Windows7普及率の推移シリーズその20。
Windows7発売から約20ヶ月経過した事になり、後4ヶ月で丸2年。少し前に「Win7出るまで後少しですな」とか言っていた感が有り、時の流れを感じる次第。名称は未だ仮なものの来年はWindows8がリリース予定。
というわけでどういうわけか6月分を参りましょう。
6月30日間のアクセス総数。GoogleAnalytics(GA)基準。
- 412,912・・セッション
- 302,141・・ユニーク
ページビューは無関係。ユニーク基準で行きたい所ですが、GAの解析がセッション基準になる事が多く、全てセッションで取っております。
Windows7とVistaとXPの利用率(2011年6月)
20回も似たような内容で毎回違う事を書けるとは我ながら感心。
Windowsでは依然XPが半数以上の利用率となっており2人中1人くらい、次いで7が3人中1人くらいの割合。
4位のWindows2000以下は企業の利用が多そうです。サポートが切れている為、どうしても使い続けるなら孤立させたオフライン専用PCとした方が安全。
上位3つ、XP、7、Vistaの利用率推移。
6月はXPと7の変動率がやや低め。
原因は不明なものの、当サイトで有った異変としては2chまとめサイト(ライフハックちゃんねる弐式)よりセッション約6千のブーストを戴いております。
影響はセッション全体からいうと1~2%。仮に100%がXPユーザとしても上の推移とは無関係と言えましょう。
6月は有名メーカーのノートPCが最終処分になる時期。今年は夏モデルまで1ヶ月で4割引きになるなど急落しており、7の利用率は過去より上がると予想しておりましたがハズレ。
前月差のグラフを見ると分り易い。
XPの減少率、では無く5月より上がっておりますな。
マイクロソフト的には順調と言えない普及推移かと思われますが、着実に7へ移行しているようです。
しかしXPのサポート終了はまだまだ先。XPユーザが完全に0になるわけは無く、どこで7の普及が鈍るか、または止まるかが見もの。
7がXPの利用率が交わり半々になる時期の予想。
毎回書きますが精度は低め。過去数カ月に影響されフラフラ変化。緑の縦棒が現在、紫が50:50になる時期の予想。来年の2月頃に逆転するようです。
ベータテストが始まっていない為、Windows8(仮)が1月発売という事はまず無いとして、更に2012年リリースとされるWin8(仮)がPC用とはマイクロソフトは言っておらず、ARM版のみ先行する可能性も有りましょう。
Windows8がこけたなら、Windows7のProfessionalが売れるでしょうな。サポート終了までの期間が長く、HomePremiumと比較し差額は数千円。
ナショナルブランド(NECや富士通など)のOEMや完成品在庫はHomePremiumが多い為、BTOパソコンや自作PC用のPrrofessionalが鉄板になるかも知れません。
しかし8がVistaのように「こけた」とマイクロソフトが自覚した時、サポート延長のカードを切ってくるでしょう。偽マイクロソフト信者(奴隷ともいう)の私はわくわくでは無くニヤニヤしております。妄想し過ぎです。
OSやWindowsバージョン別のブラウザ利用率
6月の1ヶ月間で見るブラウザの利用率。
おそらくChromeがかなり伸びております、では勘になってしまう為、1年前の6月はどのような割合になっていたか。
割合(%)でご覧有れ、数値は比較出来ません。
Chromeブラウザが約6%も増加しており、IE(Internet Explorer)が5%減、Firefoxが3%減くらい。IEでしか動かない通信販売サイトや役所関係の古いシステム以外はChromeで事足りるでしょうな。
日本では4月末にIEの最新がバージョン9になり、Firefoxは4.xxでは無くバージョン5が最近リリースされております。
IEのバージョンから見て参りましょう。
最も利用率が高いバージョンは、2~3ヶ月前まで最新で有った8。バージョン9の伸びはかなり速めでは有りますが、Windows Vista/7で無ければ使えず頭打ちは見えているかと。
IE6で止める気持ちは分かりますが、7を利用しているユーザが良く解らず。企業や学校のPCで勝手に更新出来ないなどでしょうか。
続いてFirefoxのバージョン別。
5へのアップデートをしたユーザが15%以上。更新しろしろ窓が鬱陶しく、私もアップデートをやらかしており、アドオンが6個使用不能へ。
解決するには「旧Ver用アドオンを使えるようにするアドオンを利用すると良い」とコメントにて御助言。有難う御座います。私の環境では全て解決。
Add-on Compatibility Reporter :: Add-ons for Firefox
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/add-on-compatibility-reporter/
Windows XPと7、Macユーザ別のブラウザ利用率
セグメントを指定し、OS別に分けた結果。
先に、上がXP、下が7。
IE利用率はXPより7の方が多いかと思いきや、9%くらい差を出してXPユーザのIE利用率が高め。更に、Windows7ではChromeブラウザが2割と多め。
条件不明ですが、IEでGoogleのトップページを開くと「Chromeブラウザでやらないか?」ボタンが出る事が有り、その影響も有るのでしょう。
ラストはMacユーザのブラウザ利用率。
当然ながら標準ブラウザとも言えるSafariがトップ。
Windows7ユーザのブラウザ割合のIEがサファリになったような感じですな。MacでもFirefoxやChromeブラウザは使えるのだから、パソコン=WebブラザならMacでも問題無い気がします。
それを言い始めるとLinuxでも良いという事になりますな。
Win7普及率とOS別のWebブラウザ利用の割合まとめ
多くのアクセス解析はブラウザの環境変数を取っており、残念ながらWindows7のエディションやビット数までは取れず。また、XPモードで利用しているユーザも少ないとは言え居られましょう。これらの調査はアンケートをやる予定。
Windows7の利用率は上がりつつ有り、XPは減少中。しかし来年に掛けてバランスが大きく崩れると思われます。
流れを妄想すると。
- Win8(仮)のPC版が出るなら約半年前からテスト開始(2011-2012)
- テストの段階でこけるか否かが若干判明(2011-2012)
- Vistaサポート終了(2012年4月)※Professional除く
- XP続投、7乗り換え、7でもProにするか、8の予定か、Win以外か
選択肢が多い事は良い事と言えますが、良く判らない人には益々パソコンという物が難解になるでしょうな。
ここから余談。
6月の終わり頃に千日更新記念で、アクセスを集めるブログの書き方なる記事をやっておりますが、とある有名なWeb業担当殿から「リファラを見ないなんて有り得ない!!!1!」という、気合の入ったメールを頂戴致しました。偉い。
しかし私の場合、こんな物を見てどうするのかと。(2011年6月分)
広告出稿やリンクビルディングはしておらず、リファラ(参照元)を見るも意味がほぼ無いサイトも有るという例として、ここで返信申し上げます。
Windows2000、今も使うことが有ります、仮想PCでですが。それ以前の98SEとかはもう使うことも無いでしょうが…古いゲームでもやる時に必要かも……まあやらないでしょうが。
>Windows8がこけたなら、Windows7のProfessionalが売れるでしょうな。サポート終了までの期間が長く、HomePremiumと比較し差額は数千円。
確かにコケたらそうなる可能性大でしょうね。
逆にWindows8がヒットしたらWindows7も使われなくなるのかな…悪くないのにね。まあそれを言ったらVistaだってちゃんとスペックを満たしたPCで使えば良いOSだったんですが。
ブラウザ利用率、いくつか使い分けている人も結構いるでしょうね。
どうしてもIEを使わなければイケナイ場面も有るでしょうし。
でも確かにIE7を使い続けるのはメリット無い気がしますね。
案外Vistaを使っている人がそのままIE7を使い続けてる事は有りますけど。
>広告出稿やリンクビルディングはしておらず、リファラ(参照元)を見るも意味がほぼ無いサイトも有るという例として、ここで返信申し上げます。
もはや「流石です」としか言えないw
>依然XPが半数以上の利用率となっており2人中1人くらい、次いで7が3人中1人
一人1台ってのよりは複数台で異なる環境からアクセスっていうパターンが結構あるのではないかと思うのですよ。
例えば私は自宅では自室のデスクからならXPで、居間の茶托トップからはwin7。
出先からですとXP端末、他に一時期Macからもアクセスしてましたし。
極少数ですが緊急時に禁忌を破って自宅98機からもアクセスした記憶ありw
こういうマルチなアクセス環境の人も結構いるのじゃないですかね。
>どうしても使い続けるなら孤立させたオフライン専用PCとした方が安全
98機なんぞもあるものですから人事でもないのですが、なにかと不便なもので内部ネットワークには参加させてますよ。
さすがにブラウジングにはよう使いませんがw
>紫が50:50になる時期の予想。来年の2月頃に逆転するようです
これはまたIvyBridgeブーストが効いてきそうな時期ですな。
Haswell出たら本気出す。
>おそらくChromeがかなり伸びております
私の場合、ここ半年くらいのここへのアクセスに関しては、もうほぼ9割9分Chromeによるものになっちまってます。
Firefoxはアドオン的にFirefoxでないとなサイトに使うのみです。
そういえばIEは使わないから7のままだったかもしれない…w
>私もアップデートをやらかしており、アドオンが6個使用不能へ
まだ3.618使いの私に死角はなかったw
>リファラ(参照元)を見るも意味がほぼ無いサイトも有るという例として
少なっ! いや、コレむしろ逆に凄いことだと思うのw
なんだか久しぶりにPCからアクセスしたような気がします。
>来年の2月頃に逆転するようです。
IvyBridgeがSandy初期のようにこけなければいいのですがね。
節電だのなんだのでPC買い換える人が若干増えたりするのでしょうか?
>おそらくChromeがかなり伸びております
相変わらずのOpera使い続けています。今回のアップデートで体感、chromeより早くなったような・・・。FireFox、Chromeはわかりますが、なぜOperaが伸びないのか毎回悩みます。マイナーなことは承知ですが・・・
>それを言い始めるとLinuxでも良いという事になりますな
MacはどちらかというとデザインやWindowsとは違う使いやすさとかコンセプトが違うような気がします。Linuxはプログラマとか物好きの使う物ですかね。古いゲームだとWineでだいたい動くと思います。
複数端末でのアクセスも多いと私も思います。私は、ほぼ9割型iPhoneにて、残りはUbuntuのchromiumだったり、WindowsのOperaだったりします。
まあ一家に一台PCが普通なんでしょうが、うちには何故か10台もあり、8台が現役という変な家庭なので参考にならないかとw
9割型→9割方です
すいませんm(_ _)m
私は2009年の11月末からWindows7を使い始めましたから、使用経過月数19ヶ月くらいです。確かに正直、そんなに使ったっけ、と不安に駆られるレベルですね。待たぬ月日は経ち易い、でしょうか
>Windows7とVistaとXPの利用率(2011年6月)
>7がXPの利用率が交わり半々になる時期の予想。
今年の夏は節電ラッシュでPCには過酷な環境らしいですから、XPの下降スピードはもう少し早くなるかもしれませんね。そして緩やかに下降していくVistaが、世の無常を演出します
>OSやWindowsバージョン別のブラウザ利用率
IEのシェアはまだ50%以上と健常ですね。Chromeがどこまで伸びるか見物ですが、これからブラウジング速度の向上だけでシェアが伸びるとは思えませんし、エクステンションで勝負といっても二番煎じですから、Googleのネームバリュー以外に、何かChromeならではの要素でシェアを伸ばして欲しいと少しだけ期待しています。ちなみにあくまで私の環境でですけれど、アフィリエイトが大量なアダルト系ページの描写速度では、Chromeを100とすると、Firefox5.0:100、IE9:97~90、Firefox4.0(ポータブル):95~90、Safari:90~85、くらいでした
私宅ではIE9、IE10(プレビュー版)、GoogleChrome、Firefox5.0、Firefox4.0(ポータブル)、OperaUSB(ポータブル版のOpera)、Safari、という7刀使いですが、実用面においてはどれを使っても大して不満は無いのですよね(ろくにブラウジングできないIE10は除く)
自分は自宅デスクはXP、モバイルノートはVISTA、仕事研究用はWin7かCentOSですね
ただしすべてfirefox5。お気に入り互換美味しいです
いまだにデスクXPはIE6です
はやくスマホほしいなぁ・・・
これ書いているのはモバイルノート(core2duo1.4GHz mem2G)ですが、それなりに快適ですVistaはメモリ容量とエアロ有無で印象全然変わりますよ
ただしXPや7以下は変わらない
来年に掛けて何かと予想の付かない事まみれですな。
さり気無く全てOS(本当は用途)次第のようです。
・Chrome OS、日本での本格稼働は未だ延期
・タブレットPC、各社出すも本命は未だiPad程度
・Win8(仮)登場予定、Vista終息予定、Win7 Pro博打
・Androidはどうなるのか
・ARM、インテル、NVIDIA、AMD、マイクロソフトの均衡と競合
Android絡みその1、マイクロソフトがせこい。
MS、Androidに関する特許契約を次々に | マイコミ
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/07/01/010/index.html
その2、全然関係無いけれど中国の高速鉄道を思い出した。
AppleがマルチタッチUI特許を取得 | マイコミ
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/01/28/068/index.html
企業として営利目的は結構。しかしあからさまに消費者の不利になる事をやるとは器が小さ過ぎましょう。せこいマイクロソフトは笑えるけれど、せこいアップルは見たくない。