窓の杜が大賞を発表。
大賞は読者投票で決まるらしく、シンプルに大賞、銀賞、銅賞の3種類、そしてゲーム部門は大賞1つの計4つ。2016年のみではネタが少なく尺が稼げないので、ついでに2013年まで見て行く事に。
古くとも腐るものでは無いので気にせず。
2016年窓の杜大賞は何と「7-Zip」が選ばれる
元ネタはこちら。
【窓の杜大賞 結果発表】定番の圧縮・解凍ソフトが大賞を獲得!
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/prize/2016/result.html
見出しに「何と」と入れている理由は、私はてっきり7-Zipはマイナーなフリーソフトと思っていた為で、ここまで知名度が高く人気もあるとは思っていなかった為。
遠い昔、確か10年以上前に海外で何かのドライバをダウンロードした際に初めて拡張子7zと出会い、当時は7-Zipくらいしかフリーソフトが無かったので使用。この後、7zファイルを見た事は2~3回くらいしか無く、7z自体がマイナーなのかとも思っておりました。
LHA(拡張子LZH)はサポートが終了したのでWindowsならばZIPが一般的。フリーソフトなど入れなくとも開けるので誰にでも気軽に送信出来るけれど、7zは圧縮率高いらしいので今後は7z使っても良いのだろうか。相手を見て選ぶ方が良さそう。
銀賞はウェブブラウザ「Vivaldi」
賞品のスポンサーが競合と言えるかも知れない同じブラウザの制作会社な辺りが、皮肉というか何となく美しい。
旧「Opera」のコンセプトを引き継ぐ多機能Webブラウザー「Vivaldi」です。Opera Softwareの元CEOであるJon S. von Tetzchner氏らによって開発
というわけで、現在のオペラは中国の会社に買収されたので、不安ならばVivaldiへ乗り換えた方が良いやも知れず。私はBraveに乗り換えたものの、Firefox風なので時々重くなる事があり、Vivaldiにしようか迷い中。
銅賞は「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」
何度見ても笑ってしまう直球すぎるネーミング。
先日上げたWindows 10のツール特集記事でも紹介したフォントを簡単に変更出来るフリーソフトで、游フォントをWindows XPや7の標準で使われていたゴシックやメイリオなどへ置き換え。
読者の声を引用。
かゆいところに手が届く、優れてユーザー本位なソフトで感動しました。
どこぞのOSとは逆のような評価ですな。Windows 10とは言っていない。
ゲームの大賞は「箱庭フロンティア」
ゲーム部門は、やたらとローグの名前が出るので知らない人はこちら。
『ローグ』 (Rogue) は、ダンジョン探索型のコンピュータRPGである。
source:ローグ - Wikipedia
ローグはWizardryの原型とも言われるシンプルな割にハマりややり込み要素の高いRPG。箱庭フロンティアはそれをボードゲームにしている感じという、説明では良く解りませんな。
私はこの手のゲームにはすぐハマる自信があるのでやらないけれど、フリーソフトらしいので暇なら遊んでみましょう。
賞では無いものの2位は「Momodora: 月下のレクイエム」という縦横スクロールなアクションゲームで、こちらはSteamにて1千円くらいの有料ゲーム。Steamは1月3日までセールをしており、このゲームも対象で今なら3割引き。
グラフィックはスーパーファミコン並ながら音楽は今風。最初から2段ジャンプ出来るドラキュラ月下のアルカードな感じ。なぜ知っているかは、これ書きつつ先程買ってしまった為で、とっとと記事書き終えて遊びたい。
3位もこれまた私の琴線に触れるダンジョン型RPG、「Buriedbornes」というゲーム。最近のゲームが面白くない記事で書いた通り、私は基本的にゲーム性さえ良いならグラフィックは割とどうでも良く、音楽も無いなら無くても良い人間なので多分ハマる。
ただでさえスマホ用アプリの箱庭&タワーディフェンス(クラクラ)をやっているので、これ以上ハマるゲーム増えると怖いのでお試しはやめておく事に。
2015年以前の窓の杜大賞
知らなかったので今更ながら2013年からの3年分をまとめて紹介。
2015年の大賞は「FastCopy」
納得の大賞。
- 大賞:FastCopy
- ゲーム:ざくざくアクターズ
- 銀賞:waifu2x-caffe
- 銅賞:AG-デスクトップレコーダー
FastCopyは私がスーパーおすすめしている高速なコピー用ツールで、毎日シャットダウン時に同期モードでバックアップに利用中。
ざくざくアクターズはこれまたハマり要素があるようで危険。こちらもスーパーファミコンのようなグラフィックなので、やはりゲーム性を求める人が多いのか。単に無料だからが理由なのだろうか。
waifu2x-caffeは少し変わった画像変換ソフト。小さな画像を拡大する際に推測で色を入れるのでボケが少なくなるという。私は一度試してすぐ消した記憶があり、今説明を読むと「アニメ調の」とあるので実写でやった私の使い方が悪かった。新バージョンでは実写対応らしいので後で使ってみる。
AG-デスクトップレコーダーは画面上の作業の様子を動画に出来るフリーソフト。当ブログ内でのネタ動画用に使いたいと思うけれど、YouTubeのアップロードが面倒なので腰が重い。
2014年「RelaxTools」
初耳というか初目、RelaxToolsなるソフトが大賞。
- 大賞:RelaxTools
- ゲーム:BLAST BUSTER、Papers, Please ※同票数
- 銀賞:SSD最適化設定
- 銅賞:E-mote Free Movie Maker(えもふり)
どうやらエクセルのアドインらしく、230種類以上もの機能をおかわりする事が出来るそうな。入れてみたいとは思わない原因は、仕事でも使うソフトをプライベートで改造すると職場や他人のPCでノーマルな状態が使いにくくなりそうな為。
BLAST BUSTERはオキュラスリフト(3D映像用ヘッドマウントディスプレイ)対応らしく、なぜこれが2014年という早さで大賞?と思えば、新しいゲームの形として評価した、投票した人が多いそうな。
Papers, Pleaseは有料で約10ドル。設定変更により日本語にも対応しているようだけれども、見ただけでは何が面白いのか分からなかった。どのようなゲームかも判らない。
SSD最適化設定は、電机本舗のややマニア向けなソフトウェア。しかしこの会社のソフトはどれも初心者でも分かり易くなるよう気遣われており、上級者向けの設定は別になっているなども昔ながら。有料と思いきや、個人利用は無料との事。SSD搭載なら試してみても良さそう。
えもふりは2Dイラストを簡単にアニメーションに出来るフリーソフト。このような万人向けとは言えないソフトが銅賞になるとは凄い。これもゲームと同様、編集にハマると時間が湯水の如くでしょうな。
2013年「AviUtl」
これまたマニアックなツールが大賞。
- 大賞:AviUtl
- 銀賞:Classic Shell
- 銅賞:CeVIO Creative Studio FREE
タイムリーに先日コメント欄で庶民Aさんがレスして私が返した、使いこなすまで凄く手間のかかるソフトの代表格のような動画編集ツール。無料なので興味があるなら使ってみましょう。私らが何を言いたいか良く解るはず。
Classic ShellはWindows 8以降を利用中の人なら知らない人は居ない、という言い方は大げさながら有名なスタートメニュー復活ツール。Windows 7に入れてXPや2000風な使い方をしている人も居るとか。
CeVIO Creative Studio FREEはちょうど3年前にコメント欄で盛り上がった音声合成ソフト。残念ながら現在はフリー版は消滅し、30日の試用期間付となっており税別6千円との事。
以上。2012年以前のリンクは、こちらのページの左からどうぞ。
Steamでもアワードの投票を明日まで受付中(おまけ)
窓の杜ネタはこれ以上無く、当サイトはグラボ搭載している人の割合が結構多い=おそらくスチーマーも多い、と予想してゲーマーならこちら。
Steam アワード
http://store.steampowered.com/SteamAwards/
最近気付いた事は、Steamは何でも3Dとか何でもハイスペックなPCを要求するゲームばかりでは無く、上で出たMomodora~のような私のPC(CPU内蔵GPU)でも動くゲームも存在。
SSDやHDD1台では容量的に厳しいかも知れないけれど、空き容量に余裕があるならグラボが無くともゲームセンターとして使えるやも知れず。
Steamの良いところは、アカウントを作成し専用のクライアントをインストールしてログインして決済すれば、一度購入したゲームなどは違うパソコンでも使えてしまうところ。
ストレージ2台以上あるなら、例として私はSteamクライアントをCドライブへインストールし、ゲームは全部Eドライブの4TBなHDDへ入れる、という方法も普通に可能。
モノによるけれど3Dの大作は数十GB、シリーズ全部とか入れると数百GB、Momodora~のような2Dなやつでも173MBとかあるので空き容量にご注意あれ。
私信:よもぎもち さんへ
Momodoraおすすめ。購入ページの評価欄より引用。
- ダークソウルやキャッスルヴァニアと似ていると聞いて、それは正しい説明だと思います。
- 可愛らしいドット絵と辛口な難易度が特徴のメトロイドヴァニアなアクションです。
- 悪魔城+ダークソウル+メトロイド的なアクションゲーム
グラボに手が出ないのでダークソウルはやっておらず知らないけれどキャッスルヴァニア、メトロイド系の表現に納得。久々にゲーマー魂がウルトラ燃える死に覚えゲー。
ゲームパッドはプレステ系に対応しておらずXbox系のみらしいので、もしプレステ型コントローラでやるならJoyToKeyで無理やり対応可能。
既に2時間近くやっているのに攻略率10%も行かない件。
>2016年窓の杜大賞は何と「7-Zip」
確かzipの圧縮でも、Windows標準より圧縮率が高かったはず。私は「フォルダごとドラッグアンドドロップで圧縮解凍が全自動」なソフト「ファイさだ」を使用中。
Vector:ファイさだの詳細情報
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se502955.html
>銀賞:waifu2x-caffe
ノイズ除去がなかなか優秀だったはず。もともとサイト上でオンライン変換するサービスでしたけれど、画像の大きさに制限があったため、それを取っ払う目的でソフト化したのでしたっけ。
waifu2x
http://waifu2x.udp.jp/
>RelaxTools
いくつかレビューしているサイトを見て回りましたが、感想としては「便利といえば便利だけれど、使う機会は年に3回も無さそう」「そもそもRelaxToolsのメニュー項目を覚えないと、必要な時に素早く呼び出せない」ですね。必須な項目が5つくらいしか無いなら、その5つの機能だけに絞り込んだアドインを探すか、自分で作るかした方が早そう。
>大賞:AviUtl
これを使うと、例えばCyberLinkの「PowerDirector」とかSONYの「Movie Studio」とか、市販ソフトも分かりやすさ、手軽さが身にしみますね。下手するとマウスだけで動画編集を完結できる容易さは、さすが金を取るだけあります。
>メトロイド
懐かしい響き。音楽が不気味、というか不安を煽るものが多く、面白かったですね。たまにある無音のステージも、静動のギャップを強く感じさせて良い演出でした。
せっかくなので、waifu2xの拡大効果が何となく分かる画像でも上げておきます。画像は4枚を手動連結。左上が元画像(640×360)、左下がwaifu2xで2倍(ノイズ除去レベル1)、右上がバイリニアで2倍、右下がバイキュービックで2倍。
事情により画像がつくもたんなため、アニメ絵注意。
Axfc UpLoader:3種比較.jpg
https://www.axfc.net/u/3758654
メールでおすすめされ、これも買ってしまった。モモドラ8時間やれどもマップの半分も潰せず、正月休みがゲームで潰れる予感しかしない。
Salt and Sanctuary
http://store.steampowered.com/app/283640/
4gamerでのレビュー記事
http://www.4gamer.net/games/282/G028219/20160527093/
モモドラより難しくて燃える良作。DirectX 10なのでグラボ無しではラグってしまうけれど、解像度をフルHDフルスクリーンから1600x900窓表示へ落とせば内蔵GPU(Intel HD Graphics P4600)でも行けた。
> 庶民A さん
やはりアニメだときれいに拡大出来るものですな。
>えもふり
K.Hみっくす ふぁーすと えでぃしょん >Download
http://khmix.sakura.ne.jp/download.shtml
私はキャラクターなんとか機でオリジナルキャラクターを作成するのにハマっていますが、
キャラクターなんとか機でアニメーションを作ろう by ケミカルデータ ニコニコ技術部/動画 - ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28185966
そのキャラクターなんとか機とえもふりでキャラを動かせるソフトがあるので、試してみたいと思いますw