激安なWindowsタブレットが発売へ。
Androidな中華タブなら1万円を切るも珍しくは無いけれど、Windows仕様で税別1万円は珍しい。もう1機種は、AndroidとWindowsのデュアルOS状態にて2万円を切る安さで既に販売中。
適当に見て参りましょう。
激安WindowsタブレットとデュアルOSタブレット
安い方から。
あきばお~よりWinTab7が6月下旬発売予定
中旬の現在は予約受付中。
source:http://www.akibaoo.co.jp/c/97/4534782937194/
WinTab7の7はWindows 7仕様なわけでは無く、7型の7。
安さの理由はWindows 8.1のwith Bing入りとなっており、マイクロソフトが条件により無料またはタダ同然でライセンスを提供している為。
それにしても、インテルCPU搭載でIPS液晶、もちろんタッチスクリーン装備、Windowsが動く性能のタブレットが1万円で製造どころか販売出来てしまうのは凄過ぎる。
スマートフォンやタブレットが普及する更に昔、4:3モニタが主流の頃はノート用TFT液晶が14型で原価230ドルでも安かったけれど、現代ではIPSのタッチ有りパネルが数千円という安さなのでしょう。
性能は、ギリギリ32bit版Windowsが動くと思われる程度。
- CPU:Intel Bay Trail Z3735G 1.33GHz, 4C/4T CPU
- GPU:Intel HD Graphic(Gen7)
- メモリ:DDR3-L DRAM 1GB
- ストレージ:16GB
Z3735GはインテルのAtomプロセッサ、4コアの1.33-1.83GHz。棒状の超小型PCやタブレットで採用の多いCPU。性能は笑えないほど低いものの、タブレットで何かする程度なら大丈夫なのかと。
メモリ1GBもまともに動く限界。ストレージはeMMCと思われ、16GBならば空き容量は6GBを切っていそうなので、ローカルでデータを保存するならSDカードは必須。
- ディスプレイ:7インチIPS 解像度1024 x 600
- タッチパネル:5 ポイントマルチタッチ
- カメラ:インカメラ 0.3M Pixel
大きさは良いとして、解像度は安物タブレットにあるあるな低め。通常は10点のところ5点マルチタッチは珍しい気がする。だいたい10も要らないと思うけれど。
カメラは内側のみの低解像度で背面には無し。設計ミスか、自撮り専用を考えたのかと思ったけれど、Skypeのようなテレビチャット用なのでしょう。
その他、無線やインターフェイス類は中々充実しており、7型で重量300g切りは優秀。但し、バッテリ2600mAhはスマホ並となっており、連続使用時間は長くは無いはず。
Windows対応ソフトが使えるタブレットが1万円は激安。必要な人は人柱なぞいかがかと。おすすめはもちろんしない。
デュアルOSタブレットが約1.8万円で販売中
e-Trendのメルマガで知ったこちらはデュアルOS。
source:http://www.e-trend.co.jp/smartphone/246/1973/product_1048885.html
2台では無く、1台でAndroid 4.4とWindows 8.1の切り替えが可能。
この手のデュアルOS仕様はマイクロソフトかGoogleがやめろとメーカーへ圧力を掛けていた、確かASUSのデュアルOSノートが発売中止になったと記憶しているけれど、タブレットなら有りなのか。
仕様はあきばお~の1万円タブレットとほぼ同じで、ストレージが32GB、背面カメラが有る辺りはこちらの方が上。
Windowsタブレットが1万円、こちらはAndroidも付いて税別1.7万円切るなら、ストレージ容量などの差を考えて5千円くらいでAndroidも付いて来る感じ。
イートレンド以外にヨドバシが約2万円の10%ポイント還元とかやっている為、実売の最安は1.8万円。発売から間もないのでもう少し値下がりするかも知れない。
バンドルが強烈なので、
アプリケーション:KINGSOFT Office for Android(体験版)/KINGSOFT Mobile Security(体験版)/KINGSOFT DATA Manage(r 体験版)/KINGSOFT CleanMaster/KINGSOFT CM Browser/KINGSOFT CAMCARD/Simeji
購入後最初の作業は、アンインストールからになりそう。
デュアルOSや2in1のような中途半端は無駄(まとめ)
デュアルOS、WindowsもAndroidも使えると聞くと何か得した感や便利そうな気がするだろうけれども、実際に使ってみるといずれか1つしか使わなくなるもの。
特にタブレットの場合は電源を完全には切らず、常時スリープ状態で使う物なので、切り替える都度シャットダウンするならば起動時間にストレスを感じてしまいましょう。
もし、両方起動状態で切り替えるならバッテリ1時間もたないはずなので、それはそれで使い物になるのか、という難点。
というわけで、デュアルOSとかしたいなら最初から1万円のWindowsとAndroidのタブレットを使用した方が良く、しかし2種類のタブレットが有ったとしても使い続けるのはやはりいずれか1つになる人が多いはず。
2つを無理やり1つにするというマイクロソフトのような考え方は、タブレット以外でも何かと無駄が有り、2in1デバイスの場合は、
- タブレットとして・・・キーボードが無駄、重くなる
- ノートPCとして・・・タッチスクリーン(パネル代)が無駄、重くなる
タブレットの場合は軽いけれど、
- Windows PCとして・・・性能不足、容量不足、低解像度過ぎる
MacとWindowsを混ぜると、
- Macでブートキャンプ・・・高価なMacにWindowsはコスパ悪い
- Windows PCでMac OS・・・おそらくライセンス違反
端末やOSを混ぜなければ、
- Windowsデスクトップ・・・職場での作業
- Mac OSノートPC・・・自宅のパソコン
- iOSタブレット・・・テレビ見ながら検索
- Androidスマホ・・・屋外利用
このような使い方が自然。
使い分けが重要なわけで、何にでも使える端末が必要とは言えないわけで。衝動買いする前に実際に利用するとどうなるか想像してみましょうという話のような気がする。
>WinTab7
そういえばWindowsタブレットはどれも8インチ以上ばかりですね。7インチは珍しい。スペックが低い事もあり、軽いのは利点。カバーを付けるとどれも同じくらい、という話は仕方なし。
>CPU:Intel Bay Trail Z3735G 1.33GHz, 4C/4T CPU
何気にBay Trail-TはQSV(Quick Sync Video)に対応しているため、動画のエンコードを任せて放置しておくのも面白いやも。低性能だからこその低消費電力のため、ノートやデスクトップを放置しておくより省エネが期待できます。
>ローカルでデータを保存するならSDカードは必須
ちなみにSDカード上に仮想HDDを作成すると、ソフトのインストール先にも指定できて、特定の用途には便利なんだとか。ただしあくまでSDカードのため、再起動の度にマウント作業が必要で面倒な模様。
Diginnos DG-D08IWB|ドスパラ公式通販サイト
Q6.本体容量を節約するために、microSDにソフトをインストールできますか?
http://www.dospara.co.jp/5info/cts_lp_diginnos_tablet_d08iw#urawaza
>バンドルが強烈
>KINGSOFT Office for Android(体験版)
現在はCPUがAtomでも、MS公式の「Microsoft Excel」や「Microsoft Word」などは無料で使えますから、あまり価値のあるアプリでは無くなりましたね。ただし、KINGSOFT製の方がMS製よりも動作は軽いです。