10月19日にWindows7のUltimateとProfessional用のXPモード ダウンロードが公開されました。最初から入っている物では無いため、Virtual PCが入っていなければとセットでダウンロードしましょう。
当然ながら、Windows7のUltimateやProを持っていない人には無関係です。
ダウンロードの詳細 : Windows Virtual PC
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=2b6d5c18-1441-47ea-8309-2545b08e11dd&DisplayLang=ja
ダウンロードの詳細 : Windows XP Mode
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=fb633e9d-ddbc-4044-bb09-4f99e757064e&DisplayLang=ja
XPモードは先に書いた通り2種類のエディションのみ動作しますが、それ以前にパソコン(BIOS)が対応しているのかを調べる必要が有ります。
Windows7のXPモードの動作環境と条件とは? | BTOパソコン.com
https://bto-pc.jp/select/bto-pc-368.html
最近購入、またはOEMのWindows7PCの購入なら、まず対応しています。
XPモードの動作環境(条件、システム要件)
マイクロソフトより提示の条件。最低このスペックでも行けるようです。
- CPU
- 1GHz以上
- メインメモリ
- 1GB以上
- グラフィックス
- DirectX 9対応
- HDD
- 15Gバイト以上
私の4年前のPCでも全てクリアしているため、余程の安物で無ければ先にリンクしたチェックを通してOKとなります。
バーチャルPCの動作環境(条件、システム要件)
XPモードを動かすために必要です。その最低スペック。
- CPU
- 仮想に対応したインテルやAMD
- メインメモリ
- 2GB以上
- グラフィックス
- -
- HDD
- 20Gバイト以上
こちらの方が条件はやや上。XPモード、と言うより仮想ツールが動けば良いという事ですね。
UltimateとProfessionalの機能を比較
XPモードが動作する2つのエディションをこちらを参考に比較。
機能/エディション | Home | Pro | Ultimate |
XPモード | × | ○ | ○ |
ドメイン参加 | × | ○ | ○ |
バックアップ、完全復元 | × | ○ | ○ |
BitLocker | × | × | ○ |
35言語切替 | × | × | ○ |
XPモードは何度も書いた通りですが、ドメイン参加は企業のネットワークなら必要かも知れず。気になる項目はバックアップと「完全復元」です。
ドライブを指定し、システムファイルを含め範囲を自由に決める事ができ、これが標準かつ使い物になるならProfessional以上はお勧めということに。
BitLockerは暗号化出来る機能ですが、企業などで使われるでしょうか。しかしWindows標準機能というものは、大抵の場合にハックされます。本気で情報漏洩を防ぐなら、ハードウェアに仕掛けをしましょう。
注意する事は、下手に暗号化などしておくと市販や業者のデータ復旧が困難になる事。不要なら暗号化どころか、ログインパスワードも掛けないように。
どのエディションが売れているのか?
BCNの10/22のデータより。
Windows 7ついに発売、初日はVistaの1.54倍の売り上げで好スタート
http://bcnranking.jp/news/0910/091023_15666.html
一覧は有りましたが更に見易く、エクセルで引き直しました。
HomePremiumが多いようですが、これは予約分を含むとあります。
マイクロソフトが6月と9月に実施した事前予約キャンペーンがありそうだ。この事前予約では、「Home Premium」を通常よりも安い7777円という特別価格で購入できる優待パッケージも用意され、同パッケージの売り上げが多分に含まれていると考えられる。
UltimateとProfessional、いずれもパソコン(BIOS)が対応していればXPモードは使えます。その他の機能、BitLockerや35言語切替は不要に思えますが、孔明の罠かも知れず。
マイクロソフト様には、サービスパック(SP)という名前の大規模な不具合修正アップデートが有り、このタイミングで拡張や新機能を上位エディションのみで対応する事が有ります。
そこまでは考えないならば、数千円安いためProでも良いかも知れません。というか、そこまで考える人ならご自分で判断される事でしょう。
上の円グラフでは通常版と書かれた製品の比率(Ultimate>Home>Pro)が今後の市場動向の元になるかと見ています。
はじめまして。マイクロソフトのサイトでライフサイクル検索を行うとWindows 7はProとEnterpriseを除いて延長サポートがありません。XPのサポートが2014年まで延長されていることを考えると長く使おうと思うと実質Proしか選べないように思います。ところが通常版はUltimateが一番売れていますね。みなさんサポートのことには頓着しないのでしょうか。それともライフサイクル検索自体マイクロソフトのサイトの中でもとてもわかりにくいところにあり、私の場合探すのに苦労したほどですから皆、気付いていないだけなのでしょうか。
Vistaの時にUltimateのサポートがコンシューマー扱いで真に酷いと思いましたが全く改善されていないようでとても遺憾です。"売れれば"XPの時のようにサポート期間が延長されるかもしれませんがそうでなければ延長サポートなし組は2015/01/13でパッチも当てられなくなってしまいます。この懸念について世間では全く取り上げられていないのは理解に苦しみます。
これは知らなかった。情報有り難う御座います。
そうなると高めの当て馬、Win7Proは法人用。Vistaで云うBusiness、XPならProfessional、という位置と見えます。Ultimateを不遇とするかは捉え方次第とも言えますが、Ultimateまで中途半端にしてしまうマイクロソフトのやり方には、やはり憤りというか意味の解らなさが有りますね。
一部のユーザには大変重要。逆に言えばその程度でWindows7の最高エディションを切るという宣言。しかしXP然り、Vistaもそうなるかと思いますが、延長大作戦を繰り広げるのでは無いかと。XPの意図しない延命然り、XPのDSPやダウングレードの連続こっそり延長のグダグダ然り。流れを見つつ変更するものと思われますが、どうなることやら解りませんね。
知られていないがWIn7 Homeは、メモリ制限がある
Win8とばして次Pcまでもたせようとすると
Pro選択に限る
Windows 7 Home BasicとStarterは最大8GB、
Windows 7 Home Premiumでは、最大16GB、
Windows 7 Professional、Enterpriseは、Ultimateは最大192GBとの事。
Xp>7にvista飛ばした者より
こちらのブログのコピペですね。
http://pc-index.seesaa.net/article/131101891.html
大変良い視点ですがメモリの価格次第。
8GBはデスクトップで2GBx4と現実的ですがHomeBasicの64bitは用途不明かつ8GBも何をするのかと。Starterはネットブック(ネットトップ)専用のためHomeBasicより更に狭まる。
16GBは4GBx4が最安かと思いますが、4GBは(DDR3では)まだ最安15千円のため合計6万円。メモリの価格は半導体相場以外に需要とアプリケーションなどの供給も関わる。
そしてWindows7の次の次となれば、今までの流れから行けば軽く6年以上後の事。クラウドが進んでいるため、メモリの意味さえ問われている時代かも知れず。という考えは妄想にて脱線失礼。
大は小を兼ねるという意味ではProが良いでしょうね。
私は個人的にUltimate一択です。まだXPで充分ですが。