屋外のWi-Fiスポットについて。
サービス提供が始まった当初は、ドコモやUQなどの限定的な業者のみが拡大して行くのだろうと思っていたけれど、気付けばオリジナルも含めて増えすぎており良く分からなくなっております。
種類から行きましょうか。
無料Wi-Fiスポットの種類(2017年外部サイト調べ)
このページ凄すぎ笑った。
【2017年】街中の無料Wi-Fiスポット27選まとめ&僕のオススメWiFi活用術 | XERA
https://xera.jp/entry/wifispot
なぜはてなブックマークが私含め5なのか不明なほど調べまくり分かり易く並べておられる他、カフェ系は店へ行き実測するという変態すぎるベンチマーカー。
URLに2017とか付いていないので同じページで更新されると思われ、屋外でWi-Fiするならブックマークなどしておくと良さそう。
詳しく読むならリンク先へ行けば良いけれどかなり長いので、ここではリンク先をソースとして簡単に参ります。
Wi-Fiスポットの形は大きく分けて4種類。
3大キャリア提供の半無料Wi-Fi
ここでの3大キャリア(以下、MNO)とは、ドコモ、au、ソフトバンクを指しており、ドコモならこれらのページを読むとWi-Fiスポットの利用方法と料金が判る。
- docomo Wi-Fiの機能 | NTTドコモ
- docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン | NTTドコモ
- docomo Wi-Fi月額300円プラン | NTTドコモ
- その他の設定方法 | NTTドコモ
何が書かれているか上から行くと、1はドコモユーザならば同社が提供するWi-Fiスポットを利用可能。2、SPモード契約スマホは月額300円が永年無料。3、契約したスマホ以外でも使うなら月額300円。4はログイン方法。
ドコモでスマホの契約や機種変更時にSPモードありなら勝手に永年無料の2番を付けてくれるらしいので、ドコモユーザなら街中で勝手にドコモのWi-Fiへ繋がっている事もあるかと。
私が良く見かけるWi-Fiスポット名(以下、SSID)はドコモとソフトバンク。店の入口に妙なキノコや白い犬の絵が貼られているアレがあるなら、そのMNO契約者ならば基本無料でWi-Fi可能というもの。
店舗オリジナルの無料Wi-Fi
空港などオリジナルでWi-Fiを提供している場合もあり、ビジネスホテル行くとSSIDとパスワード教えてくれる感じの独自の提供も良く見る。
中には古い旅館でソフトバンクしか使えないという間の抜けた宿もあるけれど、チェーンのビジネスホテルならばほぼ独自でやっているそうな。
また、クソ回線で有名なセブンイレブンなどのコンビニ、スタバなどカフェでもオリジナルで提供されていたりありますな。
Wi-Fiを提供しつつ共有する「Fon」
変わったところではFonなる欧州と日本で普及しつつあるらしいサービス。
source:ヨドバシ.com - WirelessGate Fon2412J [Fonルーター ]
こちらはMNOや店が提供するWi-Fiスポットではなく、例として個人ユーザでもこれを購入し自宅の回線へ接続するとFonに参加可能という別モノな発想。
Fonユーザならば他のFonユーザのWi-Fiを利用可能、しかも無料。Fon提供側はルータ売って利益を得て、ユーザは買い切り型のWi-Fiスポット利用権を入手し、ユーザが増えるほどスポットも増える考え方。Fon知らなかった。
なぜか店舗へ親機を無料提供する「タウンWi-Fi」
ラストはなぜルータが無料なのかよく解らないのがタウンWi-Fi。
タウンWiFi|街をWi-Fiで覆い通信制限にサヨナラ
http://townwifi.jp/
利用者はタウンWi-Fiアプリを無料で利用し、近くのWi-Fiスポットを選び接続するというサービス。
私が解らないと書いた部分はここ。
規模や業種に限定されるのかも知れないけれど、現在はTP-LINKのTL-WR841N(802.11b/g/n、最大300Mbps)やArcher C20(802.11a/ac/b/g/n、5GHz最大433Mbps)をタダでバラ撒いております。
いずれの機種も数千円なので高額ではないものの、なぜタダなのか。Wi-Fiスポットが増えるとアプリ利用者はうれしい、スポット提供で集客につながれば店もうれしい、それはわかる。しかしタウンWi-Fiのメリットが明確ではなさすぎ不審感。
検索してみると、店舗での接続数などの情報を収集してより多く集客できるような提案をして収益化に繋げる、または有料サービスも開始し収益化。その程度でタダばらまき代の回収は可能なのだろうか?
以上。日本全国数万どころか十万は超えていそうなくらいWi-Fiスポットが存在しているようで、今後も増えて行くのでしょう。
そこで気になる事がセキュリティ。
暗号化されていないWi-Fiへ勝手に接続する問題
上で書いたドコモなどMNO提供のWi-Fiスポットは暗号化通信できるのでSSID(スポット名)に鍵マークが付いております。その状態ならパケットキャプチャはほぼ不可能なので大丈夫。
しかし、悪意ある野良Wi-Fiに限らず、以前宿泊したチェーンではないビジネスホテルではログインする割に暗号化通信されていなかった。
私の自宅で再現。
C7で始まる2つは現役で使用中の私の自宅のWi-Fiで、301Nと書かれた物は時々切れるので引退間近な無線LANルータを暗号化無しへ設定変更したもの。
C7~はドコモ、G301をセブンイレブンに限らずコンビニ系やスタバのWi-Fiと思えばイメージしやすいだろうか。
ドコモユーザが外出してドコモWi-Fiを発見し勝手に接続、は良いとしても、そのスポットから離れコンビニの近くへ行くと暗号化無しへと勝手に切り替わるのは怖い。
ドコモに繋がっている事を確認した後に歩きスマホでネットバンキングへ行き、コンビニや野良Wi-Fiに繋がってしまっていたならまずい。
実際に私もビジネスホテルで経験済で、ホテルのWi-Fiは暗号化されているものの、角部屋なので電波強度が弱いのか隣のビル内と思われる暗号化なしWi-Fiへ繋がってしまった事があった。
なのでSSID表示して欲しい。下の画像はiOS2種類(多分バージョン9と10)のホーム画面、最上部以外を暗くしたもの。
上部の電波強度や時間の表示部分は隙間があるのだから、Wi-Fi接続時にはここへSSIDを表示してくれないものだろうか。W-Fi時はキャリア回線の電波強度は要らないので消してくれても良い。何とかXのM字ハゲ問題も解決しそう。
しかしこれでは根本的な解決にはなっておらず、勝手に切り替わるものは切り替わるわけで、仕方ないので削除。
左はC7の5GHzに繋がっており、中央は勝手に2.4GHzへ切り替わったので丸に「i」をタップして中身を開いたところ。ここから上部にある「このネットワーク設定を削除」にすると、右のような待機状態となりC7の2.4GHzには勝手に繋がらない。
自宅周辺のアクセスポイントならばこのように勝手に接続しないよう消して行けば良く、他人の家の鍵マーク付Wi-FiはPINやパスワード知らなければ繋がらないので良いとしても、ある日突然悪意あるガバガバWi-Fiスポットが近くで爆誕したならまずいと思う。
自宅や職場ならまだ良いとしても、街中で1個ずつ消して行くとか、今後SSID増えまくって行くのだから現実的ではなし。
どうすれば良いのか?
- 開放されているWi-Fiは暗号化を法律で義務化
- 非暗号化Wi-Fiには接続しないよう端末側で制御
- 指定したWi-Fi以外には繋がらないよう自力で設定
上から簡単な順、しかし現実的に遠い順ともいう。
ユーザ側でできることは3番くらいで、SIMカードのように構成プロファイルをWi-Fiルータで発行しスマホなど端末側で読み込み監視モードにしておけば制限は可能だけれども、私が職場の会社持ちスマホでそれをやらなかったほど設定が面倒。しかも、OSやルータにより無理とか普通にある。
というわけで、私がどうしているかでまとめ。
外出時はWi-Fiオフで必要な時にだけオンが正解?
どうにもならないので、私が自宅と職場から離れる際は必ずWi-Fiをオフにしております。勝手に繋がられても困る。
野良やコンビニで勝手に接続は操作していなければ別に構わないのだけれども、Wi-Fiをオンにしている環境では、端末がWi-Fi繋がるか探し続けるのでバッテリの無駄。
稀にスマホのアプリでオンラインバンキングの残高見る事があるのでWi-Fiオンでは怖すぎる、というくらいの気持ちでオン/オフ切り替えた方が良いと思うのは神経質すぎるだろうか。
私が知らないだけで接続するSSID制限する設定やアプリがあるのかも知れないものの、そこまでしてWi-Fi使いたいと思わないのは、キャリア回線でも遅いと思わない使い方しかしないためでしょうな。
そう思えば、自宅にWi-Fi環境がなく、キャリア回線のみで「ギガが足りない」とか言っている最近の若者は安全な使い方をしているとも言えそう。
もし適当なWi-Fiへ勝手に接続をどうにかする方法があればコメントやメールお待ちしております。メールが有用な内容と判断したなら転載する可能性ありとして。
>Wi-Fiをオフ
私はこのアプリでコントロールしてます。音量、画面の明るさ、Wi-fI・Bluetoothのオン・オフ、アプリの起動等がワンタップで切り替えられるので非常に便利。例えば自宅では明るさは明るめ、Wi-Fiオン、音出る。車では明るさは明るめ、Wi-Fiオフ、Bluetoothオン、音出る。電車では明るさ控えめ、Wi-Fiオフ、音楽アプリ起動、音出ない。事務所では明るさ控えめ、Wi-Fiオン、音出ない、のような。生活パターンがほぼ固定の方はタイマーで切り替えもできます。
シーンスイッチ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.gr.java_conf.matchama.SceneSwitch&hl=ja
*iOSはアカウント持ってないので不明です。
Wi-Fi接続を自動制御してくれるAndroidアプリ、Smart WiFi Toggler - 週刊アスキー
https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/144/144479/
Smart WiFi Toggler - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sebouh00.smartwifitoggler&hl=ja
通信速度モニター - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.andcreate.app.internetspeedmonitor&hl=ja
この辺を使ってますね。「通信速度モニター」の方は、右上にオーバーレイ表示させていて「アップ・ダウン速度、SSID(モバイル通信の場合はキャリア)」の3種が程良い大きさで表示されるように設定しています。Wi-Fiは白、モバイル通信は緑で表示されるので重宝していますね。
>3大キャリア提供の半無料Wi-Fi
ソフトバンクユーザですけれど、利用したこと無いです。ユーザ登録さえしていないはず。インターネットの利用機会が常にスマホやタブレットなら、月間のキャリア通信量を減らすために利用するのは大アリだと思いますけれど。
>古い旅館
面白かったのは
・玄関にWi-Fiルータが置いてある
・部屋によってWi-Fiルータが置いてあったり無かったり(無い部屋は近くの部屋に置いてあるWi-Fiルータへ繋ぐ仕様)
・SSIDとパスがデフォルト設定のまま
・同時に5~6人くらい接続していると、3G回線より遅くなる
こういう宿ですかね。旅館というか、むしろ職人宿と言った方が正しいくらいボロ宿でしたけれど。
>Fon
今も続いているようですが、ソフトバンクがスマホ契約者にバラまいていましたよ。使っていませんけれど私も持っていますし。もちろんタダ。
確かスマホ契約時に「fonルータを確かに使っていることを確認するから、自宅に戻ったら今日中に接続ランプが点灯した写真をスマホで送れ」と指示された記憶が。利用者数に応じてキックバックでもあるのですかね。
>コンビニの近くへ行くと暗号化無しへと勝手に切り替わる
>ネットバンキングへ行き、コンビニや野良Wi-Fiに繋がって
セブンイレブンのセブンスポットなら、利用開始時には毎度毎度ブラウザ経由で会員ID&パスを入れログイン作業が必要ですから、勝手に切り替わって通信を始めることは100%無いです。勝手にセブンスポットへ接続し、未ログインのためネット接続ができなくなる事態はありますけれど。
ほか、スターバックスとかマクドナルドとかの無料Wi-Fiも同じ仕様。Wi-Fiは切り替わりますけれど、接続できるのはID&パスを入れる公式サイトのみ。ログインしたら暗号化無しで繋がるのはどこも同じですけれど。
iOSの場合、一度でもつないだことがあるWi-Fiには勝手につながってしまうみたいですねw
逆に言えば一度もつないだことがないWi-Fiには選ばない限り勝手につながることはありませんw
iPhoneにつながらない無料Wi-Fiの自動接続をオフにする方法|携帯総合研究所
http://mobilelaby.com/blog-entry-how-to-disable-wifi-auto-connect-on-iphone.html
一括でWi-Fiの設定を削除することもできますw
>Fon
まだ有るんですね。
息子がSBから貰ってきましたが、セキュリティーに不安があるので投げ捨てました。
タダより怖いものは無い。
そういえば会社のネットワークに付けようとした馬鹿も居ました。