無料Windows 10 TP版ダウンロードと安全に試す方法

2014年10月 6日

Windows 10 Technical Preview(以下、TP)が公開。

TP版とは、開発者やWindowsの開発に協力したい人向けの未完成版。10の発売は約1年先となる為、それまで待てなかったり、とりあえずどのような状況かを見たいなら入れてみましょう。おすすめはしないけれど。

タイトルで安全とは書いたけれど比較的な意味。

お約束的に前置くと、これをやらかしてWindowsやパソコンが起動しなくなれども全て自己責任なので、嫌な予感がするなら見るだけにしておきましょう。

 

Windows 10 TP版の無料ダウンロード方法

ダウンロードはこちら。

Windows Technical Preview - Microsoft Windows
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview

Windows 10 Technical Previewダウンロード

マイクロソフトアカウントでログイン(無いならアカウント作成)し、適当に進むと各言語と32/64bit版のダウンロードページまで行けるはず。

分からなくなったならGIGAZINEのキャプチャ入り解説をどうぞ。

Windows 10テクニカルプレビューをゲットする方法 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20141002-windows10-technical-preview/

残念ながら2014年10月現在、日本語版は無いので英語版の64bitあたりにしておきましょう。

ファイルサイズは約4GB。私の環境(光回線下り70Mbps前後)ではダウンロードにかかった時間は10分くらい。

英語64bit版のファイル名は WindowsTechnicalPreview-x64-EN-US.ISO となり、DVDへ焼き遊んで良いパソコンを余らせているならご自由に。

ここでは今利用しているWindows上から仮想PCへWindows 10を入れるという、比較的安全で楽な方法にて試す次第。

 

無料版VMwareの仮想PCへWin10をインストール

VMware Playerのダウンロードはこちら。使用目的は非営利のみ。

ダウンロード VMware Player 6.0
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/6_0

vmware-playerのダウンロード

上のリンクはこれを書いている現在の最新バージョンが6.0という意味で、最新を確認するなら、上の画像の更に上に「ダウンロード」リンクが有るので、そちらから改めてVMware Playerへ行きましょう。

ダウンロードするリンクは最上段。下2つはLinuxなのでWindows上から実行するなら関係無し。ダウンロードしたファイルは実行ファイルになっているのでダブルクリックなどで実行、するとインストール開始。

VMware Playerセットアップ開始

インストール中に何度か新規ネットワークを検出するので、セキュリティソフトが反応するなら適当に通しておきましょう。Windowsは8系からログインやオンラインストアが有り、それらが試せなくなってしまう為。

下はESETセキュリティの例。

ネットワークの種類の確認

特に迷う事も無くインストール完了するはず。

ショートカットなどからVMwareを起動し、右上の「新規仮想マシンの作成(N)」をクリックして仮想PCを作りましょう。

VMware Player起動

下のような画面になるので、DVDドライブでは無く「インストーラ ディスク イメージ~」を選択し参照ボタンを押し、マイクロソフトからダウンロードしたISOファイルを指定、した状態が下の通り。

仮想PCを作る

VMware側が、まだWindows 8までしか対応していない為、バージョンはWindows 8 x64(64bit版の意味)を選択でOK。8テスト版の時も8が無かった為、7で行けておりました。

Windows 10が無いので8.1で

名前は適当に。面倒なので私はこのまんま次へ。

仮想PCの名前

下の画像。サイズの指定は推奨60GBになっているけれど30GBでも行けております。実際に使う容量は10GBくらいと小さめなので20GBでもよろしいかと。標準設定のメモリサイズが2GBと小さいのでインストールされるサイズも小さいのでしょう。おそらく。

容量を決める

仕様の確認。

設定完了

完了ボタンを押すと最初の画面へ戻るので、作成した仮想PCを再生してみましょう。

VMware PlayerでWindows10を起動

起動(再生)後、0x00000005Dエラーが出たなら解決方法は後ほど。

仮想PCへWindows 10をインストールする

上手く行けばパソコンへDVDメディアを入れてインストールする画面と同じウィンドウが出るはず。

windows 10インストール開始

何が起こっているか分からなくなった人用へ説明すると、Windowsの上の窓の中にもう1台のパソコンが仮想環境で動作しており、私の環境ならばWindows 7の中でWindows 10のパソコンを使っている感じ。

10は8と似たようなインストールなので、8を入れた事が有るなら特に迷う事は無いかと。

英語まみれな点で1つ注意する事は、キーボードが日本語対応していないようで、アカウント登録時のメールアドレスの半角「@」が出ないはず。英語キーボードの@は「Shift」+「2」なので覚えておきましょう。

起動直後に解像度を1920x1080、フルスクリーン表示した例。

windows 10の起動直後の画面

解像度変更は旧Windowsと同じで、画面上の何も無い所で右クリックしプロパティ、レゾリューションを選択するといつもの画面が出るので好きに変更を。

 

BIOS設定変更が必要かも知れない(おまけ)

上でチラ書きしたエラー0x00000005Dが出てインストール出来ない場合。

0x00000005d

私は8のテスト版を入れた際に出た為、どこの説明を参考にしたか忘れたけれど、その解説によるとBIOS設定の「No-Execute Memory Protection」を有効(Enabled)へ変更するとエラーが出なくなったのでお試し有れ。おすすめはしないけれど。

No-Execute-Memory-Protection

VMwareによる仮想マシンで試すなら、DVDを焼いたりストレージやパーティションを新たに用意したりが必要無い為、気軽に試せるという話でございます。

DVD1枚を無駄にしたくなく、USBから別のパソコンにインストールするならこちらをどうぞ。Windows 10でもdiskpartコマンドは使えるはず。

Windows 7/8のインストールUSBメモリを作る(diskpart編) - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1305/20/news087.html

コマンドプロンプトでの操作が必要なので中~上級者向きですな。真っ黒画面に白文字のあれで拒絶反応起こさないなら、PC初心者でもそう難しい内容でもございません。

以上。次回はWindows 10 TPを使ってみた編をやらかすので、暇なら引き続きお付き合い有れ。

コメント(4)

>嫌な予感がするなら見るだけにしておきましょう
嫌な予感はしないけれどもとりあえず見るだけにしておこうw

>マイクロソフトアカウントでログイン(無いならアカウント作成)
何が嫌だってまずこれが嫌w Microsoftはその仕様やめーや

>仮想PCへWindows 10を入れるという、比較的安全で楽な方法にて試す
>VMware Playerのダウンロードはこちら
Windows10のTP版を試すとかいうより、VMwareで仮想環境作る時の使い方教室になってませんかねソレは(小声)
いや、むしろTP版で遊ぶとかよりVMwareのが普通に役立つから困るw

>Windows 8 x64(64bit版の意味)を選択でOK。
>8テスト版の時も8が無かった為、7で行けておりました
VMwareわりと適当だな まったくけしからん

>名前は適当に。面倒なので私はこのまんま次へ
って VMware以上に適当やないかーい(白目)

>サイズの指定は推奨60GBになっているけれど30GBでも行けております
>実際に使う容量は10GBくらいと小さめなので20GBでもよろしいかと
だからアレほどSSDは512GBにしておけと(迫真)

>何が起こっているか分からなくなった人用へ説明
>Windowsの上の窓の中にもう1台のパソコンが仮想環境で動作
7のXPモードとか他にもっとこう例え方とかあると思うんですがソレはw

>キーボードが日本語対応していない
先に言っておくわ コレはわりと詰む(確信)
って思ったけれどもWindowsじゃCUI入力とかほとんど無いなw

>「No-Execute Memory Protection」を有効(Enabled)へ変更
これアレや RAMディスクに関係あるやつや(震え声)
有効だとOS管理外メモリ使う系のは大概失敗する奴や(白目)

>エラーが出なくなったのでお試し有れ。おすすめはしないけれど
あとこれ無効にしておくとVMwareに限らずデータ実行防止(DEP)でアプリがコケることは無くなりますな(システムのプロパティから詳細設定タブ選択してパフォーマンスの設定からデータ実行防止タブで出てくるアレ)
無論セキュリティの脅威は上がるけれどもw

>VMwareによる仮想マシンで試すなら、DVDを焼いたりストレージや
>パーティションを新たに用意したりが必要無い為、気軽に試せる
ただしSSDケチってて容量に余裕ないとキツイけどなw

>別のパソコンにインストールするならこちらをどうぞ
これを口実に1台組むってのは大義名分としては些か弱いか(思案)

>Windows 10でもdiskpartコマンドは使えるはず
>コマンドプロンプトでの操作が必要なので中~上級者向き
>真っ黒画面に白文字のあれで拒絶反応起こさないなら、
デュアルブートは片方使ってる間はもう片方が使えないから却下(正論)

>次回はWindows 10 TPを使ってみた編をやらかすので
ほんとにVMwareの使い方で前編が終わったでござる(白目)

>英語まみれな点で1つ注意する事は、キーボードが日本語対応していないようで、アカウント登録時のメールアドレスの半角「@」が出ないはず。

VMWareのせいかキーボードのせいかは分かりませんけど、うちはHyper-Vで仮想マシン構成してインストールしたら普通に日本語キーボードとして行けましたよ。

>マイクロソフトアカウントでログイン(無いならアカウント作成)
こちらからマイクロソフトアカウントなしでもダウンロードできますよ。
Windows Technical Preview のダウンロード - Microsoft Windows
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview-download?ocid=tp_site_downloadpage

>日本語版は無いので英語版の64bitあたりにしておきましょう
私はダウンロード終了が速かったって理由だけで32bitを試しましたw

>名前は適当に。面倒なので私はこのまんま次へ。
さすがに名前は「Windows 10 Technical Preview」に変えましたw

>標準設定のメモリサイズが2GBと小さいのでインストールされるサイズも小さいのでしょう
いや、32bit版では1GBが初期設定でしたが、さすがに重さを感じたので4GBに変えましたw

>キーボードが日本語対応していない
いや、インストールの最初の画面で「Time and currency fomrmat」で「Japanese (Japan)」を選ぶと、自動的に「Keyboard or input method」が「Microsoft IME」に、「Keyboard Type」が「Japanese Keyboard (106/109 Key)」なります。なので、普通に日本のキーボード配列で使えますし、日本語表示も日本語入力もできます。
具体的にはこんな感じ。
http://arinyan.info/wp-content/uploads/2014/10/Windows10TechnicalPreview_x86_1.png

>USBから別のパソコンにインストールするならこちら
コマンドプロンプトの操作が困難な人はこれがおすすめ。10でも使える気がする。私は使ったことがないけど。
Windows 7 USB/DVD Download Tool - Home
http://wudt.codeplex.com/

とりあえずTechnical Previewはフィードバックによる改良を期待してMSが配布する未完成品ですから、文句をつけて終わりではなく、要望や不具合報告くらいして貰えると、一般ユーザにも恩恵があって助かるのですがね。

Windows10の動作環境はWindows8.1と同じそうですから、動作環境を満たさないPCは非常に少なそうで良いですね。いちおう動作環境は以下。

CPU:1GHz以上で、PAE、NX、SSE2を搭載するもの
RAM:1GB(32bit)、2GB(64bit)
空き容量:16GB(32bit)、20GB(64bit)
GPU:WDDM規格でDirectX 9に対応するもの

GPUにWDDMドライバ対応とありますから、WindowsXP上では動作しない可能性もあり(XPはXPDM)。

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶ。ヤマダ電機の一部、または自作PCのパーツ屋さん。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作したくない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。