正規のWindowsかどうかはアップデートをしていれば自動的に判ります。
問題は、「Windowsアップデートをしていない」または「Windowsアップデートって何だ?」という、背伸びをして自作や多作、中古PCへ付属のWindowsを入れている人々です。
Windowsの更新は標準では定期的に行うとなっているものですが設定により、XPなら更新する時刻が午前3時になっており、誰がそんな時間にパソコンでブログ記事を書いているのかと思いますがもちろん私です。
何時だろうと手動でやれば良く、スタートボタンからWindows updateをクリック。無ければここをクリックすると更新ページへ行けます。Vistaは標準でアップデートする設定になっています。
正規版Windowsかどうかを確認するページ
Microsoft様の御設置になられた検問はこちら。
正規の Microsoft ソフトウェア
http://www.microsoft.com/genuine/default.aspx?displaylang=ja
左の「今すぐ確認」から、Windowsの検証をクリックしましょう。
明らかに海賊版を使っている人は押しても結構ですが、正規版を買えというページに飛ばされるかと思います。今、手元に不正なシリアルとパソコンが無いため試しませんが、いずれ機会が有れば。
IE(インターネットエクスプローラ)なら出ないかと思いますが、Firefox(mozira系全部)ではこのような画面になります。大人しくプラグインをダウンロードしましょう。
怪しいexeファイルが保存されるので実行します ※怪しくはありません
マイクロソフト様の仕様では、次へをクリックすると一旦長々と同意するかという画面が表示され、いつも通り熟読しようかと待ち構えていたところ・・・・
速い、早過ぎる。クリックから0.2秒で完了。
飲んでいた焼酎(くろうま)を吹くかと思った。
気を取り直し、先のページで適当にボタンを押すとこのような画面になります。
画面が表示されるまで2秒程かかり、グラスを持つ手に力が入った事は言うまでも有りません。というか、自分でインストールして海賊版も何も無いだろうと。
正規のWindowsはコアラベルが目印
これもマイクロソフト様の御ページに掲載賜り奉り候。
How to Tell(COA (Certificate of Authenticity) とは何ですか。)
http://www.microsoft.com/howtotell/content.aspx?pg=coa&displaylang=ja
上から、パッケージ、大手メーカーのOEM、中小企業メーカーのOEM、中古PC専用のコアラベルとなっております。Windowsが初めから入っていたのなら、本体に必ず貼って有るため確認を。パッケージはパッケージに貼ってあります。
ここではDSP版が無いためマイコミから引いて来ました。パーツ単体と抱き合わせのセットで購入し、取り付けてインストールするという名目のWindowsです。
DSP版Windows Vistaアップグレード申し込みサイトが正常稼働
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1221/ms.htm
サンプルのためプロダクトキーなどはXで潰して有りますが、DSP版がプレインストールされているメーカー製PCではこのシールが本体に貼られているかと。DSPを単品で購入したなら薄っぺらなパッケージに付属しており、貼りつけるよう説明が有ります。
偽造されたWindowsの見分け方
同じくマイクロソフト検問所から行けますが、Silverlightというプラグインが必要らしく人柱的に入れて所内を見て参りました。Vista発売前の2006年に気合いが入っていたようです。
How to Tel(偽造ソフトウェア ギャラリー)
http://www.microsoft.com/howtotell/counterfeit/gallery/low.aspx?displaylang=ja
精巧に偽造されたコアラベル
見た事も無い偽物が満載です。どのような偽造か詳しく解説されているため、先の正規版コアラベルに載っていない妙なシールであれば面倒ですがSilverlightを入れてリンク先をどうぞ。
正規では無いWindowsにシルバーライトがインストール出来るかは知りません。
粗悪な偽造されたディスク
思い切りコピーですが、私もこれを使っています。元のディスクを何度もインストールで劣化や傷物にしたくないため、バックアップとしてコピーしたディスクから入れているわけです。
中国語は下手に近付けようとして笑える状態になっています。
暇なら先のリンクからどうぞ。
海賊版のWindowsがマズイ理由
アップデートしなくともライセンスの問題から使用してはいけませんが、知らずに使っている場合は少々やばい事に気付いた方が良いかと思います。
Windowsアップデートが出来ない
Windowsは特に日本のパソコンの95%だったと思いますが、そのくらい大規模な市場となっており、世界で見てもWindowsユーザが多く居ます。それを狙いセキュリティホールなどを突く攻撃が悪意有るプログラマには手っ取り早く、マイクロソフトも速攻でガードに来ます。
OSのみでは無く、Windowsのメーラーとも言えるアウトルック エクスプレスも利用者が多く、その他はメディアプレイヤーなどWindowsに入っている物はとことん狙われ易い。ウィルスのみでは無くトロイやワームはウィルス対策ソフトのアップデートを待つ手も有りますが、基本はWindowsアップデート。
コントロールパネルのプログラムの追加と削除から「更新プログラムの表示」にチェックを入れると出るこれです。時々罠が有りますが、SP3にもなれば大丈夫でしょう。(XPでの話)
海賊版WindowsでWGAを回避してもすぐに対応される
世界中の悪者と百戦錬磨を繰り広げているマイクロソフト。WGAを回避するツールで検索すると出ては来ますが、いずれも1~3ヶ月で対応され使えなくなりアップデート出来なくなります。
Windows7も早速あっさり回避するなどという記事が各所で上がっていますが、数ヶ月の命。また出たとしても更に数ヶ月。Microsoftはいたちごっこ慣れしているかと思いますが、それに付き合って何度も綱渡りをする程の犯罪をするのかと言えば、時間の無駄が多く大人しく正規版を購入するが吉です。
「Windows 7」のアクティベーション回避法が発見される : [特集]Windows 7 - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/win7/167889.html
他人へ譲る際にWindowsをインストールして渡せない
売るのはもちろん犯罪になりますが、万一家族などへ海賊版Windowsをインストールした状態で譲ったとしましょう。家族で無くとも友人や知人でも結構。
知っていて使うのは構いませんが、知らずに今回紹介したような正規版の確認をされると信用を失います。知っていてもWGAの回避を一緒に付き合わせる事となり、そこまでしてコピーで食い逃げしようと思われるか。
大人のする事では無いかと私は思います。
アップデートが有る限り(無くとも)Windowsは正規の物を使いましょう。
こちらに正規版と海賊版の見分け方の動画がありますよ。
とても参考になりましたので、よかったらどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=ejTg3PU-fHw