Windows7とWindows Vistaのサポート延長を図解

2012年2月21日

Windows7とVistaの一般向けエディションが全てサポート延長。

一般向け企業向けでは無いエディションを指しており、企業用とはProfessionalやBusinessエディションなど。要するにHomePremiumやBasic、上はUltimate、下はStarterまで全部同じ終了時期へ変更。2月18日のアップデート。

サポートが延長されどうなったか見て参りましょう。

サポート期間を一覧で見るならマイクロソフト公式ページへ。

末尾にNが付いている行は欧州用なので無視で結構。良く解らないなら私が省略しまくっているページをどうぞ。

表内のSPはサービスパックの略。Windows2000以前の他に、VistaはSP1や無印、XPはSP1と2と無印は既にサポート終了している為ご注意有れ。

 

Windows 7とVistaのサポート期間5年延長

延長される前、2012年2月18日頃までの図。

windows-support-2012-02-18.jpg

上がどうなったかはこちら。

windows-support-2012-02-18-new.jpg

今ここ、という赤い線で示している通り、本来はVistaの一般向けエディションは残り2ヶ月も無くサポート打ち切り。それが大幅に伸び2017年の4月まで延命。

同時にWindows7も延びており、以前はXPのサポート終了と1年も変わらない状態が5年延びて2020年まで。

Windows8の一般向けサポート期間は延長?

まだ製品版は出ていないけれど、こうなるとWindows8も延びる可能性が考えられ、初めから5年盛った期間で一般向けエディションが出るのかという事にもなりましょう。

上の図で紫の薄い方が8の一般向け。発売日が10月頃としてグラデーションを掛けているものの、右端の終了付近は、7やVistaと同じくらいの期間と仮定した時の終了予定なので、これでは7より短くVistaとそう変わらない。

明らかに8が短過ぎなので、初めから5年盛らなければ不利過ぎ。2012年発売なら2022年までのサポートになるかと。

サポート終了の何がまずいのか?

サポートとは文字通りマイクロソフトから支援を受ける事では有りますが、この場合のサポートとはパッケージ版の購入ならマイクロソフトに直接問い合わせが出来る以外、全てのサポート切れWindowsはアップデートが無くなる事が重大。

XPで言うと月に一度まとめて複数のアップデートが有り、OSの更新を有効にしていると自動ダウンロードしたりシャットダウンで実行したりするあれ。何をしているかはWindowsの機能向上以外に脆弱性に対処する修正も入っており、修正しなくなるとセキュリティホールなどが発見されても対策出来ず危険な状態になるわけです。

セキュリティソフトを入れていてもマイクロソフトのOS(Windows)を修正する物では無い為、サポートが切れているWindowsは何か有っても全て自己責任。異常に気付けるなら良いけれど、バレるよう攻撃する悪意有る第三者はそう居ないでしょう。

Vistaは買替え、7はPro~へが無効

サポートが延長された事により、「Vista仕様のパソコンは3月までに買い替えた方が良い」は無効になり、引き続き5年以上使えるとなれば、その頃には多くのユーザがサポート期間に関係無く高確率で買い替えているでしょう。

Windows7も8がこけた時の事を考えてProfessionalが良いかもと言っておりましたが、Pro~の機能が要らないなら今後もHome~やStarterなどでも充分。7は全エディションでまだ8年くらい使えるので、その頃には現在のPC本体はアンティークレベルかと。

使えるパソコンを含める環境を、無駄な金を使い買い換えたり乗り換える必要が無くなったという事。

XPも過去に5年の延長が有った事情

一般向けエディションの5年延長はVistaや7だけの話では無く、2007年1月末にマイクロソフトがXP(HomeEditon)のサポートを5年延長すると発表しており新しいやり方では無し。

マイクロソフトでは、Home~ユーザが多くサポート延長の要望を重視したと書かれておりますが、外から観るとどう考えてもVista失敗による7待ち状態でXPを終了させるわけに行かず。PCメーカーの売るパソコンがVistaのみになってしまう為。

7の発売は結果として上記発表から2年10ヶ月後の2009年10月。マイクロソフトでさえ7リリースが確定していない状況で、XPのサポートを2009年4月という半年も前に終る事は出来ず。PCメーカー救済以外にWindows離れを恐れたと見るが妥当。

PCメーカーは延長を知っていた可能性

今になって気付いた事は、Vistaがサポート終了間近な割にPCメーカーの売り出しが全く無かった事が不自然。Vistaユーザに向けて7のPro~を勧める広告が出てもおかしくは無かったけれど見たことがございません。

過去の例ではやや意味は違うけれど、XPの販売が終了する際、それを売り文句に最初はフロンティアとソーテック(現オンキヨー)がハデに宣伝、その後、パソコン工房やドスパラがDSP版終了のお知らせでセールをやっていたと記憶。

Vistaユーザの割合が低いとしても、BTOメーカーなら宣伝用のネタとして上等。更にサポートに引っ掛け7のProfessionalを勧めると数千円の単価向上。今となればどうでも良いけれど、メーカーには事前に知らされていたと見るべきでしょう。

 

なぜ今更Vistaのサポートを延長したのか(まとめ)

それはマイクロソフトの中の人にしか分からないけれど、7が現役絶好調の今はXP延命事情のような支障が有るわけでも無し。

私も過去に「Vistaの延長は希望を持ちたいけれど有り得ない。7も短めなのでPro~エディションをお勧め」と何度か書いておりますが、理由を妄想すると。

  1. 8が出る数ヶ月前の今、7に乗り換えて欲しくなかった
  2. Android端末やAppleが調子に乗っており時期が悪い
  3. XPの5年延長に合わせVistaと7も延長してみた
  4. 初めからサポートは延長する予定だった

1なら5年は長すぎ、しかし3を含めると納得でしょうか。個人的には2の競合製品に少しでもユーザが流れないよう考えたXP延長レベルの苦肉の策。

4は無いと思っており、初めからその予定なら法人メインのNECや富士通、DELL、HPを裏切った事に。法人用PCにBusinessやProfessionalが推奨される要因は、ドメイン参加などの機能以外にサポートが一般向けより長い特徴が有った為。

しかしそれを覆しても延長したかったと考えると1~3辺り。

それでもVistaパソコンは買い替えをお勧め

新PCのOSはWindows7、Pro~にする価値は思い切り下がったけれど、Vistaの特に発売日付近で購入したなら買い替えを検討してみましょう。

私はVista発売当時にメーカーの修理現場に居たので良く覚えており、当時のパソコンはメモリ512MBが普通。1GBは割高になり2GBはマニア以外は普通は載せない容量、4GBは私の記憶が確かならメモリだけで3~4万円以上しておりました。

Vistaはメモリ容量以外にCPU使用率も常時高めで効率が悪く、5年前に購入したならハードディスクや電源の経年による消耗が不安。当時のマザーボードは液体コンデンサが主流なのでメイン基板の劣化も心配。

こういう人なら多少は安心という例をいくつか。

  • 頻繁にPCケース開けて内部を掃除している
  • メモリは自分で大容量の物に載せ換えた
  • データはバックアップ、故障しても痛く無い

やばいと思う例もいくつか。

  • 事務所などに設置し誰もがメンテナンスに無関心
  • メモリやCPUがどの程度の性能か良く解らない
  • バックアップという概念が無いというか何それ?

Vistaはパソコン(ハードウェア)を同じ仕様にしても7には効率の面で劣る為、気になるなら見積もりを取る時期かも知れない。

待てるならWindows8がどうなるか来年くらいまで待っても良いけれど、データを別のストレージに退避しているなら延々と待ち続けてもよろしいかと。

消費者側から見るとVistaや7の延長は良い事。メーカー側にしてみると買い替えのタイミング減り面白くないでしょうな。

これを書いている2月19日現在、マイクロソフトからの正式な発表は無し。日付の編集をミスったとかでは無い事を祈りましょう。

ちなみにソースは日経系のサイトいくつか。自分らは他のサイトから無断転載するけれど、自社サイトは転載禁止という方針なのでリンクも張らない。

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BTOパソコンメーカー比較

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※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

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