Windowsバージョン解析更新。
7サポート終了用と思われる10への移行は昨年10月頃から本格化して来たようで、それから早7ヶ月。その終了まで残りは実質6ヶ月となった今、Windows 10はどこまで伸びたのか毎月生温かく見守る回。
1ヶ月間の集計よりWindowsシェア。
アクセス総数をGoogle Analytics(以下、GA)より。
Windowsバージョン別の利用率
GAより、Windowsのバージョン別シェア。
3台中2台が10、4台中1台が7。
8系は合計しても20台中1台くらいながら8無印はサポート終了しているため、もし8.1にしていないならばアップグレードしましょう。
推移。
前月から当月の2ヶ月はやや横ばい。
しかし着実に10は上昇し7は下降しており、今後の半年で7はもう5%は減るはず、10が7割超えるはずという図は後で。
前月差。
昨年もそうだった、6月は動きが小さめ。
その前年同様ならば7月で大きめに動きがあり、再び8月は停滞する。かも知れないけれど、どうでもいいですな。
世界シェア。
10シェアアップ順調ながら遅い。やはり無償アップグレードは1年どころではなく2年か永年で良かったのではなかろうか。
なぜ1年限定のように急ぐ必要性があったかはMicrosoftが一刻も早くWindowsストアとWindowsスマホを確立させたかったと思われ、しかしモバイルが破綻した上にストア利用も全然普及していないと思われる今、もう一度10無償アップのアドウェア的Windowsアップデートを特に7でしつこく表示させるべきでは。
未来予想図、またの名をExcel線形近似フォーキャスト。
数値を入れても前回の近似線と全然変わらず、当月は停滞、言い換えると図の直線による読み通りでございます。
今年の10月でどのくらい赤い直線を傾けることができるか。一昨年(暗い緑)から昨年(明るい緑)ほどの差は期待できそうもなさそう。
国別で見るWindowsバージョン別シェア推移
データはStatCounterより、条件はWindows PCのみ、期間は2018年5月から2017年の5月まで。6月のデータもあったけれど、なぜかデフォルトが5月になっていたのでそのまんま。
日本
当サイト調べのWindows 10率が約67%に対してStatCounter集計では60%くらいなのは分母が違うため。7率は同じくらい、8.1は高め、そして8がなぜか復活しているところは意味不明。
米国
アメリカンでも10は6~7割。対して7率は日本よりほんのり低く8.1はもう少し低いくらいなので日本よりは微妙に先進的。
英国
キングダムは日本と米国以上に10が多めで7が少なめ、8.1はもっと少なめであり景気でも良いのだろうか。
中国
相変わらずな中国、と思いきや7率が割と下がっており5割切れたところで10が36%のラインを突破しております。
正規ライセンスでなければ10へ無償アップグレードできないはずなところが関係していそう。なぜ10が微増しているかは海賊版Windows 7が10になっただけと推測。
ロシア
ロシアもようやく、昨年12月か今年1月で10と7が逆転してはいるもののその差は大きいとは言えない。
このように世界規模で見ると日本やアメリカとかイギリスがWindows 10多いからとは言えども中国とかインドのような人口やたら多い国の影響でMicrosoftも気が抜けない状況でございます。
北朝鮮
マジメに見てはいけない。
StatCounterも当サイトとは規模は違うながらアクセス解析による集計と何かで聞いたことがあり、北朝鮮からアクセスのデータは分母が小さすぎてこうなってしまうのでしょうという良くない例。
Win7ユーザは今から10無償移行を試す手も
無償アップグレードは約2年前、2017年7月29日で終了。
以後、Windows 10をぶち込んでしまうためには有料のDSPやパッケージ、もしくはパソコンを買い替える必要がある、そう思っている人が多いはず。
しかし2019年現在でも正規ライセンスのWindows 7や8系ならば10をダウンロードしてタダでアップグレード、もしくは再インストールできるらしい。自己責任にて。
Windows 10 のダウンロード
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ツールを今すぐダウンロードボタンを押すと2019年7月1日現在ならばファイル名 MediaCreationTool1903.exe という 18.3MBくらいのツールが落ちて来るので実行するとISOファイルかUSBメモリ棒用インストーラを入手可能。
無償アップグレード期間中に一度Windows 7/8系からアップグレードして戻したならば、アップグレードしても再インストールしてもライセンスが紐付けられているらしく、特に認証とかないという。ここまでは割と知られている情報。
ところが新規で10を入れようとして7/8系Windowsのキーを入力すれば今でも通るようで、通るならばタダで10になるというガバガバさ。後々どうなるのかは知らない。
現在はメモリ系の大暴落によりSSDが手軽に購入できるレベルまで値下がりしたため、適当なSSDを購入して10入れてサポート切れに備えてみようとしたり、ムカついてそのSSD外して7/8系で起動していたストレージへ戻す手もアリかと。
※ここまで簡単そうに書いたけれどPC自作できるくらいの知識がなければハードル高いと思われ、PC変態な人以外は手軽にお試さない方が良いかも知れない。
サポ切れチキンレースをノンブレーキ予定の私には関係ない話。
Windows 10率67%は3人中2人と言えば多く感じる。しかしサポート切れ半年前にも関わらずまだ4台中1台以上は7だと思うとこれまた多く感じる不思議。
>Windows 10
なおSandyBridge以前のCPUは最新のWindows10だとサポートリストから外れているため、愛着が無いなら新モデルに買い替えた方が後々に便利やも。特にCPU内蔵GPUを使用している場合、最新のWin10イメージでインストールするとドライバが当たらず画面が映らない→作業が進まなくなる可能性が無いとは言えず。
Intel:Microsoft Windows10 の対応状況について
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000006105/processors.html
>モバイルが破綻した上にストア利用も全然普及していないと思われる
もしかしたら
スマホのWindowsはダメだ
↓
Surfaceは高いしWinタブなんぞ絶望的
↓
Windowsパソコンを買うしかない
という流れに持って行くため、わざとモバイルOSを腐らせた可能性が微レ存。
>そして8がなぜか復活しているところは意味不明。
Win8からWin10へアップグレード→最近PCを新しく買ったので手持ちのWin8をインストール→使えた→Win10にアップグレードできない、という流れがあったとしても4%くらいと驚異の復調は妙ですね。
>北朝鮮
分母500くらいですかね。1,000あればもう少しマシになりそうですが、どうやって集計しているのか少し気になります。