最近、頻繁に見かける超小型PCや激安スレート。
インテル様の技術力が世界一過ぎてパソコンの小型化はとどまらず、我らが同志偉大なるマイクロソフト様のお陰で一部のWindowsが慈悲深く無料となり、激安タブレットやノートが垂れ流し放題。
どのような物が有るか、最近発売の物を5種類紹介。
Windows仕様の超小型パソコンや激安タブレット
重量190グラムやハガキより小さい超小型PC
ものテク、良い感じに更新されております。※ドスパラ運営の情報発信サイト
ZOTAC、Windows 8.1搭載ポケットサイズの小型PC | ものテク
http://mono-tech.com/news/6360/
大きさの分かり易い画像が1枚も無かったので数値で表すと、12x7x2cmくらいとの事なので、ハガキ(15x10cmくらい)より小さい手乗りパソコン。手元のiPod Touchを測ると縦横12x6cmくらいなので、ほぼスマホサイズ。
気にならない性能は、
- CPU:Atom Z3735F(1.33GHz-1.83GHz、クアッドコア)
- メモリ:2GB DDR3L-1333
- ストレージ:eMMC 32~64GB
- OS:Windows 8.1 with Bing 32bit
PassMarkのCPUスコアは908と凄まじい性能。どのくらい凄いかは、私が所有する3万円ノートのCeleronと同じくらいの低さ。
高すぎて凄い点は価格で、完成品だからなのか超小型らしく無く、3.5~4.2万円くらいとなっております。ストレージにeMMC 64GB内蔵が有る点は救い。
もう一つはECSより。
ECSから重さ190g、超小型Windowsデスクトップ - Engadget
http://japanese.engadget.com/2014/11/21/ecs-190g-0-4-windows-liva/
こちらも大きさが分かり易い写真が無く数値でいうと、12x7x6cmくらいなので、ZOTACの超小型PCを3個重ねたくらいのデカさですな。それでも小さい。こんな大きさでWindowsが動くとは、凄い時代になったもの。
やはり気にならない性能は、
- CPU:Celeron N2807 (2コア2スレ 1.58-2.16GHz)
- メモリ:2GB DDR3L RAM
- ストレージ:32/64GB eMMC
- OS:Windows 8.1 with Bing 64bit
PassMarkのCPUスコアは933。
価格は税込にすると予想で3.0~3.2万円くらい。eMMC 32GBと64GBの違いなので、2千円程度の差なら迷わず後者。特定の用途専用とかなら32GBでもよろしいかと。
17x17cmのファンレス設計Mini ITXマザーボード
超とは言えないかも知れないけれど、小さいマザー。
GIGABYTE、Celeron J1900搭載Mini ITXマザーボード | ものテク
http://mono-tech.com/news/6537/
A4用紙を正方形に折ると21x21cmくらいなので、それより小さい四角形。B5サイズが横18cmくらいなので、だいたいB5ですな。
主な仕様。
- CPU:Celeron J1900(2.0-2.41GHz、4コア、2MB)
- メモリ:DDR3、SO-DIMM、空きスロットx2(最大8GB)
- ストレージ:SATA2x2
PassMarkのCPUスコア1934。
自作用なのでメモリやストレージは載っておりません。但しCPUはオンボードとなっており、あからさまにおかしい箇所はCeleronなのに4コア。嘘乙と思い、インテルの公式を見て来るとマジで4コアだった件。Bay Trail-D、凄い。
トレイ価格82ドルにも関わらず、税込で約9千円にてドスパラで販売も凄い。
Windows仕様で100ドルを切るタブレットが登場
海外、ウォルーマートのホリデーシーズンセールの話。
Windows 8.1タブレット、100ドル以下の製品登場 - BusinessNewsline
http://www.businessnewsline.com/biztech/201411250606050000.html
99ドルで販売予定とされている、8型タブレット。
タブレットなので性能はどうでも良いけれど、Windowsならどうでも良く無いので書き出すと。
- CPU:Atom Z3735G(1.33-1.83GHz、4コア、2MB)
- メモリ:1GB DDR3L
- SSD:16GB
- OS:Windows 8.1
更に、
Office 365 Personalと1TB分のクラウドストレージ「OneDrive」のサブスクリプションの権利が付いたもの
OSはおそらくwithっておりメモリ1GBなら多分32bit、クラウドストレージなどは1年無料と推測。SSDはeMMCでしょう。
PassMarkのCPUスコア983。ここまで来ると、この機器で何をすれば良いか不明。ウェブ見るだけなら99ドルと激安なので有りかも知れませんな。
マウスコンピューターはスティック型
疲れてゲストブックを見ていると、laskyさんがURLを貼られていたのでこれも。
マウスが放つ新ジャンル“スティックPC” - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20141128_677998.html
何とAndroidでは無くWindows仕様。CPUやメモリがどうなっているのかわけが解らないサイズ。最初に出たZOTACの小型PCより更に小さく長さ10cmくらいとの事。
- CPU:Atom Z3735F(1.33GHz-1.83GHz、クアッドコア)
- メモリ:2GB
- ストレージ:32GB
- OS:Windows 8.1 with Bing
ZOTAC製品とほぼ同じ仕様。CPUスコア908。
価格は約2万円らしく、似たような仕様でドスパラが売っている方は3.5万円なのでマウスの勝ちですな。ヒートシンクもファンも無し、放熱板のみにも関わらず、ベンチで負荷をかけても42度くらいとの事。
HDMI端子を直接付けたのは頭良いと思った。PCモニタ以外にテレビへ挿してもそれなりに使えそう。Bluetoothも付いているので、コンパクトなキーボードとマウスを備えておけば、リビングでWindowsが手軽に利用可能。
何に使うかは知らないけれど。
低性能機器はWindowsとして使い物になるか?(まとめ)
超小型PCや激安タブレットの多くの端末に共通する仕様と理由。
- CPU:Celeron または Atom・・・安さと省電力重視
- メモリ:1~2GB・・・コストダウン
- ストレージ:16~32GB・・・コストダウン
- OS:Windows 8.1・・・コストダウン
いくらクアッド(4)コア有ろうとクロックが低いならば処理速度は遅くなり、マルチタスクが特長のWindowsなのにWindowsとしての動作が制限。
メモリは1GBでも8GBでも1枚なら占有空間は同じだけれども、少しでも安くする為か、Atomの制限も有ってか2GB以下。まともに使えるソフトウェアが制限。
ストレージはeMMCならばHDDより体感速度は速いかも知れないけれど、Windowsで10GB前後占めるのだから16GBではローカルでの使用が困難。32GBでも入るアプリケーションの数や種類が制限。
そしてとどめがWindows 8.1。10への無償アップグレードが噂されているもののMS公式の発表は無く不安な部分。そして10になったとしても、ハードウェア性能の低さによりデスクトップ画面での用途は大幅に制限されております。
これらの低性能や激安なWindows8.1端末は、マイクロソフトのタブレット市場進出やクラウド収益へと誘導されている意味が濃く、本来のWindowsとしては違うと感じております。
特に用途が無く、ブラウザを使う程度ならiOS端末やChromebookでよろしいかと。WindowsとしてメインPCとするなら、あまりにも性能の低い機器は考えもの。
今回挙げた小型や安物はマニアのおもちゃ。タブレットは普段使いにiPad、充電中にWindowsタブレットでも良いか程度の物なので、変な物を見掛けたなら、周囲のPC変態やガジェットマニアへ問合せてみる事をお勧め。
8.1の叩き売りはRTの黒歴史を誤魔化す為?(おまけ)
出てすぐ消えた、シャボン玉のようなOS、それがWindows RT。記憶しているのはPC変態くらいと思えるほど一瞬過ぎた。事実上既に終わったと言えるWindows亜種。
なぜ勝手に終わらせているかは、PC版Windowsとの互換性を無くしたWindowsアプリ用タブレットとして出した為、当然ながらメーカーが支払うライセンス料はPC版より安かったはず。
8.1の無料ばら撒きによりRTの存在理由は無くなり、二度と日の目を見る事は無いかと。インテルCPUでもここまで安く出来るのだから、ARMプロセッサでWindowsを捨てる価値も低い。
Windowsで無ければシェアを拡大出来ないマイクロソフト、低性能PCでは見た目Windowsでも中身がWindowsとしてまともに使えないならWindowsにあらず。
パソコンとタブレットの融合は中途半端な端末。Windowsで安売りし過ぎても中途半端な機器へ。4万円を切るようなパソコンはChromebookへ譲り、Windowsは5万円以上で生き延びた方が良いのでは無かろうか。
しかし、5万円以上するようなパソコンが必要なPCユーザの割合(PC出荷台数)では、メーカーもマイクロソフトもやる気が出ないでしょうな。
>我らが同志偉大なる
>慈悲深く
朝鮮中央テレビ 乙
http://dic.pixiv.net/a/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%94%BE%E9%80%81
>大きさの分かり易い画像が1枚も無かったので
これはあんまり食欲そそらない弁当箱w
>CPU:Atom Z3735F
>メモリ:2GB
はい解散
>こちらも大きさが分かり易い写真が無く
水槽のエアーポンプかなw
>CPU:Celeron N2807
>メモリ:2GB DDR3L RAM
かいさーん
>CPU:Celeron J1900
>空きスロットx2(最大8GB)
ようやく使用に堪えられそうなのが来たなw
>CPU:Atom Z3735G
>メモリ:1GB
Chrome「レベル1縛りプレーか何かですかね(半ギレ)」
>放熱板のみにも関わらず、ベンチで負荷をかけても42度くらい
そうか、バスパワーの5Vだけで起動して動くならそんなもんかw
>PCモニタ以外にテレビへ挿してもそれなりに使えそう
電源をモニタから取ってモニタへ出力する寄生PC爆誕w
>今回挙げた小型や安物はマニアのおもちゃ
答え出てたw
>PC版Windowsとの互換性を無くしたWindowsアプリ用
5.56x45mmのNATO弾使えないPDWみたいなもんかな(適当)
http://ja.wikipedia.org/wiki/PDW#PDW.E3.81.AE.E6.99.AE.E5.8F.8A.E7.8E.87
>Windowsは5万円以上で生き延びた方が良いのでは無かろうか
そらそうよ、まずはGTX積んでから、話はそれからや(迫真)
>5万円以上するようなパソコンが必要なPCユーザの割合
>メーカーもマイクロソフトもやる気が出ない
DELL「せやな(法人向け以外はな)」
HP「せやせや(法人向けもとは言ってない)」
いま気になって、職場暇つぶし用、顧客との連絡用のThinkPad(VistaBusiness)のCPU調べたら、core2T7300 で1193でしたw(初めて知った)
こんなゴミでもネット閲覧と顧客とのメールやり取りくらいなら、i7 2600と大して変わらないなと思ったw
一応ssdはインテルハイッテルんで、それが大きいのかも。
何が言いたいのかと言うと、Atomでも、ネット閲覧とメールが主な用途なら、室内のインテリアを気にする人には、今日の記事のような商品もアリなのかもしれないなと。でもそういう人はタブレットで十分かな。
でもゴミに3万は高いですねw
>我らが同志偉大なるマイクロソフト様
.NETをオープンソースにして下さってありがとうございますm(_ _)m
Visual Studioを無料にして下さってありがとうございますm(_ _)m
>PassMarkのCPUスコアは908と凄まじい性能。
>どのくらい凄いかは、私が所有する3万円ノートのCeleronと同じくらいの低さ。
私が所有する事務用ノートのC2Dよりも低いしw
>PassMarkのCPUスコア1934。
上記のC2Dよりも高いしw
>タブレットなので性能はどうでも良いけれど、Windowsならどうでも良く無い
どっちよw
>OSはおそらくwithっており
また造語かw
>リビングでWindowsが手軽に利用可能。
ごろ寝PCとかw
>いくらクアッド(4)コア有ろうとクロックが低いならば処理速度は遅くなり
いや、コア数が多ければマルチスレッド対応ソフトではそれなりに動くのではw
>まともに使えるソフトウェアが制限。
Visual Studioやボカロは無理ですなw
>32GBでも入るアプリケーションの数や種類が制限。
Visual Studioやボカロは入りませんなw
>特に用途が無く、ブラウザを使う程度ならiOS端末やChromebookでよろしいかと。
日本ではどっちもそんなに安くないんですけどねーw
>今回挙げた小型や安物はマニアのおもちゃ。
ウェアラブルもそうですし、タブレットもそうなりつつありますがw
>PC版Windowsとの互換性を無くしたWindowsアプリ用タブレット
今までのWindowsアプリが意味無いですわw
>インテルCPUでもここまで安く出来るのだから
インテル様々ですわw
>4万円を切るようなパソコンはChromebookへ譲り
むしろタブレットがChromebookに食われるのを危惧すべきだと思いますw
>ZOTAC、Windows 8.1搭載ポケットサイズの小型PC
相変わらずZOTACのロゴは巨大。当然ながらVESAマウント対応ですので、モニタへ取り付けて省スペース環境を構築するのが良さそう。事務用PCとしては不満ない性能ですから、ZOTACのネームバリューに不満が沸かないなら導入も検討できるレベル。Win8.1が気にならないなら尚更。
>Windows仕様で100ドルを切るタブレット
名称は「Nextbook8 Windows 8.1」だそうで。WinでないAndroidのNextbook8は、4コア、1GBメモリ、8GBストレージ、解像度1,024×768という残念な仕様で149ドルですから、Win版の方がコストパフォーマンスが高いですね。
>マウスが放つ新ジャンル“スティックPC”
相変わらず電源が有線なのは残念仕様。容積の関係からバッテリが載せられない以上、外部電源が必要なのは仕方ない事ではあると思いますが。しかしこのスティックは幅が広いですから、HDMI端子同士の間隔が狭いTVの場合、隣に干渉して使える端子の数が減ってしまう恐れもありますから、場合によってはHDMIの延長ケーブルが必要かもしれませんね。
>PassMarkのCPUスコアは908と凄まじい性能。
昔メインで使ってたVistaノートがこのくらいじゃなかったっけと思ったらもっと低かったw
そんなんでWord、Excel、PowerPointをバリバリ使ってたのか。
>ECSから重さ190g
このくらいの軽さだとHDMIケーブルが硬過ぎて片足浮いてるとかありそうw
>価格は税込にすると予想で3.0~3.2万円くらい。
Celeronでこの値段はやっぱり割高だと思います。
キーボードとマウスを別で用意する必要があるので更にお金が掛かりますし。
そしてキーボードで机のスペースが削られるのでここまで超小型にしてもあまり恩恵が受けられないような。
>マウスが放つ新ジャンル“スティックPC”
リンク先によると電源は5V2A必要とあるのでバスパワーは無理そう。
でもこの手のはバスパワーじゃないと電源ケーブルが出ていて不格好ですね。
そして記事では電源のUSBケーブルが上向きに挿さっていて不格好さに拍車が掛かっているという。
何でモニタのHDMIポートの向き気にしなかったんでしょうね。
Atom系のCPUはネット閲覧みたく軽い用途には問題ないですが、性能面ではデスクトップ版のCeleronには及びません。
CeleronのNやJがつく型番もほぼ同じです。
小型PCだと正直割高ですな。特にWindowsはAtom系CPUだと性能からしてきついです。動くことは動くもののデスクトップやノートみたいな動作は期待できません。
Win8系は個人的にお断りしたいところですが、現状小型PCにWin7系を入れる場合はDSP版を入手するか、BTOで小型PCを扱っていてかつカスタマイズに対応した所じゃないと無理なので、妥協の産物というかどうしようもないのでしょう。
これがタブレットやスマホならまだ分かります。
正直PCにAtomはきついと感じたのはネットブック時代からで、最初からデスクトップ版のCeleronを搭載した物を購入した方がいいかもしれません。
昔だとCore i3とか搭載したモデルがあったんですが最近は見ませんね。値段的な問題で売れないから出せないのでしょうか?
>PassMarkのCPUスコアは908と凄まじい性能。
一昔前のCore2 Duoがこのくらいの性能ですね。ちなみにPassmarkのスコアが1000くらいのPCでWindows Vistaを使ってましたけど、殆ど性能に不満は感じなかったので、それより軽い8.1なら余裕でしょう。
ただし、
>PassMarkのCPUスコア983。ここまで来ると、この機器で何をすれば良いか不明。
こちらの場合はPassmarkのCPUスコアというより、メモリが1GBなので辛いかもしれません。
>メモリは1GBでも8GBでも1枚なら占有空間は同じだけれども
自作機に挿すような規格化されたメモリの板ではなく、チップが直接基板についているのでは。だとするとメモリチップ1個は8GBには達していないので、占有空間が同じということはないはずです。
チップ数個の違いが設計上どのくらい制限になるのかはわかりませんが。
>低性能PCでは見た目Windowsでも中身がWindowsとしてまともに使えないならWindowsにあらず。
まぁ明らかに小型化に針を振りすぎているので、特殊用途向けなんでしょうけれど。例えばデジタルサイネージとか、PCの設置場所が確保できない用途向けでしょうか。