Windows 8普及率が遂にVista超え、7も増加傾向(2013年8月)

2013年9月 3日

タイトルの「遂に」は本来「ようやく」のところ皮肉として。

調子に乗り更に続けると、Windows 8が発売からわずか10ヶ月目にしてVistaのシェアを0.36%も上回る結果となっており、今後もこの調子で上り詰めていくならば、7を抜くまで2億年も掛からなそうな気配。

冗談はこのくらいにして、2013年8月1ヶ月間の集計より。

2013年8月31日間のアクセス総数。Google Analytics(以下、GA)より。

  • 277,146 ・・セッション
  • 190,140 ・・ユニーク

対象は当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分。携帯電話(ガラケー)用ページを除くセッション数が基準。

先月はやたらとアクセス数が下がっているけれど、これは私が意図的に実験して下げており、集計結果に何らかのバラつきが出るかも知れないので前置き。

google-indexer-2013-08.gif

何をしたかは、8/23(金)深夜に「最近、Googleのインデクサーはどのくらい反映が早いのだろうか」と気になり、泥酔して全記事が入っているディレクトリ(フォルダ)をブロック。処理されたと思われる8/25(日)深夜に解除。

インデクサーとは、簡単にいうとGoogleの検索結果へ表示させるページを探して載せるロボット。結果は2日、遅くとも3日で完全に処理されている事が判明しすっきりした次第。BTOパソコンとは関係ぞざいません。これはSEOの話。

Windowsシェアの集計の事はさっぱり忘れており失礼。おそらく割合には影響は無いと思うけれど一応。

 

Windows 8と7とVistaとXPの利用率(2013年8月)

先月は夏休み期間で盆休みも有りましたな。

このような連休の有る月は、IEが増えたりXPなど古いWindowsが増えるもの。しかし、今回はその影響が特に出ておりません。

windows-share-2013-08.gif

トップは当然のように相変わらずの7で約6割。

次いでXPとなっており、23.25%という数値は世間の35%以上と比較すると低めで、当サイト訪問に限るなら比較的移行は順調の様子。

3位にようやくVistaを抜いた8が入っているものの、10ヶ月経てど10%さえ行かず、この調子では1年経過する10月でさえ10%はまず無理でしょう。

Windowsは新しいバージョンが出ると発売直後に瞬発的にシェアが伸び、数ヶ月で落ち着くが普通。それを踏まえると来年10月、2年経過しても20%が厳しいという惨憺たる有様。

マイクロソフトもこのような統計は絶対に見ているはずなものの頑なに迷走し続けており、Windows 8.1でもこの調子で行くのでしょうな。Windowsのライフはもうゼロ。意味不明失礼。

主要4種類のWindows利用率推移。

windows8-7-vista-xp-2013-08.gif

7が以前の伸びと同じペースに戻った気がすると以前の集計で書いたと思うけれど、以前ほどでも無さそうな印象。

XPは年内にも余裕で20%を切る勢いで降下しており、過去12ヶ月の平均がマイナス1.02%なので、単純計算では来年のサポート終了(日本時間4月8日)間際の3月末には16.21%まで低下する予定。

Vistaは元のユーザ数が少なく、比較的新しい方。しかもサポート期間はまだ有り、OSのみならアップグレードや買い替えが比較的多いと思うけれど、PCの買い替えには早く、落ちる速度が遅いのかと。

8、7、XPの%を各前月から引き算したグラフ。拡大は横1000pix超え注意。

windows-8-7-xp-large-2013-08.gif

見づらいので、Windows 8発売の2012年10月以降にしたグラフはこちら。

windows-8-7-xp-small-2013-08.gif

7の伸びとXPの低下が対になっているような推移。XPが減っただけ7が増える。あとはわかるな。

8は6~7月のような低調が続くかと思ったけれど、8月では何とか微増。薄い線はExcelが計算した予想で、8の低空飛行と7の盛り返しが分り易い。

発売日からの経過時間での、7 VS 8。

windows-7-8-compare-2013-08.gif

差は広がる一方。

上で貼った全体の推移を見ると分かるけれど、7は順調に右肩上がり上がりとなっており、約40度くらいで売れ続けております。

マイクロソフトは出荷数を自慢するけれど、メーカーや小売店は売れ行き次第なので販売数が重要。利用率はその積み重ね。

マイクロソフトが8の出荷数を自慢しても、現実には普及速度は7より遥かに低いという結果が出ており、出荷数自慢の意味が不明。

大量にPCメーカーへライセンスを買わせて自慢。メーカーの在庫が多くなり、8を買ってくれなくなると黙る。

さすがマイクロソフト様、そこにしびれないし全然憧れない。

 

Windowsの利用率は昨年と比較し約4%減少

依然として阿呆(ニッケーとかBCN、海外ではIDCなど)がタブレットタブレットうるさいので、当サイトの8月のみを対象に、過去2年と先月を比較してみましょうか。

見ての通り、左から2011、2012、2013年の8月。 青がWindows(PC)。

ga-os-windows-share-2011-2013-8.gif

当サイトはBTOパソコン、Windowsネタが多く、Windows率が高く出て当然なので、他のサイトとは違うものとして。

左から見て行くと、2年前は約90%を誇ったWindows率が、1年前には約81%まで低下。2013年は約76%まで低下しております。

このようなグラフを見るとポストPC信者な人やメディアは嬉々として祭りを始めるけれど、Windowsの数が変わらなくとも割合は変わるもの。

以前も書いたと思うけれど、

  • Windows・・10
  • その他・・1

上のWindows率は約90.9%。

  • Windows・・10
  • Android・・1
  • iOS・・1
  • その他・・1

これのWindows率は76.9%。

このような率の推移では、単純にパソコンが減ったとは言えないわけですな。

私を例にすると、以前はパソコンのみからここへアクセスしていたので100%Windows。

しかし、最近はそれに追加し、昼過ぎや稀に夕方や深夜にiPod Touchで更新を確認したり、コメントを見たりしているのでユニークならWindowsが1とiOSが1、セッションにするとWindowsが1でiOSが1~3くらい。

他の例として、パソコンを毎日使っている人が当サイトを見る時はiPhoneからだけになるとWindowsは0、iOSが1なるわけで、当サイトに限らずアクセス解析からパソコンの利用者が減ったかは正確に分かるわけがございません。

出荷台数はメーカー次第、販売台数は店舗次第。

利用率の多くはアクセス解析なので、携帯端末(タブレットやスマホ)の純増によりそれをPCと併用していても、本当の利用率は総務省の調査並に人海戦術しなければ分からないという事。

 

GAはWindows「8.1」の統計をどう反映?(おまけ)

ネタが尽きたので小ネタ。

Windows 8.1は8に少し機能を付け足し、デスクトップ画面が改悪したバージョンアップと意識していたけれど、GAではMacのOSのように別物として扱われるのか気になった。

以下は、OS「Macintosh」の中を見たところ。

mac-os-x-ver-2013-08.gif

Windows XP、Vista、7、8。 8.1は8のSP1のような印象が有ったけれど、8とは違うOSという解釈で良いのか。

なぜマイクロソフトが8.1にしたかは、Mac OS Xのように小出しのバージョンアップで細切れに数十ドル(数千円)の金を取ろうとしていたけれど、この惨状では出来るわけも無く、無償提供へ変更したと推測。

開き直りWindows 7.9とか出して、7の壁紙とかインターフェイスの色を少しいじって出せばパソコンはまた普通に売れ始めるはず。

但し、もちろんスタート画面は無し。

8や8.1からのダウングレードは無くて良いから、7が終了するまでに普通のWindows(XPや7系)を売って欲しいけれど、やらないでしょうな。

コメント(3)

>Googleのインデクサーはどのくらい反映が早いのだろうか」と気になり
やっぱしGoogle検索結果からの流入がほとんどを占めてるご様子。

>Windows 8.1でもこの調子で行くのでしょうな。Windowsのライフはもうゼロ
とりあえずまだ息はしてる感じだなw

>現実には普及速度は7より遥かに低いという結果が出ており、出荷数自慢
他に自慢できること無いんだ許してやれw

>さすがマイクロソフト様、そこにしびれないし全然憧れない
俺たちが望まないことを平然とやってのけるッ! からなw

>本当の利用率は総務省の調査並に人海戦術しなければ分からない
おい、NHK出番だぞw
全国の支社に職員1万人を配置、ヤツらの出口調査精度はわりと凄いw

>金を取ろうとしていたけれど、この惨状では出来るわけも無く、無償提供へ
Microsoft「ど、どうしてそれがわかった!(迫真)」
Winユーザ「なんか人生楽しそうでいいな(棒)」

>普通のWindows(XPや7系)を売って欲しいけれど、やらないでしょうな
いまのうちにwindows7を買い占めれば人生逆転ですかw

Windows7の登場が2009年10月。
そこから4年くらいが経っているわけですが、以前は3年で性能的な寿命に達するPCもあったのに対し、最近のPCは長く使えますね。今でもCPU:Core2Duo、GPU:9800GT、RAM:2GBくらいで何とかなりますし、4年前なら尚更。4年ならまだパーツ寿命を迎えるPCも少ないです。
XP→Vista時と違い、性能寿命的にもパーツ寿命的にも買い替え需要が低いわけですから、8自体に余程の魅力が無いと、販売を伸ばすのは難しい気がしますね。

8月の「Steam ハードウェア & ソフトウェア 調査」をみるとXPが少なくWin8が少し多め、Win7がメインですね。

ゲームのプラットフォームならば、ゲーム起動しちゃえばマウスとキーボードがちゃんと動けばいいってことでしょうか。

ちなみにゲフォとラデの比率も出てました(一般PCユーザの傾向とは違うんでしょうけども)

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