キーボード3枚をクリーニング。
毎年6月と12月頃にPC本体と周辺機器をやや大掛かりにクリーニングすることにしており、その6月にあたるので掃除した話。今回は赤軸と友人の106もついでに洗濯したので3枚まとめて感想を。
汚い画像出るので注意。
お約束:普通のキーボードはキーキャップ(キートップ)は外れない設計が多いので真似してぶっ壊さぬようご注意あれ。
その1「Realforce R2」
まずはメイン、私が愛用している通称3万円キーボード。
荷重はオール30gのサクサクキーボードで、これに慣れるとあらゆるキーボードが重く感じて打ちづらくなる諸刃アイテム。
斜めから拡大すると汚れているのがよくわかる。
タバコやるし除湿機があるわけでもないため、半年も経てばこの有様。
キーを外した中身がこちら。
スイッチ周辺の黒い部分は本体ではなく、キースペーサーという付属品のクッションで、これを敷くとストローク(深さ)が2mmほど浅くなるというもの。
source:Realforce R2SA-JP3のキースペーサー装着レビュー
東プレ(Realforce製造元)としてはストローク調整用として付属しているのだろうけれども、私の狙いは防汚効果と静音性向上とクッションに期待してぶち込んでおります。
実際にストロークは浅くなり、見ての通り上部からのゴミや汚れをキャッチしており、静音性は世界一なのでは?は大げさながら底打ちしても音は小さく、クッション効果もバッチリで非常に疲れにくい。2時間打ちっぱなしでも全然だいじょうぶなほど。
キー右奥のテンキーとオプションキー周辺。
使用頻度が低いためか、または人間本体が少し左寄りなためか、メインのキー周辺よりは右側の方が汚れが少なめ。
キートップ外した全体像。
本当ならここからガワを全部外して基盤と鉄板本体、ケース上下に分けてケーブルも外してクリーニングしたいのだけれども、こいつがあるので外せない。
いわゆる封印シール、DO NOT REMOVE(取り外すなよザコが)なのでこれ剥がしたり破ると修理を受け付けてくれなくなるスタイル。
しかしよく考えてみるとRealforceが壊れるとは考えにくく、私はジュースぶっかけてしまうようなドジっ子ではないので無意味だと気付いた。次回のクリーニング時にぶち破るか剥がし上げる。覚えてろよ。
洗剤は代替わりし、セスキとアリエールの時代へ。
以前はまめピカという便座クリーナーとボールド。
なぜこれらへ変更したかは深い理由はございません。余談ながら、洗濯洗剤は泥汚れが粉、その他は液体の方が適しているそうな。
キーボード本体のガワはセスキを含ませたクッキングペーパーで汚れを拭き取り、キムワイプで二度武器して仕上げ。どうでも良い情報ながら、クッキングペーパーをクッキングに使ったことはない。
キートップとスペーサーはバケツにぶち込み、アリエールを数ml垂らしてシャワーでぬるま湯を注ぎ、軽く左右に何度かかき混ぜて2~3時間放置。
すると少し濁った。
この後、洗濯ネットへ全部入れて水を切り、洗濯物と同様に干してキートップ側の掃除も完了。
ポイントはキーボード全体の写真をスマホで撮っておくことで、「わかるだろ」と思っても意外とほぼ配列わからない。
私が写真見ずにハメられたキーはEscからF12まで、全半角、W・A・S・D、スペース、Enterくらい。普段無意識に押しているキーは驚くほど知らないし、間違えると面倒なので素直にサンプルを撮っておくが無難。
その2「Majestouch 2」(赤軸)
マイサブキーボードはメカニカルの赤軸、当時の販売価格は約1万円。
友人が「やっぱリアフォの方がいい」と言うので買い取ったもので、どうサブっているかはメインの3万円キーボードのクリーニング完了までこれでしのぐという、年に1週間も使われない贅沢品。
なぜそのような使用頻度の低いキーボードを今回初めてクリーニングするかの理由は最後のまとめで。過去記事を見ると2014年頃にゲットしているようなので6年間ノンクリーニング。
その割に汚い、その理由も後で。
キートップを外しまくった状態ながら、いくつかのキーは外さず。
どうして外さないのかは、これら6つのキーの内部は他のキーにはない金具が内蔵されており、1個外してみて戻したところ割と手間だったので外すのやめた。
キーキャップが汚いだけで、底板はクリーニングが必要ではないくらいキレイだったので、これらは外さずガワと同時に1個ずつセスキで拭いた。
その他のキーはメインのリアフォと同じでバケツとアリエールにお任せ。
その3「Realforce 106」
友人へ売り払った10年くらい前の製品で当時1.5万円。
現所有者は当サイトのメンテナンスをしてくれているプログラマ、非喫煙者かつ別の環境ではどのような汚れ方になるのか興味がわいてタダで掃除を引き受けた。
キーキャップ全部外した状態。
この後、ガワも全部外そうと思ったけれど、タバコやらない人なので汚れらしい汚れはなく、適当にセスキで拭いて終わり。
問題は内部の底板。
錆びているのは私の使用時からあるので関係無いとして、タバコの灰が無い代わりにワタボコリと白い細い毛のようなものが割とビッシリ。
この人の家には白猫が居るので毛はそれ、パソコンは寝室設置ではなかったはずと思いワタボコリに思い当たる何かはないか聞くと、冬はこたつ出す部屋とのことでこたつ布団がホコリの原因でしょうな。
リアフォならバラして掃除できるので大丈夫。こちらも同じくアリエールの刑に処し、ある程度新品に近い状態へ戻して返却してフィニッシュ。
ヘビースモーカーは在庫キーボードに注意
問題の赤軸の謎の汚れ。
年間の平均使用日数は体感で4日くらい、x6年ならば累計1ヶ月も使用していない計算になる割に良く見ると驚きの汚さ。
なぜこれに気付いたかは、メインキーボードの洗濯乾燥中にこれを打鍵していると、何かベトベトとかネトネトする気持ち悪さに気が付いた。
部屋を見渡し、すぐに「アッーーー!」となりこいつもクリーニング。
ありのまま起こった事を話すと、この予備キーボードは普段リアフォのダンボールに直に入れており、その箱は和室の押入れの上にある天袋の戸を外して挿した状態。
これは木製なので枕棚というらしいけれど、和室のフスマなら天袋。ここ。
source:天袋は絶滅危惧種……今99%枕棚 | 株式会社建築システム
タバコの煙は上へ集まるもの、そして天袋は常時200%オープン、煙にはダンボールごときの隙間は国道並にスイスイ通行できるだろうからベトベトやネトネトになったのでしょう。
今後はゴミ袋に入れて封をして半年の眠りについてもらうことに。喫煙者ならキーボードに限らず、パーツを天井付近に置く際はご注意あれ。
>キーキャップ(キートップ)は外れない設計が多い
特にノートは99.95%くらい外れませんね。外したら壊れる可能性が非常に高い。もともとパンタグラフは慎重に外さないと内部のシャーシがへし折れる可能性が高いため、仕方ないところではありますが。
>これに慣れるとあらゆるキーボードが重く感じて打ちづらくなる
自宅ではRealforceのオール30g、仕事場ではメカニカルのCherry赤軸を使っていますが、あまり違和感なく使えますよ。自宅と仕事場でそれぞれ2~3万もキーボードに出せないという方、7,000~8,000円とやはり高いですが、少しでも価格を抑えたいならメカニカルの赤軸おすすめ。
>6つのキーの内部は他のキーにはない金具が内蔵されており
少し大きめで反発力が要りそうなキーには内蔵されていることがありますね。メカニカルに限らず、メンブレンでも特に長いスペースキーには金属製のプレートで反発力を稼いだり、など特殊機構を採用しているケースもありますね。