すべきでしたねw
> 1.NECによる業務用PCの普及でMS-DOSが広まる
> MS-DOSはマイクロソフトが開発したDisk Operation Systemであり、NECのPC-8801や
> 9801シリーズでそれが採用されておりました。
PC-8801用のMS-DOSは存在しないはず。MS-DOSは本を正せば8080用のCP/Mをモデルに8086向けに開発されたQDOSを下敷きにしており(MSをあまり好きになれん理由その1)8bit CPU向けは開発されなかったと記憶しとります。
> NECに営業力があったのだろうと思われ、多くの企業でNECのPC88や98が採用され、
> それが標準になったと推測。
NECの営業力を否定はしませんが、
PC-8001の登場でN-BASICでプログラムを作成するユーザーが増える。
↓
PC-8801の登場でN-BASIC/N88-BASICでプログラムを作成するユーザーが増える。
↓
PC-9801の登場でN88-BASIC(86)に移行するユーザーが増える。
↓
PC-9801用MS-DOSの登場
という流れだったと記憶しています。
N-BASIC/N88-BASIC/N88-BASIC(86)は互換性が高く、ユーザーが蓄積してきたソフトウェア資産の継承が比較的容易だったという理由がありました。
> 7.NEC以外のDOS/Vパソコンが安価になり始める
> SOTECという海外メーカーが
売ってるPCは向こう製だったし、一時向こうの企業の傘下になったりしてましたが会社自体は日本企業ですよ。
> 9.印刷業界では依然としてMacintoshが使われる
> なぜそのような殿様商売ができていたかといえば、印刷業界のソフトがMac、
かつてWYSIWYGを(ほぼ)実現した実用に耐えるDTP環境がMac上にしか存在しなかったからです。WYSIWYGでは画面表示から印刷まで(殆ど)同一であることが求められます。しかしPCでは各部をサードパーティ製品で構成する事が多く、ディスプレイを72dpi(1dot≒1ptにするため)に統一する等は事実上不可能でした。また印刷に関して言えばプリンターの接続はPCではパラレルポートMacではRS-422と低速で、本体でラスタライズしたデータをプリンターに送って印刷するのは非常に時間が掛かり、印刷サイズを大きくしたり解像度を高くする(どちらも通信データ量が増える)ほど問題になります。これを解消するためページ記述言語PostScriptが登場(Apple純正のLaserWriterに採用された)、業務用の製版を行う機器イメージセッターにも使用される様に…
因みにWindows3.xの時代にもPostScriptフォントをWindowsで利用する(画面表示と印刷出力)ためのAdobe Type Manager(ATM)やAdobe Illustrator/Photoshopも存在はしていたのですが、ネットワーク環境(ようやくTCP/IPが通るNICが10k台に)やワークメモリは一応拡張されているとは言え、MS-DOSのメモリ空間1MBという枷を抱えたPCでは厳しいものがありました。
>ソフトウェア資産の継承が比較的容易だったという理由がありました。
私たちもDOS Basicで書かれたプログラムを使ってましたね。
コンパイラのかかってないプログラムはテキストエディタで簡単に修正・改正ができて便利でした。
会社のWin95機(NEC98)では、HDDにパーティションを切ってWINとDOSのデュアルブートで使ってました。
DOS領域にはSOSを組み込んでDOS BASICで組んだ各ソフトを走らせていたように記憶しています。
Win95世代までは、仕事上では確かにDOS資産を利用していましたね。
ですよね~
自分の年齢をも顧みる事になるのであまり記憶を遡りたくないのですが(苦笑
初めて触ったパソコンは中学生の時、幼馴染みの電器屋の息子が持ってた富士通FM-8。これはバブルカセット(磁気バブルメモリ)を採用している事を売りにしていた機種ですが、高価だったらしくデータレコーダー(カセットテープですね)で運用してましたね。
高校生の時は部活動でパソコンを弄ってる連中が居て、テグザーで遊んでいたのでPC-8001mkIISRを使っていたようです。
本格的に弄りだしたのは大学生の頃。PC-8801mkIIのN88-DISK-BASICで実験用測定機器の制御を(パソコンじゃないけどFORTRAN 77の実習とかあったなぁ…)レポートや卒論を一太郎 Ver.3で打つのが一部で流行ってました(屍
会社に入った頃はPC-9801用サードパーティ製のHDDが普及してきた頃で懐かしいICMや緑電子の製品にはずいぶんお世話になりました…
Windows95が出る頃には…(トホヒメ
>Apple・・・自社ハードでのみ自社OSを採用
パイオニアMac・・・は黒歴史ですかそうですか。
あれ、すごく音良かったんですけどね。
他にもモトローラとかUMAXもありました。
ちょうどwin95あたりの時代と重なってたと思います。
(ジョブスがいないときですね)
あそこの時期でもう少しモトローラとIBMが本気出してくれてたら、
少しは違ってたかもしれません<win独占