Windows7が発売され、不具合以上に対応状況が気になります。
今これを書いている4年前のXP機(Pen4-915P)が故障しようものなら、嫌でもWindows7でカスタマイズするはめに。なるかは判りませんが、おそらく妥協いや、ネタの為にも7にするでしょう。
私の事は放って置くとして。
マイクロソフト自称、売れ筋ソフトの85%はWin7互換
調査として分母2000は充分でしょう。これはすごい。
「売れ筋ソフト2000種類のうち85%は新OSに対応」、マイクロソフトが公表
http://bcnranking.jp/news/0910/091023_15673.html
主力ソフトとみている約2000種類のうち、新OS「Windows 7」に10月23日時点で約85%が対応しているとわかったと、同社の中川哲・コマーシャルWindows本部長が明らかにした。
10本中8~9種類のソフトウェアはWindows7に対応するそうです。
思い起こせば、Windows XPからVistaの移行は散々。
アプリケーションは起動しない、プリンタは動かない、挙げ句の果てにはHome Premium以上(正確にはAero機能有り)では、メモリ2GB以上(推奨4GB)という、当時のRAM相場を無視した殿様OSがVistaだったと記憶しています。
BCNのタイトルは、やや変です。互換では無くマイクロソフト様の仰る通り対応が正しいかと。互換では対象がWindows XPかVistaなのか解りません。そう書きながらタイトルも「互換」にしていますが、これは釣りです。ようこそ。
しかし85%対応とは恐れ入ります。さようならVista。
ところがコンピュータワールドでは異なる数値が書かれています。
Windows7対応には、約60~80%で何らかの作業が必要
海外の企業(Change Base)の調査より。
【ChangeBase調査】Windows 7でも既存ソフトとの互換性は不十分 : [特集]Windows 7 - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/win7/165909.html
ChangeBaseは、数千アプリケーションを擁する大規模企業20社を対象にWindows 7の概念実証テストを実施した。その結果、企業がWindows 7を適切に扱うためには、約60~80%のアプリケーションに対して、なんらかの作業が必要となることが判明した。
数値が曖昧では有りますが、世界のマイクロソフトに楯突くとは良い度胸です。
ジョンさん曰く、マイクロソフトは互換性を重視しているものの、ソフトウェアの提供側とユーザの問題も有るそうで。Vistaからの移行では10%前後の確率でWindows7では動作しないと有ります。
まとめが良いですね。
「Windows 7を導入する予定の企業は、あらかじめ社内のアプリケーションをテストすべきだ。これは、社内のアプリケーションを合理化する格好の機会とも言える」
企業に対する呼びかけで、MMOやエロゲーが動かないなど、そういうレベルでは無いようです。自社ツールの販売促進かも知れず、結局何をどう調査したのか具体的な内容は書かれていません。
完全な買い替えでのWindows7への移行は危険
一見、私が悪い例として当てはまっているように見えますが、OSの移行は以前の環境を保ちつつ新OSへ徐々に移行を試みるものです。故障し完全に動作しなくなっての買い替えは危ない。
なぜ私がそうするのかはパソコンを2台持っている為です。
正確には4台有りますが、自己所有のXPという区切りでは2台。今このデスクトップの例えばマザーやCPUのように致命的となるパーツが不具合を出しても、一時的にノートへ避難できるのです。
XPで使っていたPCの調子が悪い、故障寸前などで買い替える場合は、完全に沈黙する前に買い増し(買い足し)が正解です。
パソコンに依存する程の使用頻度で無ければ構わないと思いますが、家に仕事をお持ち帰り、プライベートでアレやコレがナニでソレなら、頼り無くはありますがネットブックなどのセカンドPCを検討する良い機会かも知れません。
マイクロソフトの数値はあくまで自称。後者の数値は、プロモーションの一環かも知れない、ロンドンのテストツール屋の漠然とした独自の調査です。
データさえ残れば良いなら、何度も書きますがバックアップしろ。
アプリケーションや周辺機器、法人なら業務用途の何かが使えず致命的な状況に陥る前に保険として手を打っておきましょう。
エロゲー用途なら好きにして下さい。
いや、ここでWin7のタッチパネr(もういい
企業でいうところのアプリケーションは、市販の
アプリケーションばかりでないという点は重要かと思います。
知り合いの関わっているシステムは、かなり大きな企業の
システムの一つですがDOSベースの物だったりします。
さすがに春から、新しく設計しなおすとのことですが。
上の例はやや極端ですが、API等OS独自の機能を利用した
システムでは、新しいOSにそのまま対応できるかは、
相当テストをしてもリスクを0にはできないように思います。
クラウド的なエンドユーザーの環境を、さほど気にしない
システムであれば対応は比較的楽かもしれませんけれど。
いずれにしてもビジネスチャンスととらえる向きは多いかも
しれませんね。
なるほど納得。
当然ながらOSが先では無くシステムが業務の目的に近い。未だにDOS(10年以上前の黒背景、白い文字のアレ)も充分有りでしょう。しかし故障時や再構築、機能の追加には古いからこそ不利かも知れず。技術者も新しい方がやり易い。
私が思うWindows7への切替は、64bitへの移行拡大では無いかと。システム構築となれば、32bit慣れしたプログラマも同時に進化しなくてはならない壁かも知れません。標準OSとも言えるWindowsが64bit同梱(OEMも)という広め方は、MSのせいで数年間保留していた分、影響が徐々に出て来るのでは無いかと妄想しています。※インテルは64bitに早くから対応していたという意味です